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June 24, 2007

田舎対応

今日のザ!鉄腕DASH!!見ましたか?アルコール混合ガソリンを取り扱っていました。アルコールといってもバイオエタノール3%。世間でいうE3ガソリンです。これを見て「おや?」と思った方はかなりマニアックです。少し前のこの番組なら絶対に扱わない内容ですから。ETBEガソリンを頑なに推進する新日本石油がスポンサーだった頃は。チェックしてみるともう同社はスポンサーではないんですね。

都内を中心に売られているバイオガソリンは、ETBEガソリンです。バイオエタノール3%を合成したETBEをガソリンに7%混合するというややこしいもの。石油業界挙げて潰そうとしているのが、北海道と沖縄・宮古島でやっているE3ガソリンなわけです。E3は環境省、大阪府が中心。ETBEを推進する石油業界に比べ力の差が大きすぎるので、恐らくVHSとベータのようにはならないと思いますが、傍目からみるとバカバカしいつばぜり合いのように思えてなりません。

E3に混合するバイオエタノールも結局は大半が輸入、ETBEはわざわざフランスから購入して混ぜているわけですから。でも、結局そんな苦労もこれから始まろうとしているディーゼル政策に吹き消されてしまうかもしれませんが。地球温暖化対策が待ったなしの今、これからのエネルギー動向に注目です。

さて、このブログで田舎対応という言葉を使ったことがあります。昨年の11月9日11月10日ですが、最近起きた2つの事件、事故について、対応の明暗が分かれました。

一つは、苫小牧市の食品加工会社、ミートホープによる食肉偽装疑惑。記者会見でも普段はヘラヘラ笑みを浮かべて、都合の悪い質問をされると威嚇する社長。少なくともこの時点で危機感ゼロです。周りの人間がどう思って自分の顔を見ているかを判断する能力がありません。結局口出しできない従業員に責任を擦り付けようとしたものの、唯一口出しできる長男に急かされて「犯行を自供」しました。三男ですら何も言わず横に座っていたぐらいですから、この社長のワンマンぶりがうかがえます。世間の空気が読めない、まさに田舎対応だったといえます。

もう一つは、爆発事故を起こした天然温泉シエスパです。まずは、亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。この施設の社長は、天然ガスのチェックは管理会社に委託していると言い、その管理会社は下請け会社に仕事をぶん投げていて、それでいてチェックを怠っていました。この取材に関してはマスコミもマスコミで、温泉を掘削すると一緒に天然ガスが噴出することケースが多いことを今回の一件で知った記者が多いはずなのに、女性社長に「どうして天然ガスが出ていることを知らなかったのか」と詰め寄る始末。大手マスメディアの記者はサラリーマン化してしまい、付け焼刃の知識で正義の鉄槌を振るうことが多くなったような気がするのは気のせいでしょうか。

シエスパの社長の場合は、ヘラヘラと笑いもせず、涙声のような感じでコメントを読み上げていました。これだけでマスコミの心象は変わり、ミートホープのバカボンみたいな社長と一線を画すことになってしまいます。田舎の企業だから田舎対応になるというわけではないのですが、数多くの企業の謝罪風景を身近に感じている都市部の企業の方が、無駄に心象を悪くするようなことはしないような気がします。障害者施設をぶっ壊して他のスペースに利用していたビジネスホテルチェーンの社長が「スピード違反しちゃった」みたいなことを言う逆のケースもありますが。

この二人の社長、一方は景気が悪くなっても目先の私利私欲を求め、生活レベルを落としたくない一心で従業員やお客様を裏切ったワンマン社長、他方、物事の決定権がほとんどないのに象徴的に据えられ、事故が起こっても取材に関しては丸投げするしかなかったサラリーマン(女性ですが)社長という、2つの情けない社長パターンの代表例といえるでしょう。ただ、人が亡くなったという点では、シエスパの一件は重罪ですが、故意に多くの人々を裏切り、稚拙といえども隠ぺい工作まで図った苫小牧のバカボン社長のほうが、万死に値すると思いますが。実に醜い。
Ajisai_1

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June 15, 2007

ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学

監督:ラリー・チャールズ
製作総指揮:ダン・メイザー、モニカ・レヴィンソン
脚本:サシャ・バロン・コーエン、ピーター・ベイナム、アンソニー・ハインズ、ダン・メイザー
音楽 エラン・バロン・コーエン
出演:サシャ・バロン・コーエン、ケン・ダヴィティアン、ルネル
上映時間:84分
(公式サイトはここ

