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September 30, 2005

小当たり

国会は杉村大蔵ブームですね。こんな人を追いかけるよりもっと他の人に意見を聞けば?と思うような気もしますが、相変わらずブームに乗ってマスコミも大蔵氏を追い掛け回しています。今回の選挙では、志は高かったものの何度も落選の苦汁を味わった苦労人がいるというのに、そういう人たちの考えを聞いてもいいのでは?虫が好かない元高級官僚とか、ナントカ大使、カリスマ主婦の通りいっぺんのコメントを聞くと腹立たしく思えてきます。もっとピンクおばさんの意見とかを聞けばいいのに。
大蔵氏は、おばさま方は総じて「かわいい」と評判のようですが、天然というよりは危ない雰囲気がプンプンとするあのストレートな物言いは、国会の裏事情を次々と暴露してしまいそうな勢いです。一般庶民はこっそり増税政策で知らず知らずのうちに真綿で首を絞められている状況で国会議員は厚遇されています。国会議員たるべきものとして、そのぐらいの贅沢は必要だという見方もありますが「痛みを分かち合う」という観点からすれば、疑問に思えてきます。
大蔵氏は、何故か暴言を反省する異例の会見を開かされ、無理矢理反省の弁を述べさせられました。そもそも「国会議員の品位」とはどういうものなのでしょうか。湯水の如く金を使い、使途不明金にしたりとか、いろんなところにツケをまわして、国そのものを傾かせるような損害を与えたりすることなのでしょうか。一般庶民はあれだけの厚遇に素直に驚くのは当たり前です。大蔵氏が自民党によってどこまで変えられてしまうかは分かりませんが、教育(?)を施され、通りいっぺんの発言をするようになった大蔵氏はいろんな意味で魅力が半減しているように思えてきます。
まるで「過度なパフォーマンスはやめろ」と協会から注意されて一時はパワーダウンしていた高見盛とか、運悪くレッスンプロのようなコーチに囲まれ豪快なフォームも大きな背番号とともに失われた元巨人の呂明賜のように。

さて、かねてからガンダム世代を主張し、正規のガンダムシリーズに逆襲のシャアを含めてもいいものかと常に思い悩んでいる僕ですが、気になるゲームが発売されました。「UniversalCentury.net GUNDAM ONLINE」対戦モノのネットゲーム(ネトゲーっていうの?)はありましたが、実際に住人となって一年戦争を体験できるゲームは初めてのはずです。ベータ版の評価はあまり良くなかったようですが、かなり魅力を感じていました。価格は通常版が9000円弱、初回限定版パッケージはいろいろな余計なものがついて価格も5割増。
買おうか買うまいか悩んで、発売日の9月29日を迎えました。「初回限定版は即日完売かな?」と思っていると平日の真昼間だからか大手量販店でも売り場は閑散、これといったイベントもなく、ソフトが山積みになっている状態でした。そこを明らかにガンダム世代と思しきサラリーマンが立ち止まり、手に取り、そのまま去るという状況でした。売り場からして嫌な予感がするゲームです。
結局、買おうと思ったのは再びビックカメラを訪れた午後2時前でした。確か、通常版8800円、初回限定版12800円。秋葉原界隈ではそれぞれ8000円強、12000円強、かのヨドバシカメラはビックカメラより10~20円高い値札がついていたような気がします。やはり買うものが決まっていれば電気街の方が強いんです。
10%のポイントがつくと納得させ、最後まで悩んだ挙げ句、「ザクの頭の等身大ポスターなんか使わないだろう」と初回限定版を諦め、通常版をもってレジに並ぶ。後には次から次へとレジ待ちの人たち。
「こちらへどうぞ」と新たに開かれたレジに並び、「ポイントはお貯めしていいですか?」の問いに何気なくはい。50人に1人の言葉が頭をよぎったから。50人に1人タダになるキャンペーン。ただし最高10万円。以前の100人に1人より確率アップ。前回はポイントを使ってしまうとキャンペーンは無効になるといわれ、今回はどうか分からないけど、ポイントを貯めてみた。
「8800円ですね」といわれ1万円を出し、レシートがするすると…「赤字が出たので当たりですね」とハンドベルをカランカラン。周囲の店員から乾いた拍手。当たった。くじ運のまったくない僕が当たった。1万円はその場で返却され、いつもの袋に入れられて店舗を後にする。帰社の道中「初回限定版にしておけばよかった」はともかく、さらに飛躍して「液晶モニタにしておけば凄いことになっていたかも」と現実離れする空想にとらわれ続けていた。当たる人は当たるものなんですね。利用料1575円/月まではタダにはなりませんが、思わぬ小当たりに遭遇することができました。

ということで、家に帰って早速インストールしてみましたが、これがさっぱりわかりません。真っ暗なシドニー(らしい)の街をひたすら歩き回ります。ジャンプして塀を越えるということを知らなかった30分間は、真っ暗な箱庭のような中をひたすら歩き回る状況でした。実際の時間にあわせているのなら恐ろしいことです。仕事を持つサラリーマンの多くが、真っ暗な中でプレイをしなければなりませんから。シドニーの街は、午後1時のサービスを開始から数時間が経っていましたが、既にあちこちで戦車やらジムがガチャガチャ走っているもの凄い状態でした。ショップを探すもあたりは真っ暗で入り口が分からずその日の生活は終了しました。先が思いやられます。
ucgo
しばらくはシドニーにいますので、スキンヘッドのキャラを見かけたら声を掛けてみてください。合言葉は「ゆーわーるど」

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September 23, 2005

リストラ

ダイエー創業者、の中内功氏が亡くなりました。一代で巨大企業グループを築きましたが、拡大戦略の一方、バブル崩壊や阪神大震災を期に経営が悪化しました。晩年は失敗者のレッテルを貼られてしまいましたが、ダイエーから身を引く時に「悪人」であるかのような評価をされてしまうのは疑問に思っていました。今は三菱商事の傘下にあるローソンや、福岡市民、県民、九州人に希望を与えたソフトバンクホークスは、もとはダイエーが産み出したもの。ダイエーが残した多くの爪あとは、中内氏の功績とともに後世まで語り継がれることでしょう。
企業の損失を補填するために私財を投げ打つ点は、私財にしがみついていたそごう元会長の水島広雄氏とは一線を画すべきだと思います。同じくそごうを巨大企業に成長させたという点では評価されるべきかもしれませんが。「日本の顔」として君臨する裏で堤家の家訓にしがみついていた堤義明氏は、彼の境遇を考えると同情する点もありますが、経営者としては論外です。

日本のテレビでは、何故かアメリカのハリケーン「リタ」の襲来をさかんに報じています。勢力を弱めたハリケーンを追い掛け回すさまは、「あの被害をもう一度」と期待しているかのようにも思えてきます。カトリーナによる爪あとも未だ大きく、被害の拡大が懸念されていますが、日本に迫りつつある台風にも注意を促すような報道をしてもらいたいものです。最近の台風に関する報道をみると、地方に向かう巨大な強い台風より、首都圏など都市部を襲う豆台風を熱心に報道する傾向にあるような気もしますが、こうしたムラが、被害を拡大する要因の一つとなっているかもしれないことを肝に銘じるべきでしょう。

さて、NHKが打ち出した新生プランが反響を呼んでいます。内容は、職員の1割削減というものから、受信料の不払いに対し法的措置を辞さないという強硬なものです。人員削減は1200人ともいわれていますが、きちんと削減されているか、NHK本体ではなく、グループの総数をチェックする必要があるでしょう。NHK本体は非営利ですが、周辺には営利の企業であるNHKエンタープライズ、NHKエデュケーショナルなどがあります。教育番組の各種テキストや来年春に打ち切られるプロジェクトⅩ、おばさまを供覧させた冬のソナタのDVD発売などで莫大な(多分)収益をあげた企業です。
NHK本体からリストラされた職員が、これらの企業に「天下り」しないか、きちんとチェックする必要があるでしょう。もし、天下りの理由を「適材適所」と説明しようものなら、いぜんとして天下りにユルユルな官僚と何の変わりもありません。
一方で民間企業のリストラは強硬なものが多く、SONYが打ち出した1万人削減は厳しいものになるでしょう。部門の独自性を尊重するあまり、商品の種類が膨れ上がり、ネットワークウォークマンに関しても、別の部署で似たような商品を出してしまい、市場で食い合ってしまうという単純ミスとも思える失敗もありました。何より、グローバルスタンダードが進む中で「SONY製品にしか使えない」というものが多すぎたことがSONY墜落の要因の一つだったのかもしれません。MDこそ他社が追随してきましたが、メモリースティックは記憶媒体のその他大勢の一つとして開発、現在では優勢ですが消費者の混乱を招いたことは否めません。
僕が使っているVAIOも、周囲をSONY製品で固めれば使いやすいですが、余所者の製品を持っていると極めて使いづらいという欠点もあります。レーベルゲートCDの導入・撤退、マイナーなATRAC3だけだったネットワークウォークマンはMP3が使えるようになるなど譲歩の動きもありますが、遅きに失した感もあります。かつては人気の理由の一つだったデザイン性にもムラがあるような気もしますし。
双方のリストラ、動向を注目したいものです。
butasan

