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January 15, 2006

お祭り騒ぎ

先日、さだまさしのコンサートに行ってきました。3回目です。コアなファンでもないのに1階の良席で観ることが出来るのは、お誘いいただける友人様がいらっしゃるからです。だからといって、いやいや行っているわけではありません。もちろん曲もほとんど知りませんが、間のトークに共感できる部分がかなりありますので。
例えば、寝台特急「さくら」のエピソードとか。さだ氏は長崎の生まれなので寝台特急といえば「さくら」なのですが、僕にも共感出来る部分があります。僕の原点は受験や上京にも使った寝台特急「富士」です。以前ここにも書いたエピソードですが、もし、「富士」が廃止されたらそれは田舎に帰る時だと思っていたほどの存在です。ただし、結局は「さくら」の廃止で不本意ながら相方の「はやぶさ」と合体してしまい本州内は「富士・はやぶさ」という中途半端な状態で走っています。これで廃止されたら、どう判断していいのか迷うところです。まさに行事が軍配を上に上げたような中途半端な状態で戸惑っています。
九州の田舎の駅にも停車する「富士」は、故郷との繋がりを感じる数少ない存在で以前はダイヤの関係でタイミング良く新橋駅を通過するので、走っているだけで励まされた事数限りないのですが、今は目撃しても感動半分。上りの場合は前半分がはやぶさですから。このモヤモヤをどこにぶつければいいのやらと思ってしまいます…話が逸れました。
この日のコンサートは、楽屋参りというおまけがついていました。加えて警備員時代に愛聴(?)していたラジオのアナウンサーが一緒にコンサートを観ていたというのも非日常的でしたが、加えて舞台裏でさだ氏が目の前で頭を下げています。この状況で「気後れ」という現象を久しぶり…もしかしたら初めて経験しました。
コアなさだファンなら失神しそうな状況ですが、奥の部屋には有名人が多数いましたが、僕らのような一般人を中心とした舞台参りの人間はその部屋まで行けないような雰囲気が漂っていました。別世界の奥にさらに別世界が存在するような。やはり社会というものは平等ではないのだなということをあらためて感じました。

さて、スキーのジャンプ、岡部選手が札幌シリーズ(?)3連覇を果たしました。いつの間にか引退してコーチになっていた斎藤(浩哉)氏と二人三脚で荒波を乗り越えてきたのですね。前にも述べたとおり、レギュレーションの変更は岡部選手のような身長の低い選手に最も不利なものですから。
絶好調の岡部選手ですが、好調と話題性に相乗りしてマスコミが過度な期待をかけすぎるのが心配です。五輪に何度も出場した選手ですし、リレハンメル、長野の団体でメダルを獲得したメンバーなのですが、原田、船木選手などの陰に常に隠れてきた存在です。長野での団体金などは、原田選手の功績でもなんでもなく、2回目のジャンプで流れを変えた岡部選手の存在なくしては語れないでしょう。
王佐才という言葉があります。本来は王を支える能力を示す言葉のようです。岡部選手のこれまでの活躍の場面を考えると、ジャンプ陣の切り札としてプレッシャーをかけすぎて潰れてしまわないか不安です。ここは大きな不調もなく競技を続けてきた同じくリレハンメルのメンバーだった葛西選手を表に立てるのがいいのではないでしょうか。
せっかく吹いてきた追い風…いや、向かい風です。マスコミのお祭り騒ぎに巻き込まれないことを祈るばかりです。丸顔と耳の大きさからかつては(今も?)怪物くんというニックネームだった岡部選手ですが、減量で細くなった顔がプレッシャーでさらにゲッソリすることのないように。

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