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August 31, 2005

行き詰まり

最近、韓国スター(名前忘れた)が「オマエノコトガスキダ!」と叫ぶCMがやたら気になります。聞きようによっては「オマエノハダカスキダ!」とも聞こえます。後の日本語もグダグダ。違和感アリアリ。制作側は「こりゃ失敗だろう?」と思わなかったのでしょうか。韓流ブームとはいえ、やはり無理矢理に日本語を喋らせるのは違和感があります。せいぜい東ちづる…もといチェ・ジウが、歌にあわせて最後に一言(セリフ忘れた)言うCMが限界です。
違和感があるといえば、公開間近の頭文字Dです。まずはキャスト。
藤原拓海 ・・・ ジェイ・チョウ
茂木なつき ・・・ 鈴木杏
高橋涼介 ・・・ エディソン・チャン
中里 毅 ・・・ ショーン・ユー
藤原文太 ・・・ アンソニー・ウォン
立花 樹 ・・・ チャップマン・トウ
立花祐一 ・・・ ケニー・ビー
須藤京一 ・・・ ジョーダン・チャン
岩城清次 ・・・ リュウ・ケンホン
なんじゃこりゃあ?同じ映画でも宇宙人やどこの星だか分からない人間が英語を使うより違和感があります。しかも日本人が一人混じって…鈴木杏は何語を喋るのでしょうか。劇場で少しだけ予告編を見ましたが、豆腐屋の息子が中国語を喋り、それを日本語で吹き替える…違和感アリアリです。根強い人気のある頭文字Dです。これでヒットしたなら、優れたソフトをむざむざと流出させてしまったことを日本映画界は恥じるべきでしょう。

さて、ファミコンのコントローラのようなデザインが懐かしいゲームボーイミクロが発売されます。ニンテンドーDSに力を入れているはずなのに、なぜこんな小手先で作ったような商品を売り出すのか。それは「PSPの所有ソフトは平均3本」というデータもあるように、様々なソフト、ハードが溢れるなか、この商品もかつてのファミコンのように子供達が親のスネをかじりまくって大量のソフトを溜め込んでしまうような時代ではないことがヒントになっているようです。
第一弾のソフトはスーパーマリオブラザーズであることから、ゲームボーイミクロのターゲットは、社会人になって少しだけお金を持っている、かつてのファミコン世代が中心であることが推測されます。一方でそのファミコン世代も少なからずハードを所有しているはずですから、例えばPSPを駆逐したり、ニンテンドーDSと共食いするのではなく、あえて限られたパイを少しでも得ようという姿勢が伺えます。Windowsマシンの横に置いてくれという大胆なコンセプトで売り込んできたMacMiniの戦略に似ています。

最近、未成年の喫煙が減少しているというデータが発表されました。要因の一つに携帯電話料金などの増加でタバコを買う金がなくなっているという見方もあります。これも限られたパイを争う例の一つといえます。タバコは、限られたパイ争いに負けたことになります。未成年の喫煙は禁止されているわけですから、結果的に良い方に転じたケースといえますが。
携帯電話にちなんだ似たようなケースもあります。電車内のメールです。携帯電話が物珍しい頃は、電車内でも自慢げにトランシーバーのような携帯電話を抱えてデカい声で話すおっさんが結構いました。やがて携帯電話が普及し文明の利器が老若男女に行き渡るなかで、あちこちで電車内の通話に関するトラブルが発生しました。鉄道会社が注意喚起をしても馬の耳に念仏の状態でした。もちろん今でもこの問題は根絶された訳ではありませんが、メールの登場で車内は一気に静かになりました。
「通話はするな」という規制の元で使用する携帯電話の機能という限られたパイの中で、音声が文字に負けた例といえるでしょう。景気低迷、少子高齢化そのものが限られたパイを争う状況です。探せばまだまだいろんなところにあるものですよ。限られたパイって。