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September 20, 2005

真の偽善者

自民党議員らによる定率減税の全廃をほのめかす発言が相次いでいます。ほら、いわんこっちゃない。彼らは口を滑らせたのではなく、確信犯で言っているのです。例えば「小泉さんがかわいそうだから」と比例で自民党に入れてしまった主婦層の人々(こういう人が多かったようです)が「増税?話が違うじゃない」とボヤいても後の祭り。
既に見直すつもりも全くないエセ年金改革や詐欺まがいの財政改革はどんどん進んでいて、給料や各種の税金もじわじわと上がっています。文字通り真綿で首をしめられて「あー、気持ちいいねー」と思いながら意識が遠のいたり、火のついたでっかい鍋の中に落とされて「いい湯だねー」と和んでいるうちに死んでしまうような状況です。一般市民が気付かないのは当たり前。気付かないように金をむしりとる政策なのですから。
小泉内閣の間は消費税を上げないとは言っていても、肝心の小泉さんは国債30兆円枠の公約を破っても「たいしたことはない」と一蹴した人ですから当てになりませんし、一度は総理大臣を辞して、老兵を一人挟んでまた再登板すれば、消費税引き上げの根拠も成立します。あとは、役人と政治家が過去の過ちをチャラにして、好き勝手に出来る地盤が整います。

先日、各省庁の18年度予算の概算要求が提出されました。毎年のことですが、見ていて「これでは国が滅びるなあ」とつくづく思います。例えば数年前に「意味がない」と財務省が認めなかった予算も、翌年にはまた名前を変えて計上され、認められることがあります。一般市民にとっては本当にどうでもいいことに使われるような予算も担当する課にとってはそれが「仕事」ですから、、血眼になって獲得しようとします。場合によっては金を使って審議会や検討会を開いて「これは国民にとって重要な問題だ」という報告をまとめ、予算の根拠にすることもあります。その会に集める国民も政府サイドのシンパばかりですから、結果もクソもない出来レース。道路公団民営化で猪瀬さんが楯突いているようなケースは極めて稀です。
手っ取り早く予算を削減するには、役所と担当する部署の数を減らすのが効果的だと思います。役人の仕事の負担が増すとの見方もありますが、面倒くさい仕事の多くは外郭団体にやらせているのですから中央官庁自体の負担が著しく増加するとは考えられません。以前、公益法人改革という言葉が新聞などを賑わせました。その後、結果的にいくつ減ったかはほとんど報じられていませんが、独立行政法人という中途半端な役所(厳密には役所ではないらしい)を入れるとそう変わっていないことが分かります。公益法人を含めその団体の多くが独立採算なんか出来っこないわけですから、そこを養う予算も必要になってくるわけです。その周囲にある業界団体や企業の多くも天下り官僚を引き受ける現状にあります。企業はもちろん、これらの団体の運営予算は加盟する企業の持ち出しが中心ですが、例えば国の事業を引き受けた際の事務経費は税金で賄われますし、企業や団体の金も元を辿れば国民相手に商売をしてきた利益とみることが出来ます。天下り官庁の中には真面目に働く人も多いはずですが、何の仕事もせず高給をむしりとり、高額な退職金をかき集めながら点々とするような連中のために高い商品を買わされるような状況ならば、頭にも来ます。
省庁の担当部署単位の数千万円単位のこまごまとした予算も集まれば膨大なものになりますし、外郭団体を養う予算はボーナスクイズみたいなもので、団体によっては莫大なものになります。重要な仕事をするような国にとって不可欠な団体も多いのでしょうが、仕事内容がかぶっているような団体の中には「勲章の数が減る」などと下らない理由で統合に抵抗するケースもあると聞いたことがあります。こんなバカバカしい理由がまかりとおって出費が抑えられないわけですから、国は滅びます。
予算は年末ごろまでに財務省が内示が出し、国会を通過し成立します。その前段階で「復活折衝」というものがあります。認められなかったうちでどうしても必要な予算は、ここで省庁間で交渉が行われる訳です。テレビでよく報じられるシーンは、大臣同士がニコニコしながら「宜しく頼むよ」というものですが、復活したからといってどこかが削られる訳でもなく、ボンクラ息子が金持ち親爺に「もっと小遣いくれよ」と金をせびっているようなもの。その親爺も借金まみれで贅沢し放題なのですから、考えてみれば恐ろしい状況です。

ところで、先週土曜日に2度目の万博に行ってまいりました。思い起こせば半年前、確か2~3万人程度のプレスプレビューで「多いな」とボヤいていた僕ですが、この日は22万人が会場を訪れ、恐ろしいことになっていました。翌日は初の入場制限。これでは予約つきの入場券がネットオークションでバカみたいな値段で落札されるわけです。本当に余った券を売るのは別として、予約開始時に複数のパソコンから回線がパンクするぐらいアクセスを繰り返して予約を確保し出品しまくっているのはニートかデイトレの連中に違いないと思うのですが。サイバーダフ屋。
愛知万博ではさまざまな所で人々の私利私欲を垣間見ました。隙間があればするすると割り込んでいくおばちゃん連中。ぶつかっても決して謝らないおっさんたち。とくにおばちゃん連中は、会場スタッフには「おはようございまーす♪」と明るい声を掛けながら平気で割り込みを続け、それでいて逆に割り込みに逢うと鬼の形相で睨む…真の偽善者を久々に見ました。列強が中国をせっせと植民地にしていた頃のアメリカのようです。関東と関西の中間地点である愛知での万博です。恐らく、電車の乗り降りに代表されるように、割り込み文化が根強い関西圏の客に引っ張られ、人間本来の性悪な部分が出て、会場全体が殺傷事件が起きない程度の無法地帯に化したのでしょう(偏見?)
一方、ルールやマナーで縛り付けられて極力人とのコミュニケーションを避けようとする関東圏の人間は真逆の性質を持ち合わせていますが、コミュニケーションをとれないぶん、自分の行動が不利だと分かると相手に交渉するまでもなく周囲の行動に追随してしまう傾向にあるようです。電車ではきちんと並んでいるくせに、人身事故などによる振替輸送や、先日の地震のときの運転再開時には、鬼気迫る「オレ、オレ」状態になっていました。
ということで人の観察に徹してそれなりに楽しめた「万博完了ルポ」は、DiaryXXXPlusにて近日更新予定!
banpaki

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September 17, 2005

アキバにヨドバシ

明治安田生命の組織ぐるみの不払いが明らかになろうとしています。2回ゴネられたら支払いに応じ、訴訟に持ち込まれそうな案件も早々に和解する方針だったようです。不払いで泣き寝入りした人が最も損をする理不尽な対応。まさに正直者がバカを見る典型です。考えようによっては振り込め詐欺に近い「犯罪」ともいえます。こんな会社つぶれてしまえ。
外資系の生保と民族系のそれとは、日本と米国など外国の大学入試制度に例えられることがあります。日本では一般的に偏差値が高い大学だと入りにくく入学してしまえば少々遊んでも卒業出来ますが、外国の大学は逆に門戸を広く開け、卒業が難しいという場合が多いようです。大学の学費は自分で稼ぐという意識の違いもありますね。日本では大学は遊ぶところですから。大人の階段登る間の踊り場みたいなところです。
生命保険も同じです。民族系の生保は、加入の際に健康診断の結果を開示しろだの、そうでなくてもあれこれ質問されます。僕は社会人になりたての頃、あまりにもバカ正直に既往症を答えてしまったので、2年間は何か制限が入っていたような記憶があります。
逆に外資系では、テレビでもおなじみのように「誰でも入れる」ような触れ込みで老人から病人まで十把一絡げに勧誘しますが、いざ病気にかかったり死んだりすると難癖つけられて保険金がやたら降りにくいケースも少なくはないようです。掛け金が上がらないなどのメリットはありますので、健康に自身のある方はオトク感があるかもしれません。
一方で民族系の場合は、社員がそれぞれ担当していることが多いので、相談に乗れば少々の柔軟性はあるようです。ただ、それも社員次第になるので、これも運としかいいようがないでしょう。羊のように心優しい社員でも明治安田生命のように組織ぐるみで不払いを徹底していれば立て板に水ですし。僕は危ない、危ないと囁かれながら規模の小ささが逆にメリットとなり株式会社化に成功した生命保険にずっと加入しています。D社やN社のようにド派手な雰囲気はありませんが、きっちりフォローしてくれるのでこれからも続けようと思います。三井生命。

