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June 21, 2006

秘策

W杯まっさかりです。あちこちの店で「W杯放映中!」という看板。まさに猫も杓子もW杯ですが、日本戦を中心においしい試合の放映権(衛星放送含む)を確保しているのはNHK。そこまで世話になっているのですから、みんなきちんと受信料払えよ、と言いたくなるのは僕だけでしょうか。NHK職員の無駄遣いなど腹の立つことは沢山ありますが、流行スタイルのように不払いを決め込む人々が多いことがどうも解せません。

小耳に挟んだのですが、日本戦が何故、過酷なデーゲーム2試合が組まれているのか、サッカーファンの間で話題になっているようです。今回の試合の時間帯は3種類です。昼、夕方、夜。日本がブラジル戦のみが夜。本来なら3試合をきちんと振り分けているはずなのですが、何故か体力的な負担の大きい昼の試合が2試合も組まれています。

これはあくまで憶測ですが、日本の時間帯に無理に合わせたのでは?という噂もあります。今回の日本戦の放送権は、超大手広告代理店が一括して購入して各放送局から放送権料を徴収する形式がとられているようです。従来はNHKが購入していたように記憶しているのですが、一説には1000億円以上ともいわれるように放送権料が高騰してしまったのか、入社も仕事もコネまみれと揶揄される某社のなりふりかまわぬ営業の賜物なのでしょうか。

ちなみに某社は各地のパブリックビューイングを仕切っていますし、そこらへんの居酒屋などでW杯の放送を流しながら大人数で応援する、パブリックビューイングまがいの行為に目を光らせています。カラオケ使用時の著作権料に目を光らせるJASRACさながら(これは大事なことなのですが)ですが、お祭りに参加した人々からいちいち入場料を取るような行動は、極めて欧米流で日本にはどこか馴染まないなという感じがしなくもありません。

さらに某社は今後10年近く、アジアでのFIFA関連試合の放送権を取り扱う権利を獲得しているようです。放送からCM、視聴率調査まで多くのものが一極集中。もちろん、当事者のテレビやラジオでこんなことを取り上げるはずもないでしょうが、我々国民が知らない間にさまざまなものが一ヶ所に集中するのは、どこか不気味な感じがします。

今回のW杯の日本戦、これまでの話を踏まえると、曜日はともかく夜10時キックオフと時間帯はかなりいいタイミングであるといえます。ただ、選手の体力は別物。クロアチア戦もしくはオーストラリア戦のいずれかが、視聴率を目的に本来の夕方から昼に移動されていたとしたならば、国内で必死に応援するファンの気持ちを踏みにじるということにもなりかねないでしょう。

Vs01
それはさておき、巷ではにわかサッカーファンが闊歩するようになりました。本格的にやっていたのか、体育の時間だけなのか「昔、サッカーをやっていた」という人がゴロゴロ。相手先でこういう人に捕まると地獄です。まるで、サラリーマンがあたかも自分の考えであるかのように某掲載紙に書かれていた論説をそのままなぞるように、サッカー解説者が言っていたような特段目新しくもないネタが並びますし、選手の名前を間違えることもしばしば。そういう僕も、クレスポとクラウチがごっちゃになっています。クレスポがロボットダンスをしたら、それはそれで凄いかもしれませんが。

さて、剣が峰に立たされた日本は、ブラジル戦が迫っています。テレビや新聞では、やれ誰を外せだの誰を使えだのさまざまな意見が飛び交っていますが、付け焼刃の対応でいきなり結果が出るとはなかなか考え難い状況にあります。そこで、いくつか手軽な(?)秘策を考えてみました。

Vs02
まず、アレックスを積極的にゴール前に切り込ませます。ブラジルのDFが、一瞬「仲間?」とひるんだ隙にゴール!名付けて「カモフラージュ作戦」です。
ファウル覚悟で黄色いアンダーシャツを着て、ここ一番で脱いでプレイするとさらに効果的です。審判には「日本のユニフォームは破れやすいヨ」と説明すれば、何度かお目こぼしをいただけるかもしれません。
アトランタ五輪のバレーボールで米国代表に入ってしまったヨーコ・ゼッターランド(堀江陽子)氏と戦う日本選手みたいな感じでしょうか。

Vs03
2つめの秘策は、90分間、とにかくジーコ監督に泣いてもらうという「どうしたの?作戦」です。
彼は、ブラジルでは神様のような存在なので、選手達は日本戦である程度気を使ってくれる可能性はありますが、さらにジーコ監督がずっと泣きっぱなしだと「やっぱり大人気ないかな」とさらに手加減してくれる可能性もあります。
ジーコ監督に90分間、ひたすら知恵の輪を解いてもらうという「ひとりででき太」作戦はどうでしょう。ブラジル選手達が「サッカーより楽しいものがあるの?」と気にしている隙にゴール!

