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<title>ＣｉｎｅｍａＸ</title>
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<description>映画を楽しむあなたのために</description>
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<item rdf:about="http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/11/post-0c66.html">
<title>イングロリアス・バスターズ</title>
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<description>監督：クエンティン・タランティーノ 製作総指揮：エリカ・スタインバーグ、ロイド・...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;監督：クエンティン・タランティーノ  &lt;br /&gt;
製作総指揮：エリカ・スタインバーグ、ロイド・フィリップスほか  &lt;br /&gt;
脚本：クエンティン・タランティーノ  &lt;br /&gt;
出演；ブラッド・ピット、クリストフ・ヴァルツ、メラニー・ロランほか&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
「バカみたいな映画」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;イングロリアス・バスターズです。監督はクエンティン・タランティーノ。実は初タランティーノだったりします。キル・ビルとか、キル・ビルとか、観ようかなと思いつつこれまで劇場まで足を運ぶに至らなかったところに防御本能のようなものを感じるのですが、果たしてＣｉｎｅｍａＸの評価やいかに。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;イングロリアス・バスターズは、いくつかのエピソードで構成されています。わざわざエピソードに分類することもないのですが、音楽の絡め方を含めて古臭い映画の雰囲気を漂わせています。そして、時代に逆行するような残虐なシーンのオンパレードも、古臭い要素の1つといえるのかもしれません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;舞台挨拶でタランティーノ監督曰く「血がドバドバ出る」と言っていた通り、ナチス兵をバットで殴り殺すわ、頭の皮は剥ぎまくるわ、額を切り刻むわで、かなりショッキングです。残虐なシーンだけでは、ホラー映画のようになってしまうのですが、困ったことにイングロリアス・バスターズは中途半端にまともな映画だったりします。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;例えば、死の真逆に生が存在するというのは近代以降の小説家にもみられる手法で、映画でも北野武監督作品に顕著にみられます。つまり、死の要素があれば、同じ分だけ生がある。残虐の真逆には、愛があるというように、その間でどのように振り子を動かすかが、脚本家や監督の手腕の見せ所ということになります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ところが、イングロリアス・バスターズの振り子は壊れているようで、ひたすら残虐なだけ。たまに持ち込むユーモアに殺意さえ抱いてしまいます。監督が「脚本はかなり書き込んだ」と言っている通り、エピソード１の登場人物のやりとりとか、無駄に時間をかけながら心理作戦のようなストーリーが展開します。シーンごとの人物のやりとりは面白く、見応えもあるのですが、残念ながらシーン止まり。全体のテイストにはなっていません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;全体のストーリーの展開はメチャクチャです。舞台はナチス占領下のフランス。当時の歴史や人物を織り交ぜているのですが、殆どが創作。どこかに誰もが知っている歴史上の事実や事件を絡めれば、リアリティが増してさらに面白くなったかもしれませんが、そんなことをやらないのがこの監督のポリシーなのかもしれません。もう、さっぱり分かりません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;シーンごとの登場人物のやりとりで感じたのですが、この人は監督としてアクション映画とかやらずに、じっくり人物を描くような映画の脚本家になったほうが活躍できるのかもしれません。メチャクチャなストーリーでも、Ｂ級映画としてこき下ろされる一方で何週か全米トップに位置するというのは、タランティーノ監督の脚本家としての腕が良いからなのでしょう。まあ、これからも監督を続けるのでしょうが。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;格好つけて自分の才能によって意味不明の映画を撮るような監督よりも、タランティーノ監督のように吹っ切れておかしなものを作ってしまうほうが、潔い感じがします。世の中に面白くない映画、つまらない映画は数多いものの、バカみたいな映画は少なかったりします。そういう作品を生み出すということでは、この監督は貴重な存在なのかもしれません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【基礎点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一般の洋画（１５点）&lt;br /&gt;
・１５点&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【技術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;テーマははっきりしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（一言で説明出来るか／魅力的だったか）&lt;br /&gt;
・８点&lt;br /&gt;
連合軍の極秘部隊の男やユダヤ人の女がヒトラーを暗殺しようとする話。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そのテーマは時代にマッチしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（今の時代に当てはまるような要素があるか）&lt;br /&gt;
・５点&lt;br /&gt;
集合体の中でのマインドコントロールの怖さは感じた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素はあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（何か目新しく感じられる要素はあったか）&lt;br /&gt;
・５点&lt;br /&gt;
ドイツ人の「３」の指の立て方はちょっと違う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素は魅力的だったか（１０点）&lt;br /&gt;
（その観光要素は魅力的なものだったか）&lt;br /&gt;
・５点&lt;br /&gt;
バカみたいな要素だが、小さなことが大事件になる展開は面白い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主人公に貫通行動があるか（１０点）&lt;br /&gt;
・１０点&lt;br /&gt;
秘密部隊のメンバーたちは、ナチス兵をぶっ殺して頭の皮を剥ぐ。&lt;br /&gt;
もう一人の主人公、ユダヤ人の女はヒトラーを暗殺する強烈な動機がある。&lt;br /&gt;
（主人公の目的＝欲望がはっきりしているか）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【芸術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残る人物はいたか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２名に限る。それ以上いたら逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・８点&lt;br /&gt;
ユダヤ人の女、ショシャナ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残るシーンはあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２シーンに限る。それ以上だと逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・９点&lt;br /&gt;
２人残ったナチス兵の１人を殺して頭の皮を剥ぐラストシーン。バカみたいなストーリーに毒されてしまったのか、最初のショッキングな印象が薄れ笑ってしまった。これも術中にハマっているのかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;泣けたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで泣けた部分はあったか＝単に人が死んだとか、物理的な悲しさは評価外）&lt;br /&gt;
・０点&lt;br /&gt;
泣く要素は皆無。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;笑ったか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで笑った部分はあったか＝主人公の仕草とかで笑いを誘った場合は評価外）&lt;br /&gt;
・３点&lt;br /&gt;
クスクス笑いの多い映画。極秘部隊がイタリア人の振りをするのは、バカバカしくて、それでいて笑ってしまうので悔しくなる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;怒りを覚えたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで怒りを覚えた部分はあったか）&lt;br /&gt;
・２点&lt;br /&gt;
残虐なナチス兵でさえ、組織に動かされていることが分かるので人物に対する怒りは意外にも感じられない。観客にこういう印象を抱かせるのも脚本の手腕か。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【減点項目】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;・減点ゼロ。&lt;br /&gt;
ただし、よく見かける画像（下部参照）は本編とはあまり関係ない。映像のバックに流れるデビッド・ボウイの「キャット・ピープル」を含め、このシーンは監督の趣味と見た。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;基礎点（１５）＋技術点（３３）＋芸術点（２２）×１．５（０）－減点＝ＣｉｎｅｍａＸ指数（８１）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「Ｃ」評価（８０～９９点）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;舞台挨拶でのブラッド・ピットのフロンタレた態度でやや不快だったのですが、一方で横に通訳を付けず日本語で挨拶もしたジュリー・ドレフュスは印象的でした。彼女は今回、タランティーノ監督の脚本の当て書きで出演を受けたものの、チョイ役（ゲッペルスの愛人通訳）という微妙な立場。何故今回、来日したのかピンと来ないのですが、あれだけ日本語の発音が綺麗なのですから、お茶のＣＭなんかに出演出来そうです。濁音もばっちりですし。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;監督も監督で、日本の風習とかも悪乗りで理解している感もあるのですが、日本に興味を寄せる表現の仕方としては、それはそれでいいのでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;２００９年１１月４日：東京国際フォーラム&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/11/08/090930ibasterds.jpg&quot; onclick=&quot;window.open(this.href, &#39;_blank&#39;, &#39;width=500,height=333,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0&#39;); return false&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;090930ibasterds&quot; title=&quot;090930ibasterds&quot; src=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/images/2009/11/08/090930ibasterds.jpg&quot; width=&quot;350&quot; height=&quot;233&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>
<dc:subject>ＣｉｎｅｍａＸ</dc:subject>

<dc:creator>yu-world</dc:creator>
<dc:date>2009-11-08T17:20:46+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/10/post-4860.html">
<title>きみがぼくをみつけた日</title>
<link>http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/10/post-4860.html</link>
<description>監督：ロベルト・シュヴェンケ 製作総指揮：ブラッド・ピット、リチャード・ブレナー...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;監督：ロベルト・シュヴェンケ&lt;br /&gt;
製作総指揮：ブラッド・ピット、リチャード・ブレナー、ミシェル・ワイス、ジャスティス・グリーン&lt;br /&gt;
原作：オードリー・ニッフェネガー&lt;br /&gt;
音楽：マイケル・ダナ&lt;br /&gt;
脚本：ブルース・ジョエル・ルービン  &lt;br /&gt;