さて、秋葉原にヨドバシカメラがオープンしました。初日の16日は人、人、人でごったがえしていました。つくばエクスプレスの開通で秋葉原の人の流れに変化が出てきたと書いたのはついこの間のことですが、このヨドバシカメラも電気街からJR秋葉原駅を挟んだ一角に立地しており、背後が昭和通側となっています。
秋葉原の中央通側は、電気街の名の通り家電量販店からいわゆる萌え系の店(何てよべばいいんだろう)で賑わっています。一方で昭和通り側は中小企業の街という色合いもあり、家電量販店といえば、JR山手線・京浜東北線を境にした限界線(?)を越えてロケットの本店が鎮座する程度でした。そのロケット本店から総武線を挟んだ反対側にヨドバシカメラが出来てしまったわけです。
ロケット本店は、隣接するヨドバシに対抗するために家電やパソコンを中心に扱う店舗からソフト(「アダルト」の文字がたくさん躍っていました)を中心とした戦略に切り替えましたし、目の前の石丸テレビタワーは、さすがにテレビだけじゃまずかろうということで石丸ゲームワンにリニューアルしました。この店も「アダルト」の文字が躍っています。ここでエロ系のソフトを扱ったり、ロケットなどと同様にアイドルやAV女優を呼んでイベントを開催することで客寄せを行っているようです。生き残るために皆、必死になっています。

ヨドバシカメラがオープンする意味を考えてみます。これまで、ビックカメラやソフマップが有楽町に店舗を構えて周辺のサラリーマンを新たな顧客として囲い込んだという事例はありますが、秋葉原以外で勢力を拡大してきた家電量販店が秋葉原に進出したケースはまれです。おそらく初めてではないでしょうか。この場所で勝つためには①価格②品揃えが重要になってきます。メーカー別の陳列は確かに斬新ですが、それ以上の価値を見出すまでにはもう少し時間が必要です。
まずは価格ですが、例えばパソコン本体や周辺機器の場合、商品をピンポイントで絞ればポイントカードのポイントを加味しても割高感がありました。例えば先日僕が秋葉原の小さな店で購入した外付けハードディスクは12000弱でしたが、ヨドバシでは20000円強から15%引きでした。この15%がポイントなのか、値引きなのかははっきりと確認していませんが、たとえ15%引きでポイントを加味しても及びません。

秋葉原の裏通りでは、ゲリラ的に価格が下落するタイミングがあります。噂によるとメーカーの社員があまりにも低価格で売っている店をみかけると是正を求めるらしいですから、タイミングによっては表通りを離れれば離れるほど価格が下がるという奇妙な現象がみられるケースもあります。特にM社などは厳しいようなので、例えばこの会社の液晶モニタは店ごと、時間ごとに変化するケースを実際にみかけることがありました。「これを買う」と決め撃ちで秋葉原に来る場合は、中央通から一本入った通りの店などを念入りに物色するといいでしょう。
例えば、秋葉原地区内でチェーン展開するTとか、秋葉原駅から遠く離れた場所で価格、社員とも頑張っている姿が印象的なZとか、店の場所が分かり辛いことに加えて店員の態度には疑問を感じるものの、ネット通販などで安値のレギュラーとして活躍しているSなどは商品によっては大手家電量販店で購入するのがバカバカしくなるような安値で購入できたりしますし、秋葉原でシンボリックな2つの店舗を手放し、業務が縮小した印象が残る量販店Lなどで突然、最安値の商品に出くわしたりすることもあります。これが秋葉原の面白いところでしょう。
もちろん品揃えでは日本最大級といわれる店舗の広さを誇るヨドバシカメラには叶わないでしょうが、ヨドバシが呼び水となり、秋葉原に来るようになった客が「小さな店のほうが安いし、家の近くのYとかKで買ったほうが便利」と思いはじめた時が大変です。
次に、家電です。僕が初めて上京した時の秋葉原は、まだまだ家電の街として機能していましたが、現在でも「ほんとに安いの?」と疑問に思う、猛獣が歌を歌うあの店とか、赤いアンコウや落雷に逢ったチャーリーブラウンのようなキャラクターの店などで家電を扱っています。免税店という字しか読めない小さな店でも扱っていますが、大きな店が中心のようですが、そうそう際立った安値の商品に出くわすことはありません。東京近郊の人は、郊外型のYやKを利用したほうが配送料も安く済む可能性がありますし、何より納品のタイミングが早く、場合によってはマイカーなどで持ち帰ることも出来ます。わざわざ秋葉原にまで来て買うのかな、という印象もあります。問屋っぽい店がネット通販で恐ろしい安値で販売している場合もありますし。
ともあれ、つくばエクスプレスと直結したヨドバシカメラは、当面は沿線の住民を集めて賑わうことでしょうが「何でもかんでも安い」という錯覚に気付いた時が試練の時です。ヨドバシカメラから中央通側を望むと、同じく大規模な店舗を展開しながら僅かな期間で閉鎖に追い込まれ、パチンコ屋、ディスカウントショップになってしまったビルが見えるはずです。あれらの店舗の二の舞にならぬよう祈るばかりです。

ちなみに、ヨドバシカメラの歌は、ご当地にあわせて秋葉原バージョンになっていました。さすがに中央線は走っていませんから。ITで注目とかナントカとりつくろっていましたが、8分休符が入るところでつんのめりそうになります。確か「(ン)世界中で注目だ~」とかいう歌詞ではなかったかと。外国語バージョンを含めこのほかにもいろんな歌詞がありました。何種類作ったんでしょう?メロディーはビックカメラもほとんど変わらないんですよね。「まあるい緑の山手線」「ふしぎなふしぎな池袋」「まんなか通るは中央線」「東が西武で西東武」「新宿西口駅の前」「高くそびえるサンシャイン」「カメラはヨドバシカメラ」「ビックビックビックビックカメラ」
最初と最後のフレーズがちょっと違うだけですね。お互い逆のメロディーにしても歌えるわけですから、あの曲と同じですね…ド忘れ、黒田節につながっちゃうやつ。
yodobashi

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September 16, 2005

愛についてのキンゼイ・レポート

CinemaX第51回目、イチロー。

愛についてのキンゼイ・レポート
監督 ビル・コンドン
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラほか
脚本:ビル・コンドン
音楽:カーター・バーウェル
出演:リーアム・ニーソン 、ローラ・リニー 、クリス・オドネルほか
上映時間118分
(公式サイトはこちら

「薄い」

「無修正」という話題ばかりが一人歩きしている映画です。確かにそうなんですが…。

主人公は、1948年にこれまでスポットライトが当てられることのなかった姓についての傾向についてまとめたキンゼイ・レポートを発表した、アルフレッド・キンゼイ博士という人物です。11PMの中でもレポートが何度も紹介されていたとのことですが、いかんせん11PMは大人の番組。一方の僕は小学校前後でしたから、とんと記憶がありません。
11PMの印象的なテーマ曲は、高校時代の吹奏楽の講習で他校の連中が余興で演奏していましたが、オープニング゙テーマに加え、エンディングの「ワ~ワ~ワ~ワ~」まで再現していました。大人です。当時は「水曜日は釣りの話ばかりでエロくない」って知っていると大人でした。後に裏番組でトゥナイトが登場し、過激さでいうと11PMを圧倒する存在でしたが、後に九州ローカルで「ドォーモ!」という番組が始まってしまい、いろいろな意味で青少年をがっかりさせてしまいました。笑顔でも目が笑っていない女性が出ていましたね。
ちなみに、即興で生まれたという11PMのテーマですが、鉄腕アトムも半ば即興で出来たようです。記憶違いでなければ、作曲者が曲のイメージがさっぱりうかばず路頭に迷って早朝の山手線を周っている間にやっつけで作ったとか。この辺はちょっと自身ありません。検索してもヒットしなくなってくるのもので。

20世紀初頭の西洋の性教育は、宗教上の概念などに捻じ曲げられて社会の奥底に封じ込められていました。「30mlの精液は1.2リットルの出血に値する」「少年期のマスターベーションは脳障害を引き起こす」などはもちろん人種差別の意識も加わって「ニグロ(ママ)は性の衝動を抑えられない傾向にある」など根拠のない知識が一般化されていました。今でこそバカバカしい話ですが、物事に対する見解は常に流動するもの。少なくとも僕が子供の頃は当たり前だった「部活で水を飲むな」「うさぎ跳びはガンガンやれ」も今は根拠のないこととして扱われていますし、このほかにも「虫歯は削って埋めろ」が一般的だった虫歯治療は、詰め物では食べカスを100%防ぐことが難しいことや人間自身の治癒能力が意外に高いことが分かり、今では歯科検診のときも傷をつけない配慮がなされています。時代によって価値観は変わってくるわけです。忌み嫌われるアスベストも昔は奇跡の鉱物としてもてはやされていたわけですから。