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August 30, 2005

すっぱ抜き

衆院選の公示が行われ、いよいよ総選挙が本格化しました。この時「だけ」やたらうるさい選挙カー、日頃はセンセイともてはやされてふんぞり返っているくせに、この時「だけ」街頭に立って挨拶する候補者など、さまざま。
今回の選挙は、国民新党、新党日本など新党が旗揚げされましたが、国民新党を率いる平成の水戸黄門は、江戸時代の元祖、水戸黄門はもとより、首相に登りつめた昭和の水戸黄門に比べても見劣りします。一方、新党日本は、党首が現職知事と言うことで面白みがありますし、北海道に特化した新党大地。時代は、大企業がグローバリゼーションを発揮するか、中小企業がそれぞれの得意分野に集中する二極化の傾向にありますから。
うっかり口を滑らせたのではないような気がしますが、武部幹事長が小泉内閣退陣後の消費税引き上げに言及しました。小泉内閣の間は税率引き上げを行わない方針は徹底されています(その分、国民は他の形で金をむしりとられていますが)ので、内閣が変わると即座に変えても何ら不思議はありません。問題は、ただでさえ選挙に影響がありそうな時期にこんなことを言ったのかをよく考える必要があるでしょう。
今回は、郵政民営化を隠れ蓑にしている選挙であり、自民党が大勝すれば、自民党の考えは何でも国民に認められているという構図につながりかねない。最近の政治が強引に他の理由に結び付けて行動することは、今回の八つ当たり解散でも証明されています。そう考えると消費税率引き上げも国民に認められているととりかねられません。一方で、これまでの役人の失態を帳消しにして、国民にさらなる負担を強いることに成功した年金保険制度の議論をいまさらぶり返すはずがありません(前にも述べましたが)。
僕は、消費税が必ずしも悪いとは思いません。不公平だとか言われますが、負担をしたくない人はモノを買わなければいいだけ。貧乏人を逃げ場がないように追い詰め、そのなけなしの財産をむしりとり、一方ですっかり金持ち有利に転換された所得税制度よりよっぽど公平なのかもしれません。問題なのは、選挙にもいかずに消費税が上がったとたんに不満をぶちまける人々。選挙の時「だけ」街頭に立つ政治家と同じです。投票しても「何も変わらない」のが、選挙に行かない多くの人の理屈ですが、不況、少子高齢化の世の中で「今よりは良くはならない」と考えるべきでしょう。

テレビや新聞など多くのマスコミは、政変、政変と謳いながら、結局は自民党の肩を持つ傾向にあります。そのほうが自分たちの権益を守ることが出来ますから。仮に自民党が野党に転落し、田中康夫が入閣でもしようものなら、長野県庁のように記者クラブを廃止されかねません。記者クラブにいるからこそ、多くのニュースソースがすっぱ抜かれることなく、横並びでぬくぬくとしていることが出来るからです。最近のニュースは、すっぱ抜きは皆無で、多くが関係者のリークによるものだといわれています。例えば某大手経済紙の一面を飾る記事など。特に大企業になればなるほど、この日本経済の大本営発表をバイブルにしているサラリーマンが多いようです。
さて、毎日新聞が朝日新聞の記者の記事ねつ造を報じました。すっぱ抜きのような記事ですが、実は田中知事が会見で「取材を受けた覚えがない」ということが発端になっているので、純粋なすっぱ抜きではありません。数年前の遺跡ねつ造のようなニュースがすっぱ抜きというものです。あの時は、他社が横並びで当たり障りのないトップ記事を掲載する中で、考古学者の「神の手」に疑惑の目を向け、執拗に行動を追ったことが実を結びました。
デスクのチェック不足を批判する声もありますが、新聞は週刊誌と違って一分一秒を争うわけですから、必ずしも全て裏を取るような時間があるわけではなく、情報を出してきた記者を信頼する部分が大きいようです。記者も自分のニュースについて取材した内容の裏を取ってデスクに上げてくるはずですから。一般紙の記者は、若いうちは記事を書くのではなく、情報を集めるだけでいいといわれるようです。そのニュースをデスクが面白おかしく書き直して掲載されるのが普通のようですから。今回はニュースそのものが腐っていたことになります。
問題なのは、朝日新聞が紙っぺら一枚を流しただけで記者会見を行わないことです。企業に不祥事があると、説明責任と報道の自由を振りかざし、すぐに記者会見を開いて説明しろと迫る彼らですが、いざ自分たちに不利なことが起きると、適当に流してダンマリを決める。日テレ、NHKも内部の不祥事の報道は極めて消極でした。不祥事ではありませんが、フジ×ライブドアも。それでも高い給料がもらえるのですから、いい仕事です。
最近の朝日新聞の社説は、特にメチャクチャなものがさらに多くなったという声が多くなっているようです。色を出すのは結構だと思いますが、メチャクチャな社説でも社会に対する影響力があるわけですから考えてもらいたいもの。ましてや大学入試問題で使われてしまうわけですから。大学入試問題への採用数の多さ=新聞の質の良さと短絡的に結びつけるのは危険です。どれもこれも採用する側の事情ですから。大学生が就職活動が始まると突然変異のように日経新聞を読み始めるのと同じような気もしますが。