出演：エリック・バナ、レイチェル・マクアダムス、アーリス・ハワード、ロン・リヴィングストンほか&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「安普請」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「きみがぼくを見つけた日」です。ベストセラー小説を「ゴースト／ニューヨークの幻」の脚本化が担当したという売り込みで今週末、封切られる映画です。原題の「ＴＨＥ　ＴＩＭＥ　ＴＲＡＢＥＬＥＡＲ’Ｓ　ＷＩＦＥ」がどうしてこんな邦題になったかと言えば、ヒロインが「きみに読む物語」のレイチェル・マクアダムスだから。また「きみ読む」みたいに「きみぼく」とか略して売ろうとするのが目に見えて腹立たしいのですが、実はそんなにヒットしないような気もする今日この頃。果たしてＣｉｎｅｍａＸの評価やいかに。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;タイムスリップを扱った映画は山ほどありますが、ほとんどが失敗に終わります。何故か。それは現在との接点がないからです。はるか未来を扱った映画もまあタイムスリップのようなものですが、この場合は現在、つまり現代と共通するテーマがあるかないかなどが成否を分けます。いずれにせよ、現代人がしっかりと理由もなくいきなりタイムスリップした時点で、どう面白く描こうとしてもそれはＢ級映画になってしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;タイムスリップの好例が、バック・トゥ・ザ・フューチャーでしょう。変人だから行くなと言われた博士の家に少年が行ってしまい、イベントに巻き込まれてしまいます。この映画は同じ土地で祖先から子孫まで、現在としっかりと繋がっているからこそ、観客は引き込まれてしまう訳です。「&lt;a href=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2005/06/post_7d79.html&quot;&gt;戦国自衛隊１５４９&lt;/a&gt;」もタイムスリップものですが、あちこちの時空がねじれているとかタイムスリップの伏線を描いているのですが、いかんせん日常生活で時空がねじれるなどということはありませんから、観客はおいてけぼりを食らってしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「きみぼく」（？）の主人公、ヘンリーは意思に関係なくタイムスリップを繰り返すのですが、その理由を「血縁」によるものとしています。ある意味、それで完結した理由にはなりますから、まあ仕方ない？でしょう。いわゆる「なぐり」で始まる冒頭シーンは印象的ですが、実は後のストーリーには大きく関係しないのが残念です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そのヘンリーは、過去にタイムスリップして、幼い頃のクレアと出会います。そのクレアが大人になってヘンリーと結婚してしまうのですが、ヘンリーの記憶がなかったりとか、巧みな設定でボロを隠しています。結婚のきっかけはヘンリーが手を出すのではなく、クレアが探し当てると言う設定なのですが、それは純愛のようで、実は見方を変えれば教師が世間の男を知らないうちに教え子に手を出すような不純さも感じられます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ヘンリーは幼少時に事故死した母親と、後にクレアが産む娘とも出会います。タイムスリップは本人の意思に関係なく時代や場所も関係なく起きるので、都合よく誰とでも会うことが出来ます。冒頭の「なぐり」のシーンは母親が事故死するエピソードなのですが、大人になったヘンリーと生前の母親が出会うシーンなどは、感涙ポイントにも成り得るので、もっと丁寧に描いたほうがよかったのかもしれません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;逆に、後に生まれる娘と出会ってしまうシーンはいりません。名前が分かった程度ですから。根無し草でタイムスリップを繰り返しているわけではないと楔を打つためか、父親も登場するのですが、この必要性もよく分かりませんでした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;タイムスリップを題材にした映画の殆どが、時空間を説明出来ないという矛盾を抱えています。例えば１分前にタイムスリップしたなら、現在の自分に加えて１分前の自分、その間には無数の自分が存在することになります。時間を輪切りにしたように世界が存在するのですから、都合よくいろんなことが出来る反面、飛び道具ばかりで話をぶち壊してしまいねない部分もあります。「ぼくきみ」にも矛盾がごろごろしていますが、恋愛に主眼を置いているためか観客の意識が逸らされ、ギリギリセーフといった感じになっています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ぼくきみ」は、シーンごとに感動の要素が含まれていますが、全体を見渡せばボロがあちこちにボロが隠れています。安普請の建物のようです。小説形式で長い期間読者を虜にする場合はそのボロも人間の曖昧な記憶力に救われて覆い隠されてしまうのでしょうが、２時間弱に凝縮するとそうはいきません。例えばヘンリーの父親のエピソード、ヘンリーと娘が最初に会うエピソードは、恐らく原作に引っ張られたのでしょうが、逆にストーリーの際立ち加減を打ち消す要素になってしまったようです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;評価に移ります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【基礎点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一般の洋画（１５点）&lt;br /&gt;
・１５点&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【技術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;テーマははっきりしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（一言で説明出来るか／魅力的だったか）&lt;br /&gt;
・７点&lt;br /&gt;
意思に関係なくタイムトラベルを繰り返す男が、定点で生きる女性と結ばれる話。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そのテーマは時代にマッチしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（今の時代に当てはまるような要素があるか）&lt;br /&gt;
・７点&lt;br /&gt;
愛は不変のもの。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素はあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（何か目新しく感じられる要素はあったか）&lt;br /&gt;
・０点&lt;br /&gt;
ない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素は魅力的だったか（１０点）&lt;br /&gt;
（その観光要素は魅力的なものだったか）&lt;br /&gt;
・０点&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主人公に貫通行動があるか（１０点）&lt;br /&gt;
（主人公の目的＝欲望がはっきりしているか）&lt;br /&gt;
・３点&lt;br /&gt;
話の途中からヘンリーは受動的にクレアを愛し始める。&lt;br /&gt;
貫通行動はむしろこのクレアにある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【芸術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残る人物はいたか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２名に限る。それ以上いたら逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・３点&lt;br /&gt;
クレア。演じるレイチェル・マクアダムスはハイシーＬの頃の牧瀬里穂を髣髴とさせる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残るシーンはあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２シーンに限る。それ以上だと逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・２点&lt;br /&gt;
最後のシーン。ヘンリーは死後、残されたクレアと娘に会いにタイムトラベルをするのだが、意思に関係ないとはいえ「いつかまた来れる」という要素が残ってしまうので泣けなかった。巧いこと工夫してここに「もう二度と会えない」というカセをつければ泣けたのかもしれないが、恐らく原作ではこういう終わり方をしているのだろう。小説の読後感を映画で表現するのは難しい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;泣けたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで泣けた部分はあったか＝単に人が死んだとか、物理的な悲しさは評価外）&lt;br /&gt;
・２点&lt;br /&gt;
最後のシーンはもったいない。あと、ヘンリーが娘と出会うタイミングをもう少し遅くすれば、感涙ポイントは際立ったと思う。タイムスリップをして母親と会うシーンも同じ。ところどころが雑でもったいない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;笑ったか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで笑った部分はあったか＝主人公の仕草とかで笑いを誘った場合は評価外）&lt;br /&gt;
・２点&lt;br /&gt;
本人の意思に関係なくタイムスリップをしてしまうヘンリーは面白い。替え玉の結婚式、間に合わなかったクリスマス。面白い要素が沢山あるが、ストーリーの中に活かしきれていない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;怒りを覚えたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで怒りを覚えた部分はあったか）&lt;br /&gt;
・０点&lt;br /&gt;
この映画には悪い人が出ない。そのせいか昨今のケータイ小説を原作にした映画のような草食感が漂う。女性好みの雰囲気かもしれないが、パンチがないとやがて忘れさえられてしまう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【減点項目】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;・減点なし。&lt;br /&gt;
ただし「ゴーストの脚本化が手がけた、きみ読むのヒロイン主演の映画」というのはどこか引っかかる。「ニモのスタッフが贈る（ただし監督抜き）」という表現と同じ。どこがどう影響されているかは、洋服作りでいうパタンナーの違いを見破るようなもの。脚本やスタッフが同じでも、監督や原作が違えば、全く別物になってしまう。この触れ込みに騙されないように。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;基礎点（１５）＋技術点（１７）＋芸術点×１．５（１４）－減点（０）＝ＣｉｎｅｍａＸ指数（４６）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「Ｆ」評価（５９点以下）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;原題をそのまま訳すと「タイムトラベラーの夫」みたいな感じでしょうか。もしウィル・フェレルが主人公だったら邦題は「俺たちタイムトラベラー」だったのでしょうか。きみに読む物語は「ＴＨＥ　ＮＯＴＥＢＯＯＫ」で味気ないものでしたから、「きみ読むファンを巻き込もう」という配給会社の下心は見え見えでも、原題をそのままカタカナにして邦題にしてしまうよりはましなのかもしれません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;２００９年１０月５日／一ツ橋ホール&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/10/20/00026547.jpg&quot; onclick=&quot;window.open(this.href, &#39;_blank&#39;, &#39;width=800,height=533,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0&#39;); return false&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;00026547&quot; title=&quot;00026547&quot; src=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/images/2009/10/20/00026547.jpg&quot; width=&quot;350&quot; height=&quot;233&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>
<dc:subject>ＣｉｎｅｍａＸ</dc:subject>

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<dc:date>2009-10-20T14:50:56+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/09/post-b302.html">
<title>ウルヴァリン：Ｘ－ＭＥＮ　ＺＥＲＯ</title>
<link>http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/09/post-b302.html</link>
<description>監督：ギャヴィン・フッド 製作総指揮：スタン・リー、リチャード・ドナー 音楽：ハ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;監督：ギャヴィン・フッド&lt;br /&gt;
製作総指揮：スタン・リー、リチャード・ドナー&lt;br /&gt;
音楽：ハリー・グレッグソン＝ウィリアムズ&lt;br /&gt;
脚本：デヴィッド・ベニオフ、スキップ・ウッズ&lt;br /&gt;
出演：ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー、リン・コリンズ、ダニー・ヒューストンほか&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「鼎立の妙」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一時期流行ったアメコミやハリウッド映画のいわゆるビギンズのもですが、遅ればせながらＸ－ＭＥＮにも登場しました。アメコミ独特のどぎついエッセンスが日本には馴染まないような気もする中で、Ｘ－ＭＥＮは比較的柔らかい感じもしますが、果たしてＣｉｎｅｍａＸの評価やいかに。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ヤフーの映画サイトで検索したところ、ビギンズと名の付く映画は７件、そのどれもが２００３年以降です。ビギンズものの潮流を生み出した映画の１つが、スターウォーズといえるのですが、ジョージ・ルーカスがどうしてエピソード４からスタートしたかというと「物語は途中からが面白い」から。ということでビギンズものは本来は面白くない部分を扱うはずなのですが、キャラが立っていた場合だけ例外になります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;スターウォーズも最初のシリーズ（エピソード４～６）のような輝かしさはないのですが、おなじみのキャラクターがどうやって産まれたかは観客にとっても興味があるもの。ということで、いくつかのビギンズものは成功しています。&lt;a href=&quot;http://homepage3.nifty.com/yu-world/cinema.htm#スパイダーマン&quot;&gt;スパイダーマン&lt;/a&gt;や&lt;a href=&quot;http://homepage3.nifty.com/yu-world/cinema.htm#デアデビル&quot;&gt;デアデビル&lt;/a&gt;も誕生の経緯が描かれているので、初回作そのものがビギンズものといえるかもしれませんが。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;Ｘ－ＭＥＮ　ＺＥＲＯのポイントは、鼎立です。対立ではなくて鼎立。正義と悪という単純な対立ではなく、必ず第三者が絡んでいます。ウルヴァリン誕生の経緯は、まるで仮面ライダーなのですが、もともと不思議な能力を宿した兄、ビクターと弟、ローガン（ウルヴァリン）の兄弟が協調し、対立していきます。前半はあちこちの戦争に参加して殺戮を繰り返すという、ちょっと過激なシーンも含まれるのですが、これがローガンの性格をより強調する好材料になっていきます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ローガンは戦いを避け、恋をするのですが、これもまた鼎立の構図に崩され、ウルヴァリンが誕生します。誕生した後からもつねに鼎立の状態は続き、どうしてウルヴァリンには過去の記憶がないのかとか、Ｘ－ＭＥＮシリーズに続くエピソードへと展開します。これも悲しいエピソードを絡める周到ぶり。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;対立の構図を複雑にすると、ストーリーの厚みは増すのですが、観客にストレートに説明する技量が必要になってきます。多くの映画がコケてしまうのは、この手順を雑に扱ってしまうために、作り手だけが理解しているだけの自己満足的な設定になってしまうからです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ところがＸ－ＭＥＮ　ＺＥＲＯは一見、ややこしく思える設定をすんなりと描き、観客をストーリーへと引き込みます。まるできつねにでもつままれたような気分です。このストーリーの原作があるのかないのか分かりませんが、仮にあるとしても映画化にあたりパワーダウンする作品も多い中でストーリーにきちんと反映された映画といえるでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;評価に移ります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【基礎点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一般の洋画（１５点）&lt;br /&gt;