歴史上、ヨーロッパなどの国々では同性愛が美しく、異性愛は子孫を残すための手段とみられていた地域もありました。歌舞伎などの変遷をみても同性愛の意向が根強かったことが分かります。日本でも平安時代まで夜這いが一般的だったりと恋愛とは往々にして生々しいもので決して美しいだけのものではなく、クソ真面目な西洋の宗教ももともとは酒池肉林の宴=祭というものもあったようです。こうした祭はその多くが性に関する部分を剥ぎ取られ、単なる民の娯楽として残っているものが多いようです。特に説明もなく道祖神を祭っているだけでだとか(ダイレクトな形態なので説明はいらないかもしれませんが)。
天皇の一世一代の行事である大嘗祭だって、そういう部分(つまり新天皇が…とか)が残っていると言う噂もあります。あくまで噂ですが、本来はそういうことがあってもおかしくはないような気がします。祭を神聖なものと崇めすぎなのかもしれませんね。全知全能の神ゼウスだって、雨水とかいろんなものに化けて身内から何から犯しまくっているわけですから。
ついでに「正常位」とは、記憶違いでなければ明治政府だかが条例で定めたものだと記憶しています。男性上位という思想からでしょうが、こういうネーミングを行うとそれ以外の体位が「異常位」と思えてきますね。フェミニストのみなさん、「正常位名称廃止運動」というのはいかがですか?

キンゼイ博士は、当時のねじまがった性についての情報に囲まれた環境を前に、データベースの収集を開始します。この動機もしっかりしていて比較的見易い映画ですが、このぶっ飛んだ家族に感情移入出来る人はどれだけいるでしょうか。もともと熱愛(?)関係にあったキンゼイ博士と妻の家に居候している助手(♂)は、博士を食い、助手はキンゼイ博士の妻を食ってしまいます。しかも3者合意の上で。これでは子供がグレてしまうのも無理がありません。今の世の中にあっても先進的過ぎるぐらいですから。
性に対するキンゼイ・レポートは男性版から発刊され、大ベストセラーに。その後、女性版を発刊するもこちらは大バッシングを浴び、キンゼイ博士は歴史の表舞台から姿を消します。社会が性に関する膨大な情報を受け入れるだけのキャパがなかったんでしょう。かといって昔の人は真面目な訳ではなく、映画の中で紹介される情報では、今の性と何ら変わりがありません。違うのは、情報の露出度が高くなっているという点だけでしょう。「現代人の乱れた性」というものは「今どきの若者は」という言葉と共通するのかもしれません。

みなさんお待ちかね(?)の無修正のチ○コやマ○コのシーンですが、別に淫靡に感じませんでした。映像ではなくキンゼイ博士がスライドに映し出して紹介するというシーンです。そのものの部分だけであり、剃毛処理を施しているので、粘土細工程度にしか思えませんでしたし。これにボカシやモザイクをかけるとかえって滑稽になりますから、そのまま映像として流すのは自然なように感じられました。大河ドラマ「秀吉」で竹中直人がチ○コ振り乱しながら泥レスをするシーンをNHKが知りながらオンエアしていたのと同じです。
ちなみに、CMなどテレビで子供がチ○コ振り回してOKな境界線は「毛があるかないか」だそうです。だからといって抜いても剃ってもNGになります。昔、アンダーヘアーNGだったころ、AVで一本一本抜いた毛を撮影するとビデ倫の審査には通ったという話があります。いつの間にかアンダーヘアーが認められるようになったのですが、これも特に法律が変わったとかいう根拠があるわけではありません。警察が動いたかそうでないか…微妙なラインですね。

「最終評価B」

キワモノ感もある映画ですが、普通の映画として考えてもこの程度の評価です。特に面白くもなく、つまらなくもなく、と言った感じです。実話の映画化というのは本当に難しいですね。エリン・ブロコビッチ、クイズ・ショウ、最近ではアビエイター…事実は小説より奇なりなわけで、本来はフィクションであるはずの映画に採用する場合は、実話ばかり重視すると肝心の部分が崩れてしまうわけです。かといって実話を完全に無視した話には出来ませんし。同じく実話をもとにしたシンデレラマン、密かに期待しているのですが、どうでしょうか。

~鑑賞メモ~
鑑賞日:平成17年9月8日
劇場:シネスイッチ銀座
観客数:80/182席
感涙観客度数:不明(観客の鼻すすり音で推定)

それにしてもおっさんが多い映画でした。どいつもこいつも「無修正」に惹かれて来た方々なのでしょうか。

ついでに紹介!

キンゼイ博士の夫人役、ローラ・リニーがトゥルーマン・ショーで主人公の妻を演じた作品。はにかむ笑顔が印象的な女優です。

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September 15, 2005

外来種ブーム

先日、マンションの1階にパブが出来ました。「ジェラシー」凄いネーミング…。
酒飲めないんでこの店に一生行くことはないでしょうが。

ニシキヘビ♪ピラニア♪サソリ♪日本中が外来生物で溢れかえっているような報道が続いています。そうです、もうお分かりですね?マスコミの「マイブーム」が始まったんです。

憶えていますか?日本中のレッサーパンダが立ち上がるような記事(動物学的に立ち上がるのは至極当たり前のことのようですが)、日本中の電車がオーバーランしまくっているような報道、公園の遊具で毎日のように事故が起こっているかのようなニュース…衆院選が終わり、民主党代表決定は週末、政治がらみのニュースは当分、小ネタしか出てきそうにない、日本の周辺には台風がない、凶悪事件も起こらない、ガソリン価格の高騰はもはや当たり前、海外に目を向けてもカトリーヌ関連のニュースは色褪せて(しまわせてはいけないんですが)、大きなニュースも見当たらない…ニュース番組は最近、暇ネタと称される特集に近いニュースを報じる機会が多くなっています。報道ステーションはニート関連(これは重要だと思いますが)。

新宿だかで行方不明になったヘビが浦和駅で発見されて、ペットショップの人や専門家に「一夜で移動したのか?」と真顔で質問するマスコミ…バカ?琵琶湖でピラニアは深刻だと思いますが、その他のヘビ、サソリはマスコミが「マイブーム」に走る前は、見過ごされたニュースも多いかもしれません。そんなに報道を過熱させて、その先に何があるか分かりますか?
「みんなが捨てているんなら一人ぐらい…」つまり「輸入した動物は、厄介になったら捨てても良い」という発想に繋がる可能性もあるわけです。そんなことないって?人間って人の目がなければ何をするか分からない動物ですから。
浦和のヘビも単なる忘れ物や都内から誰かが運んだのかもしれませんが、便乗して捨てた可能性もあります。あちこちのレッサーパンダを追い回して一般市民を煽りたて、疲れたのは当のレッサーパンダだけだったように、JR西日本のオーバーランを執拗に報道したためか、利用客がホームで運転士や車掌に暴言を吐いたり暴力をふるったりという事件も起きたように、あちこちで輸入生物が捨てられる状況が増えてくるかもしれません。マスコミもそれを一大事として面白おかしく追いかけることでしょう。
マッチポンプ。ただし、「飽きるまで」の一過性のものに過ぎないでしょうが。

暇だからといって、面白おかしいからといって、大のマスコミが一つの情報に集中してしまうのは奇妙な傾向です。いっそのことつまらないニュースも一定の割合で扱わなければならないという自主ルールでも作ればいいんだと思います。選挙報道はそうですよね。選挙期間中は同じ選挙区の候補者をまんべんなく扱わなければなりませんから、ホリエモンとシズカちゃんだけを報道するわけにもいかず、サイドカーに乗る元電通マンや公示当日にどこからともなく出馬した野暮ったいお兄さんまで公共の電波を使って報じなければならないわけです。
そういうルールのようなものがあっても、政党を含め厳密に時間が当分されているわけではなく、隙を狙って自民党を勝たせようとする報道が行われたため、自民大勝に繋がったとの見方もあります。誰しも「変化」は怖いですからね。無理もありません。
…嫌味ですよ。
meshineko1

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September 12, 2005

チャーリーとチョコレート工場

CinemaX第50回目。

チャーリーとチョコレート工場
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモアほか
原作:ロアルド・ダール「Charlie and the Chocolate Factory」
上映時間117分
(公式サイトはこちら

