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January 17, 2007

同じ顔

更新をサボっている間にいろいろな事件が起こりました。まずはバラバラ殺人事件。詳細については既にご存知の通りですが、兄妹、夫婦間の事件ともに上流階級の家庭で起こった事件なので、マスコミの格好のカモにされているような気がします。もちろん加害者に圧倒的な非がありますが、被害者の行動にも問題があったことは否めません。逃げ道のない人生を歩まされている兄が、後ろから切りつけられるように妹から厳しい言葉を浴びせされれた時の怒りはいかほどだったか、稼ぎは良くても暴力をふるう夫が自分の元を離れようとした時、妻は裏切られたと憤ったことでしょう。だからといって相手を殺すというのは論外ですが。

遺体をバラバラにしたこれらの事件について、異常な性癖によるものだとか、心の闇の問題だとか、様々な表現がなされていますが、どれもあやふやな表現に誤魔化されているような気がしてなりませんが、これらの問題の一つとして、核家族化が進む中で人の死に目に遭遇しにくい人が増えているということが影響しているような気がします。例えば、ちょっと前まで元気だった人が息を引き取り冷たくなり、多くの人に見守られながら荼毘にふされえるのを間近で見ることで、死とはいろいろなものを奪っていくのだなと感じることが出来るのだと思います。都市部で生活する人ほど、そういう経験がほとんどないままに成長するわけですから、死体を前にしてたじろぐのは当たり前でしょう。そして小説や過去の事件にならい平然と遺体を壊してしまうのではないでしょうか。

さて、不二家の一連の問題がクローズアップされています。「雪印の二の舞を踏むな」と隠蔽しまくった挙げ句、同じ道を歩もうとしているのは皮肉なものです。ここで何度も触れましたが、企業はこぞってコンプライアンスだの法令順守だの流行のように掲げていますが、企業とは千差万別で、不二家のような衛生管理がグチャグチャの菓子メーカーもあれば、徹底的な管理の下にきっちりお菓子を作るメーカーもあるはず。恐ろしいのは、両社の製品が市場に混在していることです。消費者は企業の看板を信じるしかありませんから。幸いにも食品に関して実害はないようですが、これは偶然であり、もし爆発物や危険物を扱う企業のケースで考えると、取り返しのつかないことになる可能性は充分にあります。

日興コーディアル証券にしてもそうです。証券業界の顔として君臨し続け、イチローまで使って強いイメージを植えつけようとしていたこの企業も、世間を欺いて儲っていると見せかけていたわけですから。不二家の藤井社長は辞意を表明しました。問題があっても職位にしがみついている日銀総裁に比べれば潔いといえますが、その後の人事にも注目です。本人が会長で残ったり、一族を社長に据えたならば全然懲りていないと判断すべきでしょう。同じ同族企業でも大番頭の社長を挟むことで社内体制の腐敗を防いでいるトヨタの例を見習うべきです。

ところで今日、大阪府八尾市で中年男性が子供を歩道橋から投げ落とすという事件が発生しました。突然、しかも無言で。この男はこれまで子供のつれ回しや誘拐で何度も逮捕されているようですが、刑務所を出た後は、福祉作業所で働きながら、普段は周りの人々と同じ顔をして社会に溶け込んでいたはずです。裏側はハリボテでも大企業として君臨していた日興コーディアル証券、不二家などの企業といい、この男といい、周りと同じ顔をしているので非常に厄介です。
Ecchujima

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