へぼ
今晩のニュース23で、福岡県内の小学校校長が自殺した問題で、校長の名誉を回復するような内容の報道が「突然」なされました。いじめ問題に関しては、マスコミの吊し上げが激しく、校長を自殺に追い込んだのは、マスコミ自身だという批判もありますが、地方局が製作した内容だとはいえ、張本人であるマスコミがこうした報道をすることは、ある意味、画期的なことなのかもしれません。ただ、状況報告だけだったのが非常に残念でした。せめて、この件だけでもマスコミの報道が過熱しすぎたと謝罪…そこまでいかなくとも反省するような勇気があれば、と思うのですが。これではまるで、同業他社に責任を擦り付けているような印象です。
この件に関しては、小学生が同級生に金銭をたかるという、そもそも、いじめからは逸脱した行為をいじめとして報道してきた、マスコミや教育委員会の初動体制に問題があったとの見方もあります。報道では亡くなった校長が問題に取り組むさなかに自ら命を絶ったと報じ、校長の名誉を回復して欲しいと泣きながら訴える父兄の姿もとらえています。たかった側、マスコミ報道的にはいじめた側の生徒や父兄も恐らく混じって大団円に学芸会が行われたというのは俄かに信じがたいのですが、そこまで問題の解決がなされていた段階で小学生が自殺をして、校長も自殺に追いやられたのだとしたら、残念としかいいようがありません。
いじめという、曖昧な表現を見直したほうがいいという声も多いのですが、やはり恐喝や傷害といってもいいような事例もいじめという中途半端な表現でまとめてしまうのは、止めたほうがいいのかもしれません。例えば、立派な売春であるのに援助交際という言葉を使ったり、強姦を乱暴とソフトにいいくるめてしまうのは、被害者に配慮するうえでは意味があるのかもしれませんが、犯罪の抑止力になるかといえば疑わしい部分もあります。土をコンクリートやアスファルトで覆い隠してしまうように、不味いものを見えなくするのが現代社会の特徴ともいえますが、時に人間の醜さや生々しさを感じる場も必要だと思います。
さて、港区のマンションで高校生が事故死した、シンドラー社のエレベータの取替え工事が行われたことが報じられました。全てのエレベータが交換されたわけではありませんが、最初は港区長が仰々しく乗り込んで最上階まで安全確認するという、妙なセレモニー付き。このエレベータは、最近も月に10件以上のトラブルが発生しているとのことですが、当時はちょっとしたトラブルが一件起きただけで鬼の首をとったかのように針小棒大に報じていたのに、飽きてしまえばこのザマです。いじめ問題もそのうち、飽きて報じなくなってしまうのでしょうか。
Comments
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Posted by: free prism video converter | August 26, 2014 at 10:41 AM