「いかれぽんち」

奇才、ティム・バートン監督と際物俳優、ジョニー・デップのゴールデンコンビ。加えてケバケバの映像など何かと話題の多い映画です。神宮球場詣により試写会に行けなかったため、封切後に早速観にいきました。原作はロアルド・ダール…聞いたことがあるな。ロアルド・ダール、ロアルド・ダール…。

原作は、海外ではポピュラーな本のようです。先日紹介したとおり、帰国子女の会社の人は、最初に読んだのがこの本だったそうです。ということで原作本を読んだ人、読んでいない人では感想が異なるはずです。僕は「読んだことがない人」として、感想を書きます。
さて、冒頭からドキドキするような映像です。これから始まる冒険に観客を誘い込むような。ディズニーランドに行った時の非日常感にも似ています。香港にディズニーランドが出来ましたね。日本国内では一人勝ちともいわれるTDLですが、意外にも刺客は香港の同業者なのかもしれません。TDLではアジア系の外国人もよく見かけますね。あの人たちが香港に引っかかったり、逆に日本人が香港に行ったりとか。混雑率によっては、オープン当初の物珍しさだけにとどまらないかもしれません。

楽しいオープニングの後、チョコレート工場の説明から入ります。この部分はあってもなくてもいいとは思うのですが、あるとなおいい、という感じです。予告などで主人公の貧乏な子供がチケットが当たるのは多くの観客は知っているはずなのですが、それがいつなのかが分からない。すんなりといかずに観客を振り回すのは映画として魅力があります。配給元や広告代理店は「いつなのかが分からない」という点を狙ったPRを行ったのかもしれません。
と、少し持ち上げましたが、不満な点もあります。バカ正直…もとい、純粋な心を持つ主人公は、家の窮状を救うためチケットを売ろうとするくせに、バカ正直な主人公が拾った金を躊躇せずに使ってしまうところ。ここで迷うと主人公の心情に厚みが出てきます。

主人公たちは、チョコレート工場に入ります。ここで怪優、ジョニー・デップ扮するウォンカが登場。まるでTMR。向かい風が吹きそうです。テーマソング(?)に合わせて踊る人形も怪しさたっぷり。
そして、工場の中も怪しさたっぷり。ウンパ・ルンパという同じ顔の男たちがことあるごとに踊りまくりますが、これを短調とみるか、楽しいイベントとみるかでこの映画に対する評価が変わってきます。
また、主人公以外の子供たちは…わがままデブ少年、わがまま金持ち少女、自意識過剰少女、屁理屈少年の4人。ろくでなしの親を含めこいつらに天誅が下るのを観るとどこか心もすっきりしてきます。
ただ、僕は残念なことに「寝てもいいよセンサー」が働いてしまいました。

最終評価「B」

あっさりとした感想ですが、それも内容に比例するとお考え下さい。無理矢理に「家族」というテーマに結び付けることで映画らしくなりましたが、ウォンカが工場の外に出てしまったことで何故か彼の魅力が一気に消えてしまったような気がしました。
チャーリーとチョコレート工場は、映画の重要な要素の一つである非日常的な体験をさせてくれるという点では存在意義の大きい映画だと思います。ウンパ・ルンパの怪しい踊りは是非、劇場で味わってみてください。

~鑑賞メモ~
鑑賞日:平成17年9月10日
劇場:ワーナーマイカルシネマズ板橋
観客数:100/182席
感涙観客度数:10%程度(観客の鼻すすり音で推定)
老人たちのセリフは、小気味良く、味のあるものでした。

ついでに紹介!

原作本と愉快な曲満載のサウンドトラック。ウンパ・ルンパの歌詞が入っているかは分かりませんが、なくても楽しめます。

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September 11, 2005

選挙(番組)総括

衆院選挙が終わりました。
今、開票が行われていますが、自民党は中曽根内閣時代以来の圧勝を遂げる勢いです。投票率がある程度上昇したという結果を踏まえると、やはりこれが民意を反映しているといわざるを得ませんが、郵政民営化に焦点が集るあまり、その先にあるものが有耶無耶になっていることが心配です。
国民年金改革は既に過去のもの、公約には既に年金の「ね」の字もないことを忘れてはなりません。あとは、議員年金改革に手をつけるかどうか(つけないでしょう)。小泉内閣退陣後は消費税率引き上げが確実ですし、とりっぱぐれのない打出の小槌、サラリーマンの所得税にもメスが入ることでしょう。
この点を覚悟して連立政党に投票したならば何も言うことはありませんが、自民党に入れて「話が違う」とか、投票に行っていないのに「政治がひどい」と言っても後の祭り。これまでするすると消費税率が上げられたり、陰に隠れて行われた社会保険改革で突然、ボーナスが目減りした衝撃、覚えていますか?
前回の参院選後、何が起こりましたか?国民がもっと突っ込んだ議論を期待する中で国民年金の引き上げ、給付率の引き下げがあっけなく決議されました。そんなものです。参院での郵政民営化法案否決で衆院解散という論理が通る政権ですから、今回の圧勝で「国民が認めてくれるので何をやってもいい」と解釈する危険性があります。
特に最近の政治は、一部の強者を優遇して、そこそこの人からは金を吸い上げ追い落とし、その分弱者を少しだけ引き上げてボーダーラインに並べるという政策が伺えますから、注意しなければなりません。飛躍しすぎかもしれませんが、ハリケーンの被害に苦しむ有色人種の貧しい人々を数日間見殺しにしたブッシュ大統領にべったりの首相が「統治」する国なのですから。郵政民営化は反対ではありませんし、採決にまで持ち込んだ小泉さんの意気込みは買いますが、内容が中途半端。この問題が目立ちすぎて、拉致問題などが霧の中に消えてしまわないよう、声高に訴える必要があります。

僕は、民主党議員と民主党に投票しました。自民党が特別嫌いなわけでもなく、民主党が特別好きというわけでもありませんが、今の政治に不満なら、他の政党に政権を任せてみればいい、と思ったわけです。ここ数回の選挙は民主党を中心に投票しています。
いわゆる刺客、落下傘候補が郵政反対派議員と接戦を繰り広げていますが、刺客のほとんどは比例区と重複立候補だという実状を忘れてはなりません。重複立候補というのは、やはり問題があるように思います。ちなみに「刺客」は「しきゃく」なの「しかく」なの?とか、「重複」は「ちょうふく」なの「じゅうふく」なの?と話題になりますが、どちらも正しい。呉音と漢音ですから。読みも表現も、日本語って意外にファジー…つまりグダグダなんですよ。日々変化していますし。

さて、選挙がワンサイドゲームということになると、後は選挙番組を楽しむしかなくなるわけです。何Chを見ましたか?
各局の印象は…NHK=地味、日テレ=ナイターはおまけ?、TBS=後述、フジ=メインは柔道?、テレ朝=選挙ステーションMicro、テレ東=選挙速報サービス。
抜きん出ているのは、久米宏と筑紫哲也のコラボを実現したTBSでした。ゲッターロボとグレートマジンガーが並ぶという展開が予想し辛い構図でしたが、久米宏の鋭い(内容は鋭くないですが)突っ込みは冴えなおかつ筑紫哲也の存在は食うことなく、筑紫氏もデータバンクとしてボソボソと小ネタを出すという面白い展開となっています。
久米、筑紫、三雲(孝江)…後に田丸(美寿々)にバトンタッチするというゴージャスなラインナップ。2元中継という同じ折の中で亀井静香×安倍晋三、武部勤×綿貫民輔という殺し合いをしかねない猛獣を放ったりなど見応えのある内容でした。広島6区の中継では亀井×安倍に加えてボーナストラックとしてホリエモンを放ちましたね。
同じくフリーの草野満代にも雑用をさせたりとかやたらと出演者のお金がかかりすぎてしまうのが難点ですが、ニュース23に久米宏を加えて、レギュラー番組として観てみたいものです。番組名は、筑紫哲也&久米宏のニュースAとか。
wankowanko

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September 10, 2005

容疑者室井慎次

CinemaX第49回目

容疑者室井慎次
監督:君塚良一
出演:柳葉敏郎、田中麗奈、哀川翔ほか
上映時間117分
(公式サイトはこちら

「テーマソング」

交渉人真下正義に続く、踊る…シリーズ劇場版第4弾(たぶん)。ギョーカイ挙げてPRしまくりなのに、地味だの何だのと前評判がいまいちな作品、果たしてCinemaXでの評価やいかに。