今回は「ボラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学」です。全米興行収入でも長く上位に君臨した実績のある映画でもありますが、一癖もニ癖もある映画は日本の大手配給会社は及び腰になるもの。最近では「リンガー!替え玉★選手権」と同じく単館上映に近い状態でのスタートとなりますが、果たしてCinemaXの評価やいかに。

ボラットは、アメリカ文化に関する番組を制作するため、カザフスタンから国営テレビのレポーター、ボラットがやってくるという設定なのですが、既にこの時点で脱線しています。冒頭からウズベキスタンやユダヤ人をコケにしたりと恐らく当事者は笑えないのだろうなあというネタなのですが、単にドタバタしているわけではなく、小さな笑いもフリ→オチで構成されているので、くだらないなあと思いながらつい笑ってしまいます。

ターン1までの評価「B」

その後も政治家にゲイの話をしたり、フェミニストに女性を見下すような発言をしたりと、タガの外れ具合が逆に痛快に思えてきます。周囲に気を使いすぎて何でもかんでも蓋をして、結局毒気がなければ味気もない映画ばかりを量産してしまう日本のメジャー?映画とは隔世の感があります。それにしてもアメリカは個人主義の国ですね。この映画を観ると、壁を造ってひたすら外部との無用な関わりを避けようとするアメリカ人達の姿に寂しさすら感じてしまいます。日本も欧米化が進んでいるといわれますので、ボラットのような映画を作ろうとすると、都市部では同じような光景が撮影できるのかもしれません。

賛否両論ありながらも笑いにつつまれるボラットですが、後半はやや息切れしてきます。観ている側も飽きてくるのでしょうが、前半は丁寧に作られていた笑いも大雑把になってきているような気がします。ホテルで男同士が素っ裸で格闘するのはこの映画の一番のアクションシーンとも言えるのですが、何しろ汚い(笑)

ターン2までの評価「B」

ボラットは、ノリだけで作られたような映画ですが、実は主人公の貫通行動が存在します。ホテルの有料放送?をきっかけに「パメラ・アンダーソンに会いたい」と。80年代の中高生が「聖子ちゃんに会いたい」というノリに近いのですが、主人公は実直に、北米大陸を横断しながら彼女との遭遇を目指します。動機は不純ですが、貫通行動があるということで、その辺の下手な映画の上を行く作品となります。ボラットはふざけて作った映画のようで、筋のない作り手が自分に酔いながら作ったような映画とは全く異なることがわかります。

作り手に話が聞けるなら、何故、パメラ・アンダーソンを選んだのかを聞いてみたいような気がします。調べてみると、パメラ・アンダーソンは、アメフト観戦で偶然スクリーンに映し出されたことがきっかけでタレントの道に進み、後にPLAYBOYの表紙を飾り、豊胸後ドラマに出演、結婚、離婚、婚約、婚約破棄の調停、ベジタリアンで化粧品会社の動物実験反対、毛皮反対などの動物愛護運動を積極的に行う…アメリカンドリームを実現し、自分の意のままに生きるという、アメリカの縮図のような彼女を選んだのは、一種の皮肉かもしれません。

最終評価「B」

笑いどころの多い映画ですが、中には悪乗りともとれる部分があり、心の底から笑い転げるというわけにはいかない部分もありますが、人種の坩堝といわれてまとまりがないが故に、個人主義で生きていくしかないアメリカ人の暗部みたいなものを風刺しているといえます。平等という名のもとにかつては虐げられていたマイノリティが優遇されている実状をチクッと風刺したりなんかもしています。

と、強引に受け取れば時代を切り取った映画だといえるのですが、頭をからっぽにして観るのが一番かもしれません。たった84分の映画ですが、トラック競技で最も過酷といわれる400メートル走を何本も走るような映画なので、気合を入れて観るとくたびれてしまいそうです。

~鑑賞メモ~
鑑賞日:平成19年5月23日
劇場:シネ・アミューズ/ウエスト
観客数:80/132席
感涙観客度数:不明
※感涙観客度数は、劇場内の鼻すすり音で判定

聞けば、撮影のほとんどが電波少年を髣髴とさせるアポなしのため、アメリカでは「ダマされた」と訴訟が相次いでいるとか。まさに訴訟国家、アメリカならでは。日本でも「どっきりカメラ」という番組がありましたが、当時トラブルはあまりなかったと聞きます。恐らく当時は、ダマされた人がカメラが回っているという「威力」で思わず許してしまう部分があったのかもしれません。それと同じことを今やるとトラブルが続出することでしょう。何故なら、今はちょっとコネや運があればテレビの向こう側に回れる時代、テレビも昔ほどの「威力」もないはずですから。

