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August 24, 2007

うんざり

政府の平成20年度概算要求が発表されました。歳出削減といいながら膨大な額ですが、注目しなければならないのは、多くの事業に直接的であれ間接的であれ公益法人などが絡んでいることです。官僚の天下り先の食い扶持です。

ちなみに数年前の公益法人見直しで、純粋に生き残った公益法人は、補助事業の依存を抑制する厳しい対応を迫られているため経済的に疲弊しているケースが多く、一方で多くの公益法人は役人のとんちで誕生した独立行政法人に衣替えし、今も100を超える法人が生き延びていて、これらの多くが税金などをチューチュー吸いながら私腹を肥やしています。

一般会計だけでこの状況ですから、各省庁のヘソクリである特別会計を含めるとさらにややこしくなります。1人の金蔓に親戚縁者がぶら下がるような状況で財政難を切り抜けられるはずがありません。何よりも腹が立つのはそのしわ寄せを我々一般市民の負担増できりぬけようとするところです。

さて、夏の高校野球はノーマークの佐賀北高校が優勝しました。相手は古豪、広陵高校。島田洋七はどっちを応援するのかとか盛り上がっていましたが、彼は広陵OB。佐賀に残って進学したかもしれないのは佐賀商業のはずですから、迷う余地もないでしょう。ただ、佐賀のがばいばあちゃんの突然の大ヒットといい、佐賀と広島の代表校が決勝で対戦することといい、偶然だけでは片づけられないような気がします。

今年は公立高校が優勝しましたが、相変わらず私立偏重の流れに変わりはないようです。代表校49校のうち私立は36校。高野連加盟校のうち私立は2割といわれていますから、甲子園での公私比率は異常だといえます。もちろん古豪と呼ばれる私立もあり、それはそれで歯応えがあるのですが、突然変異のように地域に誕生した豪腕投手や強打者が地元の公立高校に入学して強豪校を打ち負かすというのも甲子園の醍醐味といえます。

最近の私立偏重の特徴は「地方化」です。競争率の低い地域で野球にテコ入れすることで容易に甲子園出場を果たすというものです。例えば神奈川と青森では高校の数も違いますから予選突破までの試合数も異なります。少子化で厳しい経営を迫られている地方の私立高校の知名度向上にもなりますが、この状況で地位密着といえるかを考えると、疑問は残ります。こうした状況のなかで前述の突破変異の子供たちは地元の高校に進学することなく練習条件やチーム力、特待生制度などで私立高校に流れれば、もしかすると都市対抗野球のほうが地域に根ざしているといわれるようになるのかもしれません。特待生制度の位置付けも曖昧なままですし。

別に私立高校を目の敵にしているわけでないのですが、特待生制度を含めこういうドロドロした部分があるのに高校野球は純粋培養、無菌で美しいもののように大人がもてはやすのにはやはり疑問を感じてしまいます。
20070805175714

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