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March 28, 2007

ナイトミュージアム

CinemaX第128回。

監督:ショーン・レヴィ
製作総指揮:マーク・A・ラドクリフ
原作:ミラン・トレンク
脚本:ロバート・ベン・ガラント、トーマス・レノン
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演:ベン・スティラー、カーラ・グギーノ、ディック・ヴァン・ダイクほか
上映時間:108分
(公式サイトはここ

「素材が先、料理法は後」

何かと話題の多いナイトミュージアムです。鑑賞と更新が少し開いてしまいましたが、果たしてCinemaXの評価やいかに。

博物館のいろんなものが動き出したら面白いというコンセプトのもと作られた映画です。ただ、ワンアイデアで作ったのでは、単なる悪ふざけの映画になってしまうので、主人公、ラリーと息子の親子愛などを絡めた感じです。通常は、料理というのは何を作るのかを決めて素材を買うのですが、この映画はスタートが逆、良い素材(博物館の展示品が夜な夜な動く)があるので、どう料理(伏線を張る)しましょうと考えたのではないかと推測します。最近、ワンアイデアでも勢いで作ってしまう邦画が結構多いだけに、多少無理があっても丁寧な映画作りをしようという点では好感が持てます。ただし、序盤はラリーの置かれている状況の説明に終始してしまい、ちょっと退屈でした。

ターン1までの評価「B」

ラリーが博物館の警備員を始めてから、この映画の本領発揮です。博物館の展示品が夜になると動き出すというのは、大げさに言うと、万物に神が宿ると信じられてきた日本でも受け入れられる考えなのかもしれません。ちなみに僕は、物心ついた頃に親と一緒に11PMをみていて(何故?)、夜のデパートか何かでマネキンが喋るというシーンがあまりにもショッキングで、以来、この人形たちは、夜な夜な喋ったり動き回ったりするんだと長く信じていて、マネキンが怖くて近寄れなかった記憶があります。

ターン2までの評価「A」

展示品にひどい目にあわされるラリーは、辞めたくても辞められない状況に追い込まれていきます。この辺りの展開も上手く出来ています。息子の前でかっこいいところをみせようとするところ、気になる博物館員とのすれ違いなど、バカ騒ぎだけに終始しない展開も見物です。最後も無理矢理クライマックスに持っていこうという設定は、やや強引なように感じましたが、これがあることで、きちんと映画の体を成しているといえるでしょう。バカバカしい映画のようで、感涙ポイントも何ヵ所か散りばめられていて、特に小さい2人(?)が戻ってくるシーンでは、シチュエーションのバカバカしさとは裏腹にジーンと来てしまい、本当に腹が立ってしまいます(良い意味で)。

最終評価「A」

どれがああなって、こうなってと説明出来る映画ではないので、実際に劇場で観ることをおすすめします。これがネタバレになるかは不明ですが、夜な夜な無茶苦茶を繰り返している割に犠牲者は展示品1名。最後は大団円で終わるので、お子様にも安心です。曲も懐かしいナンバーも多数盛り込んでいて、CGに加えて著作権料などで曲にも意外にお金をかけているのかもしれません。加えて映画音楽の作曲はアラン・シルヴェストリ。バック・トゥ・ザ・フューチャーや最近ではポーラー・エクスプレスなど、派手な作風は、全盛期のジョン・ウィリアムスを彷彿とさせます。

~鑑賞メモ~
鑑賞日:平成19年3月17日
劇場:ワーナーマイカルシネマズ板橋
観客数:110人/130席
感涙観客度数:50%以上
※各ターンは個人的に設定、感涙観客度数は場内の鼻すすり音で推定。

難癖をつければ前半のダラダラ感ぐらいのものなので、きっと、レンタルDVDでも息の長い人気作品となるでしょう。

ついでに紹介!

万博会場の各国のパビリオンから夜な夜なスパイが出てきて戦っている「深夜の万国博」を収録した『革命のふたつの夜』とラーメタル人の来襲で地球人が博物館の飛行機や武器を使いまくって応戦した「1000年女王(劇場版)」上映当時は劇場版機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙編と興行収入を争い僅差で敗北。個人的にはテレビ版のほうが親しみが持てます。主人公、雨森始の声優は戸田恵子。雪野弥生(ラー・アンドロメダ・プロメシューム2世)は藩恵子の「ケイコ」コンビ。銀河鉄道999は星野鉄郎の野沢雅子とメーテルの池田昌子の「マサコ」コンビ。メーテルはラー・アンドロメダ・プロメシュームの娘という設定も。つながりまくり。

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