一方でテレビ局などの大手マスメディアは、表向きは妙な倫理観を掲げてしまい身動きがとれなくなっています。そのくせ健康情報番組での捏造やハニカミ王子への暴走など、個別の行動が支離滅裂になっているのも事実です。そう考えると、最初からアポなし突撃取材の方針を掲げ、数多くのトラブルを生み出してきた進め!電波少年という番組は、あの時代において画期的だったのかもしれません。特に松村邦洋が出演していた初期の頃は観ている側もヒヤヒヤするほどの内容でしたから。

ついでに紹介!

400メートル走つながりということで「炎のランナー」と、このテーマ曲をタイトルに使っていた「ハイパー・オリンピック」のゲームミュージックを収録している「コナミ・ゲームミュージックVol.2」中高生時代は小遣いを貯めてはゲームミュージックのレコードを買い漁ったものでした。当時は、ビデオゲームに限ってみれば、シンプルかつ印象に残る名曲が多いナムコ、作曲はいまいちでもFM音源に加え変調・連符・変拍子と技術の最先端を行っていたカプコン、たかがゲームミュージックのくせにストーリー性があるコナミなどが秀逸でした。

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June 09, 2007

300(スリーハンドレッド)

監督:ザック・スナイダー
製作総指揮:フランク・ミラー、デボラ・スナイダー、クレイグ・J・フローレスほか
原作:フランク・ミラー、リン・ヴァーリー
脚本:ザック・スナイダー、マイケル・B・ゴードン、カート・ジョンスタッド
音楽:タイラー・ベイツ
出演:ジェラルド・バトラー 、レナ・ヘディ 、デヴィッド・ウェンハム 、ドミニク・ウェストほか
上映時間:117分
(公式サイトはここ

「結局アメリカ」

グラフィック・ノベルといういまいちピンとこないジャンルの作品が原作の300です。大人の絵本?アメリカでは封切直後しばらくは興行収入ランキングでも上位に居座っていました。情報源は日曜夜の「SHOWBIZ COUNTDOWN」です。このランキングは映画の面白さに比例するようで、日本でヒットした「ナルニア国物語」なんかは速攻でランキング外に落ちていきましたし、結構参考になります。

予告編で映像を観て、赤みがかった画面とCGを織り交ぜているので、キャシャーンみたいだなと思ったのが結構前でした。嫌な予感は的中するのか、果たしてCinemaXの評価やいかに。

ゲームみたいなオープニングです。CG混成の画像は意外に見辛くはありませんでした。ストーリーも至ってシンプル。食うか食われるか。300を一言で説明すれば、ペルシアに攻め入られるスパルタの話なのですが、一度制覇されれば、その後は自治権を与えられても属国になってしまうわけです。どこか企業社会みたいですね。例えばカルピスは味の素の軍門に下ってブランドはあるものの、会社は味の素に牛耳られています(多分)し、他にもヱビスビールや三ツ矢サイダーなど、商品名は残っているものの会社自体は消えてしまった(多分)ものは沢山あります。

ターン1までの評価「A」

300は、スパルタのレオニダス王が、ペルシアのクセルクセス大王がスパルタに攻め入ることを知り、兵を出そうとするのですが、硬直化した国の法律で300人でしか出せません。これがカセになります。スパルタでは、子供を産み落とすのは女性だという理由で、王妃も王に口出し出来るらしいのですが、300を観ていると、日本は男ばかりの社会になってしまったことが、様々な腐敗を生んでいるのではないかと思えてきます。少し遡って江戸時代には将軍家を大きく左右する大奥というものがありましたし、戦国時代でも直接的・間接的問わず女性は男性に大きな影響を与えてきました。結婚を例にあげると、遥か昔は、女性が主導権を持っている妻問い婚が主流でしたし。このほかにも歴史上、日本の歴史末を大きく左右する女性が何人も出てきます。

それに引き換え今の日本は、男女平等の世の中とはいえ、男だらけです。確かに女性も社会進出しているのですが、キャリアウーマンと呼ばれる方々は、男性と同列にある女性です。300では、女性として男性を支え、時に見守る役割を果たそうとしている女性が出てくるのですが、この2種類の女性は、全く違う存在であることが分かります。そういう意味では、今の日本は、女性本来の力が足りないのかもしれません。女性の本来の活躍の場を奪ったのは、男たちなのでしょうが。