Vs04
最後の策は、日本のサポーターに黙ってもらうことです。熱心なサポーターが無観客試合で外からエールを送ったり、激しい当たりで倒れた選手を勇気付けるように名前をコールするのは選手にとって心強いものだと思いますが、試合中ほぼ全ての時間帯で大音響で歌ったりコールし続けるのは、時にプレイの邪魔になるのではと思うことがしばしばあります。声を掛け合ってのコミュニケーションはサッカーには重要でしょうから。
それが駄目なら、次のサッカー日本代表の監督は、プロ野球チームの監督やコーチ経験者を起用してみては?なんて思います。もちろん、コミュニケーションは全てブロックサインで。

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June 16, 2006

腹の立つことばかり

サッカーW杯、オーストラリア戦での誤審がクローズアップされていますね。終盤、ペナルティエリア内で駒野選手が倒されたあのプレイです。福西選手が猛烈に審判に抗議してました。あれがPKになり、得点されていれば、残りの試合時間を考えても最悪、同点で終わっていたことでしょう。誤審だからといって勝ち点をもらえるわけではありませんが、日本人にとって、自分自身を納得させる材料が出来たのは、せめてもの救いかもしれません。ドーハの悲劇、柔道・篠原選手の幻の金となど、後世まで語り継がれることでしょう。

ただ、この誤審問題を帳消しにする方法が一つだけあります。日本の決勝トーナメント進出です。例えば、WBCで不可解な判定により米国に負けたといっていい日本は、その後、世界一になったことでこの誤審は日本人の頭の中には「いい思い出」として昇華されています。デービッドソン氏もバラエティに登場するぐらいですから。クロアチア戦、ブラジル戦は正直、観るのも辛いのですが、これからが重要です。

さて、日本銀行の福井総裁が村上ファンドに出資していた問題もクローズアップしています。総じてけしからん奴だという論調になっていますが、問題なのは自らの政策が株価に影響を与えやすい日銀総裁の立場にありながら、ファンドに出資し、株を保有していたということです。遡れば株を保有していた総裁もいたかもしれないので微妙ですが、少なくともファンドを解約した時期が今年2月という、絶妙なタイミングなのは問題視されるべきでしょう。

一方で気をつけなければならないのは、「村上ファンドに出資していたから、悪人だ」という論調です。これは一歩間違えば誹謗中傷ともとれます。あれだけ持ち上げていたホリエモンが逮捕されるや否や袋叩きにし、遡って彼と関係のあった企業や人間まで犯罪者のように叩くのと似ています。別な言い方をすれば、後から法律を作って、遡って罪に問うようなものです。あとから何かやったり言ったりするのは誰でも出来ますから。

テレビや新聞では福井総裁に対し「説明責任を果たせ」という厳しい指摘がなされています。一部の新聞は無茶苦茶な報道で記者のメモ一つ示して説明することすら出来ないのに、何が説明責任だと言いたくもなりますが、この説明責任という言葉、どうも時代遅れになっている感じがします。

説明責任とは、それなりの力のある人や立場の人が、利害関係のある人に説明をする性質のものです。つまり、マスコミは、利害関係のある人に代わって、取材対象から説明を聞くということになります。例えば、税金などの無駄使いに関しては、国民に代わってマスコミが政府などに問いただすということになります。我々があんなに抑圧的にモノを聞けるとは思いませんが、マスコミの本質はそこにあると思います。

ただし、説明を聞く当事者がそれぞれ…例えば中央官庁や地方自治体、業界団体の建物の中に記者クラブを作っていることで批判の筆が鈍るという指摘は、あちこちで聞かれます。例えば、テレビ番組などで税金の無駄使いを指摘する場合は、クラブ担当記者が真っ向から攻めるのではなく、遊軍の記者が動き回っていることも少なくないようですし。

