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September 09, 2006

執拗

お昼のFNNニュースを見てびっくりしました。婦女暴行未遂、酒気帯び運転、接触事故、婦女暴行未遂などなど、公務員の不祥事を立て続けに報じていました。週に数日、歯科医として勤務する非常勤職員の酒気帯び運転まで混ぜこぜにして報じるのは、執拗ともとれます。プールでの女児死亡事故をきっかけにひところは全国のプール事故が急増しているかのように報じられていました。あのような煽り方は、自治体の安全管理の徹底を訴えるうえでは多少意味があるかもしれませんが、利用者を混乱させる危険性が高いといえます。ただ、今回の執拗な報道は、公務員の皆さん、いま一度気を引き締めなさいよ。と警告するうえでちょっとだけ意味があるような気がします。

地方自治体では、先般の福岡市職員の酒酔い運転で3人の子供が死亡した事故や岐阜県庁の裏金作りなどが大きな問題になっています。片や事故後も逃走しようとしたり、友人に身代わりを頼んだり、水を飲んで証拠隠滅を図ろうとしたり、片や組織ぐるみで裏金作りをしていたのに、当時のトップは何も知らなかったとシラを切る…それでも、監督責任はあるでしょうに。こういうモラルが全くない役人に対して民間人の多くがペコペコする世の中が理解できません。中央官庁でも最近、来年度予算の概算要求が行われましたが、くだらない項目に予算をつけてもらうため、理不尽な行政指導などを避けるため、万が一問題を起こした時のために穏便に済ませてもらうために(?)親子のような歳の差の役人にペコペコ頭を下げる民間の人々をよく見かけます。人間性など関係なく、階級だけでこういう格差がついてしまう世の中はやはりおかしいような気がします。

もっと不可解な面が多いのが政治の世界です。最近では、貸金業規制法改正案に関して、不可解な動きがありました。グレーゾーン金利を解消することが目的のはずなのに、改正案ではややゾーンを狭めただけで合法化してしまうという、議員年金も真っ青のバレバレの誤魔化しが改正案として打ち出されました。さすがにこれは国会議員の中にも反対論が多く、金利は多少引き下げられそうですが、それでも貸金業優遇の法案と批判されても仕方がないでしょう。

利用者が自殺に追い込まれるほどの状況の中で、何故、貸金業に配慮してしまうのかは、国会が世論の反発を受けながらも住専処理や銀行支援のために巨額の資金投入を決めてしまったこと、一昔前と違って大手消費者金融の多くが銀行の傘下にあることなどがヒントになるでしょう。バブル期に自分たちが大暴れしたツケを銀行に背負わせた負い目からか、それとも政治献金に対する見返りかどうかは分かりませんが、貸金業規正法改正案は、恐らく銀行に対する優遇であり、ひいては国会議員(もちろん一部の人間でしょうが)自らを優遇したいのだろうということが予想されます。ちょこっと変えたふりをして、根本的な解決にはなっていない議員年金廃止と同じ発想なのでしょう。国民はそんなにバカじゃありません。

この問題に関しては大手メディアも世論の追い風を感じたのか珍しく、激しい批判を繰り返していますが、こういう理不尽な法案も衆議院で自民党が圧勝し、自公が結束している状態なら、簡単に可決されてしまうのが現在の国会です。郵政民営化YESかNOかは、自民党の政策にYESかNOかという考え方に摩り替わっているのですから。天引きがみるみる増えていく毎月の給与明細をみていると、本当に腹が立ちます。公明党はこの先もし、自民党との連立を解消した場合、現在のこの無茶苦茶な政治をどう評価するのでしょうか。「公約は守り続けた」と言われても嘘っぽく聞こえますし「あれは間違っていた」だけでは済まされないと思うのですが。
Sora_1

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