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September 17, 2005

アキバにヨドバシ

明治安田生命の組織ぐるみの不払いが明らかになろうとしています。2回ゴネられたら支払いに応じ、訴訟に持ち込まれそうな案件も早々に和解する方針だったようです。不払いで泣き寝入りした人が最も損をする理不尽な対応。まさに正直者がバカを見る典型です。考えようによっては振り込め詐欺に近い「犯罪」ともいえます。こんな会社つぶれてしまえ。
外資系の生保と民族系のそれとは、日本と米国など外国の大学入試制度に例えられることがあります。日本では一般的に偏差値が高い大学だと入りにくく入学してしまえば少々遊んでも卒業出来ますが、外国の大学は逆に門戸を広く開け、卒業が難しいという場合が多いようです。大学の学費は自分で稼ぐという意識の違いもありますね。日本では大学は遊ぶところですから。大人の階段登る間の踊り場みたいなところです。
生命保険も同じです。民族系の生保は、加入の際に健康診断の結果を開示しろだの、そうでなくてもあれこれ質問されます。僕は社会人になりたての頃、あまりにもバカ正直に既往症を答えてしまったので、2年間は何か制限が入っていたような記憶があります。
逆に外資系では、テレビでもおなじみのように「誰でも入れる」ような触れ込みで老人から病人まで十把一絡げに勧誘しますが、いざ病気にかかったり死んだりすると難癖つけられて保険金がやたら降りにくいケースも少なくはないようです。掛け金が上がらないなどのメリットはありますので、健康に自身のある方はオトク感があるかもしれません。
一方で民族系の場合は、社員がそれぞれ担当していることが多いので、相談に乗れば少々の柔軟性はあるようです。ただ、それも社員次第になるので、これも運としかいいようがないでしょう。羊のように心優しい社員でも明治安田生命のように組織ぐるみで不払いを徹底していれば立て板に水ですし。僕は危ない、危ないと囁かれながら規模の小ささが逆にメリットとなり株式会社化に成功した生命保険にずっと加入しています。D社やN社のようにド派手な雰囲気はありませんが、きっちりフォローしてくれるのでこれからも続けようと思います。三井生命。

さて、秋葉原にヨドバシカメラがオープンしました。初日の16日は人、人、人でごったがえしていました。つくばエクスプレスの開通で秋葉原の人の流れに変化が出てきたと書いたのはついこの間のことですが、このヨドバシカメラも電気街からJR秋葉原駅を挟んだ一角に立地しており、背後が昭和通側となっています。
秋葉原の中央通側は、電気街の名の通り家電量販店からいわゆる萌え系の店(何てよべばいいんだろう)で賑わっています。一方で昭和通り側は中小企業の街という色合いもあり、家電量販店といえば、JR山手線・京浜東北線を境にした限界線(?)を越えてロケットの本店が鎮座する程度でした。そのロケット本店から総武線を挟んだ反対側にヨドバシカメラが出来てしまったわけです。
ロケット本店は、隣接するヨドバシに対抗するために家電やパソコンを中心に扱う店舗からソフト(「アダルト」の文字がたくさん躍っていました)を中心とした戦略に切り替えましたし、目の前の石丸テレビタワーは、さすがにテレビだけじゃまずかろうということで石丸ゲームワンにリニューアルしました。この店も「アダルト」の文字が躍っています。ここでエロ系のソフトを扱ったり、ロケットなどと同様にアイドルやAV女優を呼んでイベントを開催することで客寄せを行っているようです。生き残るために皆、必死になっています。

ヨドバシカメラがオープンする意味を考えてみます。これまで、ビックカメラやソフマップが有楽町に店舗を構えて周辺のサラリーマンを新たな顧客として囲い込んだという事例はありますが、秋葉原以外で勢力を拡大してきた家電量販店が秋葉原に進出したケースはまれです。おそらく初めてではないでしょうか。この場所で勝つためには①価格②品揃えが重要になってきます。メーカー別の陳列は確かに斬新ですが、それ以上の価値を見出すまでにはもう少し時間が必要です。
まずは価格ですが、例えばパソコン本体や周辺機器の場合、商品をピンポイントで絞ればポイントカードのポイントを加味しても割高感がありました。例えば先日僕が秋葉原の小さな店で購入した外付けハードディスクは12000弱でしたが、ヨドバシでは20000円強から15%引きでした。この15%がポイントなのか、値引きなのかははっきりと確認していませんが、たとえ15%引きでポイントを加味しても及びません。