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August 28, 2005

3度目の…

Xデーから一週間が経ちました。時間の流れはいつでも変わらないはずなのですが、大きなイベントがあるとそれがブイのように流れの中の一点に残るので、あらためてその速さを実感できます。

昨晩、日本テレビの24時間テレビとテレビ朝日のSmaSTATION-4が「合体(という表現をしていた)」しました。昨年のフジ×テレ朝、今年のフジ×TBSに続く3度目の同時生中継が実現しましたが、3度目ということもあって、目新しいことはなく、これまで民放ばかりかNHKまで、他局の宣伝もいとわないという太っ腹で場慣れしたテレ朝の手際の良さばかりが目立つ結果となりました。日テレ側は音声が乱れていましたし。

今回のコラボは初めて、フジテレビが絡まないものでした。どうも馴染みまなそうに思えるフジ×日テレの同時生中継自体が果たして成り立つのか、来年以降に期待したいと思います。

今年の24時間テレビは、省エネルギーがテーマといっていいでしょう。「エコ」というわざとらしい言葉を使っているからではありません。元気が出るテレビや電波少年の同窓会のようなものが行われていたからです。早い話が使いまわし。人の労力という点で省エネルギーというわけです。

昔の番組の再放送は、スポンサーが少なく制作費のままならないCSでは既に珍しくはなくなっていますし、DVDで数多くの番組が復活していますが、あらためて一昔前の金字塔のような番組を振り返ることは悪くはないかもしれません。視聴率四冠独走時代よもう一度、という感じで。

元気が出るテレビは、確か、久米宏の休養で人気番組だったTVクランブルが突然終了した後釜として、突貫工事同然で始まった番組なんですよね。この番組があったからこそ日本一ファッションが似合わない男としてバカにされていたビートたけしの男ぶりは確実に上がったわけで、そこそこお金を稼ぐ程度の芸人のままでは到底、映画を撮る財力も蓄えられなかったことでしょう。

そう考えると、元気が出るテレビがなければ「世界の北野」は誕生していなかったのかもしれませんし、後に同じ流れを汲む(テリー伊藤が絡むので当たり前ですが)「浅草橋ヤング洋品店」からさらに派生した「ASAYAN」をきっかけに一時期の日本を席巻した「モーニング娘。」もこの世にはなかったかもしれません。巷の30歳前後のダンサーには、ダンス甲子園に影響を受けた人も多いですし。とにかく、あらゆる意味で怪物番組だったことが分かります。兵頭ゆき、木内みどりなど当時のメンバーが出ていましたが、桑田靖子もいましたか?いたらこの同窓会はホンマモンです。

そういえば、「○年連続視聴率四冠達成!」とポスターが貼られていたのは麹町に社屋があった(今もある)頃でした、そういや日テレは汐留に移転してロクなことがありませんね。風水などから見て問題があるのかもしれません。そういえば都庁の位置も風水では良くないということを聞いたことがあります。犯罪都市へと変貌しつつあるのはその影響でしょうか。