・１５点&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【技術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;テーマははっきりしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（一言で説明出来るか／魅力的だったか）&lt;br /&gt;
・８点&lt;br /&gt;
超人的な能力を持った男、ウルヴァリンが誕生するまでの話。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そのテーマは時代にマッチしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（今の時代に当てはまるような要素があるか）&lt;br /&gt;
・３点&lt;br /&gt;
世の中から争いごとはなくならない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素はあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（何か目新しく感じられる要素はあったか）&lt;br /&gt;
・３点&lt;br /&gt;
個性に富んだミュータントたちの能力は面白い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素は魅力的だったか（１０点）&lt;br /&gt;
（その観光要素は魅力的なものだったか）&lt;br /&gt;
・５点&lt;br /&gt;
今回は直接相手に触って催眠術をかけるミュータントがキーとなっている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主人公に貫通行動があるか（１０点）&lt;br /&gt;
（主人公の目的＝欲望がはっきりしているか）&lt;br /&gt;
・８点&lt;br /&gt;
兄、ビクターをこの手で殺す。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【芸術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残る人物はいたか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２名に限る。それ以上いたら逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・８点&lt;br /&gt;
ウルヴァリンが思いを寄せる女性、ケイラ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残るシーンはあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２シーンに限る。それ以上だと逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・９点&lt;br /&gt;
終盤のシーン。記憶を消されたウルヴァリンが横たえるケイラを前…。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;泣けたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで泣けた部分はあったか＝単に人が死んだとか、物理的な悲しさは評価外）&lt;br /&gt;
・３点&lt;br /&gt;
前述のシーン。だけど泣けはしなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;笑ったか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで笑った部分はあったか＝主人公の仕草とかで笑いを誘った場合は評価外）&lt;br /&gt;
・３点&lt;br /&gt;
意外と笑えるシーンも少ない。ずっと身体を強張らせてしまうような緊張感のある映画。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;怒りを覚えたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで怒りを覚えた部分はあったか）&lt;br /&gt;
・３点&lt;br /&gt;
敵の目的が曖昧（説明はしているが理解出来ない）なので、心の底から怒りを感じるほどでもなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【減点項目】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;・減点なし。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;基礎点（１５）＋技術点（２７）＋芸術点（２６）×１．５－減点（０）＝ＣｉｎｅｍａＸ指数（８１）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「Ｃ」評価（８０～９９点）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;アクションもさることながら、ストーリにおいても作り手の巧さを感じる映画でした。Ｘ－ＭＥＮはエンドロールの間にもシーンを挟むことが多いので、速攻で席を立つせっかちな人は大損することもある映画なのですが、今回もちゃんと挟まれています。ただ、どうでもいいようなシーンなので、左右の座席の人を蹴散らしてでもいち早く劇場を出たいという貧乏臭い人も安心出来る映画といえます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;２００９年９月２０日／シネプレックス新座&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/09/24/wolverinebonecapcom_1024.jpg&quot; onclick=&quot;window.open(this.href, &#39;_blank&#39;, &#39;width=1024,height=768,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0&#39;); return false&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;Wolverinebonecapcom_1024&quot; title=&quot;Wolverinebonecapcom_1024&quot; src=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/images/2009/09/24/wolverinebonecapcom_1024.jpg&quot; width=&quot;350&quot; height=&quot;262&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>
<dc:subject>ＣｉｎｅｍａＸ</dc:subject>

<dc:creator>yu-world</dc:creator>
<dc:date>2009-09-24T12:43:01+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/08/post-d70f.html">
<title>１３日の金曜日</title>
<link>http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/08/post-d70f.html</link>
<description>最近の試写会には、劇場公開を前にした試写だけでなく、ＤＶＤ発売を記念してという風...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;最近の試写会には、劇場公開を前にした試写だけでなく、ＤＶＤ発売を記念してという風変わりなものもありますが、今回行ってきたのはブルーレイディスク発売記念イベント『１３日の金曜日新・旧対決！超豪華１３金マニアによる副音声試写会』です。単なる試写会ではなく、コメンテーターが最前列であれこれ薀蓄を垂れながら、映画を観るという世界初（？）の試みです。果たしてＣｉｎｅｍａＸやいか…といいたいところですが、ＣｉｎｅｍａＸではリバイバル上映を含む劇場公開の映画を対象にしているので、今回は前例にならって番外編ということでご紹介します。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「副音声」を発信するコメンテーターは、清水崇、山口雄大、石原まこちん、須田剛一、ジャンクハンター吉田の各氏。彼らが最前列に座り、１３日の金曜日（以下、１３金）の全シリーズにわたる薀蓄が語られるわけですが、実はシリーズに出演予定で話が途中まで進んでいたとか、瞬間的に監督としてのオファーが来ていたとか、コメンテーターの方々がきっとこの日まで温めてきたのであろう爆弾発言も飛び出しました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;肝心の本編は、２００９年にリメイクされた１３金を上映、１３分の休憩を挟んで１９８０年のオリジナル版を上映するという強行スケジュールでした。マニアの方にとっては、劇場の大画面でオリジナルの１３金を観る最後のチャンスかもしれないということで満席になるかと思いきや…５分の１も埋まっていない程度。オークションの出品状況（違反です！）をみても人気があるとは思えない落札水準…ということで、１３金ファンの方にはたまらないが、一般には浸透しないという相当マニアックなイベントだったといえるでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;シリーズ通じて１３金を観たのは初めてなので、「副音声」付きで観るのは不安だったのですが、内容があまりにもマニアックすぎて全くついていけず、逆に映画に集中出来てしまいました。リメイク版は若者のノリの軽さとシリーズとしての存在感を示したい意気込みが感じられるのですが、一方でさまざまな制約があるためか、殺戮シーンは何となく歯切れが悪いように感じられました。それでも女性が桟橋の下で息を潜め、殺されていくシーンは圧巻です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;オリジナル版は、後にホラー映画の金字塔を打ち立てただけあって、見ごたえがありました。低予算で作られたオリジナル版は、リメイク版に比べて照明やセットなど貧相な感じがするのですが、逆にそれがスリリングな雰囲気を助長しているようでした。加えて、オリジナル版は音楽を絡めて恐怖心を煽る手法が巧みにとられているうえに、当時の観客は犯人がジェイソンだとは知らないまま次々と登場人物が殺されていくので、かなりの迫力だったことと思います。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;また、「副音声」ではペギー葉山に似ていると連発していたジェイソンの母親の微妙な強さも印象的でしたが、主人公がやっとのことで生き延びて朝を迎えた後の展開は、初めて小説で「リング」を読んだ後の恐怖心に似たようなものを感じました。「らせん」や「リング２」などリング以降のシリーズはどれも微妙ですが、ある種の時代を作り、その後もシリーズ化されていくようなホラー映画の源流は、出来合いの演出だけで恐怖心を煽るものではないのだなということが分かりました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;２００９年版&lt;br /&gt;
監督マーカス・ニスペル&lt;br /&gt;
製作総指揮：ブライアン・ウィッテン、ウォルター・ハマダ、ガイ・ストーデル  &lt;br /&gt;
音楽；スティーヴ・ジャブロンスキー&lt;br /&gt;
脚本：ダミアン・シャノン、マーク・スウィフト  &lt;br /&gt;
出演：ジャレッド・パダレッキ、ダニエル・パナベイカー、アマンダ・リゲッティほか&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;１９８０年版&lt;br /&gt;
監督：ショーン・Ｓ・カニンガム  &lt;br /&gt;
製作総指揮：アルヴィン・ゲイラー  &lt;br /&gt;
音楽：ハリー・マンフレディーニ&lt;br /&gt;
脚本：ヴィクター・ミラー&lt;br /&gt;
出演：ベッツィ・パルマー、エイドリアン・キング、ハリー・クロスビー、ケヴィン・ベーコンほか&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;せっかくなので採点してみましょう。必ずしもリメイク版はオリジナル版をそのままリメイクしたものではないので①リメイク版（２００９年版）②オリジナル版（１９８０年版）に分けて評価します。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【基礎点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一般の洋画（１５点）&lt;br /&gt;
①１５点&lt;br /&gt;
②１５点&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【技術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;テーマははっきりしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（一言で説明出来るか／魅力的だったか）&lt;br /&gt;
①７点…キャンプに来た人々が次々と謎の男、ジェイソンに襲われる話。&lt;br /&gt;
②９点…キャンプに来た人々が、何者かに次々と襲われていく話。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;恐怖心は犯人が分からない②のほうが勝る。例えば、貞子の存在を知らないまま展開を見守らなければならないリングと、ネタばれして恐怖心を煽るだけのその後のシリーズのような違いがある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そのテーマは時代にマッチしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（今の時代に当てはまるような要素があるか）&lt;br /&gt;
①３点&lt;br /&gt;
②３点&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;①②とも、キャンプ場によそ者が来て荒らすなと警告するという動機がある。一方で現実世界では動機のはっきりしない事件も多く、まさに事実は小説より奇なり。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素はあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（何か目新しく感じられる要素はあったか）&lt;br /&gt;
①０点&lt;br /&gt;
