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September 02, 2005

ノロイ

久々のCinemaXは…。

ノロイ(PG-12)
監督;上田晃士
出演:松本まりか、アンガールズほか
上映時間115分
(公式サイトはこちら

「素の難しさ」

前評判から評価が真っ二つに分かれるノロイです。ホラーは大好きというわけではないので心配でしたが、実際に観てみるとそんなことは全く関係ないわけで…。

本編は実在(???)する小林雅文氏とカメラマンが撮影する映像を中心にテレビ番組などを通じて超能力から心霊現象まで、さまざまな角度から「核心」に迫っていきます。
そんななかで松本まりかという、大学時代の友人、通称「ちはる」さんにそっくりなアイドルがトラブルに巻き込まれ、アルミホイルに身を包んだズームインでベイスターズを応援していたちょっと訛りのある…イトウさん?みたいな男の人を中心に話が展開します。
実話さながらに話を進める展開は、あの「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を彷彿とさせます。僅かな制作費でハリウッド映画を圧倒したこの映画は、途中まではリアリティに溢れていましたが、観た後に「?」3つぐらい並ぶような映画でした。とにかく映像の粗く観ていて疲れてしまった記憶があります。ところがノロイは、雰囲気が似ているだけで勢いは足元にも及ばない…何故か。冒頭に掲げた「素の難しさ」です。

この映画は実在する(?)人々へのインタビューがほとんどですが、そのコメントが「素」とは感じられません。「噛んで」も素の「噛んだ」ではなくて、セリフを「噛んだ」ようになっていて、よくインタビューでガチガチになる素人が「噛む」のとは全く異なるものであることが気になります。役者が物語の中で演じるのとは全く違う、「素」という演技がいかに難しいかを実感した映画でした。加えて劇中のテレビ番組は構成を全く練っていないような前時代の雰囲気…例えば一線から外れたタレントが旅先でバカ騒ぎをする日曜午後のテレビ番組のような。特に松本まりかのコメントが棒読み。主役の小林雅文がいい味出しているだけにもったいない。小林氏の奥さんもいい味出していました。

さて、登場人物たちは、心霊現象の出所を追及すると、ダムの底に沈んだ村の風習が関係する…これ以上はバラしませんが、この手のホラーにはよくある話です。陳腐といえば陳腐。そこにグロさが加わります。確か胎盤か何かを食うシーンがある日韓合作映画(多分)は、途中で退席する人が多かったといいます。そこまではいきませんが、特に最後のシーンは耐え難いものがあるかもしれません。それほど残酷なシーンをもってして何も伝わって来なかったのが残念ですが。

「最終評価:評価外」

興味のある方は実際にご覧になるといいでしょう。この映画が実話(ということになってはいますが)かどうかは分かりませんが、僕は観ている間、ずっと頭が痛く、肩がズシリと重い状態が続いていました。この記事を書いている最中も、高等部から右肩が重く、モゾモゾと痺れの部分が移動する不思議な現象が続いています。ちなみに僕は、霊感というものが全くないのですが。

夏休み中ということもあってか、客席には高校生らしき輩が目立ちました。こいつらが映画の最中にしょっちゅう携帯電話を開きやがって…まぶしいっちゅうの!そんなにメールが気になるのなら映画なんか観に来るな!とノロイたくなりました。

この映画、どこまで実話なのでしょうか?小林氏の公式サイトや公認サイトがあり、かなり前から稼動しているように見えますが、取り繕ったような雰囲気もします。全て演出ならかなり用意周到です。

ま、どっちでもいいんですが。

~鑑賞メモ~
鑑賞日:平成17年8月29日
劇場:シネマサンシャイン
観客数:30/333席
感涙観客度数:皆無
※感涙観客数は観客の鼻すすり音で推定

ついでに紹介!

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Comments

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Posted by: Nelly | April 19, 2014 at 08:17 PM

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