リークやニュースリリースの投げ込みまみれで説明責任を求める際の元ネタすら収集する能力が退化し、個人情報保護と騒ぐマスコミは、一方で特定の人物の情報は平気で暴いたり、誰彼かまわず「説明責任」という言葉を振りかざすような時代になってしまいましたが、結局は当のマスコミ自身が騒ぎまくった4点セットすら、未だに何も解決することなく、さまざまな問題が放置されたままうやむやなっています。

いくつか例を挙げると、防衛施設庁はトカゲの尻尾切り、耐震偽装問題は外堀すら埋められず、米国産牛肉はやがて輸入され、村上氏は結局、鼻クソ程度の罰金を払うだけで余生をのうのうと送り、野党も飛び火を警戒して村上ファンド関連の問題には手が出せず、先日の医療過誤の判決では、逮捕された医師は有罪なものの執行猶予がつき、やろうと思えば医者を続けられ、組織的な隠蔽を図った病院はそのことを判決で指摘されただけで終わり(病院側は隠蔽そのものを否定していますが)などなど。

オリックスの宮内会長は、村上ファンドの出資に対してノーコメントを貫いていますが、これはある意味頷けます。説明責任をすべき立場にはありますが、先ほども述べたとおり村上ファンドに出資しているからといって悪人であるわけではありませんから。会見でマスコミが「ダンマリを決め込むつもりですか」といつものように正義の味方ばりの姿勢で問いただす場面もありましたが、そんなことを聞く前に、山積している世の中の理不尽な疑問点を一つ一つ検証してもらった方がよっぽど存在価値があるような気がするのですが。
Ajisai

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June 10, 2006

LOSTseason2

CinemaX番外編。

LOSTseason2
製作・監督・脚本:J.J.エイブラムス
出演:マシュー・フォックス、エヴァンジェリン・リリー、テリー・オクィンほか。
上映時間:54分?
(公式サイトはここあたり)

「集団体験」

CSで5月まで放送されていたLOSTのシーズン2のジャパンプレミアです。もともとカタカナの名前を憶えるのが苦手な僕は、シナリオの勉強にと何を血迷ったか何冊か購入したハーレクインロマンスはどれもわずか数行で挫折。海外ドラマは、地上波で放送されたXファイルの最初の方だけしか観ていなかったりします。その後はダーク・エンジェルも、24も観ていませんが、LOSTだけはハマってしまいました。ただでさえ登場人物が多いので、諦めがつきますから。

LOSTのあらすじは、サイトから引用すると「オーストラリアのシドニーからアメリカのロサンジェルスに向かっていたオーシャニック航空815便は、太平洋上で乱気流に巻き込まれ、墜落してしまう。機が堕ちたのは、どこか南の島の海岸だ。医師ジャックは生存者たちを手当てするうち、一行をまとめるリーダーになっていく。生存者の数は48人だった」ご覧になっていない方は、DVDを買うか、借りるかしてチェックするといいでしょう。

試写会は、恵比寿ガーデンホールでした。5時半頃に行くと、何と一番でした。しかし、2番目には試写会荒らしと思しき男性、3番目には山田隆夫と前田吟を足したような男性…見るからに良い人そうな風貌ですが、僕はちょっと苦手な雰囲気がします。4、5番目は女性で、6番目はおっさん、2番目の男性と顔見知りで、同じく試写会荒らしのようです。

2番目の男性は、6番目のおっさんとひたすら映画の話をしています。好きな俳優は…意外な人を挙げたのは憶えているのですが、はっきりと憶えていません。翌日、バルトの楽園の舞台挨拶つき試写会に行くということを繰り返していました。始発だと一番にはなれないので、自転車でNHKホールに行き、夜中から並ぶとか。凄い根性です。

一般の人間が並んでいる脇を、関係者や招待者が素通りして行きます。何だか格差社会の縮図みたいなものを感じます。この試写会は結局、関係者が半分ぐらい占めているようでした。多すぎです。開場時間を過ぎると、3番目の男性の恋人と思しき女性がぴったりとくっついていました。綺麗に3列に並んでいるのに、しかも先頭なのにその露骨な割り込みはないでしょ。結局、この男性は開場と同時に僕と2番目の男性をブロックして、一番乗りで開場入りしました…嫌な印象はやはり当たりました。