秋葉原の裏通りでは、ゲリラ的に価格が下落するタイミングがあります。噂によるとメーカーの社員があまりにも低価格で売っている店をみかけると是正を求めるらしいですから、タイミングによっては表通りを離れれば離れるほど価格が下がるという奇妙な現象がみられるケースもあります。特にM社などは厳しいようなので、例えばこの会社の液晶モニタは店ごと、時間ごとに変化するケースを実際にみかけることがありました。「これを買う」と決め撃ちで秋葉原に来る場合は、中央通から一本入った通りの店などを念入りに物色するといいでしょう。
例えば、秋葉原地区内でチェーン展開するTとか、秋葉原駅から遠く離れた場所で価格、社員とも頑張っている姿が印象的なZとか、店の場所が分かり辛いことに加えて店員の態度には疑問を感じるものの、ネット通販などで安値のレギュラーとして活躍しているSなどは商品によっては大手家電量販店で購入するのがバカバカしくなるような安値で購入できたりしますし、秋葉原でシンボリックな2つの店舗を手放し、業務が縮小した印象が残る量販店Lなどで突然、最安値の商品に出くわしたりすることもあります。これが秋葉原の面白いところでしょう。
もちろん品揃えでは日本最大級といわれる店舗の広さを誇るヨドバシカメラには叶わないでしょうが、ヨドバシが呼び水となり、秋葉原に来るようになった客が「小さな店のほうが安いし、家の近くのYとかKで買ったほうが便利」と思いはじめた時が大変です。
次に、家電です。僕が初めて上京した時の秋葉原は、まだまだ家電の街として機能していましたが、現在でも「ほんとに安いの?」と疑問に思う、猛獣が歌を歌うあの店とか、赤いアンコウや落雷に逢ったチャーリーブラウンのようなキャラクターの店などで家電を扱っています。免税店という字しか読めない小さな店でも扱っていますが、大きな店が中心のようですが、そうそう際立った安値の商品に出くわすことはありません。東京近郊の人は、郊外型のYやKを利用したほうが配送料も安く済む可能性がありますし、何より納品のタイミングが早く、場合によってはマイカーなどで持ち帰ることも出来ます。わざわざ秋葉原にまで来て買うのかな、という印象もあります。問屋っぽい店がネット通販で恐ろしい安値で販売している場合もありますし。
ともあれ、つくばエクスプレスと直結したヨドバシカメラは、当面は沿線の住民を集めて賑わうことでしょうが「何でもかんでも安い」という錯覚に気付いた時が試練の時です。ヨドバシカメラから中央通側を望むと、同じく大規模な店舗を展開しながら僅かな期間で閉鎖に追い込まれ、パチンコ屋、ディスカウントショップになってしまったビルが見えるはずです。あれらの店舗の二の舞にならぬよう祈るばかりです。

ちなみに、ヨドバシカメラの歌は、ご当地にあわせて秋葉原バージョンになっていました。さすがに中央線は走っていませんから。ITで注目とかナントカとりつくろっていましたが、8分休符が入るところでつんのめりそうになります。確か「(ン)世界中で注目だ~」とかいう歌詞ではなかったかと。外国語バージョンを含めこのほかにもいろんな歌詞がありました。何種類作ったんでしょう?メロディーはビックカメラもほとんど変わらないんですよね。「まあるい緑の山手線」「ふしぎなふしぎな池袋」「まんなか通るは中央線」「東が西武で西東武」「新宿西口駅の前」「高くそびえるサンシャイン」「カメラはヨドバシカメラ」「ビックビックビックビックカメラ」
最初と最後のフレーズがちょっと違うだけですね。お互い逆のメロディーにしても歌えるわけですから、あの曲と同じですね…ド忘れ、黒田節につながっちゃうやつ。
yodobashi

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Tracked on September 17, 2005 at 07:47 PM

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