冒頭からいきなり、新宿の街中を大勢の人間が警察官を追うというシーンから始まります。早朝の撮影かと思いきや、セットらしいです。ご苦労なことです。その割に効果が感じられなかったりして。
さて、田中麗奈の登場です。綺麗になりましたね。最初は立派過ぎる眉毛がそのまま歩いているような印象だったのですが、久留米の田舎娘も洗練されてきたということでしょうか。タレントを引っ張ってくる人は、一般人とは違った眼力があるんでしょうね。万人ウケするような綺麗さの女性ではなく、少し個性のある子を引っ張ってきます。デビュー当初の中山美穂は、シワシワの唇とドラキュラのような八重歯がとても怖く「こんなのがアイドルなの?」と表紙を飾っていた中1時代だかを捨てた憶えがあります。辻仁成と結婚して本当に嫌いになってしまいましたが。
そう考えると、2世タレントが存在感だけでなかなか売れない理由も分かります。スタートこそ上げ底ですが(あるいは、幕下付け出)、よほどの個性がないと生き残れません。加山某の娘(息子ともども露出が少ないですが)や多岐川某の娘などはその典型。美形なのは当たり前。美男美女が集まる業界内の愛の結晶ですから。問題はその後です。それほどキャリアがあるとは思えない割に何故か腫れ物に触るような扱いをされる三船某の娘は別ですが。七光りの典型かと思った関口某の息子は、絵や音楽を起用にこなすので意外に芽が出てくるかもしれません、俳優意外で…話が逸れてしまいました。

この映画は終始、リアリティのない雰囲気に包まれています。刑事にはとても見えない刑事たち。リアリティのない警察署の建物、記者会見の風景。何故このような演出をするのか意図が理解できません。味がくそまずくても見た目がやたらおしゃれなラーメン屋みたいです。おまけに、回想やナレーション、ややこしい対立の構図。踊る…シリーズの成功は、公務員にはキャリアとノンキャリという人種がいることを世に知らしめたところにあります。それが、この映画では派閥と言うややこしい対立。回想シーンも随所に挟み込まれてテンポも悪く感じられました。室井の逮捕の理由もいまいち分かりませんし。テレビシリーズでの警部補の権限を巧妙に扱ったシーンなど、踊る…シリーズによくありがちな「あー、なるほど」と思わせたいのなら、あまりにも工夫がないように思います。
田中麗奈の扮する女性弁護士のトラウマも良く分かりませんでした。実際に観ていただければ分かるのですが、それだけの大きな傷を負う割に、いざエピソードとして引っ張り出しても後のケアが雑。美味い肉に噛み付いてもそのまま池に落としてしまう犬のようです(byアンデルセン)。何もかも欲張りすぎ。セリフも欲張りすぎ(この点は後で触れます)。
それでも、このシリーズはキャラが立っていると言う強烈なバックアップがありますので、よほどつまらないストーリーを考えない限り、中の上ぐらいの映画になってしまうわけです。スリーアミーゴスの登場シーンではやはり笑いを誘いますし、「青島」という単語が出てくると、我々観客の頭の中に、唇を青くしてどこかで頑張っている青島刑事のイメージが浮かびます。「和久さん」の単語が出てくるとさすがにジーンとしましたが。いかりや長介が亡くなっても、踊る…シリーズの中で和久さんはちゃんと生きているんですね。実は、感動したのは「ここだけ」でしかも話の筋と何の関係も「なし」そういうわけで、途中から「寝てもいいよセンサー」が働いてしまいました。平面でのっぺりした登場人物たちが模擬法廷のような感じでやりとりをするシーンで爆睡。

最終評価「C」

踊る…シリーズであり、説明の必要がないキャラが多い設定でこの評価です。あえて踊る…シリーズとせず、見知らぬキャラを揃えるなど下地のないなかで製作された場合は評価は地の底に落ちるでしょう。それだけテンポのノロイ映画です。ノロイ?お約束どおり、セリフについて考えてみましょう。登場人物は皆、いいセリフを言おうとするんですが、これが多すぎるとかえってウザったくなり、クソ映画への傷口をさらに広げてしまいます。思えばキャシャーンも禅問答みたいなセリフが多かったですね。
作品中、1つ、2つ程度いいセリフがあるとその良さが際立つんですが、容疑者…は、小難しいセリフを言う登場人物があちこちから湧き出してくる状態ですから、哲学者の集団のようになってしまうわけです。限られた空間でセリフだけで展開するのは舞台的といわれればそれまでですが(例えば「仙台に行った:といっても実際にその映像が出てこないところとか…記憶違い?)。

最後のグダグダした展開もさらに印象を悪くしてくれました。雪が降って、室井さん異動しちゃうんだな、と登場人物がしみじみと思っているシーンがグダグダ、空港で室井と女性弁護士がまったりするシーンもグダグダ。とにかくグダグダ。話に置いてけぼりをくらった観客は、そんなに室井さんにしみじみしていませんから、感動しているのは劇中の人物連中だけ。そこそこまとまっているとはいえ、これまで荒稼ぎをしてきた踊る…シリーズの業績から考えるとパッとしない映画でした。

これまどの踊る…シリーズの殆どの脚本を書き、今回初めて監督としてメガホンをとった君塚良一氏は、最初の劇場版を書く時「書くだけの理由がないと脚本は書かない」と言っていました。それだけテレビシリーズの完成度が高かったという裏返しでもあります。ご存知の方も多いかと思いますが、最初の劇場版は、電車内で猛スピードでジャンプをめくる小学生を見て、そういうスピード感のある映画にしたいというものでした。第2弾も「何の理由があって書いたの?」と問いたくなるややグダグダの映画でしたが、容疑者…はもっとひどい。
是非、君塚氏が「容疑者室井慎次」で「何を書きたかったのか?」「何を理由に書こうとしたのか?」を聞いてみたいものです。「お金!」というのも立派な理由だとは思いますが。前評判から交渉人…ほどスピード感がないという話を聞いていましたので、君塚氏の真骨頂である人間ドラマみたいなものを期待したのですが、リアリティのないアングラ劇をみるようでした。現実離れしている交渉人…のほうが「ああ、あるかもな」と思えたぐらいですから。交渉人…は、君塚氏は原案のみの参加です。

~鑑賞メモ~
鑑賞日:平成17年9月3日
劇場:ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズ
観客数:400/644席
感涙観客度数:10%程度(観客の鼻すすり音で推定)
その場限りのエピソードで泣けるからといって良い映画と判断してはいけません。

ついでに紹介!

DVD、買えるものなら買ってみろ!

こちらは本当におすすめ。
テレビシリーズのシナリオのほか、各人物のサイドストーリーや当時低視聴率に路線変更をも考えた(室井&すみれのラブストーリーとか)エピソードが面白い。
人知れずスタートして低視聴率を驀進するも口コミで人気が出て、再放送のたびに視聴率が上がるのは、ファーストガンダムの展開に似ていますね。

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September 09, 2005

感謝

中学生の列に向かって消化剤が巻かれたという事件、同じ中学の女子生徒が混じっていたみたいですね。消化剤で死ぬことはないんでしょうが、車で一旦戻って笑い飛ばして逃げるというのは陰険です。被害に遭い、痛そうに目をこすりながら病院に向かう中学生に「目、痛いですか?」と聞くバカなマスコミ。見れば分かるじゃないですか。夕方、飯を食っている人に「晩御飯ですか?」と聞くようなものです。

昨日、一昨日とイベント目白押しでした。
一昨日は、仕事で昼から千葉マリンスタジアムへ。隣でガツガツ飯を食らうバレンタイン監督を見ながら「サイン下さい」という一言を切り出せず。そのまま夜の楽天戦を観戦する可能性もありましたが、湿った強風に背中を押されながら東京に戻りました。
夜は、Bさん(下段のBさんとは別人です、念のため)にお誘いを受けた、さだまさし3333回目のコンサートの
第2部が開催される武道館に。第2部というより、第2夜という感じでしょうか。チケットはたった9分で完売。武道館はおろか、大阪、名古屋ではパブリックビュー(?)が行われる凄まじさ。それだけのプラチナチケット(しかもアリーナ席)ですが、どちらのチームも特にファンではない千葉ロッテ-楽天戦と天秤にかけてしまいました。さだまさしファンの人には刺されてしまいそうですね。
彼のコンサートは2回目です。もとよりコンサート自体、ほとんど行くことがないのですが。武道館は、10年ぐらい前にアースウインド&ファイアーが来日した時に行きました。ちょこっとだけ姿を現したモーリス・ホワイトのオーラが忘れられません。
いつもながら(といっても2回目ですが)さだ氏は、トークが冴えていましたが、前夜の第1部とは一転、通好みのプログラムということで、聞いたことがあるのは前のコンサートで聞いた、これまでの先入観(偏見?)を覆すようなアクティブな曲(パーカッションが「タタタッタッタッ」とドラムを叩く曲)とか、ナイロビがどうのこうの、という曲、メリークリスマスを連呼する曲、そして秋桜(これはさすがに知っています)でした。
周りの人々は当たり前のように口を動かしていました。途中、前の席に座ってきた女子高生も。彼女達の世代を第3世代ともいうのでしょうか。この人は母親と来ていましたが、「解夏」公開以降、若年層のファンも増えているようです。
前回のコンサートに行った時のDiaryXXXにも書きましたが、初めて聞く歌から歌詞を聞きだして理解することが苦手なので、ボーカルも楽器の一種のようにとらえて聞いてしまいます。これまで、こういうのはもったいないのかな?とも思っていましたが、最近は美術館を回るのと同じだと思いました。何か引っかかる曲があれば、それでいい、と。
終盤には、会場内がシャボン玉で溢れました。シャボン玉は人生のようです。無数に発生し、方々に流れて行き、やがて割れ、屍となって落ちてきます。歌を聴きながらシャボン玉を見つめる人たちは、自分の人生に重ね合わせているのでしょうか。
つたない文章で「全く乗り気がないのに行ったの?」と思われかねない感じですが、そうではありません。先日の日本代表戦といい、あちこちに引っ張り出してくれる友人が数多くいることにも感謝しています。これからも気軽に声を掛けてくださいませ。