ジャパンプレミアは、クリス・ペプラーの司会でゲストは日本版のエンディングテーマを歌う伊藤由奈でした。シーズン1はケミストリー。この辺りはオリンピックなどでテレビ各局が勝手に公式ソングと位置づけるような雰囲気なのでどうでもいいのですが、面白かったのはハワイ出身の彼女が、綺麗な日本語を話すのに、ややこしい内容は英語でしか理解出来ないというところでした。時折、英語で話し始めたり、難しい日本語が分からない人は往々にして、そのレベルの日本語の発音が出来ない人が多いですから。

軽いインタビューと曲のプロモーションビデオを強制的に見させられて、いよいよシーズン2の第一話が放送されました。具体的な内容は7月以降のCSでチェックするといいと思いますが、シーズン1に比べ面白くないという噂もあった割に、かなり面白い第一話でした。意外なシーンに繋がる冒頭部分、そして、LOSTの最も大きな特徴である次週までの「引っ張り」とエンディングまでの「間」も健在でした。「何だよー」と毎週思うエンディングも大人数で観ると大迫力でした。観客の人数分のため息と「何だよー」が渦巻く異様な会場。貴重な経験でした。

ところで最も気になるのは、この話、どういう終わり方をするのか、そして、この島は一体何なのか、謎の人物は一体何者なのか、積み重ねられる謎が、LOSTのヒットを生んでいるといえますが、これだけ謎が多いと、最後にきちんと拾ってくれるのか、心配になります。死海文書だ何だとか、謎が謎を産み、様々な憶測を呼んだものの、結局は何も拾うことなく無茶苦茶な終わり方をしてしまったエヴァンゲリオンのようにならないよう、今はただ祈るだけです。そして、日本の連続ドラマが安っぽい演出で真似をしないことも祈ります。

~鑑賞メモ~
鑑賞日:平成18年6月7日
劇場:恵比寿ガーデンホール
観客数:ほぼ満席/300席?
感涙観客度数:不明
※各ターンは個人的に設定、感涙観客度数は場内の鼻すすり音で推定。

ついでに紹介!


LOSTシーズン1とエヴァンゲリオン(TV版)どちらも、レンタルした方が手っ取り早いかもしれません。アフィリエイトの意思全くなし。

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June 07, 2006

まーたはじまった

エレベータのトラブル、誤作動の情報が次々と報じられています。あたかも、この手のトラブルが国内はおろか海外のあちこちで頻繁に起こっているような取り上げ方に少々疑問を感じてしまいます。そこまで波紋を広げようとするのなら、どうすればいいのかぐらいは提案したほうがいいのでは、と思います。メーカーがやるべきこと、我々利用者がトラブルに巻き込まれたときの対処法とか。騒ぎ立てるだけでは、エレベータに乗るなと言っているようなものです。

トラブルの比率も気になります。かつて、テレビや新聞などで公園の遊具の事故やJR西日本の僅かな距離のオーバーラン、自動車の炎上など、事故や問題が発生した途端、全国津々浦々で発生しているように報じられましたが、発生の比率そのものは大きく報じていた当時と今とではあまり変わっていないはずです。エレベータも同じ。定期点検以外に毎週のように点検を繰り返しているエレベータなんか、そこらへんに沢山ありますから。何かが起こった途端に大騒ぎするのは、単に利用者を混乱するだけのように思えてなりません。

トラブルに巻き込まれた被害者の葬儀にエレベータメーカーの社長などが参列しましたが、DVカメラ片手に殺到する記者も異様な感じがしました。「責任を感じないのですか?」「人が一人亡くなったんですよ」といつものように正義の味方を地で行く熱血漢の方々。彼らは社長らに必死に食い下がり、タクシーが走り出すと「危ない!」といつものように叫んでしました。危ないのはあなたたちでしょう。仮に彼らが葬儀に参列しなかったら、それはそれで大騒ぎしていたことでしょうし。

DVカメラ軍団は村上氏逮捕の直前、記者懇談会(?)の会場を後にする阪急HD社長にも群がりましたが、あの時も光景も異様でした。駐車監視員を追い回した6月1日、逮捕前の秋田の女性を取り囲み追い回したことといい、小学生のサッカーのようにマスコミが一極集中して行動するのは恐怖すら感じます。秋田の女性の二面性は驚きを隠せませんが、それを面白おかしく報じる前に、一個人であったはずの彼女に付きまとった自分たちの行動も異常だったと感じるべきでしょう。