ターン2までの評価「A」

300は、戦闘シーンも見せ場です。次から次へと現れる軍隊、それは、広い地域を統治しているペルシアの軍隊という設定なので、軍隊の人種から武器、戦い方まで多岐にわたっています。これがかなり面白いです。キン肉マンのトーナメントみたいです。バッサバッサ斬りまくられて、時に首まで飛ぶシーンもあるのですが、赤みがかった映像のせいか、ひどく残酷な感じはしませんでした。血液が泥みたいに飛ぶなど、あえてリアルさを回避しているような設定によるものも大きいかもしれませんが。一応R-15指定なのですが、残酷さで指定されたのなら、そこまで過敏に反応する必要はないのかなと思いました。

強さを誇ったスパルタ軍も、あることで劣勢に転じます。あることとは何なのか、最後はどうなるかは実際に観ていただくといいのですが、このきっかけとなる出来事の「あーあ、何でそんなことするんだよ」感は、映画に必要な要素です。例えば、他の映画に例えると、主人公が迷ったために仲間が死んでしまったりとか、それで観客に「あーあ」と思わせる要素です。これで観客は感情を揺さぶられ、さらに映画に惹きこまれる事になります。

このあることのきっかけとなる出来事があるのですが、レオニダス王、いや、強い者だけしか生き残れないスパルタ軍の方針を良く物語っています。この設定には批判も多いかもしれませんが、平時はいくら大事にしましょうと呼びかけていても、戦時ではこれが現実なのでしょう。みんな仲良しという映画が多い中で、かえってリアリティが出てくるような気がします。この時のレオニダス王の判断にも「あーあ」感が漂っています。面白いです。

最終評価「A」

ストーリーも至ってシンプルで、映像的にも面白いのですが、出汁のない味噌汁のような映画です。ただ、地味なキャストや見辛そうな映像(実際に観るとそう違和感はないのですが)など不利な状況の映画の割には、面白い映画だと思います。B寄りAという感じです。

原作のテイストなのでしょう「結局アメリカかよ」と思わせるような展開は、賛否両論あると思いますが、愛国心バリバリの米国で原作を含め大ヒットしたというのは頷けます。周囲の評価には時代考証がなっていないという見方もありますが、中世ヨーロッパならともかく、そこまで厳密に考える必要はないと思うのですが。時代考証を無視した「マリー・アントワネット」とか、アジアということでごった煮にされた「DOA/デッド・オア・アライブ」そしてクソ映画の王様であり、はるか未来の設定でありながら1年後とかみみっちい設定を混ぜるという、小銭に五月蝿い大金持ちのような「キャシャーン」で感じた違和感には遠く及びません。

~鑑賞メモ~
鑑賞日:平成19年6月2日(先行上映)
劇場:ワーナーマイカルシネマズ板橋
観客数:156人/156席
感涙観客度数:20%
※各ターンは個人的に設定、感涙観客度数は場内の鼻すすり音で推定。
まあ、泣こうとして観ていれば、泣けなくはない映画です。

戦闘シーンも見所ですが、中ボスや大ボス(クセルクセス大王)などが乗る、無駄に豪華な櫓なんかは、ばかばかしくて楽しいです。他にも役立たずのサイが速攻でやられたり、このシーンを無駄にスローモーションにしたりとか。意外に面白いエンディングを観ると、ゲームっぽいなあと思ってしまいます。これも原作のテイストなのかもしれませんが。

ついでに紹介!

実写プラスCGという映画の可能性を広げた「グラディエーター」この映画なくしてここ数年の戦記映画はなかったかもしれません(注:ゲド戦記は論外)。ハチャトゥリアンの組曲「スパルタクス」はかなり大人しめの一方、吹奏楽曲としては最高峰だと思う、ヤン・ヴァンデルローストの交響詩「スパルタクス」は、ド派手で聴き応え充分です。

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June 07, 2007

公平中立とは

ハンカチ王子が早大の春季リーグ優勝に貢献しました。最終戦には日テレとNHKが中継するという熱の入れよう。優勝後に王子が自信満々に述べた「わが早稲田は一生勝ち続けます」のコメントに「小生意気なやつだ」と思った先輩やOBも少なくないと思うのですが、学生野球(六大学だけ)の人気に貢献したという点では評価すべきなのでしょうか。