いつの間にか定着したマラソンなどマンネリを感じさせる内容もありますが、今年は黄色意外のシャツを作ったり、少し変化しようという姿勢が伺える24時間テレビでした。お涙や感動を頂戴しなくても、面白い番組を作って並行して募金をやってます、って感じでもいいと思うのですが。番組がスタートした頃に比べ、ボランティア精神というものが決して美化されるものではなくなり、地道な活動を行っている人も増えるなど時代は変化していますし。
himawarimawari

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August 25, 2005

微妙な線

常磐新線もとい、つくばエクスプレスが開業しました。略してTX。テレビ東京ではありません。
人知れず開通したりんかい線と違い、都心にブスッと刺さるTXの影響力は大きく、迎え入れる秋葉原駅や駅周辺の容貌をすっかりと変え、人の流れを電気街から違法エステのメッカ、昭和通りに変える勢いになっています。「どうしてこんなとこに?」と思ったドコモショップの移転も、ふたを開けてみればメイン通りに位置していました。
まるで、ららぽーと志木をぶっつぶした、マルイファミリーへと続く連絡通路のようです。マイナーねたでした。
プラットホームのゲート、地下1階(深さでは地下3階ぐらい)のホームから地上に続くエスカレーター(これがなかなかない)など設備は最先端をいくものですが、通常は下り、上り(普通)、上り(速い)と速度の違うエスカレーターを設置しているようですが、この速度の違いを告知するものが見当たりませんでした。そんなに長くないエスカレーターで速度を上げる意味があるかは分かりませんが、人間の癖とは恐ろしいもの。身体は普通のエスカレータのつもりで重心移動しますから後ろに転倒しそうになります。回転ドアと同じ臭いがプンプンします。事故になる前に何らかの対策を講じるほうがいいでしょう。バ○の一つ覚えみたいにアナウンスし続けるのも考え物ですが。
機会があれば止まっているエスカレーターを上り下りしてみてください。身体は自然と動いているエスカレーターのつもりで重心移動するのでうまく上り下りが出来ないはずです。不思議ですね。
TX
さて、コミケに出店したホットドッグチェーンのバイトが実名で公開しているブログで、オタクの方々を「キモい」などと表現して問題になっています。企業が謝罪するまでに至りました。今後、このニュースがどのように扱われるかが見ものです。何故なら、電車男に代表されるように、オタクを題材に甘い汁をチュウチュウと吸い続けるマスメディアがあまりにも多いからです。メイドカフェを追いかけるのも同じこと。原動力はオタクの方々なのですから。
映像化された電車男を観てお分かりのように、登場するアキバ系キモヲタの方々表現方法は、十分キモく描かれています。面白おかしくオタクを食い物にしてきたマスメディアがこのバイトの軽はずみな行動を批判するならば、自分のしっぽに噛み付いているのと同じことのような気がします。
いろいろな裏事情がブログで暴露される時代です。一説には、ブログの氾濫が2ちゃんねるのアクセス数減少を招いているとの見方もあります。「サイト上にクソ日記が溢れている」との声も。ここもその一つかもしれませんが、ネタが尽きて面白おかしく書く前に、それがサイトに流出して大丈夫かどうかを考えなければなりません。
既にお気づきの方もいるかもしれませんが、DiaryXXXと親サイト「ゆーわーるど」の内容が少し変わっています。理由は、会社の人が見そうだから。先日、公に紹介したのは失敗だったのかもしれません(再笑)
大問題になりそうなことは書いているつもりはありませんが、最近、置き引きされた(?)事件を起こした某氏のリポートをはじめ小爆弾がいくつも埋められているので。小爆弾を見つけたら、そのまま埋め戻してください。
まあ、これからも毒ふりまきます。
TX2

