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March 03, 2006

チャラ

メール問題に区切りがついたようです。それにしてもメール問題の発端から永田議員の入院、謝罪まで、コロコロと変わるマスコミの論評が凄かったですね。メール問題が出ると武部幹事長やその息子への批判に群がったかと思えば、永田議員が形勢不利とみるやまたワーッと移動して叩き始めました。小学生のサッカーみたい。最後の最後は「予算審議の時間を無駄にして、国会を何だと思っているんだ」と一喝する始末。自分が撒き散らしたクソを食べながら、またクソをして生活しているようなものです…失礼しました。永田議員に対し「メールの裏取りもせずに」と批判する大手メディアもありましたが、リークと記者クラブでぬくぬくとニュースリリースを待つだけで情報の裏取りをやる能力が薄れつつある彼らにそんなことを責める資格はあるのかな?なんて勘繰ってしまいますが。それにしても「謝罪しなければならないと思います」とか「お詫びしなければならないと思います」とか、前原代表や永田議員だけでなく、多くのお偉いさんや役人が謝罪する場合、どうして他人事のように謝るのかと疑問に思ってしまいます。「すみません」「お詫びします」とどうしてダイレクトに言えないのでしょうか。ついでに、役人上がりが多い議員は「縷々」「善処」「遺憾」など普通の日本人なら一生使わないような言葉を使いますが、同じく役人上がりの永田議員も「得心」という言葉を使っていましたね。横綱かあんたは。プライドの高い人はそうやって謝罪という屈辱を自分なりにカモフラージュする必要があるのかもしれませんが。

民主党前原代表が小泉首相に謝罪した時、永田氏が武部氏に謝罪した時、お互いに頭を下げたり握手をしたことに「けしからん」という声もありますが、絶対に謝らないアメリカ人(偏見?)と違い、日本人は謝ることで人間関係が再構築できるという点もあります。その辺りのなあなあな部分はいかにも日本ぽくて、決して悪いものではないと思います。オン・オフを切り替えられるのが、日本人の器用さの一つなのかもしれませんから。その器用さが、段々となくなってきているのかもしれません。昨日の味方は今日の敵、いや逆。超人と死闘を繰り広げた挙げ句、なあなあに味方にしてしまうキン肉マンみたいなもの。戦国時代においても敵方の武将でも優秀ならば召抱え、国を大きくしていった大名もいますし、国会では、議会など公の場で激しく論戦を交わしても、議場を離れてまでいがみ合いを続けることはありません。議員同士が額を付けんばかりに睨み合いながら議場を後にするという光景も見たことがありませんし。プロレスも同じ。プロレスは一種のショーですから、リングの上でも理性を保ちながら戦わなければならず、リングを降りればなおさらです。恐らく今の日本は、永田議員のようなオン・オフの区別のつかない人が増えているのでしょう。会見や計量の場でも相手にメンチきりまくる亀田兄弟も似ているような気がします。確かに彼らは絵的には面白いですが、きっと彼らのような性格の武将がいたなら、戦のさなかに交渉などに訪れた敵方の武将を平気で殺してしまうでしょう。いや、そんなことはないかな?

メール問題でウヤムヤになった問題が沢山あります。もしかしたらライブドア側からのヤミ献金は事実で、メールが偽者ということで事実が消された可能性もあります。明らかに犯罪を起こしていても人種差別などに問題を摩り替えられて無実を勝ち取るケースもあるというアメリカの裁判のようなことなのかもしれません。それ以外に耐震偽装問題、米国輸入牛問題、官製談合など問題は山積しています。メール問題に先駆けて、自民党議員が民主党議員が起こした犯罪歴などを列挙して委員会が紛糾するという出来事がありましたが、今となってはあの議員の醜態もチャラ、偽議員年金廃止問題もチャラ、何もかもチャラ。
nekosagasi

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