さて、ハンカチ王子の次は、ハニカミ王子です。関東アマチュア選手権に登場、ギャラリーのフィーバーぶりを報道していました。たかが「関東」の「アマチュア」のゴルフ大会に、です。ギャラリーが何千人訪れたとか、初心者ギャラリーがフェアウェイを歩いたり、見境なくシャッターを押し捲ることを面白おかしく報じていますが、そこまで煽ったのは誰ですか?ましてや、あたかも優勝しそうな勢いで報道…結局、優勝者の顔と名前をきちんと報道するのはまだいい方で、ハニカミ王子の動向だけを報じるようなケースも見受けられました。

これだけ煽って一般人を踊らせ、フィーバーぶりを面白おかしく報じて、優勝者そっちのけで、優勝していない選手のコメントを拾い捲るのをみると…ビーチバレーを思い出しますね。第一人者のペアが水着をド派手にしてどんなに注目を集めようともせいぜいんその水着が取り上げられるだけ、マスコミは浅尾&西堀ペアの、しかも浅尾選手だけを集中的に追いかけ、3位になろうが4位になろうが、予選落ちしようが、彼女だけにレンズを向けながらコメントを求め、それを報じます。マスコミは何かと公平中立という言葉を好みますが、これらの報道を見るとそのかけらも感じられません。

公平中立を訴える動きが最近もありました。TBS系列局が「公平中立性」を盾に楽天にTBS株を手放した上で業務提携の検討を進めろという共同声明を出しました。乱暴に例えると、これから戦争を仕掛けようとしているのに、まず武器を捨てて交渉してみろと言っているようなものです。ライブドアによるニッポン放送株取得に関しても、社員や芸能人らからゲンナリするようなニッポン放送支援の偽善的な動きがありましたが、公平中立という言葉って、そんなに簡単に使って良い物なんでしょうか。

その公平中立を疑う報道がありました。先日、NHKのディレクターが電車内で女性にほお擦りをしたとして逮捕されました。その際のNHKのコメント「“釈放されたとはいえ”職員が逮捕されたことは遺憾。事実関係を調べたうえで対処する」にも幻滅したのですが、それを報じたある民放は、「NHK」の「ディレクター」が「電車内で女性にほお擦り」して「逮捕」その後「釈放」されたことをまず大々的に報じ、そのついでに「電通」の「幹部」が「電車内で痴漢」をして「逮捕」されたことをあっさりと報じました。NHKのディレクターは、新聞などでも手がけた番組が詳細に紹介されるので人物を特定できますが、電通の幹部は調べ上げるとようやく年齢と「室長」という肩書きが判明します。しかも何の室長か分からない(笑)何だかこの会社の周辺には、暗い闇みたいなものを感じます。

ちなみに、週刊SPA!を愛読しているのですが、今週号の地球に優しいエコを扱った記事は、ちょっとかじった程度の人間はすぐ見破れるような偏った記事でした。しかも実名報道で。それ自体は議論を巻き起こすきっかけとなるので悪いわけではないと思うのですが、この雑誌はOLや会社員などへのアンケートを記事に取り上げる際(それ以外のケースもありますが)、電通だけは絶対に名前を伏せています。もちろん他の会社でも仮名を使うケースはありますし、想像すればすぐに電通であることは分かるのですが、頑なに社名は使いません。まあ、タウンミーティングや裁判員制度フォーラムなどでも名前が浮上しそうですぐに消えてしまうぐらいですから、やはりそこには暗い闇があるのでしょう。
Saitama0706

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June 03, 2007

概況(19年5月分)

消えた年金問題が参議院選の争点になりそうです。年金特例法案は、安倍首相の大号令で委員会採決から衆議院での可決まであっという間でした。ザル法といわれるだけに、どうせ法案が成立したって事務方がちょこっと面倒臭くなるだけで、高級官僚や与党にとって痛くも痒くもない話なのでしょう。そのなかで多くの国民が泣いているはずなのですが。それにしてもこのスピード…与党がやる気になれば増税でも何でも簡単に通せる実状が透けて見えるようで恐ろしくなります。

年金特例法案の陰に隠れて成立しようとしている社会保険庁改革関連法案にも注目しなければなりません。杜撰な年金管理や無駄遣いをし尽くした社会保険庁が、お咎め無しで解体されようとしています。解体後に発足するのが日本年金機構です。独立行政法人ではないようですが、かつて公益法人改革という名のザル対策で何でもかんでも独立行政法人に移行したように、トカゲの尻尾切りを思い出します。結局、誰も責任を負うこともなく国民に全てのツケがまわってくるわけですから。