②２点&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;キャンプに訪れた若い男女が何者かに殺されていくという設定は、今では使い古された展開だが、オリジナル版の当時は目新しかったのではないか。コメンテーター曰く「１３金は、ホラー映画の地位を上げた初めての映画」とも。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素は魅力的だったか（１０点）&lt;br /&gt;
（その観光要素は魅力的なものだったか）&lt;br /&gt;
①０点&lt;br /&gt;
②２点&lt;br /&gt;
キャンプがどれほどの娯楽だったかは分からないが、オリジナル版の当時は、若い男女が連れ立ってキャンプに行くという設定だけで魅力的だったはず。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主人公に貫通行動があるか（１０点）&lt;br /&gt;
（主人公の目的＝欲望がはっきりしているか）&lt;br /&gt;
①３点…ジェイソンに囚われた妹を探し出し、救出する。&lt;br /&gt;
②１点…逃げる。時に戦う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【芸術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残る人物はいたか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２名に限る。それ以上いたら逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
①４点…桟橋の下で殺される若い女性。この部分の殺され方はオリジナルより衝撃的。&lt;br /&gt;
②６点…何といってもジェイソンの母親。これで若い男を殺したのかと思えるほど動きが…。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残るシーンはあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２シーンに限る。それ以上だと逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
①５点…前述の若い女性が桟橋の下で殺されるシーン。&lt;br /&gt;
②６点…ケビン・ベーコンがベッドの上で殺されるシーン、そして、誰もが驚く最後の湖上のシーン。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;泣けたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで泣けた部分はあったか＝単に人が死んだとか、物理的な悲しさは評価外）&lt;br /&gt;
①０点&lt;br /&gt;
②０点&lt;br /&gt;
主要人物の多くが恋人や兄妹がいるのだが、オリジナル版よりリメイク版の方が相手を思う情のようなものが薄れている感じがして興味深い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;笑ったか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで笑った部分はあったか＝主人公の仕草とかで笑いを誘った場合は評価外）&lt;br /&gt;
①２点&lt;br /&gt;
③４点&lt;br /&gt;
リメイク版は、別荘の持ち主の息子であり潔癖で高飛車な男が登場するが、観客に「こいつ、ひどい死に方をすればいい」という気持ちを抱かせるような描写をしているのが巧み。ところが殺され方は拍子抜け。これは直接的な笑いではない、ホラーならではの笑いの要素なのかもしれない。&lt;br /&gt;
オリジナル版は、何といってもジェイソンの母親。恐ろしく動きが鈍く、ヒロインとの白兵戦？は、これで何人もの男女を殺したの？と突っ込みどころ満載で笑える。ただし、これには裏があるわけで…。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;怒りを覚えたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで怒りを覚えた部分はあったか）&lt;br /&gt;
①０点&lt;br /&gt;
②０点&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【減点項目】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;①０点&lt;br /&gt;
②０点&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;①基礎点（１５）＋技術点（１３）＋芸術点（１１）×１．５－減点（０）＝ＣｉｎｅｍａＸ指数（４５）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;②基礎点（１５）＋技術点（１７）＋芸術点（１６）×１．５－減点（０）＝ＣｉｎｅｍａＸ指数（５６）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;①②とも「Ｆ」評価（５９点以下）。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ホラー映画は、ＣｉｎｅｍａＸでは評価が低くなりがちです。リメイク版は、銀座シネパトス風味の映画なのですが、オリジナル版はやはりこれから歴史が始まるのだなという重厚さのようなものを感じました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;２００９年８月２１日／シネマート六本木&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/08/24/img_6144.jpg&quot; onclick=&quot;window.open(this.href, &#39;_blank&#39;, &#39;width=640,height=480,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0&#39;); return false&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;Img_6144&quot; title=&quot;Img_6144&quot; src=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/images/2009/08/24/img_6144.jpg&quot; width=&quot;350&quot; height=&quot;262&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>
<dc:subject>ＣｉｎｅｍａＸ</dc:subject>

<dc:creator>yu-world</dc:creator>
<dc:date>2009-08-28T12:38:20+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/08/post-3f04.html">
<title>ナイトミュージアム２</title>
<link>http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/08/post-3f04.html</link>
<description>監督：ショーン・レヴィ 製作総指揮：トーマス・Ｍ・ハメル、ジョシュ・マクラグレン...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;監督：ショーン・レヴィ&lt;br /&gt;
製作総指揮：トーマス・Ｍ・ハメル、ジョシュ・マクラグレン、マーク・ラドクリフ&lt;br /&gt;
音楽：アラン・シルヴェストリ&lt;br /&gt;
脚本：ロバート・ベン・ガラント、トーマス・レノン&lt;br /&gt;
出演：ベン・スティラー、エイミー・アダムス、ロビン・ウィリアムズ、オーウェン・ウィルソンほか&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「&lt;a href=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2007/03/post_a8e5.html&quot;&gt;ナイトミュージアム&lt;/a&gt;」の続編です。前作は博物館で夜中に展示物が動き出したらどうなる？という発想の元に無理やりストーリーを肉付けした感じなのですが、これが意外に面白く、これまでにない映画として楽しめましたが、続編は、ちょっとかしこまりすぎたのかなあという印象でした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今回は舞台をニューヨーク自然史博物館からスミソニアン博物館に移すのですが、その経緯（ニューヨーク自然史博物館が経営難でスミソニアンへの移転を余儀なくされる）とエンディング（匿名のお金持ちが「展示物をそのままに」という条件で寄付をする）のため、主人公のラリーがビジネスで成功しているという設定がなされました。前作は家庭問題などラリーの抱える問題から警備員の仕事を余儀なくされ、動き回る展示物に遭遇するという、ほとんどが博物館の中の出来事でした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ところが今回は、ラリーは外に飛び出し、展示物もスミソニアン博物館に移して、そこの展示物も交えてドタバタを繰り返すのですが、ストーリーの広がりは全く感じられませんでした。とってつけたような主人公の設定、やたら拾いスミソニアン博物館の地価倉庫を探すためにインターネットを利用するというお手軽さ、そもそもスミソニアン博物館のドタバタの大半が倉庫でという致命的な抜けの弱さなどご都合主義が目立ちすぎました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;さて、評価に移ります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【基礎点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一般の洋画（１５点）&lt;br /&gt;
・１５点&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【技術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;テーマははっきりしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（一言で説明出来るか／魅力的だったか）&lt;br /&gt;
・１０点&lt;br /&gt;
博物館で夜な夜な展示物が動き回る話。今回は舞台をスミソニアン博物館に移す。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そのテーマは時代にマッチしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（今の時代に当てはまるような要素があるか）&lt;br /&gt;
・２点&lt;br /&gt;
夢はある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素はあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（何か目新しく感じられる要素はあったか）&lt;br /&gt;
・５点&lt;br /&gt;
続編とはいえど石版の魔力で博物館の展示物が夜な夜な動き回るというアイデアにはやはり魅力がある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素は魅力的だったか（１０点）&lt;br /&gt;
（その観光要素は魅力的なものだったか）&lt;br /&gt;
・５点&lt;br /&gt;
同上。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主人公に貫通行動があるか（１０点）&lt;br /&gt;
（主人公の目的＝欲望がはっきりしているか）&lt;br /&gt;
・１点&lt;br /&gt;
展示物を守ろうとする姿勢は一貫しているが、弱い。あとは仕事に対する姿勢といい、ヒロインに対する態度といい、ブレブレ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【芸術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残る人物はいたか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２名に限る。それ以上いたら逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・５点&lt;br /&gt;
前回のヒロインはネイティブアメリカンの女性だったが、今回は１９３２年に初の大西洋単独横断飛行を果たしたアメリヤ・イヤハート。あまり魅力は感じられないが、ラリーとの別れ際、ラリーが生まれ変わりのような女性に出会った時のときめきなど描き方を工夫すれば感涙ポイントになったはず。アメリヤは人類初の大西洋単独横断飛行を果たしたリンドバーグに隠れた存在だが、アメリカには冒険や宇宙開発において世界初あるいは２番目の人がゴロゴロいるので扱ってみるのは面白い。アメリヤは「方向オンチなの」というセリフを繰り返すが、恐らく後に世界一周飛行の途中で行方不明になり、今なお安否不明の状況を説明しているのかもしれない。このエピソードも、アメリヤそのものも日本人に馴染みがないのは致命傷かもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残るシーンはあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２シーンに限る。それ以上だと逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・３点&lt;br /&gt;
ラリーとアメリヤとの別れ。雑に扱わなければ感涙ポイントになったはず。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;泣けたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで泣けた部分はあったか＝単に人が死んだとか、物理的な悲しさは評価外）&lt;br /&gt;
・１点&lt;br /&gt;
同上。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;笑ったか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで笑った部分はあったか＝主人公の仕草とかで笑いを誘った場合は評価外）&lt;br /&gt;
・２点&lt;br /&gt;
仕草やセリフで笑えるものはあったが、ストーリーの積み重ねで笑わせる要素は少ない。サルとラリーがいがみ合うなど前作から引き継いでいる設定もあるが、観客は恐らくそれほど思い入れて観ていた訳ではないので、空振りの感も。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;怒りを覚えたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで怒りを覚えた部分はあったか）&lt;br /&gt;
・０点&lt;br /&gt;
