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August 23, 2005

御礼

人生の節目を滞りなく乗り越える(?)ことが出来ました。
何人もの人から「高砂は気持ち良いぞ」と言われましたが、その通りでした。とにかく、人に支え、助けられたイベントでありました。この場をお借りしまして、あらためて御礼申し上げます。

寝台特急「富士」の件と同様に自伝を書く時のネタとしてとっておいたエピソードがあるのですが、この場を借りてご紹介しましょう。モリキングが有難いビデオを作成してくれる際に、このエピソードは母親が供述(?)した内容のメインだったのですが、あっさりと流れてしまった感もあるのであらためて。今回初めて分かった部分もありますし。
今から33年前と数ヶ月前、僕はへその緒が首に2重に巻きついた状態で産まれました。生命を救ったのは左手一本。へその緒と首の間に入っていたのでした。その状態でも仮死産でしたから、何もしていなければ恐らくこの世に生を受けてはいないでしょう。
蘇生術で蘇生し一週間保育器に。一週間、母親は産婦人科医の「絶対死なせんけんな」という言葉に励まされました。この先生は長いこと校医を務めている先生でした。その辺りの子供はこの病院で産まれているので、それぞれの子供に思い入れがあるはずですが、今思うと健康診断の時にやたらニコニコしていたのは、特別な思い入れがあったからかもしれません。親もここまでデカくなるとは思っていなかったようなので。
このエピソードを最初に知ったのは小学生の時。予防接種の問診表に分娩時の体重と「正・異」に○をする欄があるのですが、いつも「異」なので聞いたからでした。そこで断片的には知っていたのですが、今回の母親の供述(?)で全てのパーツが揃いました。聞けるものならその時何を考えて必死に頑張って生き残ろうとしたのか聞いてみたいような気もします。お腹の中にいた赤ん坊が物を考えるとは思えないのですが、お腹の産まれて数ヶ月ぐらいからの記憶が残っていること(赤ん坊の時に撮影した写真のいくつかは、撮影時に何を考えていたのかを憶えている)を考えると、自分から生きようとして頑張っていたのかもしれません。
自分の歴史を必然の積み重ねや神秘的なもののように繋げる考えは嫌いなのですが、人生の初っ端で生死の微妙なバランスを経験し偶然にも生に倒れたことに「何かやるべきことがあるのかな」と感じるようになりました。その割には何も大成していないのですが。教祖になろうという考えもありませんし(笑)もしかしたら普通に人生を全うすることが、人生の最大の「やるべきこと」なのかもしれません。人生は奥深いものですね。
余計な話をしますが、僕を出産する際、母親は欲しくて欲しくてたまらなかった女の子を産むつもりで赤い服を揃えていました。産まれたのは男の子。僕を家に連れて帰る時は恥ずかしい思いをしながら赤い服を着せて帰ったようです。赤=女という、フェミニストが目くじら立てて怒りそうな考えが当時の時代をしのばれますね。

書いておいて何ですが、やっぱり自分のことを掘り下げるのは苦手です。
次回からは通常のDiaryXXX、毒ふりまきます。
hibiyasemi

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Comments

この度は、おめでとうございますです。
あの暗闇の中でお母様の供述(!)を拝聴し、言い知れぬ感動を味わっていた私です。
( その後数年間のお姿には、言い知れぬ爆笑を経験したのではありますが・・・ )

「何かやるべきことがあるのかもしれない」と考える瞬間、(実は、私自身にもあるのですが)そう感じる事から、もう、何かをし始めているのかもしれません。masterが、何をどう完結に結びつけるのかは知る由もありませんが、ご本人の希望要望甘えん坊に関わらず、ある意味『教祖』のような存在だと感じさせている事実もあるように感じています。

「神のように崇められる」・・・理由もわからず、実感もなく・・・そんなこともあるもんです・・・

その絶妙なバランス感覚となんとも言えない周りへの気遣いは、DNAにご家族の深い深い愛が加わり、調味料としてご自身の経験や努力がなせる業なのだと痛感しました。丁寧に育てられてきた方・・・そんな印象が強まりました。

そして・・・今回のご縁・・・

まさに『出会うべくして出会った似たもの夫婦』ですね。

そうそう・・・余計なお世話ではありますが、「共白髪」になるコツ・・・「お互いに、お互いの笑顔を見たいと望み、その望みを日々叶えようと暮らす」 ・・・ そうすれば、夫婦年輪を重ねるだけ『幸せ感』が増して行きますよ。
 
妻は愛する夫のためになら、鬼にでも蛇にでもなれる生き物です。(女優にも娼婦にもなれますが・・・)お祝いを述べられたOさんのお言葉・・・特に最後の方を、どうかお忘れにならないで・・・お幸せに・・・

Posted by: BANA | August 23, 2005 at 03:24 AM

お褒めの言葉ありがとうございます。
僕が唯一、ウルッと来たのは、高校の吹奏楽部の現役部員たちの映像でした。指導者(?)以外は見ず知らずの人たちなのに。数のパワーでしょうか(笑)

Posted by: yuworldmaster | August 23, 2005 at 09:54 PM

そうですね・・・
様々な方がお二人のために色々なサプライズを用意された・・・その瞬間瞬間に、喉元が痛~くなった宴でした。

「その時」のためのイントロ・・・例えば手紙を綴る時、例えば約束の時間までその人を待つ時、例えば誰かを驚かせたくて色々な準備をする時・・・例えば誰かへの贈り物を用意する時・・・すべてがそこから始まっている・・・その間、ずっと「その人」を考えている・・・

そんな「時間」に感動し、ウルウルしてしまう私です。

Posted by: BANA | August 23, 2005 at 11:42 PM

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