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August 24, 2005

スリッパ甲子園

駒大苫小牧で不祥事が起きました。簡単に言えば、野球部長が部員をスリッパで叩いて優勝がフイになる可能性が出てきたということですが、やたらと不祥事、不祥事と騒ぐのに少し違和感を覚えます。
先日、明徳義塾が甲子園出場を辞退したのもほぼ同様の件です。双方とも父兄から問題を指摘されたものの隠蔽し、後になってチクられたことがきっかけとなっています。体罰を肯定するわけではないですが、本来、根性の塊のような野球部では、往々にして体罰が絡んでいたはずです。同一の大会で2つの問題が出てくるぐらいですから、部員同士の暴力行為も含め、恐らく、これまで隠蔽されて闇に葬られた問題も多かったのかもしれません。
これまでも部員の喫煙などで出場停止になるケースはありましたが、最近の問題は「情報が抑えられなくなっている」という背景があるようです。「情報が抑えられなく」したのは、ずばりIT社会です。掲示板で企業の様々な問題が暴露されたように、情報操作が出来にくい社会になっているようです。例えば、野球部員が部長にスリッパで叩かれて、親に泣きついた手段は携帯電話であることが想像できます。これも一昔前なら、公衆電話に立つまでの距離と行動力が必要ですから、現在に比べ何段もハードルが高いことになります。今のガキは好きな子に電話をする時にダイレクトに携帯電話にかけられることに似ています。言い辛い時はメールという手段もありますし。このように情報の流通経路は多岐にわたり、流れるスピードも速くなっていることが分かります。
第2に、親が野球部と子供に何を求めているかという、考え方の変化が推測出来ます。かつて、子供に野球をさせる親は、子供に根性や忍耐力をつけてもらいたいという側面があったはずですが、明らかに変質してきているようです。あたかもクラブ活動の一つのように。仲良しクラブで野球をして、あわよくばイチローのように大金を稼ぎ出してくれるとでも思っているかのように。
以前は、練習や指導者の厳しさに泣きついて来た子を逆に叱る親が多かったはずです。うさぎ跳びや練習中水を飲ませないなど非科学的な忍耐力の植え付けは別として、親が求めるものは変質し、その子が持っている基礎的な忍耐力も低下してきているのかもしれません。加えて、私立高校を中心にして、過剰に部活に力を入れることも問題視する必要があるのかもしれません。一つは、少子化を前に生き残りをかけた知名度、偏差値の獲得です。野球部、ブラスバンド、チアリーディングなどを強化すると、それで知名度が上がり、受験生が増え、偏差値も上がります。
最近の傾向は、競争率の低い地方の私立高校が全国から有望な生徒を集め、いとも簡単に甲子園出場を決めるケースが増えているような気がします。今大会もベスト8に残った8校は、記憶違いでなければ県立1、市立1、私立6。駒大苫小牧も北海道出身者で構成された昨年とは違い、道外の選手が優勝の原動力となっています。このように最近の高校野球は、あちこちでミニジャイアンツばかりが誕生し、満足な資金も揃わない公立高校が根性と奇跡を信じて立ち向かうといういびつな構図で成り立っています。高校生は清純で虫一匹殺さずオナニーすらしないとでもいわんばかりの頭ガチガチな高野連がもし、優勝旗を返還させるのなら、断固たる対応と引き換えにこの問題に対して何らかの解決策を示すべきでしょう。

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August 23, 2005

御礼

人生の節目を滞りなく乗り越える(?)ことが出来ました。
何人もの人から「高砂は気持ち良いぞ」と言われましたが、その通りでした。とにかく、人に支え、助けられたイベントでありました。この場をお借りしまして、あらためて御礼申し上げます。