敵役のスミソニアンのファラオにも理由があり、新の悪人ではない。お子様も安心。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【減点項目】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;・減点なし。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;基礎点（１５）＋技術点（２３）＋芸術点（１１）×１．５（０）－減点＝ＣｉｎｅｍａＸ指数（５５）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「Ｆ」評価（５９点以下）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;テーマは面白いので、それを無理矢理ストーリーに仕立てると面白いのは言うまでもないのですが、既に観客が映画の手の内が分かっている中で、続編も同じような手法を用いると斬新さが欠けてしまいがちです。果敢に挑戦した心意気は評価しますが、新たな展開が始まるなどストーリーやシーンに抜けを設定しないと怠惰な映画になってしまうのでしょう。ハリーポッターのようにストーリーが続いている映画は別ですが、ナイトミュージアム２は続編映画の難しさを感じた映画でもあります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;２００９年８月１７日／シネプレックス新座&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/08/24/2_large.jpg&quot; onclick=&quot;window.open(this.href, &#39;_blank&#39;, &#39;width=500,height=280,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0&#39;); return false&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;2_large&quot; title=&quot;2_large&quot; src=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/images/2009/08/24/2_large.jpg&quot; width=&quot;350&quot; height=&quot;196&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>
<dc:subject>ＣｉｎｅｍａＸ</dc:subject>

<dc:creator>yu-world</dc:creator>
<dc:date>2009-08-26T13:13:12+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/08/post-5abc.html">
<title>ディズニーネイチャー／フラミンゴに隠された地球の秘密</title>
<link>http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/08/post-5abc.html</link>
<description>監督：マシュー・エバーハード 日本語版ナレーション：宮崎あおい 「無味無臭」 デ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;監督：マシュー・エバーハード&lt;br /&gt;
日本語版ナレーション：宮崎あおい&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「無味無臭」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ディズニーネイチャーというカテゴリの映画らしいです。手っ取り早く言えばＮＨＫのドキュメンタリーのような映画。果たして劇場で観る意味があるのかないのか、ＣｉｎｅｍａＸの評価やいかに。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;日本では良くも悪くも「ディズニー映画＝安心して子供に観せられる映画」という意識が根付いているので「フラミンゴ…」ももちろん、子供が見ても何の害もありません。ただし、高い受信料で製作されているだけあって、ＮＨＫのクオリティの高いドキュメンタリーには足元にも及ばない雰囲気がします。それは何故なのか、考えてみます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;①現在との接点がない。&lt;br /&gt;
「フラミンゴ…」は、アフリカ・タンザニア北部のナトロン湖周辺に生息するフラミンゴの一生を追った映画なので、我々がおおよそ日常生活で出会うことのない風景が目白押しです。その一方で環境破壊によるフラミンゴの減少も暗に訴えていますが…ずっと湖とフラミンゴの映像ばかりなので今ひとつ伝わってくるものがありません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;②粘り強く撮影した感がない。&lt;br /&gt;
ちょっと行ってパッと撮影したような雰囲気が漂います。ＮＨＫの場合はあざとく「これだけ苦労しました」と言わんばかりにクルーの撮影風景などを挟み込むことも少なくはないのですが、それだけのクオリティの高い映像を見せてくれますが、「フラミンゴ…」は何故かそのような雰囲気が感じられません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;③ストーリーが不鮮明。&lt;br /&gt;
ドキュメンタリーといえどもシナリオは存在し、演出（ヤラセとは違う）がないとただ漠然と撮影した風景を見せられたのでは、単なる環境ビデオのようになってしまいます。「フラミンゴ…」は、「あの雛」が主人公なのですが、鑑札があるはずもなく、成長の過程で「あの雛」と紹介されてもどの雛なのか分からなかったりします。中途半端な演出が、鑑賞にあたっての壁になっているような感じです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;評価に移ります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;解説： アメリカのウォルト・ディズニーによる環境や自然にスポットを当てた新レーベル“ディズニーネイチャー”の第1作目となるドキュメンタリー。アフリカ・タンザニア北部のナトロン湖に毎年雨季になると飛来する、150万羽にもおよぶフラミンゴの生態に迫る。この奇跡の鳥たちを描いた物語のナレーションを務めるのは、テレビドラマ「篤姫」で今や国民的女優に成長した宮崎あおい。フラミンゴの親たちが子を敵から守り、必死に生き抜く姿に感動する。&lt;br /&gt;
シネマトゥデイ（外部リンク）&lt;br /&gt;
 &lt;br /&gt;
あらすじ： 雨季になると、タンザニア北部のナトロン湖は150万羽ものフラミンゴの群れによって真っ赤に染まる。乾期中は湖の水は干上がり、雨期には潤うものの湖水は毒性が強く、そこでは生き物はほとんど生命を育むことができない。だが、フラミンゴたちは毎年“死の湖”と呼ばれる場所で子を産み育て、やがてまたさっそうと飛び立って行くのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【基礎点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;動物や子供を扱った映画（１０点）&lt;br /&gt;
・１０点&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【技術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;テーマははっきりしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（一言で説明出来るか／魅力的だったか）&lt;br /&gt;
・９点&lt;br /&gt;
ナトロン湖に生息するフラミンゴの一生を追う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そのテーマは時代にマッチしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（今の時代に当てはまるような要素があるか）&lt;br /&gt;
・６点&lt;br /&gt;
環境問題に訴えるという点では、今の時代にマッチしているが、意外とメッセージ性が弱い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素はあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（何か目新しく感じられる要素はあったか）&lt;br /&gt;
・８点&lt;br /&gt;
塩分濃度が高く生物を寄せ付けない真っ赤な湖で生まれ育つフラミンゴ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素は魅力的だったか（１０点）&lt;br /&gt;
（その観光要素は魅力的なものだったか）&lt;br /&gt;
・８点&lt;br /&gt;
一見、優雅なフラミンゴがどれだけ苦労して生きているのかという点は、興味深いものがある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主人公に貫通行動があるか（１０点）&lt;br /&gt;
（主人公の目的＝欲望がはっきりしているか）&lt;br /&gt;
・１点&lt;br /&gt;
生きるために必死に走るフラミンゴの行動は、貫通行動というより本能。「あの雛」と無理矢理主人公を仕立て上げる必要はないのかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【芸術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残る人物はいたか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２名に限る。それ以上いたら逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・３点&lt;br /&gt;
人物ではないが、フラミンゴの雛を食い散らすアフリカハゲコウ。残酷な部分もシーンに収めたのは評価出来るが「ディズニー＝安心」と過信している父兄には刺激的過ぎるかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残るシーンはあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２シーンに限る。それ以上だと逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・４点&lt;br /&gt;
前述のシーン。これより前は退屈で度々寝入ってしまったが、フラミンゴがアフリカハゲコウに襲われて以降は、大移動など見ごたえのあるシーンが多くなる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;泣けたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで泣けた部分はあったか＝単に人が死んだとか、物理的な悲しさは評価外）&lt;br /&gt;
・１点&lt;br /&gt;
道半ばで死んでしまうフラミンゴの無念な思いは映像を通して伝わってくる。ちなみに、赤い湖に浮かぶ老いたフラミンゴの死体はヤラセじゃないかと思うぐらい絵画的。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;笑ったか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで笑った部分はあったか＝主人公の仕草とかで笑いを誘った場合は評価外）&lt;br /&gt;
・０点&lt;br /&gt;
オオフラミンゴとコフラミンゴの雛が交じり合い、小学生の全校生徒が走りまくるように大移動する風景はやや滑稽。話によると、大フラミンゴと小フラミンゴが何千羽も終結してコロニーを作っていることが多いとのこと。同じ生活空間の中でどうして中フラミンゴが発生しないのかが不思議。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;怒りを覚えたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで怒りを覚えた部分はあったか）&lt;br /&gt;
・０点&lt;br /&gt;
とにかく雛の数が多すぎるので、ちょっとぐらい他の鳥や動物に食べられても食物連鎖だから仕方ないと思ってしまうのは、製作者の意図するところではないのではないか。ありのままを伝えたいのなら別だが、４０年もの寿命の間につがいで２羽残せば充分と言うほどの低い生存率が映像を通して全く伝わってこなかったのは残念。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【減点項目】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;寝てしまった（－３０点）&lt;br /&gt;
・－３０点&lt;br /&gt;
前半は抑揚のない大自然の映像と宮崎あおいさんのナレーションで睡魔に耐えるのに必死。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;基礎点（１０）＋技術点（３２）＋芸術点（８）×１．５－減点（３０）＝ＣｉｎｅｍａＸ指数（２４）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「Ｆ」評価（５９点以下）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;試写会場では、本編が短い（７９分）をカバーするためか、専門家の大学教授によるトークショーが行われましたが、フラミンゴの生態がよく分かっていないのを物語るように、この先生は分からないことは分からないと正直に言うので、かえって好感がもてました。驚くべきは２０人足らずの観客の中に実際にアフリカに行ってフラミンゴを見たという人が数人いたこと。動物園でも定番ですし、世界の王の打法に冠しているだけあって、日本ではメジャー級の知名度を誇る鳥といえるのかもしれませんね。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;２００９年８月１８日／ウォルト・ディズニー試写室&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/08/24/img_6142.jpg&quot; onclick=&quot;window.open(this.href, &#39;_blank&#39;, &#39;width=640,height=480,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0&#39;); return false&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;Img_6142&quot; title=&quot;Img_6142&quot; src=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/images/2009/08/24/img_6142.jpg&quot; width=&quot;350&quot; height=&quot;262&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>
<dc:subject>ＣｉｎｅｍａＸ</dc:subject>

<dc:creator>yu-world</dc:creator>
<dc:date>2009-08-25T00:16:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/08/post-7dee.html">
<title>南極料理人</title>
<link>http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/08/post-7dee.html</link>
<description>監督：沖田修一 原作：西村淳 音楽：阿部義晴 脚本：沖田修一 出演：堺雅人、生瀬...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;監督：沖田修一&lt;br /&gt;
原作：西村淳&lt;br /&gt;
音楽：阿部義晴&lt;br /&gt;
脚本：沖田修一&lt;br /&gt;
