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June 04, 2010

アリス・イン・ワンダーランド

監督:ティム・バートン
製作総指揮:クリス・レベンゾン
原作:ルイス・キャロル
音楽:ダニー・エルフマン
脚本:リンダ・ウールヴァートン
出演:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイほか

「忙しい人たちのやっつけ仕事」

アリス・イン・ワンダーランドです。ティム・バートン×ジョニー・デップという一部の映画ファンには鉄板の組み合わせといえるのですが、両者とも多忙につきやっつけ仕事のような映画になっていました。

知名度は高くても、実際はどんな話だったか知っている人が意外と少ないAlice in Wonderland(不思議の国のアリス)を題材にした映画です。日本では舌切り雀と混同している人が多いかもしれませんね。そうでもないか。

西洋のおとぎ話はオチがないものが多いのですが、不思議の国のアリスもそんな感じです。それを無理矢理オチをつけて、3Dで小銭を稼げるようにしたのが「アリス・イン・ワンダーランド」なわけです。

評価に移ります。

【基礎点】

一般の洋画(15点)
・15点

【技術点】

テーマははっきりしているか(10点)
(一言で説明出来るか/魅力的だったか)
・6点
アリスが穴に落ちて不思議の国を冒険する話。

そのテーマは時代にマッチしているか(10点)
(今の時代に当てはまるような要素があるか)
・3点
大人でもおとぎ話の世界には憧れるが、どうもこの映画の中の世界には「そのシチュエーションの中に居たい」感が感じられない。

観光要素はあったか(10点)
(何か目新しく感じられる要素はあったか)
・2点
おとぎ話本来の設定を大人の想定の範囲内でデフォルメしただけ。

観光要素は魅力的だったか(10点)
(その観光要素は魅力的なものだったか)
・2点
従って魅力はあまり感じられない。

主人公に貫通行動があるか(10点)
(主人公の目的=欲望がはっきりしているか)
・2点
目的もなく落ちたので仕方ないが、とにかく主人公がフラフラしすぎ。

【芸術点】

印象に残る人物はいたか(10点)
(多くても1、2名に限る。それ以上いたら逆効果なので減点)
・1点
ネコとかウサギとか、ネズミみたいなやつとか。

印象に残るシーンはあったか(10点)
・0点
印象に残るシーンもなければ、終始紗がかかったような映像がとにかく見辛い。

泣けたか(10点)
(ストーリーの流れで泣けた部分はあったか=単に人が死んだとか、物理的な悲しさは評価外)
・1点
不思議の国の生い立ちとそこを離れなければならないアリスの感情にはややカタルシスが感じられる。

笑ったか(10点)
(ストーリーの流れで笑った部分はあったか=主人公の仕草とかで笑いを誘った場合は評価外)
・1点
ネコやウサギ、ネズミみたいなやつの仕草は滑稽だが、ストーリーにはあまり関係ない。

怒りを覚えたか(10点)
(ストーリーの流れで怒りを覚えた部分はあったか)
・1点
対立の構図の基本はいがみ合っている姉妹だけで、そこに存在する怒りの要素は極めて小さい。

【減点項目】

・減点なし。
見た目通りの映画。悪い映画ではないが、3D料金を払って観る映画でもない。観客に2Dを選択する自由を与えるべき。

基礎点(15)+技術点(15)+芸術点(4)×1.5-減点=CinemaX指数(36)

「F」評価(59点以下)

評価は最悪ですが、観ればそれなりに楽しい映画です。

2010年5月22日/シネプレックス新座
Alicealiceinwonderlandcakecupcuteda

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