さて昨日は、久々に神宮球場に行きました。相方と友人(ごっちゃん)と。相方と一緒に行くと勝率が下がるというジンクス通り、昨夜の大勝から一転、いいとこなしの負け。舞の海ならぬ、くるくるくるくる小野コーセー、あれはお粗末でした。
実は同じ日、応募していた試写会が当選していました。観戦チケットを買った遥か後に発覚。今流行のジョニー・デップがTMRのようなメイクをして登場する某のチョコレート某という映画です。雨が降って野球が中止になれば行き、晴れれば会社の人(Kさん)に譲るということになっていました。このKさんは帰国子女で、日本では全く馴染みがないチョコレート某は、海外ではポピュラーな話だとのこと。最初に読んだ絵本がこの話だったようです。ポーラーエクスプレスも同じようなものなんですかね。
「晴れたら」という条件付きの意地悪な約束でしたが、当日は雨が降る気配がなく、試写会のハガキは「私、晴れ女ですから、ヒヒヒ」とサラッと言いのけるKさんの手に。チョコレート某は、今週末に観にいきます。先週末に観にいった容疑者室井某のアップも控えていますし、週末はCinemaX祭(?)の予感。
budokan

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September 07, 2005

バンコクの海に沈まなかった人

Sさんの夏休みが終わりました。
もともと解読が困難なうえに手前でもこなせない量の仕事をひきつがせようとしたSさんが帰ってきました。いつものように労いの言葉一つなし…コロス。
仕事に行き詰っているのか、同業他社の人間に「バンコクの海に沈んでくるよ」と言ったというSさんですが、案の定何事もなく帰ってきました。そんな勇気もないくせに。
ということで、先日発生した置き引き(?)事件を紹介します。Sさんではバレてしまうといけないので、ここからはBさんということにしましょうか。S・Reportのカテゴリも消えたことですし。

2週間ぐらい前、Bさんは欠勤しました。理由は「昨夜、置き引きにあったので、なんやかんや手続きが必要なので休む」という意味不明なもの。会社帰りに誰かと飲みにいって、帰りに置き引きにあったようです。Bさんが慌てるのには理由があります。カバンの中に全財産が入っているわけですから。
Bさんは何故か、通帳から印鑑まで、貴重品を全てカバンに入れて持って回ります。地面に放り投げたりして新品のカバンもあっという間にボロボロになるなど扱いは杜撰なので想像もつきませんが。逆に家には金目もものは何もありません。昔、Sさんのマンションに空き巣が入った時、盗まれたのは査定500円のパソコンだけでした。警察官は「盗るものがなかったんだねー」とつぶやいたとか。
その後買ったパソコンは一回目の接続でウイルスに感染してしまったのは有名な話です(電気屋に彼の大好きな「権利」だの「義務」だの屁理屈こねくりまわして交換させたのも有名な話ですが)。
恐らく、その朝は警察はもとより、思い当たる店は全て書き出して、104でいちいち電話番号を聞いて、落し物がないか電話し、数分おきに「重ね重ね」確認の電話をしていたことと思いますが、事件は昼頃に思わぬ決着をしました。
Bさんが通う路線の忘れ物センター(?)からの連絡でした。Sさんのカバンを預かっているというものでした。話を総合するとSさんは、電車の中でトイレ(がついている通勤電車です)にいくために席を立つ際にカバンをそのまま置いて立ち去ったようです。結果的にその荷物は「不審物」として届けられてしまったものと推測されます…バーカ。
今の時期、カバンを置いて席を離れると、不審に思われて当たり前です。そのうえひと財産詰まったカバンはパンパンに膨らんで怪しさ満点。以前、同じようにトイレに行くのに席を離れ、その座席に座りたいサラリーマンが駅員に届け出て荷物を降ろして座ったということがありました(過去のDiaryXXXに書いてあるはずです)。問題なのはトイレから戻ってきた男(少し怖い雰囲気の人でした)に肝っ玉の小さいサラリーマンは「荷物は駅員に引き渡した」と言わずに新聞を読んで知らぬ存ぜぬを通していたことです。
Bさんの件も関与した人や目撃者がいるはずです。Bさんにほんの少しだけ同情するならば、そういう人がいなかったということでしょうか。それで置き引きにやられたと判断してしまったようです。まあ、会社でもトイレに行くと(ちゃんと拭いてるの?)と思えるぐらいウンコの臭いをプンプンさせながら帰ってくるBさんです(月曜朝の打ち合わせはウンコの臭いが充満して苦痛なんです)から、そんな臭いを嗅いだ周囲の人は教える気が失せてしまったのかもしれませんが。

…バンコクに海ってあるんでしょうか。
sdesk
Bさんの机。

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September 06, 2005

危うさを楽しむ危うさ

話題の震災時帰宅支援マップを買いました。
これ、売れに売れまくっているらしいです。何せオフィスや家庭に置きっぱなしでは全く意味がない性質のものなので、社員一人一人に配ったり、家族の分をまとめて購入したりする場合もあるようです。本来なら自治体が無料で配布する性質のもののような気がしますが。
最近は比較的規模が大きな地震が多く、まさに地震大国日本の本領発揮といったところですが、それをうけて帰宅困難者に対する支援やイベント(?)などの取り組みが増えてきています。支援の中心はコンビニやガソリンスタンドになっていますが、ハリケーン襲来後のアメリカの混乱ぶりをみると、果たして上手くいくかどうか。「いざという時に我れ先にという人がいかに多いかということを思いしらされた」とは、先日の地震で東京都内の鉄道網がパンクした真っ只中にいた知り合いの言葉です。
件のマップがバカ売れしたり、帰宅困難者のイベント(?)をハイキングのように楽しんでいる人を見ると、人間は自分の身が危険にさらされない程度の非日常を好む生き物なのだなとつくづく感じます。だからこそジェットコースターのような乗り物が人気があるのでしょう。台風が来たからといって屋根に上って修理をしようとして転落して死傷したり、川や海の様子を見に行って行方不明になるのも興味本位の部分が全くなかったとはいえないでしょう。
台風の話になりましたが、アメリカではハリケーンの襲来により大きな被害が出ています。被災地は政府の後手後手の支援で無法地帯と化していますし、メキシコ湾周辺の原油生産や石油精製は完全にストップし、世界のエネルギー需給に大きな影響が及ぼされようとしています。ただでさえ高い原油価格がさらに高騰する可能性があります。一方でアメリカはイラク戦争では勇み足に近い機敏な行動をした割に、国内問題になるとこのていたらく。海外に批判されても仕方がない状況といえます。

