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October 27, 2005

中立性・公共性

千葉ロッテマリーンズが日本一になりました。思えば10年ほど前、旧フランコを率いて2位に躍進した第1期バレンタイン政権が思い出されます。あの頃の応援は今のような統制のとれたものではなかったように思いますが、いかにも西洋的という雰囲気のチームはこれまでになく斬新でした。そういえば阪神も海外から監督を迎えたこともありましたね。ブレイザー。
それにしても今のマリーンズの応援は凄いですね。タオルはもちろん、F1では警告を意味するブラックフラッグ、謎の長い布、虫捕り網、江戸時代の一揆を思わせるようなムシロ旗など小道具がたっぷりです。マリンスタジアムはもちろん、溢れかえった虎ファンにレフトスタンドの上に追いやられた甲子園でも存在感がありました。来年こそ…神宮で。
さてテレビ中継に関しては、特に関東ではテレビ東京の男気が光りました。パ・リーグの試合ということで関東のメジャーなキー局が見向きもしなかった中継をテレビ東京が途中から急遽番組を潰しまくって放映しました。しかも、試合終了まで、マリーンズのパ・リーグ制覇が決まった試合では、監督などのインタビューはおろか、ダラダラといつまでも中継しつづけるという「とことん」さが印象的でした。
まるで、昭和天皇崩御、大葬の礼など番組が皇室関係一色になった中でアニメを放映したテレビ東京の思い切りの良さを感じました。テレビ朝日も少しそういうところがありますが、日本シリーズ最終戦のTBS系列は、MVPを獲得した今江選手のインタビューを途中で切って時代の後追いもいいところのお笑い番組を優先するという、思い切り高飛車な中継の切り方でした。
こういう風を読めないことが、今の騒動を泥沼化しているのかもしれません。楽天、ライブドアなどITという実体のないものを扱って見た目の利益を膨らましてバカスカいろんなものを買っていくことに批判も根強いですが、村上氏が言っていた「何のための上場か」とは、核心を突いているように思います。
そりゃ、国営放送以上に東大エリートが牛耳っているような会社が後発の会社の傘下に落ちることなど許せないことでしょうが、この手の買収でさんざん聞かされる「公共性」とは「自分自身もちゃんと自覚をもっているのかいな?」と聞きたくもなります。サンデーモーニングの件しかり。

さて、先日も申しました通り、日本は自民党の対象を受け、増税一色になりつつあります。小泉首相が議員年金廃止を明示したのは意外でしたが、消費税引き上げだの、第3のビールの増税だの、環境税だの、来年度に向けて増税一色の暗雲が垂れ込めています。まあ「国民に後押しされている」と誤解するような状況になってしまっていることも一因といえますが。
そのなかで持論を翻して増税路線に走ってしまった政府税調の石某という人物に批判が集っていますが、これも当然です。例えば、諮問機関といえど会議がストップするほど頑なにNOという人間は少ないのですから。こういう諮問会議のような方法は、学識経験者や第3者に議論をさせて(いるようにみせかけて)予算なりをとろうとするのは国が得意としている一種の戦法です。この方法だと広く一般から意見を集めたと錯覚できますし、国民の批判から雲隠れすることも出来ます。ただ、このメンバーもやはり頑なにNOと言う人間はいませんから、事務局…つまり官庁などが思った方向にしか進まない会議になってしまいます。道路関係四公団民営化推進委員会は極めて特殊な例といってもいいでしょう。
役人が持っていきたい方向に会議を持っていって、それを根拠に国民の意見として予算をガッパガッパ引き出して思う存分使うわけですから、この国は腐ってしまいますね。
例えば、消費税を増税して、社会福祉に充てるという案も出ているようです。聞こえがいいですが、これまでと々失敗を繰り返す可能性があります。この手の予算は、効率的に使ってきちんと収支が合えばいいのですが、足りないと意味がないですし、余ってしまうとこれまでのように役人や政治家のパラダイスを作ってしまいかねません。社会福祉という点で拡大解釈すれば、以前のグリーンピアのようなものも社会福祉の一種ともとれます。こじつけようと思えば、何でも使えます。見かけ上の公務員削減を打ち出すだけで本当の意味での歳出の削減などどこ吹く風の中で、あのような失敗を繰り返すつもりなのでしょうか。

第3者といえばTBSが楽天の行動を敵対的買収と見るか否かを協議するため楽天側に何回も質問状を
送りつけています。第3者というより、TBSの応援団ということでしょう。視聴率買収疑惑を期に社内調査を行った日テレ、朝日新聞やNHKも確か外部から人を呼んで調査委員会のようなものを設けましたね。このように企業で問題があった場合は社外の人間を中心にした委員会のようなものが作られますが、こういうものは第3者という響きとは裏腹に中立性というものは全くなく、会社の応援団のようにしか思えばいのは僕だけでしょうか。
ここ数年は在京のキー局が順繰りに問題を起こしたり、巻き込まれたりするケースが相次いでいますが、その度に当事者は全てを否定するように何も伝えなくなる一方、他局が積極的に、時に面白おかしく報道することだけが目立ちますね。
これも「公共性」なんですかね。
teruteru

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Comments

I like it when people get together and share ideas. Great blog, continue the good work!

Posted by: Marilyn | April 28, 2014 at 05:01 PM

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