出演：堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、豊原功補、西田尚美ほか&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「微妙な料理人」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「南極料理人」です。主演の堺雅人さん人気か、南極への憧れか、上映劇場が少ない割に毎回、超満員の映画です。劇場内が中高年の男女で埋め尽くされる「&lt;a href=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/07/post-27ca.html&quot;&gt;剱岳　点の記&lt;/a&gt;」の人気も凄まじいものがありましたが、南極料理人は上映劇場が少ないとはいえ、鑑賞したテアトル新宿では立ち見も発生。まるで身体を押し合いながら日活映画を観ていた往年の勢いを感じます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;昨年の「おくりびと」人気といい、これから劇場公開が予定されている「沈まぬ太陽」といい、味のある邦画が増えるのは日本の映画業界にとって好ましいことです。ここはひとつ、監督や出演者の話題性ばかりが先行するばかりでストーリーは思いつきで作ったようなクソ映画が撲滅されることを祈ってやみません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;南極観測隊といえば、思いつく映画は南極物語程度。あとは、紅白歌合戦の時の応援電報。今はＦＡＸやテレビ電話に変わり風情がなくなった感もありますが、南極に昭和基地があって日本人がいるということは、恐らく日本人なら誰もが知っているほど知名度の高い題材です。ただし、テレビのドキュメンタリーで扱われるのは極地の過酷な天候や研究に奔走する隊員の姿ばかり。南極料理人のように食を扱ったものはほとんどありません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ということで、強烈な「観光要素」を有する南極料理人なのですが…美味しい部分を切り落として脂身だけになったような映画でした。評価に移ります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【基礎点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一般の邦画（２０点）&lt;br /&gt;
・２０点&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【技術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;テーマははっきりしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（一言で説明出来るか／魅力的だったか）&lt;br /&gt;
・２点&lt;br /&gt;
南極観測隊の面々がドタバタする話。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そのテーマは時代にマッチしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（今の時代に当てはまるような要素があるか）&lt;br /&gt;
・２点&lt;br /&gt;
室内ロケが主体なので「抜け」がない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素はあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（何か目新しく感じられる要素はあったか）&lt;br /&gt;
・４点&lt;br /&gt;
南極観測隊には調理担当という人がいて、料理に試行錯誤していること。観光要素は強いが、隊員たちのドタバタに埋もれてしまい映画での取り扱われ方が弱い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素は魅力的だったか（１０点）&lt;br /&gt;
（その観光要素は魅力的なものだったか）&lt;br /&gt;
・４点&lt;br /&gt;
多くの人々が興味を持つ未知なるもの（南極）と身近なもの（食）を扱っているというのは観光要素として鉄板。ただし、前述の通り隊員たちのドタバタに終始してしまい観光要素が薄れてしまった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主人公に貫通行動があるか（１０点）&lt;br /&gt;
（主人公の目的＝欲望がはっきりしているか）&lt;br /&gt;
・５点&lt;br /&gt;
観測隊員に料理を提供する。原作には、この料理を南極で作るにはとか、南極であの料理のようなものを再現するにはどうするかとか、試行錯誤する部分がかなり描かれていたのだが、映画化にあたって描かれたのはピーナッツとラーメン程度。ただしかんすいを合成してラーメンを作るのは興味深かった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【芸術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残る人物はいたか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２名に限る。それ以上いたら逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・３点&lt;br /&gt;
・隊員の中で最も若い男「兄やん」。彼女を残し南極に来てしまい、すれ違いに悩む。登場人物全体の中で変化があったのはこのキャラクターぐらい。ストーリーの引き立て役にもなり得たはずの主人公の妻子の描き方も無味無臭で味気なかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残るシーンはあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２シーンに限る。それ以上だと逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・０点&lt;br /&gt;
たとえ網走で撮影しても南極の壮大さはもっともっと描けたはず。隊員が箱の中に入ってドタバタするだけでは臨場感がない。最大の欠点は、肝心なシーンの締めをフェードアウトで有耶無耶にしてしまう点。例えば、国際電話は金がかかる（本編では１分７４０円と表示）ので、砂時計をひっくりかえすのだが、兄やんが東京の彼女に電話する最初のシーンでもフェードアウトしてしまう。１分で受話器を置かなければならない動揺とか、切なさとかをきちんと描いていれば、後の２人のすれちがいが浮き彫りに出来たはず。肉の美味い部分を次々とカットしていっているようなもの。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;泣けたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで泣けた部分はあったか＝単に人が死んだとか、物理的な悲しさは評価外）&lt;br /&gt;
・１点&lt;br /&gt;
兄やんのエピソードは泣けるようでも前述の通り積み重ねが雑すぎて泣けない。主人公の妻子が登場するシーン（主人公の娘が匿名で観測隊員たちと話し、父親とも話す）は、それまでの積み重ねが曖昧で多少ジーンとするだけ。娘の描写はリアリティがあるといわれれば、あるかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;笑ったか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで笑った部分はあったか＝主人公の仕草とかで笑いを誘った場合は評価外）&lt;br /&gt;
・１点&lt;br /&gt;
ショートコントを集めたような映画なので、笑える部分は多い。ただし積み重ねで笑わせる部分は極めて少なかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;怒りを覚えたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで怒りを覚えた部分はあったか）&lt;br /&gt;
・０点&lt;br /&gt;
この映画に悪人は出てこない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【減点項目】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;寝てしまった（－３０点）&lt;br /&gt;
・－３０点&lt;br /&gt;
前半のドタバタがあまりにも退屈すぎて寝てしまった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;基礎点（１２）＋技術点（２５）＋芸術点（５）×１．５－減点（３０）＝ＣｉｎｅｍａＸ指数（１５）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「Ｆ」評価（５９点以下）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;原作の「面白南極料理人」を少しだけ読んだのですが、この小説の肝は、主人公が日本にいる間にどんな食材を南極に持っていこうとあれこれ考えていく部分が興味深かったりします。例えば、卵をどうやって持っていくのかとか、気圧が低く沸点が下がる中でどんな料理が可能なのかとか、人々の興味を引きそうなテーマをもっと引き出せたはずです。ＣｉｎｅｍａＸでは原作を読んでいないものとして評価するのでこの部分は加味されていないのですが、残念でなりません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;また、原作には日本での訓練やドームふじの位置、昭和基地の人とのやりとり、交替のときにどうしてヘリコプターを使うのかとか、料理以外に興味深いものが描かれています。制作費の問題もあるかもしれませんが、映画化にあたり反映されたのは官民ごちゃまぜになっている隊員の構成やトイレが大小に分かれていたり、浄化が不完全な風呂の水を飲むと死んでしまう可能性があるという点。しかもさらっと触れているだけでした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;南極観測隊の人たちって南極観測船だけで移動するわけじゃないんだとか、昭和基地以外にも基地があるんだとか、観客が「へー」と思いそうな部分もちょこっと食いついただけで切り捨てです。しかも隊員が日本に戻ってくる時は隊員や家族の気持ちを描くことが出来るシーンのはずなのに、隊員の感情も切り捨て、空港での出会いのシーンはコントのようなエピソードをちょこっと挟んだだけでフェードアウトしてしまい、残尿感が残るような締めになってしまいました。それでいてエンディングは隊員たちが夏の砂浜でビーチバレー。同窓会気分で挟み込んだのでしょうが、シーンできちんと締めていない映画なので、頭の中が混乱してしまいました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「おくりびと」は、納棺夫という観光要素だけが強烈な短い原作を映画監督などが上手く肉付けして映画化したケースといえますが、南極料理人は逆に映画化にあたり重要で美味しい部分を切り捨ててしまっています。シーンそれぞれは俳優たちに独特の間があって一見、楽しいような感じのする映画のですが、中身はからっぽになってしまっているのが残念でなりません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;２００９年８月２２日／テアトル新宿&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/08/24/6460.jpg&quot; onclick=&quot;window.open(this.href, &#39;_blank&#39;, &#39;width=450,height=292,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0&#39;); return false&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;6460&quot; title=&quot;6460&quot; src=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/images/2009/08/24/6460.jpg&quot; width=&quot;350&quot; height=&quot;227&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>
<dc:subject>ＣｉｎｅｍａＸ</dc:subject>

<dc:creator>yu-world</dc:creator>
<dc:date>2009-08-24T00:10:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/08/post-c0e5.html">
<title>レスラー</title>
<link>http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/08/post-c0e5.html</link>
<description>監督：ダーレン・アロノフスキー 製作総指揮：ヴァンサン・マルヴァル、アニエス・メ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;監督：ダーレン・アロノフスキー&lt;br /&gt;
製作総指揮：ヴァンサン・マルヴァル、アニエス・メントレ、ジェニファー・ロス&lt;br /&gt;
音楽：クリント・マンセル&lt;br /&gt;
脚本：ロバート・シーゲル&lt;br /&gt;
出演：ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッドほか&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「課長仕事」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;間もなく上映が終了する「レスラー」です。ミッキー・ロークに思い入れがある人は枯れ具合がショックなのかもしれませんが、私にはそんな先入観はありません。有名人やＹａｈｏｏ！のレビューで絶賛されればされるほど斜に構えてしまう今日この頃、果たしてＣｉｎｅｍａＸの評価やいかに。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「レスラー」は、良く出来た映画です。主人公のランディの家族を振り返らないプロレス人生、それを悔い、娘と再会し、関係が修復できそうなところでタイミング悪く（良く？）失敗する。でも…決め手がないんです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;レスラーが筋書きのある格闘技だということは誰もが認めるところですが、この作品の中では「ああやって、こうやって、ここで決めるから」と対戦相手が和気藹々と相談をしてリングに上がります。「ホッチキスを使うと痛みは僅かで血がドバッと流れて大げさに見える」と相談して、レスラーたちは迷うことなくリングでその演出を実行します。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そんな感じで前半はプロレスのシーンが続きます。勝ち負けは大体決まっていて、控え室に戻ると対戦相手をはじめ血だらけのレスラーが笑顔で迎える…このギャップは凄いです。前半が嘘っぽく見えないところは、ミッキー・ロークをはじめキャストが本当に身体を張っているからだと言えるでしょう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主人公のランディは、もう少し枯れたレスラーの役かと思いきや、年齢から来る衰えは隠せないものの今でも人気のあるレスラーという設定でした。この辺りの設定は、「&lt;a href=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2007/04/post_c020.html&quot;&gt;ロッキー・ザ・ファイナル&lt;/a&gt;」のようにどう考えても出演者（シルヴェスター・スタローン）の体力に難があるだろうと感じるのですが、少なくともミッキー・ロークの若い頃を知っている人は別として、いま現在の俳優として見れば、演技力といい体力といい、全く違和感を感じないのが不思議です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;評価に移ります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【基礎点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一般の洋画（１５点）&lt;br /&gt;