寝台特急「富士」の件と同様に自伝を書く時のネタとしてとっておいたエピソードがあるのですが、この場を借りてご紹介しましょう。モリキングが有難いビデオを作成してくれる際に、このエピソードは母親が供述(?)した内容のメインだったのですが、あっさりと流れてしまった感もあるのであらためて。今回初めて分かった部分もありますし。
今から33年前と数ヶ月前、僕はへその緒が首に2重に巻きついた状態で産まれました。生命を救ったのは左手一本。へその緒と首の間に入っていたのでした。その状態でも仮死産でしたから、何もしていなければ恐らくこの世に生を受けてはいないでしょう。
蘇生術で蘇生し一週間保育器に。一週間、母親は産婦人科医の「絶対死なせんけんな」という言葉に励まされました。この先生は長いこと校医を務めている先生でした。その辺りの子供はこの病院で産まれているので、それぞれの子供に思い入れがあるはずですが、今思うと健康診断の時にやたらニコニコしていたのは、特別な思い入れがあったからかもしれません。親もここまでデカくなるとは思っていなかったようなので。
このエピソードを最初に知ったのは小学生の時。予防接種の問診表に分娩時の体重と「正・異」に○をする欄があるのですが、いつも「異」なので聞いたからでした。そこで断片的には知っていたのですが、今回の母親の供述(?)で全てのパーツが揃いました。聞けるものならその時何を考えて必死に頑張って生き残ろうとしたのか聞いてみたいような気もします。お腹の中にいた赤ん坊が物を考えるとは思えないのですが、お腹の産まれて数ヶ月ぐらいからの記憶が残っていること(赤ん坊の時に撮影した写真のいくつかは、撮影時に何を考えていたのかを憶えている)を考えると、自分から生きようとして頑張っていたのかもしれません。
自分の歴史を必然の積み重ねや神秘的なもののように繋げる考えは嫌いなのですが、人生の初っ端で生死の微妙なバランスを経験し偶然にも生に倒れたことに「何かやるべきことがあるのかな」と感じるようになりました。その割には何も大成していないのですが。教祖になろうという考えもありませんし(笑)もしかしたら普通に人生を全うすることが、人生の最大の「やるべきこと」なのかもしれません。人生は奥深いものですね。
余計な話をしますが、僕を出産する際、母親は欲しくて欲しくてたまらなかった女の子を産むつもりで赤い服を揃えていました。産まれたのは男の子。僕を家に連れて帰る時は恥ずかしい思いをしながら赤い服を着せて帰ったようです。赤=女という、フェミニストが目くじら立てて怒りそうな考えが当時の時代をしのばれますね。

書いておいて何ですが、やっぱり自分のことを掘り下げるのは苦手です。
次回からは通常のDiaryXXX、毒ふりまきます。
hibiyasemi

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August 20, 2005

安易

夏木マリ(夏キマリ!)の次は、秋元康(秋もっと安し!)でした。この分だとモト冬樹(もっと冬行き!)なんちゅう感じなのでしょうか。

さて、17日のイラン戦に行ってきました。メンバーはGちゃんKさんとその彼氏。新横浜駅でボーッと乗降客をみてみると、コアのファンは2~3割ぐらいのようでした。恐らく、一度にチケットが4枚予約できるため、4にんぐみのうち1~2人はにわかファンなのかもしれません。そういう僕もにわか、です。
生のサッカーの試合は、仙台で見たJ2ブランメル仙台(当時)VSモンテディオ山形とか、JOMOカップぐらいです。
かねがね日本代表の試合に行く時は、スワローズのビジターのユニフォーム着てってやろうと思ったのですが、さすがに初回からそこまでの根性はなく、値下げされている代表ユニフォームを買いました。モデルチェンジ間際だからとか。次にこういうのを買うときはキーパーのを買おうと思います。
それにしてもマリーンズのサポーターのようなパワーがある応援ですが、ちょこっと音楽をかじっていた人間からみれば、せめて何の曲かは分かっていて応援して欲しいような気もします。♪おっお~、おおお、おっおっおっ、おおおお~おお~というのは、歌劇「アイーダ」第2幕より凱旋行進曲なのですが、中途半端な部分でリピートされるので背中がムズムズしたりします。
ナントカの歌姫だかが歌って大ブレイクしたジュピターもそうですが、全体を聴いて初めてその良さが分かるというものです。「凱旋行進曲」は特に原曲を聴いてみてください。サッカーの応援で言えば「エンターティナー」「グリーングリーン」もそうです。プロ野球の応援を見ていても思うのですが、日本人はまとまってワーッと応援するのが好きな民族なのかもしれません。