その駐車違反取締りの新制度ですが、駐車監視員に暴行した男が逮捕されました。本当は、初日にそういう現場を撮影したかったのでしょうが、さぞかし残念に感じていることでしょう。と、ちょっと意地悪な見方。
Kinekoneko

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June 06, 2006

一方的

殺人エレベーターに批判が集まっています。過去、管理している港区住宅公社は、エレベータに閉じ込められるなどのトラブルを区に報告していないことを問題視していますが、そこだけに批判を集中するのもあまり意味がないようが気がします。必要なのは緊急の安全点検。箱(?)が完全に静止していないのにドアが開くエレベータなんかあちこちにあるわけですから。それにしても思いもよらぬ場所で不意に命を奪われ亡くなった高校生の冥福を祈らずにはいられません。

さて、昨日の朝刊に「村上氏逮捕へ」という記事がデカデカと掲載されていました。その前後のテレビのニュースでの扱いも大きいものでした。この手の報道は「抜き打ち検査を明日やるぞ」といっているようなもので、どうも腑に落ちないのですが、それ以上に目立つのは、村上氏は悪い奴だという一方的な報道です。もはや「ヒルズ族はけしからん奴が多い」という世論(偏見?)に後押しされているのか、マスコミがこてんぱんに叩いています(村上氏は5日午後逮捕)。

過熱するマスコミ報道の中でも、心なしかテレビ局の報道が過熱気味なような感じもします。過去、ヒルズ族に痛い目に合った会社も多いので、仕返しのように意気込んでいるような感じもしなくもないです。被害に遭っていない会社も弔い合戦のような勢い…でもこういう状態って、やっぱり異常ですね。

マスコミも村上氏を叩いてばかりいるのなら、どこまでがインサイダー取引なのかを、きちんと検証する方にエネルギーを割いた方がマシなような気がします。子供の頃に親から100万円もらって、社会人になるまでに1億円に増やした話なんか、どうでもいいわけですから。ライブドア事件で問題になった投資事業組合を含め、どこまでが脱法で、違法で、合法なのか、きちんと調べた上で我々に教えてもらえば「新聞って、なかなか存在感あるじゃん」と見直されると思うのですが。

金額は天と地ほど違えど、大手新聞社の社員がインサイダー取引をして度々問題になっていますし。インサイダー取引の線引きって、本当に難しいと思います。自分が情報を仕入れて、家族にでも動いてもらえば、儲けすぎて目立ってしまわない限り、バレる確率は極めて低いといわれているわけですから。阪急タイガースや村上タイガースになるとか一斉に騒いでみたり、星野SDの「天罰が下るでしょう」という上っ面だけの発言を天の声のように取り上げて阪神ファンを煽ってみたり、マスコミは読者や視聴者に何を伝えたいのか、さっぱり見えてこないのは気のせいでしょうか。
Otsuka

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June 05, 2006

迷走

秋田の男子児童殺害事件で、容疑者が逮捕されました。先日亡くなった女児の母親でした。先日の日記にも触れましたが、近隣住民から毛髪の提供を受けただとか、「33歳」にこだわった連想ゲームとか、今回の異様な報道は強烈に印象に残りました。その新聞やテレビでは、堰を切ったように続々と情報が垂れ流されています。明らかに撮りためておいた写真や映像が流れるのがいやらしいですね。特に一部の新聞では、早くも報道や捜査の手法に対する反省や批判が掲載されました。

ある新聞では、「これこれこうやって、報道に関する申し合わせをしたが、週刊誌の行過ぎた報道が問題だったとか、過熱する報道から対象者(後の容疑者)を守るため、警察が監視することには問題があった」ことなどを指摘していますが、自分達も問題の火種を作ったことを忘れてはなりません。大混雑する遊園地で「何でこんなに混んでるのよ!」と逆ギレするおばさんと同じです。自分もその他大勢なのですから、後になって我々は節操を守りましたというのはずるいような気もします。

一方、ジャーナリスト宣言をしても論説がブレまくっているある新聞は早速、容疑者が借金を重ねて自己破産をしたとか、男児が殺害された当時の容疑者に対する一問一答を長々と掲載しました…何の意味があるの?前述の新聞もそうですが、「我々は実は犯人を知っていた」と自慢しているようなもの。でもこれって、富士山が爆発した後に「実は予言していた」と言っているのと同じです。前述の新聞といい、大手マスメディアとしてのメンツを守りたいがための醜さばかりが目立ってしまいます。