・１５点&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【技術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;テーマははっきりしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（一言で説明出来るか／魅力的だったか）&lt;br /&gt;
・１５点&lt;br /&gt;
病に倒れたレスラーが、リングで生き続けようとする話。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そのテーマは時代にマッチしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（今の時代に当てはまるような要素があるか）&lt;br /&gt;
・８点&lt;br /&gt;
当たり前の世界が残酷だと感じる人もいるという視点は面白い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素はあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（何か目新しく感じられる要素はあったか）&lt;br /&gt;
・７点&lt;br /&gt;
プロレス会場の控え室でのレスラーたちの和気藹々とした雰囲気は見物。この設定が丁寧に描かれているからこそこの映画の存在価値が増したと言ってもいい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素は魅力的だったか（１０点）&lt;br /&gt;
（その観光要素は魅力的なものだったか）&lt;br /&gt;
・８点&lt;br /&gt;
同上。前半は痛いシーンが多いが、時間軸を入れ替えたり、シーンを細かくカットしたりと変化球を織り交ぜながら丁寧に仕上げていて面白い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主人公に貫通行動があるか（１０点）&lt;br /&gt;
（主人公の目的＝欲望がはっきりしているか）&lt;br /&gt;
・７点&lt;br /&gt;
病に倒れた主人公は、長く裏切り続けた娘に頼ったり、ストリッパーに恋したり、仕事に熱中したりと迷走しているように見えるが、実はプロレスを捨てきれないという気持ちをベースに行動しているので支離滅裂な展開にはなっていない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【芸術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残る人物はいたか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２名に限る。それ以上いたら逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・４点&lt;br /&gt;
ストリッパーのキャシディ。若くない設定なので、例えば若いダンサーを前にして敗北感が漂えばもっと面白くなっていたであろうキャラクターだが、雑に扱ってしまっているのが残念。特にエンディングのグチャグチャな切り方は雑すぎて残念だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残るシーンはあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２シーンに限る。それ以上だと逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・７点&lt;br /&gt;
俗世で娘に勘当？されたり痛い目に遭った主人公は、病を押してリングに上がることを決意する。直前でキャシディの引き止られた時に「俺にとっては現実の世界が辛い」吐くシーン。リングに上がれば痛い思いをするのに、現実の世界の方が痛いというのは世間の一般的な認識と逆になっていて面白い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;泣けたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで泣けた部分はあったか＝単に人が死んだとか、物理的な悲しさは評価外）&lt;br /&gt;
・２点&lt;br /&gt;
泣ける映画と言われているが、そのような要素は少ないように思えた。娘との再会、和解、別離は感涙ポイントともとれるが、人工的に展開しすぎて感情移入出来なかった。「あーあ感」が漂うシーンとして仕組まれているはずなのに、全く「あーあ」と思わないのは、展開が突拍子過ぎるからだと思われる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;笑ったか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで笑った部分はあったか＝主人公の仕草とかで笑いを誘った場合は評価外）&lt;br /&gt;
・４点&lt;br /&gt;
前述の通り、控え室で和気藹々と流れを相談して、その通りにリングで血だらけになるのは不思議と笑える。例えば、対戦相手がホッチキスの話をし始めて「痛いぞ、痛いぞ」と構えていると、主人公と対戦相手の２人とも針をあちこちに刺して流血。控え室に戻って怪我を心配しながらも笑顔でハイタッチ…この落差は凄い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;怒りを覚えたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで怒りを覚えた部分はあったか）&lt;br /&gt;
・０点&lt;br /&gt;
この映画は悪人が出ない。特に主人公の良い人ぶりが際立っている。「レスラー」は中途半端な終わり方で致命的なダメージを受けていると言えるが、悪人が出ないところも物足りなさを感じる要素となっているのかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【減点項目】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;・原点なし。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;基礎点（１５）＋技術点（４５）＋芸術点（１７）×１．５－減点（０）＝ＣｉｎｅｍａＸ指数（８６）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「Ｃ」評価（８０～９９点）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;映画として必要な設定やストーリー展開は、上手いこと仕組んである作品なのですが、前半のプロレスシーンに時間を割きすぎたのか、人間ドラマの部分に継ぎはぎが見えてしまっていること、何よりもこんな終わり方はないだろう？と言いたくなるほどの雑なエンディングが気になりました。せめてこの部分だけでもくどくない程度に引っ張れば、名作になったはずです。もったいない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;２００９年８月３日／ＴＯＨＯシネマズシャンテ&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/08/06/the757947.jpg&quot; onclick=&quot;window.open(this.href, &#39;_blank&#39;, &#39;width=667,height=432,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0&#39;); return false&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;The757947&quot; title=&quot;The757947&quot; src=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/images/2009/08/06/the757947.jpg&quot; width=&quot;350&quot; height=&quot;226&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>
<dc:subject>ＣｉｎｅｍａＸ</dc:subject>

<dc:creator>yu-world</dc:creator>
<dc:date>2009-08-06T23:52:06+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/07/post-7a60.html">
<title>サンシャイン・クリーニング</title>
<link>http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/07/post-7a60.html</link>
<description>監督：クリスティン・ジェフズ 脚本：ミーガン・ホリー 出演：エイミー・アダムス、...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;監督：クリスティン・ジェフズ&lt;br /&gt;
脚本：ミーガン・ホリー&lt;br /&gt;
出演：エイミー・アダムス、エミリー・ブラント、ジェイソン・スペヴァックほか&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「鶏口牛後」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「サンシャイン・クリーニング」です。女の子が自分探しをする内容なので、売り方によっては女の子がキャッキャキャッキャ飛びつきそうな映画なのですが、いまいちパッとしない感があります。それは何故なのか、果たしてＣｉｎｅｍａＸの評価やいかに。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;このストーリーは、主人公のローズのキャリアと妹、ノラの幼い頃の体験がポイントです。学生時代は人気者だったのに、今はシングルマザーで周囲は健全な結婚生活を営んでいることに劣等感を抱くローズが始めた仕事は、自殺や殺人などの現場の清掃。ただしこの仕事自体は日本でも取り上げられるようになり、観光要素は薄れているのですが、ノラの幼い頃の体験に絡むことでストーリーに厚みが増してきます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;特に、ノラの幼い頃の体験は最初から説明せず、後半になってやっと分かります。見知らぬ人の自殺現場に残された女性の写真を何故、本人に届けようとするのか、それでいてどうしてすんなり渡せないのか、後半になってパズルが組みあがります。その決定的なシーンも、観客にはセリフなどで直接的に説明せず、自殺現場の光景とそこに清掃のために踏み込んだノラの表情で映像的に分からせるという高等な手段を用いています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;評価に移ります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【基礎点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一般の洋画（１５点）&lt;br /&gt;
・１５点&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【技術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;テーマははっきりしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（一言で説明出来るか／魅力的だったか）&lt;br /&gt;
・８点&lt;br /&gt;
姉妹が殺人あるいは自殺現場の清掃を通じて過去と離別しようとする話。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そのテーマは時代にマッチしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（今の時代に当てはまるような要素があるか）&lt;br /&gt;
・６点&lt;br /&gt;
自分探しは人間の永遠のテーマだが、映画の題材としてストレートに扱うのは陳腐な時代になっている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素はあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（何か目新しく感じられる要素はあったか）&lt;br /&gt;
・３点&lt;br /&gt;
殺人や自殺現場を清掃する仕事があること。この仕事自体は日本でも割りと知られるようになっている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素は魅力的だったか（１０点）&lt;br /&gt;
（その観光要素は魅力的なものだったか）&lt;br /&gt;
・２点&lt;br /&gt;
観光要素にもなっている仕事が、単なる金儲けの手段のようになっているのが残念。仕事自体はノラの幼い頃の体験を引き出すきっかけとして切り離せない部分だが、誰かが尻拭いを買って出なければ世の中は回らないということを表現すればもっと内容の濃い映画になっていたと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主人公に貫通行動があるか（１０点）&lt;br /&gt;
（主人公の目的＝欲望がはっきりしているか）&lt;br /&gt;
・７点&lt;br /&gt;
シングルマザーで貧しい生活を余儀なくされているローズが、健全な結婚生活を営む友人を見返そうという気持ちにはカタルシスがあるが、単なる光景のように切り取っただけなので深みが足りないように思えた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【芸術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残る人物はいたか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２名に限る。それ以上いたら逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・７点&lt;br /&gt;
隻腕の男、ウィンストン。周囲に馴染めないローズの子供の数少ない友人のような存在になっている。気軽に腕がないことに触れる子供の無邪気さも描かれ、きっとウィンストン自身も劣等感を跳ね除けて生活しているのだなと理解できるが、姉妹とその一家との絡みが中途半端で遊び半分で設定を加えたようになってしまったのが残念。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残るシーンはあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２シーンに限る。それ以上だと逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・８点&lt;br /&gt;
今は亡き姉妹の母親がチョイ役で出演した映画の１シーン（ペカンパイがお勧めです）。映画の後半、不意に再放送されていて姉妹は初めて観ることが出来るのだが、観客はこれまでのシーンの中で姉妹（特に妹、ノラ）の母親への想いが刷り込まれているため、映像の神々しく感じられた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;泣けたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで泣けた部分はあったか＝単に人が死んだとか、物理的な悲しさは評価外）&lt;br /&gt;
・３点&lt;br /&gt;
印象に残るシーンと同じく、「ペカンパイがお勧めです」のシーン。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;笑ったか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで笑った部分はあったか＝主人公の仕草とかで笑いを誘った場合は評価外）&lt;br /&gt;