さて、IEAという機関が、加盟国に対し石油備蓄の放出を要請しました。IEA加盟国とは、先進国を中心とした石油消費国が中心で構成されており、産油国でもあるカナダなど一部地域を除いて石油備蓄を行っています。それを単にアメリカに向けて輸出するだけでなく、国内への輸入や国内需要を抑制したりして各国の割り当て分が世界の市場に出てくるように操作するものです。やがて行われることになる二酸化炭素排出量の取引にも似ています。アメリカは、少なくとも今の大統領の間は京都議定書は完全無視の状態ですが。
日本では、民間業者が行っている備蓄義務量を引き下げる手続きがとられることになりました。おそらく、何隻かのタンカーがガソリンを載せてアメリカに向かうという珍事がセレモニー的に行われた後は、輸入抑制や米国に近い地域とのバーターなどで有耶無耶になっていくことでしょう。船賃がクソ高い状況でアメリカに石油を輸出するなんか現実的ではありませんから。
地震は予期できないものですが、夏に必ず一つは発生して、襲来する可能性が高いハリケーンは、同じ天災でもある程度予測できるものです。アメリカの石油製品の供給不安は、外ばかりに目を向けて省みることがあまりなかった災害対策や、自国での石油製品の供給能力の低さ、ガソリン価格が安価であるなど石油に偏りすぎた国民生活が招いたものだともいえます。
アメリカの開き直りぶりは、自分の家から出た火事に消火器も置かず町内に燃え広がった状況に対し「火が悪い」と言っているよう。自身のていたらくを棚に上げているような国に、国内の石油製品の価格が高止まりしている状況で日本がわざわざ輸出をして助ける必要があるのかという気もします。高い高いとマスコミが紙面を埋めるWTI原油も日本にはほとんど輸入されていないわけですし。
ハリケーンの被災地には、有色人種の姿が多くみられます。車がなく逃げ遅れたという理由らしいですが、これが例えば白人など富裕層が居住する地域でも同じようなていたらくとなったのでしょうか。貧乏人などどうでもいいといわんばかりの行動は、今の日本をみているようです。政府は国内のガソリンが値上がりしようとも、つまり、一般庶民の生活が苦しくなろうとも、アメリカのご機嫌がうかがえれば満足なのでしょうから。

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September 02, 2005

ノロイ

久々のCinemaXは…。

ノロイ(PG-12)
監督;上田晃士
出演:松本まりか、アンガールズほか
上映時間115分
(公式サイトはこちら

「素の難しさ」

前評判から評価が真っ二つに分かれるノロイです。ホラーは大好きというわけではないので心配でしたが、実際に観てみるとそんなことは全く関係ないわけで…。

本編は実在(???)する小林雅文氏とカメラマンが撮影する映像を中心にテレビ番組などを通じて超能力から心霊現象まで、さまざまな角度から「核心」に迫っていきます。
そんななかで松本まりかという、大学時代の友人、通称「ちはる」さんにそっくりなアイドルがトラブルに巻き込まれ、アルミホイルに身を包んだズームインでベイスターズを応援していたちょっと訛りのある…イトウさん?みたいな男の人を中心に話が展開します。
実話さながらに話を進める展開は、あの「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」を彷彿とさせます。僅かな制作費でハリウッド映画を圧倒したこの映画は、途中まではリアリティに溢れていましたが、観た後に「?」3つぐらい並ぶような映画でした。とにかく映像の粗く観ていて疲れてしまった記憶があります。ところがノロイは、雰囲気が似ているだけで勢いは足元にも及ばない…何故か。冒頭に掲げた「素の難しさ」です。

この映画は実在する(?)人々へのインタビューがほとんどですが、そのコメントが「素」とは感じられません。「噛んで」も素の「噛んだ」ではなくて、セリフを「噛んだ」ようになっていて、よくインタビューでガチガチになる素人が「噛む」のとは全く異なるものであることが気になります。役者が物語の中で演じるのとは全く違う、「素」という演技がいかに難しいかを実感した映画でした。加えて劇中のテレビ番組は構成を全く練っていないような前時代の雰囲気…例えば一線から外れたタレントが旅先でバカ騒ぎをする日曜午後のテレビ番組のような。特に松本まりかのコメントが棒読み。主役の小林雅文がいい味出しているだけにもったいない。小林氏の奥さんもいい味出していました。

さて、登場人物たちは、心霊現象の出所を追及すると、ダムの底に沈んだ村の風習が関係する…これ以上はバラしませんが、この手のホラーにはよくある話です。陳腐といえば陳腐。そこにグロさが加わります。確か胎盤か何かを食うシーンがある日韓合作映画(多分)は、途中で退席する人が多かったといいます。そこまではいきませんが、特に最後のシーンは耐え難いものがあるかもしれません。それほど残酷なシーンをもってして何も伝わって来なかったのが残念ですが。

「最終評価:評価外」

興味のある方は実際にご覧になるといいでしょう。この映画が実話(ということになってはいますが)かどうかは分かりませんが、僕は観ている間、ずっと頭が痛く、肩がズシリと重い状態が続いていました。この記事を書いている最中も、高等部から右肩が重く、モゾモゾと痺れの部分が移動する不思議な現象が続いています。ちなみに僕は、霊感というものが全くないのですが。

夏休み中ということもあってか、客席には高校生らしき輩が目立ちました。こいつらが映画の最中にしょっちゅう携帯電話を開きやがって…まぶしいっちゅうの!そんなにメールが気になるのなら映画なんか観に来るな!とノロイたくなりました。

この映画、どこまで実話なのでしょうか?小林氏の公式サイトや公認サイトがあり、かなり前から稼動しているように見えますが、取り繕ったような雰囲気もします。全て演出ならかなり用意周到です。

ま、どっちでもいいんですが。

~鑑賞メモ~
鑑賞日:平成17年8月29日
劇場:シネマサンシャイン
観客数:30/333席
感涙観客度数:皆無
※感涙観客数は観客の鼻すすり音で推定

ついでに紹介!

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September 01, 2005

概況(17年8月分)

概況(17年8月分)

8月の重心指数
普段の仕事:30(-15)
シナリオ:30(-5)
その他:40(+20)
(カッコ内は前月比ポイント増減)

~8月の概況~
「普段の仕事」15ポイント反落。
惰性の8月でした。
9月は初旬にSさんが夏休み。本人しか解読できない引き継ぎ書を置いてアジアのどこかに行ってしまいました。いつもながら、Sさん本人でも手が回らないようなどうでもいいことまでこと細かく指示してくれています。あんまりムカつくので置き引き事件を書いてやろうと思います。

「シナリオ」5ポイント続落。
10月からの後半戦に向けて始動です。ヤングシナリオ大賞の受賞者&受賞作が発表されました。相変わらずビギナーズラックが目立ちます。うらやましいですね。受賞者の中に一人、変化球を投げてきた10年選手の苦労人がいました。頑張ってもらいたいものです。

「その他」20ポイント上昇。
スポーツクラブに通ったのは14日です。前月比1日減。
増加分はXデーの準備によるものです。後になって「あれをやればよかった」「この部分をもっと詰めればよかった」と思う人が多いんですが、僕は悔いなし。やりたいことは全部詰め込みました。あえて言えば、招待して「OKOK」と帰国してしまった英国人がそのまま戻ってこなかったこと。残念です。あとは、挨拶がカミカミになってしまったこと。文章を読むと棒読みになると思い、記憶に頼りましたが、カミカミ。結局は文章を読んだ後半の方がスムーズにいきました。確かに送辞や答辞の時は棒読みにはなってませんでしたね。
Xデーでも紹介されましたが、地元の人たち覚えていますか?僕は高校時代、送辞と答辞の両方をやっているんですよ?ちなみに僕の高校は送辞は後期(つまり2年生の後半)の生徒会長、答辞は前期(3年生の前半)の生徒会長がやるんですが、僕は後期の生徒会長ですから送辞はやる。ところがもう一人の会長が成績優秀で卒業証書を受け取る総代になってしまったため、答辞まで転がり込んできたというものです。ちなみに兼務はあり得ない総務委員長(つまり学級委員長の代表)と生徒会長を兼務したり、放送部長と吹奏楽部の指揮をあわせて当時はやりたい放題でした…仕事は何もやっていませんが(笑)

ところで先日、愛用のノートパソコン(バイオSR)のジャンク品のバッテリーを買ったところ、案の定ウンともスンとも言いませんでした。3000円。愛想の悪い店員にムカつきながらそのまま買ってしまいましたが、もっと値切ればよかった。外側だけを利用してセルの詰め替えをする方法もありますが、爆発が怖いところ。
オークションで手に入れた新品バッテリーは大事に使っているため顕著な劣化はみられませんが、充電回数50回を超えました。最も怖いのはこのパソコン自体が壊れてしまうこと。特にシナリオのデータが集積されていますから。
それにしてうちのパソコンはよく頑張ってくれます。ちなみにパソコンの愛称は亡きサボテンの名前を冠した「sabotcha(さぼっちゃ)」です。公募で決まった名前です。一号機「zook(ズーク)」はウイルスに侵されリカバリの憂き目に逢いましたが、今も健在です。Xデーのお手伝いの人たちへの説明文、ギリギリで印刷いうときにメインマシン「the3rd(3号機)」が不調になり、それをバックアップしたのがzook機でした。窓際に本体を置かれるという過酷な条件にありながら、本当に頑張ってくれています。

~体位の変化(それは、意味が違います)~
「身長」±0cm
「体重」±0㎏

今回はXデー関連とパソコンの話で終わっちゃいましたね。
iwaitai

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