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July 03, 2006

限界

サッカー、中田英寿選手が引退を表明しました。ココログ一つとってもサーバーの動きがのろいので、みんなこぞってこの歴史的な出来事の「ような」ことについて更新しているのでしょう。残念だ、とか、もっとやってほしい、とか。僕はそんなことはどうでもいいのですが、次期代表監督として交渉が進んでいるオシム監督の下で走る中田選手の姿はみてみたかったような気がします。「もっと走れ」というのは、2人が共通する考えのようですから。

さて、9時半過ぎのニュース速報から、10時台の各局のニュースは、こぞってこの話題を取り扱っています。日記の最後に「引用、転載を禁止します」という類の注意書きを無視して、テレビ局は引用をしまくっていますが、それだけ傲慢でも許されるのが、大手マスコミということになるのでしょう。ただ、ニュースの出所は同じ、中田選手のホームページです。これとてアクセス競争に勝てば、誰だってタイムリーに知ることが出来る情報です。それを自分達のスクープのように取り扱うのに違和感を覚えます。

インターネット時代において、マスコミが最も気にしたのは、視聴者や読者が情報をリアルタイムで入手できることでした。それは、マスコミの死活問題となりかねませんから。結果として記者クラブ制度や企業のリークなどがこの危機を救ったことになるのでしょうが、企業や官庁は一般に公表するベースの情報とそうでない情報を使い分けるという、いびつなリリースを行うようになっています。そういう構造だからこそ、某大手経済紙が某大手石油会社の子会社が率先して値上げしているような提灯記事のようなものを書いて、一般市民は、ガソリンはきちんと値上げされているのだなと錯覚してしまうのです。

今、マスコミは中田選手本人のコメントの確保に躍起になっていることでしょう。一説には本人のコメントを収録したVTRがあるようです。俺が日本を背負っていたと発言していても許されるのは、恐らく彼ぐらいのものでしょうが、ブラジル戦後のピッチで一人で寝転んでいたことといい、大手マスコミはもとより日本国民を右往左往させる壮大なる演出は、今の彼にしか許されないことでしょう。

気になるのは、中田選手の今後です。若い頃はサッカーよりもMBAや弁護士資格取得のほうが興味があるんじゃないだろうかとか言われていましたが、本人はサッカーに関わりたい意志を持っているようです。既に巷のサラリーマン連中は、三浦和良選手とコンビを組ませて、セブンイレブンのイメージキャラクターに起用してみてはどうかなどというアイデアも出ているようですが。もちろん、2人の背番号にちなんで。繰り返しますが、惜しむらくは、オシムジャパンで彼の姿がみたかった。
Nekoneko

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Comments

 転載はともかく、引用の自由は著作権法で保護されていたような。

Posted by: 匿名 | July 17, 2006 at 05:45 PM

仰るとおり、一定の条件を満たせば引用になります。ただし、引退表明後暫くは、テレビや新聞はHP上の文章だけしか流していないので、引用の条件の一つとされる『質的にも量的にも、引用先が「主」、引用部分が「従」という関係にあること』を満たしているかは疑問に思っていました。突然の引退表明であること、彼とマスコミとの経緯や彼自身が海外にいることなど、中田氏本人からはコメントを取るのは極めて困難であるということからすると致し方ないのかもしれませんが。コメントありがとうございました。

Posted by: yu-worldmaster | July 17, 2006 at 09:09 PM

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