・８点&lt;br /&gt;
ノラのちょっと外れた性格はあちこちに笑いを起こす。この映画は、ローズよりもノラが主役だともとれる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;怒りを覚えたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで怒りを覚えた部分はあったか）&lt;br /&gt;
・３点&lt;br /&gt;
健全な結婚生活を送る友人たちが、意図的でなくともローズに幸せを押し付けようとするのは、どこか怒りのようなものを感じた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【減点項目】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;・減点なし。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;基礎点（５）＋技術点（３４）＋芸術点（１４）×１．５－減点（０）＝ＣｉｎｅｍａＸ指数（６０）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「Ｅ」評価（６０～６９点）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;姉妹の性格の差を追いかけて観れば、面白い映画といえます。小洒落た映画なので恵比寿ガーデンシネマやシネスイッチ銀座などで単館映画として上映されれば、自分探しが大好きな女の子がキャッキャキャッキャ飛びつく映画としてロングラン上映も叶ったかもしれませんが、この映画は、過去のそれらの単館映画に比べてクオリティが高いのが致命傷になっています。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「サンシャイン・クリーニング」のクオリティの高さは、米国の興行収入トップ１０に何週か続けて入ったことでも証明されています。つまり、中途半端に面白く、メジャーになったことで日本でも小さな配給会社が買い付けるのではなく、メジャーの配給になってしまいました。単館映画の中には話題だけ一人歩きして内容がクソの映画も少なくない中で、「サンシャイン・クリーニング」が、中途半端にメジャーになったばかりに寿命が早く尽きてしまう（上映が終了する）ことになったのはあまりにも皮肉です。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;鶏口牛後、例えば「アメリ」は鶏口、「サンシャイン・クリーニング」は牛後。映画の体を成しているのは圧倒的に後者なのですが…。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;２００９年７月２１日／ＴＯＨＯシネマズシャンテ&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/07/30/f0165567_5361023.jpg&quot; onclick=&quot;window.open(this.href, &#39;_blank&#39;, &#39;width=800,height=524,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0&#39;); return false&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;F0165567_5361023&quot; title=&quot;F0165567_5361023&quot; src=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/images/2009/07/30/f0165567_5361023.jpg&quot; width=&quot;350&quot; height=&quot;229&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>映画・テレビ</dc:subject>
<dc:subject>ＣｉｎｅｍａＸ</dc:subject>

<dc:creator>yu-world</dc:creator>
<dc:date>2009-07-30T17:16:33+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/07/post-0694.html">
<title>ボルト</title>
<link>http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/2009/07/post-0694.html</link>
<description>監督：バイロン・ハワード、クリス・ウィリアムズ 製作総指揮：ジョン・ラセター 音...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;監督：バイロン・ハワード、クリス・ウィリアムズ&lt;br /&gt;
製作総指揮：ジョン・ラセター&lt;br /&gt;
音楽：ジョン・パウエル&lt;br /&gt;
脚本：ダン・フォーゲルマン、クリス・ウィリアムズ  &lt;br /&gt;
声の出演：ジョン・トラヴォルタ、マイリー・サイラス、スージー・エスマン、マーク・ウォルトンほか&lt;br /&gt;
日本語吹替：佐々木蔵之介、江角マキコ、天野ひろゆきほか&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「消化不良」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ボルトです。映画業界にとって特別料金が稼げて美味しい３Ｄ映画第２弾。犬と猫とハムスターが駆け回るコメディ。今回はディズニーという上げ底に加えて動物と子供は間違いない（ヒットする）と言われる中で果たしてＣｉｎｅｍａＸの評価やいかに。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ボルトは、自分が物語の中で演じているスーパー犬？のまま、日常生活を生きています。犬版「」といった感じです。序盤はボルトのスーパーぶりが紹介されるのですが、ここだけを引っ張って映画にすればいいんじゃないかと思えるぐらい面白いです。このような劇中劇は、作品の中の人々が感動していることにすれば説明出来るので雑になりやすいのですが、リアルの観客をも惹き付けます。この部分が雑だったら「ボルト」の映画としての存在価値はなかったとも思えるほどです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;物語の中で飼い主を演じている女の子と離れ離れになったボルトは、「女の子は自分のことを心配している」と信じて猫とハムスターとともに女の子を捜します。ボルトは途中、自分の能力が物語の中だけだったと知り、女の子は本当に自分のことを思っているのかどうかも悩みます。このあたりの描き方は面白いと思いました。女の子はずっとボルトのことを想っているのですが、この女の子の気持ちは、最後まで隠しておくと見ごたえが出たのかもしれません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;後半、ボルトは女の子と再会します。リアルでも女の子を救い、猫とハムスターと一緒に暮らすようになるのですが、この大団円の終わり方がこの映画の大欠点です。最近のハリウッドＣＧは子供に迎合しようと目線を下げたのかもしれませんが、志村けんが「子供だと思ってバカにしてコントをやると、子供たちは絶対に笑ってくれない」と言っているように、子供は難しい設定でもきちんと理解するはずですし、今分からなくても成長するにつれて「あの話はそういう意味だったのか」と知ることで二度美味しい映画になるはずです。このチャンスを自ら逃しているように思えてなりません。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;具体的には、ボルトは猫とハムスターとの生活か、女の子との生活かを選ぶ必要がありました。猫とハムスターとの出会いがあり、少しづつ融和するという積み重ねがあったわけですから、主人公を選ぶことにより猫とハムスターと別れざるをえないという設定にすれば、泣けたはずです。後に一緒に住もうとも、少なくとも猫とハムスターとの別れのシーンは必要です。ところが実際には、ちょこちょこっと別れただけですぐに合流、大団円に終わってしまいました。垂れ流しの味気ないストーリー展開が、全ての感動の芽を摘んでしまうように思えました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;評価に移ります。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【基礎点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;アニメーション（ジブリ以外）（５点）&lt;br /&gt;
・５点&lt;br /&gt;
アニメーション＋動物の超上げ底なので本当は０点にしたいぐらい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【技術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;テーマははっきりしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（一言で説明出来るか／魅力的だったか）&lt;br /&gt;
・８点&lt;br /&gt;
犬が、自分のことを想ってくれているかどうか分からないまま別れた主人公を探す話。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そのテーマは時代にマッチしているか（１０点）&lt;br /&gt;
（今の時代に当てはまるような要素があるか）&lt;br /&gt;
・６点&lt;br /&gt;
信じて努力すれば必ず報われるということは多くの人を勇気付けるはず。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素はあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（何か目新しく感じられる要素はあったか）&lt;br /&gt;
・２点&lt;br /&gt;
劇中とリアルを分離せず犬を買うと、こういう犬になっちゃうかもなという「ああ、そうかも」感は若干ある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光要素は魅力的だったか（１０点）&lt;br /&gt;
（その観光要素は魅力的なものだったか）&lt;br /&gt;
・０点&lt;br /&gt;
ただし、劇中劇の部分は秀逸。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主人公に貫通行動があるか（１０点）&lt;br /&gt;
（主人公の目的＝欲望がはっきりしているか）&lt;br /&gt;
・１０点&lt;br /&gt;
主人公を探し続ける。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【芸術点】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残る人物はいたか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２名に限る。それ以上いたら逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・１０点&lt;br /&gt;
猫のミトンズは、人間社会に詳しいところを見せ続け、実は捨てられたということを話す。ちなみにいつの間にかボルトのことが好きになり、ハムスターと３人で空き地で暮らし続けようと準備をして、得意げに話すシーンは健気で泣ける。このシーンは「印象に残るシーンはあったか」「泣けたか」にも共通。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;印象に残るシーンはあったか（１０点）&lt;br /&gt;
（多くても１、２シーンに限る。それ以上だと逆効果なので減点）&lt;br /&gt;
・１０点&lt;br /&gt;
「印象に残る人物はいたか」に共通。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;泣けたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで泣けた部分はあったか＝単に人が死んだとか、物理的な悲しさは評価外）&lt;br /&gt;
・５点&lt;br /&gt;
「印象に残る人物はいたか」に共通。ここから先、ボルトと猫、ハムスターが別れていれば、そのシーンが最も泣けたシーンとなったはず。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;笑ったか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで笑った部分はあったか＝主人公の仕草とかで笑いを誘った場合は評価外）&lt;br /&gt;
・３点&lt;br /&gt;
鳩の仕草やセリフは笑えるが、それ以上にあちこちのシーンでキーになっているところで評価。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;怒りを覚えたか（１０点）&lt;br /&gt;
（ストーリーの流れで怒りを覚えた部分はあったか）&lt;br /&gt;
・０点&lt;br /&gt;
本格的な悪者が出ない。例えば主人公の母親を悪人にしてもストーリーは壊れず、見ごたえのあるシーンが作れたのではないか。母親＝悪人というのは教育上良くないと考えるのかもしれないが。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;【減点項目】&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;・減点なし。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;基礎点（５）＋技術点（２６）＋芸術点（２９）×１．５－減点（０）＝ＣｉｎｅｍａＸ指数（７５）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「Ｄ」評価（７０～７９点）&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;プレミア試写会は、同じ会場の中なのに一番観やすい中央の座席に座る芸能人などの招待者、サイドや前に座る下々の者に分かれるので、現在の封建制度を現しているようで妙な感じがします。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;２００９年７月２３日／ＴＯＨＯシネマズ日劇&lt;br /&gt;
&lt;a href=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/07/30/bolt01.jpg&quot; onclick=&quot;window.open(this.href, &#39;_blank&#39;, &#39;width=400,height=266,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0&#39;); return false&quot;&gt;&lt;img alt=&quot;Bolt01&quot; title=&quot;Bolt01&quot; src=&quot;http://yu-world.cocolog-nifty.com/diaryxxx/images/2009/07/30/bolt01.jpg&quot; width=&quot;350&quot; height=&quot;232&quot; border=&quot;0&quot; style=&quot;float: left; margin: 0px 5px 5px 0px;&quot; /&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


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<dc:subject>ＣｉｎｅｍａＸ</dc:subject>

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