官製談合が問題となった緑資源機構も森林開発公団が衣替えしただけの独立行政法人でした。独法化しても談合に明け暮れるなど、公益法人改革が何の意味も成していないことを象徴しているような気がします。その緑資源機構から政治資金を受けたことが指摘されていた松岡農水相が自ら命を絶ったことは、驚くとともに自殺ではないのではないか?と背筋が寒くなってしまいました。こういう事件では、必ず口封じのように重要人物が自殺します。一説には自殺をさせるための黒幕がいて、脅しながら自ら命を絶たせるという噂もあります。そして、多くの事件が箸にも棒にも引っかからない人間が犯人として逮捕され、幕引きとなります。

松岡氏の自殺でも、マスコミは緑資源機構絡みの問題にはほとんど触れなくなりました。彼をかばい続けた安倍首相の任命責任を含め、安倍首相の姿勢に問題があったのではないかなど、犯人探しが進められています。自らの報道が彼を死に追いやった一因であることは間違いないはずなのに。これで結局、事務所経費問題も有耶無耶になってしまうかもしれません。

さて、5月の概況です。

普段の仕事:55(-5)
シナリオ:40(±0)
その他:5(+5)

「普段の仕事」5ポイント増

Sさんの件で大きな動きがありました。
「クビ」
度重なる会社や取材先とのトラブルと、その場限りの嘘が積もり積もって、とうとう会社にいられなくなりました。ただ、「解雇」はプライドが許さなかったのか、彼の申し出により一身上の都合ということに。それはそれで会社にとっては好都合なのですが、予想通り、誰かが入れ知恵をしたのか、後日Sさんは「やっぱり解雇にしてほしい」と申し出てきました。ご存知の通り、会社都合と自己都合では失業手当の支給のタイミングが違います。後で気付いても、文字通り後の祭り。会社はSさんの申し出をきっぱりと断りました。

その後は全くやる気なし。会社は当面、補充をしないとうなので、しわ寄せは他の社員にまわってきます。ただ、彼のお陰で仕事の効率が著しく落ちていた部分も大きいので、それほど大きな影響はないのかもしれません。僕も殴り書きのような引き継ぎ書を読む気にもなれず、彼が退社する6月20日以降に自分なりにフォローしようかと思います。心配なのは、7月初旬までに片付けなければならない仕事を抱えているということ。一応「やり残して辞めるのは許されませんよ(もっときついことを言いたいのですが、Sさんに言質をとられて訴えるなどと言われかねないので)」と釘を刺しているのですが、朝会社に顔を出してその後は行方不明、夕方にふらふら戻ってくるような状態なので期待していませんが。

ということで、これからさらに仕事は多忙になることでしょう。新人さんは、恐ろしいぐらい仕事をこなしていて、眼に見える成果も上げられるようになっています。見た目はパッとしないという印象もありますが、秘めた能力があるのでしょう。彼の不思議な能力を見ると、こち亀の日暮を思い出します。ただ、彼は彼なりに開墾して畑を耕しまくっているので、Sさんの仕事を受け入れる余地がなかったりします。そうすると仕事はこっちにまわってくるわけで…皮肉にも辞める辞めないと騒いでいた頃よりも仕事は増えることになりそうです。Sさんがいなくなることによるストレスの軽減を考えると、逆に負担は軽くなるような気がするのですが…まさに痛し痒しです。
シナリオ:40(±0)
その他:5(+5)
(カッコ内は前月比ポイント増減)

「シナリオ」増減なし

今年はコンクールに応募してみたいなとも思うのですが。

「その他」5ポイント増

はつものクラブ」というブログを立ち上げました。ブログなどで文章を垂れ流しにしているのを見かねて周囲の人に「ホースの先を絞れ」とアドバイスしていただいたこともあるのですが、無駄に水を出してしまわないよう、ほどほどに更新しようと思います。ちなみにこのブログがけん引役になったのか、5月6日に3ブログ(DiaryXXX、ちびゆーわーるど、はつものクラブ)トータルで脅威の1400ヒット超えを達成しました。その後もアクセス数は伸びています。

スポーツクラブに通ったのは12日。前月比2日増。

~体位の変化(それは、意味が違います)~
「身長」±0cm
「体重」-2㎏

衣替えにあわせて、昨年の8月末以降入らなくなり絶望視されていた夏のスーツを着ることが出来ました。人間、やればなんとかなるものですね。ちょっとリバウンド気味ですが、あと3㎏ぐらいを目指してダイエットに励もうと思います。

Bull

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