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December 12, 2005

ないものねだり

久々の更新です。

近所に、おいしいコーヒー豆の店があるんですが、職場の周辺でもお気に入りの喫茶店を発見し、時折利用しています。上島珈琲店。その名の通り、UCCの社屋の1階にあるお店です。UCCの喫茶店は、少しづつ増えているのですが、そのお店とはかなり趣が違います。ここの豆は、超深入り、ネルドリップでブラックでため息が出るような旨さです。ため息の使い方が誤っているかもしれませんが。

殺人事件が続いています。被害に遭われた犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。
例えば姉妹が自宅アパートで刺殺された事件、憶えていますか?次から次へと殺人事件が続くので、新たに事件が発生すると記憶が上書きされてしまいます。人の命に軽重はないはずなのですが、マスコミもとかく最新の情報を報じがちなので、事件が起こるタイミングによってその事件の重大性が訴えられないことがあるのは不条理な気もします。
昨日、塾講師が小6の小学生を刺殺する事件が起きました。最近は悪魔が降りてきたと弁解するペルー人、殺害の直前まで少女に食べ物を与え刃物を突き立てた犯人、どれもこれも日常生活で使用している思考回路では理解不能なものばかりです。大学生が小学生を憎んで殺す…小学生の目線に立ち、熱心さが余っての殺害…という見方も出ていますが、勉強は出来ても小学生から頭が成長していないということなのでしょう。
事件はまたも周囲に波紋を投げかけています。事件のあった塾に子供を通わせていた父兄やその周辺では、管理体制が甘いなど塾と学校を全く同じようにとらえているかのような批判が出ていますが、塾がそこまでやらなければならないのかとも思います。児童が犯罪に巻き込まれる事件などを踏まえ、父兄が登下校を監視し、あちこちから道端に監視カメラを設置するべきとの声が一層強まっていますが、居所の分かる携帯電話まで渡されて親とプライバシーを同化したような子供が、果たしてまともに育つのかどうか疑問に思います。
停学中の容疑者を採用した学習塾にも批判が集っていますが、塾側の幹部が言うように「経歴を調べようがない」というのが正直なところでしょう。必要以上に個人情報について過敏になっている世の中ですから。学校だってクラス名簿を作らない時代です。「己の欲せざるところ、人に施すなかれ」という言葉がありますが、自分の情報はシャットアウトするくせに犯罪者や不審人物、少しでも怪しい人まで情報を求め、監視を求める…この風潮はどこか身勝手で、ないものねだりをしているような気がしてなりません。
「まさかうちの子に限って」とは使い古された言葉ですが、犯人の親は、我が子を犯罪者にしようと育てたわけではないはずですから、明日は我が身であるかもしれないことを頭のどこかに置いておく必要があると思います。
安全神話というものは、残念ながらかなり前に崩れ去ったようです。学校周辺など教育現場においては、これからは父兄が、地域社会がそれぞれでやれることをやり、学校や塾、自治体に何でもかんでも押し付けない意識改革が必要なのではないでしょうか。昔は普通に機能していたことなのですが。
michineko

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