衆院選で郵政民営化関連法案に反対票を投じた議員の選挙区に次々と刺客が送り込まれています。一方で棄権した議員は公認を取り付けました。面と向かって反対し、採決になったらそそくさと議場を出た大御所も公認されました。いやはやこれも関が原の合戦と同じです。
一方、反対派議員が新党を立ち上げました。「国民新党」という、いつ消えてもどこと一緒になってもどうにでもなるような名前の政党です。自民党が野党に転落した当時の分裂と違って、党首になるような人をひきつける魅力のある議員がいないのが厳しいです。印籠かざしても世の中は良くはならないでしょう。結果的に数人。選挙の結果を見て数合わせに巻き込まれる短命の政党の匂いがぷんぷんします。
それもそのはず、郵政民営化への議論を真剣にしようとする人は一握りで、多くは自己保身の選挙なのですから。自民党は亀井静香議員の選挙区にホリエモンを刺客(無所属なのに?)として送り込みました。人気取りとの呼び声が高いですが、ニッポン放送関連の問題の動向でホリエモンが人気があったから引っ張り出したのなら大間違いです。あの時は、既成の枠を打ち破るところに人気があったわけで、既成の枠…つまり老朽化したニッポン放送やフジテレビの経営形態が守ろうとする醜さに対してホリエモンが際立ったわけです。
従ってホリエモンそのものの人気がどこまで含まれるかは未知数です。刺客戦略の看板のような人になりそうですが、捨て駒のような雰囲気がしないでもありません。今日も亀井静香氏と双方話をろくに聞きもせず噛みあわない議論を繰り返していました。がっかり。
今回の選挙に対して、国民は郵政民営化よりも年金問題に注目しているようですが、与党に限って言うならば一度有利に終わった問題をぶり返すはずがありません。それでも期待して連立与党に投票すると、増税で返り討ちを浴びる可能性もあります。まるで、内容も分からないまま憲法が出来る、これで近代国家の仲間入りだと小躍りしていた明治時代の臣民と似ているような気がします。気持ちは分かりますが、物事の根本を見ていません。
「結局何も変わらん」と投票に行かない人に比べれば100万倍マシですが。

さて、わたくしめは明日、Xデーを迎えることになりました。今、必死で席次表を印刷してホテル(前泊)に駆け込もうとしているところです。僕以上にいっぱいっぱいなのは父親で、昨日は数分おきに電話がかかっていました。兄の結婚式、お婆ちゃんの葬式もカミカミだったので、今回はどうなるか。

これからもぼちぼちやっていきますので「ゆーわーるど」をご愛顧賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

vsiran

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August 15, 2005

歴史は繰り返す

60年目の終戦記念日を迎えました。
10年前を思い出していただくと分かりますが、50年と60年では明らかに雰囲気が違います。
何十年目とか、何十年ぶりとかいうキリ番が好きな日本人ですから、50年で戦争は一区切りしているのかもしれません。戦争を知る人も少なくなっていますし。
そんななかで毎日新聞が世論調査を行いました。ヤフーの記事を引用します。
『日本が米国や中国などと戦った戦争を「間違った戦争だった」と答えた人は43%で、「やむを得ない戦争だった」の29%より多かった。「分からない」という回答も26%あり、日本人の戦争の評価は必ずしも定まっていなかった。戦争責任に関する戦後の議論については「不十分だった」との回答が75%に上り、「十分だった」の14%を大きく上回った』
何が言いたいんですかね…評価が定まらないのは当たり前で、戦後から60年が経ち戦前、戦中派が減り、戦後派が増加するなかで評価が定まらなくなるのは当たり前です。それに「間違った戦争だった」の一言で片付けられてしまっては、犠牲者の方々に失礼なように思います。この調査の意図するものが見えてきません。戦争責任に関する議論については、もう少し掘り下げる必要があるでしょう。出来れば、今からでも間に合うようなものなら、議論を持ち出しても構わないでしょう。こういう調査をしたわけですから、毎日新聞は情報を垂れ流しするだけでなく、しっかりとフォローし続けてもらいたいものです。
最も重要なのは、戦争を起こすという歴史を繰り返さないことです。とはいえ、歴史を振り返っても人は争いを避けて生きることが出来ない人間ですから、争う場合は出来るだけ被害を少なくすること。論争で掃け口を見出すのが一番なのですが。

