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February 03, 2006

センスなし

東横インの西田社長が障害者の団体に謝罪しました。神妙な面持ちですが、体たらくな会見を行ったのが社長の素の部分でしょう。人はそんなに簡単に変わることは出来ませんから。東横インは、99%ビジネスマン相手のホテルですから、年に1回来るか来ないかの身障者のためにスペースを作るのはもったいないということは、経営の効率化という観点では是だとしても、ルールはルール。たとえそういう持論があろうと会社を率いる立場の人間が口に出すべきことではありません。

一応、東横インのホームページは不祥事を起こした企業がよくやる禊ぎバージョンになっていますが、「通常ページはこちら」(だったら、このページは異常なのか!と突っ込みたくなります)とか、これでもかと謝罪の文章が流れる電光掲示板といい、それでいてオープンを控えたホテルを紹介しながら、多くのホテルが改善(というより設計通りの状態に戻す)がなされないまま、予約も受け付けているという、どこまで本気なのかと思わせるような状態です。こうなったら不買運動でも起こりそうなものですが、なかなかそうもいかないでしょう。

さて、表参道の同潤会跡地に新しい商業スペースのオープンします。その名も「表参道ヒルズ」…またこのネーミングかよ。アークヒルズまではよかったものの、六本木ヒルズで思い切り箔を落とした「ヒルズ」のネーミングを背負ってしまった表参道ヒルズは、地上6階地下6階でちょうど箱を土中に埋めたような建物のようです。上野駅のような構造なのでしょうか。ということは…地震は大丈夫なの?

しかも、一部は住宅。六本木ヒルズのようにまた、夜な夜な成金の方々のパーティが開かれるのでしょうか。表参道や裏原宿がファッションの震源地として注目されてかなりの時間が経過しましたが、今では多くの海外ブランドが店舗を構える中でオープンする表参道ヒルズは、どこか遅きに失した感もあります。それでも勝手に人が集まる場所ですから、成功するっちゃするのでしょう。しないっちゃしないかもしれませんが。秋元康の仕事みたい。

大崎、晴海、丸の内、品川…都内ではあちこちで再開発が進んでいますが、オープン時こそ注目されるものの、お洒落な雰囲気の商業施設は明らかに供給過剰です。六本木ヒルズですら、店舗が入れ替わり立ち代わりしています。ここの来客数は、住民やテナント従業員もカウントしているようなので、信憑性がないといわれていますし。

ノロノロと回転するドアに対するストレスがどれだけサラリーマンの寿命を短くしているかと思えてならないのですが、その元凶を作ったのは、六本木ヒルズ、そして責任のなすりあいをし続けた森ビルとメーカーです。どういうわけかこの問題は、いつの間にか有耶無耶になってしまいました。遅きに失した感のあった森社長の会見の内容対応の誠意のなさ、遅さを責めるマスコミはほとんどなかったような気もするのですが…。

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