新聞やテレビなどの今後の論調に注目が寄せられますが、まさか、ジャーナリスト宣言をしたあの新聞は、今日の朝刊でさんざん容疑者のプライベートを暴いておいて、翌日になって報道する側の過熱報道が問題だったと批判したりはしないでしょうね。

今後は、亡くなった女児を安易に事故と処理してしまった県警の責任や女児は本当に事故だったのか、殺害されたのなら誰に殺されたのかなど、解決しなければならないことは山ほどあります。ともあれ、今回の騒動に巻き込まれた何の罪もない2人の児童の冥福を祈らずにはいられません。
Nohitnorun

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June 04, 2006

矛盾だらけ

6月1日から駐車違反取締りの民間委託制度がスタートしました。その日の夜から、テレビなどでは機器のトラブルやモタつく監視員の動きを面白おかしく取り上げていましたが、これは当たり前。生まれたての子供が歩けないのを大人があざ笑うようなもの。こんなバカ騒ぎをするぐらいなら、他のニュースを取り上げたほうが100万倍、マシです。

そんなバカ騒ぎも、一つだけなかなか撮る事が出来ない映像があったようですね。監視員と違反者とのトラブル。バカな記者が切符を貼られてムカついている違反者を煽るシーンもありましたが、多くの地点でそういう挑発も不発に終わったようです。本当は、千代田区が歩きタバコ禁止条例を施行した時の様な、逆ギレするOLや会社員の映像が欲しかったはずです。

その条例も、今や駅前などで監視員の姿を見かけることはなくなりました。非喫煙者の目が厳しくなり、歩きタバコは幾分か少なくはなったような気がしますが、例えば千代田区一つを例にとっても、JRの駅近くの繁華街ばかりで、負けず劣らず歩行者の多い霞が関が対象となっていないのが摩訶不思議。これも、パフォーマンスのようにみせかけて、実はお上に気を使いながら、弱いものを痛めつけているだけという構図の一つなのでしょうか。

駐車違反取締りも同じような構図です。頼りなさそうにみえる監視員たちは、いわば制度の人柱。前にも触れた通り、警備業境界や警備会社などに天下る役人が現場に出ることなんかはないでしょう。後ろに隠れて、のうのうとしているだけ。それにしても施行開始から数日経つのに、未だにテレビなどで取り上げられます。面白おかしく取り上げるだけなら、使いまわしのきかなそうなあの機器の購入にいくらかかっているのか、モロモロの出費に対し役人の大好きな言葉の一つである「費用対効果」がきっちりなされているか、検証してもらいたいものです。

もう一つ、民営化されるはずの郵政公社の車両が対象外となっていることも、問題視するべきでしょう。税制の面で優遇されているとヤマト運輸が猛反発していたのが記憶に新しいですが、配送業者は容赦なく駐禁を切られるのに、郵便局の人間は、例えば配送者を停車して公園で居眠りしていても安心、ということになります。これは著しく不公平です。

一部には、配送業者も対象外に、という声もありますが、これも問題がありそうです。例えば、車椅子のマークの入ったステッカー。これは誰でも自由に買うことが出来ますが、家族に身障者がいないのに車に貼り、公共施設やスーパーの身障者専用駐車場に停める人も多いようです。駐車違反除外の許可証も、勝手にコピーしてダッシュボードに置いている人もみかけます。性善説に沿って物事を考える時代なんか、とっくに終わっている訳ですから、ルールを決めるには、慎重にならなければいけません。

ちなみに、駐車監視員の受け皿となっている警備業界ですが、機械警備の緊急出動などに使用される警備車両についても、パトカーや救急車などと同じく緊急車両に指定したり、少なくとも駐車違反除外車両として認めてもらうような要望もあるようですが、これもルール通り使用されるかが疑問です。業界の内部でも「駐車違反除外車両に認めてもらうと、自家用車を勝手に除外車両にして悪用する中小の警備業者の社長が絶対に出てくる」という懸念もありましたし。

