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August 06, 2005

自発と強制

神宮球場に行ってきました。外野自由席です。巨人戦の外野自由席は、恐らく現楽天のホッジスがスワローズ在籍中、ホームランを打った雨天コールドゲーム以来…何年前でしょうか。
神宮球場には何故か、仕事帰りに一人で応援に来るおじさんが多く、まるで誰かと来ているような独り言を言いながら応援する人も少なくなかったりします。
昨日のおじさんは、清原が打席で空振りすると「2割ちょっとで打席に立つな!」だの厳しいヤジを飛ばすのに、やっとスタメンを確保しつつあるリグスが情けない空振りをすると「いいよ、いい振りだ」とにこやか。売り出し中の青木には「あ・お・き・くーん」と追っかけも真っ青なラブリーなヤジを飛ばします。こういうフレンドリーな独り応援は大歓迎ですが、その向こうのおにいさんは目がいっちゃってました。凶暴な人も多い。
こういう独り応援のおじさんは、試合終了を待たずに帰ってしまいます。このおじさんも5回ぐらいで姿を消しました。おじさんの印象的な言葉は、仁志が打席に入る時の掛け声を聞いて「何だ?おじさん?」もちろん独り言。実際には仁志の名前、敏久(としひさ)と叫んでいるのですが、この後の応援は全て「おじさーん!」と聞こえるようになりました。今夜のナイター中継で確認してみてください。

さて、終盤でウェーブを起こす外国人の方がいました。最近は日本からの野球選手の輸出が増えたためか、神宮球場にも外国の方が目立つようになりました。その彼を私設応援団の若者が咎め、殴りかかってしまいました。情けない。首筋に血管を浮かせながらひたすらトランペットを吹く彼らは、決して上手いとはいえませんが、若いのに良く頑張るなあと思っていましたが、この件で僕なりの評価も地の底に。
スワローズの応援に関してもいくつかの私設応援団があるはずですが、よくご覧になれば分かりますが、特攻服のようなコスチュームに身を包んだ若者が周囲を監視しています。つまり、その他一般の観客は、応援しているようで、実は応援させられていることになります。そう考えると球場で応援するのがバカバカしくなって来ました。
本場といわれるアメリカのベースボールでは、鳴り物つきの応援はありません。日本でもメジャーに飛び出す寸前のイチローが要望して自分の打席だけ鳴り物なしの応援となったこともありました。確か。
統制の取れたロッテの応援のようにサポーター自らが望んで選んだ場合は別ですが、野球の応援というものはもっと自発的なものでいいような気がします。ただ、サッカーの応援を見て分かるように、日本人は一体感というものを求めるためか、ある程度統制の取れた応援を求める傾向にあることが分かりますから、全く野放しの応援というものは成り立ちようがないと思います。サッカーの応援もエスカレートして、今ではトランペットなどの鳴り物がない野球の応援みたいになっていますから。
対戦相手は巨人でしたが、最近の応援スタイルの変貌には迷走が感じられます。他球団のジェット風船をおくればせながらパクり、ロッテのような声量勝負の応援を真似る。タオルを回すのも他球団から拝借したものでしたね、確か。きっとジャイアンツファンの中にも、もう少し静かに応援させてくれよと思っている人が多いはず。何かの曲をパクって選手の応援歌としてしまうスワローズや多くの球団と違って、もともと秀逸なオリジナル応援ソングが多かったジャイアンツは、昔のスタイルの応援でもいいのかなと思います。思い違いかもしれませんが、最近「闘魂こめて」を歌うようになりましたね。あれもいいことだと思います。
少し前のニュースで私設応援団を登録制にして暴力団まがいのような人々を排除する動きがあるとの話を耳にしました。それは重要だと思います。おじさんならともかく、特に女性や子供を球場に呼ぶ上で必要です。特攻服の連中はもういらんわ。
jingu050805

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