秋田小1男児が殺害された事件で、近所の女性の実家などの家宅捜索が始まりました。それにしてもこの歯切れの悪さ。この女性とは、まぎれもなく先日ほぼ同じ地域で亡くなった女児の母親です。マスコミはこの女性が犯人だと確信してこの女性の実家の家の前に張り付いておいて、動きがあってもオブラートに包んだような表現しか出来ない…盗作疑惑にしても、仮に万が一盗作でなかったという場合に備えて、断定的にとらえない報道がなされています。松本サリン事件の大失敗以降、大手マスコミでは見込みでの報道を極端に控える傾向にあります。その一方で、インターネットの普及で、せっかく伏せられていた情報も何もかも包み隠さず垂れ流しになってしまう…これではテレビや新聞の存在が色褪せてしまいます。

最近、テレビで学校などの映像を撮影した映像を流す際、やたらモザイクやボカシが入っているのが気になります。全部の場合もあれば、一部の児童だけにモザイクをかけるという例も。この場合は、父兄にいちいち確認しているようですが、だったら撮影なんかしなければいいのに、と思います。個人情報保護法という意味不明な法律に踊らされて、マスコミが過剰に反応しすぎた結果、何でもかんでも隠したがる国民を増やしたのは、自分達の責任でもあるわけですが。

先日、数十年前の中国に工場の視察に行った人の話を聞きました。当時は、人民服に身を包んだ男性に囲まれ、質問に答える度に彼らが必死にメモをとる光景が印象的だったそうです。他国の情報やノウハウを真剣に取り入れようとしていたと思われますが、彼らから出てくる情報は一切なし。これは、自分の情報ばかりを隠して、情報化社会だから求める情報は何でもよこせという、今の多くの日本国民の発想に似ているような気がします。これでは、世の中が上手く回るわけがないと思うのですが。

秋田の小1男児の殺害事件に関しても、もう少し交流があったならば、こういう事件が起こらなかったのかもしれません。子供達同士が仲良しでも、親同士の意思疎通がなされていなければ、せっかくの善意(女児の思い出にと、男児の親が2人の児童が遊ぶビデオテープを贈ったとされる)もそうはとられなかったかもしれませんから。女児が誰に殺されたのかは未だ謎ですが、男児殺害の犯人は間もなく明らかになるでしょう。マスコミが報じる、33歳の女性という表現も下心ミエミエ。先日亡くなった女児の母親の年齢も33歳ですから。

前述の通り、大手マスコミは大挙して彼女の団地や実家に延々張り込んで置きながら、動きがあっても奥歯にものが挟まったような表現しかしていません。仮にこの女性が犯人でなかった場合に備えて「33歳の女性だからといって、女児の母親と勘違いしたのはあなたたち視聴者や読者だからね、しーらない」と言っているようなものです。同じ個人であるはずの、やれ村上だ、和田だと実名を出してバカ騒ぎをしていながら、一方でモザイクをかけまくって名前すら隠す…何を基準にして報道しているのかがみえてきません。

今、個人情報保護法に並ぶ共謀罪について、多くのマスコミで取り上げられています。目配せするだけで逮捕されるだの、極端な解釈ばかりが取り上げられていますが、自民党が民主党案を丸呑みしようとした点などを考えると、作る側にとっては、内容なんかどうでもいい法律なのかもしれません。要は夏のサミットに間に合わせたいだけ。そんなことには触れずに、誰彼構わず逮捕されるというような不安材料ばかりバラまくことこそ問題のような気がするのですが。
Kineko

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June 02, 2006

概況(18年5月分)

動きがほとんどないので、こっそり更新。

5月の重心指数
普段の仕事:50
シナリオ:20
その他:30
(カッコ内は前月比ポイント増減)

~5月の概況~
「普段の仕事」横這い
自分の能力に限界を感じるようになってきました。もはやこれまでか。

「シナリオ」横這い
閑散期です。6月末はNHKの締め切りですが、対応は微妙です。

「その他」横這い
総じて動きのない1か月でした。

スポーツクラブに通ったのは5日。今は代謝が上がるのか痩せ易い時期なのですが、軽い腰痛と生まれて初めて膝を痛めてしまい、あまり動くことが出来ません。腰痛は20年来の付き合いなのですが、膝痛はどういう風に爆発するのか経験がないので怖かったりします。つくづく、歳をとりましたね。

~体位の変化(それは、意味が違います)~
「身長」±0cm
「体重」+1㎏

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