さて、ご存知のように衆議院の八つ当たり解散に伴い、郵政民営化に反対した自民党議員の選挙区で自民党が対抗馬を立てるという凄いことになりました。まるで関が原の合戦です。土壇場の寝返りを含め、徳川方についた多くの大名を厚遇し、敵方の大名は徹底的に減封などの措置をとりました。今度の選挙もそっくり。挙げ句の果てに、徳川方からの大砲の弾での催促で最後の最後で寝返った小早川秀秋が後に謎の死を遂げるなど構図も良く似ています。この選挙が自民党、つまり日本の政治の雌雄を決する可能性があるという観点からすれば、これも歴史は繰り返す、ということなのでしょうか。
郵政反対派議員の多くの考えである、小泉改革に賛成でその根幹である郵政民営化に反対というのは、筋が通らないような気もしますが、それだったら社会保険や年金改悪に反対したかった議員もいるはず。小泉政権の支持率は上昇していますが、何を持って上昇しているのかが見えてきません。これでは、国民の多くが自民党だかから流出した「何となく小泉改革に賛成してしまうアホな層」に取り込まれてしまっているような気がします。しっかりと考えて投票しましょう。

この選挙の難しさは、論点が良く見えてこないということです。その証拠が、反対郵政民営化関連法案の内容はどうでもいい雰囲気になっていること。どのみち、小選挙区では論点を戦わせる場が露出することなく、人々は議員の知名度や人で投票してしまうでしょうから、人気のある人、宗教団体など大きなバックアップがある人が当選することでしょう。最悪なのは、選挙にいかないことです。
昨日、駅前に黒山の人だかりが出来ていました。首相や安倍晋三が来たのかな?と思いきや、もう一つの政権与党の議員でした。さすがにバックアップが凄い。これでは、投票率が下がれば下がるほどこの政党の得票率が増加します。自民党も、この政党も年金改革に賛成した訳です。フェアといえばフェア、政教分離を謳う観点からすればグレー。
ただ、選挙に行かずに「年金が高い」と言う輩があまりにも多い昨今、そういう文句を言うのなら投票に行きましょうと言いたい。といっても、民主党に入れても何が変わるのか分からない状態ですが。フォローしますが、公明党は取材してもきちんと対応してくれます。とにかく丁寧。最も横柄なのは自民党だったりして。
この選挙は、おおまかにみれば自民党、ニセ自民党(どちらがニセものかは曖昧)、民主党が三つ巴で戦うという構図です。正義のヒーローものからすれば、展開が極めて分かりづらい構図です。ファーストガンダムが連邦軍VSジオン軍だったのに対し、ZやZZでは、あれやこれやそれや派生しすぎて全く話が分からなくなったのに似ています。シンプル・イズ・ベスト。決して2大政党を推奨しているわけでなく、小さくても特色のある政党が生き残るべきでしょう。といってもほとんどありませんね。崩壊の危機にあるニセ民主党とか、せいぜい赤色がくすんでいる共産党とか。
選挙に行きましょう。

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August 13, 2005

20年目

1985年8月12日、日航機墜落事故が起きました。あれから20年、今年は大きな節目にあたるためか、テレビでの報道や出版物が明らかに増えています。中には金儲けの匂いがするものもありますが。
次の節目は30年目ですが、10年ひと昔といわれるように、30年ではあまりにも過去の出来事になってしまいます。今年は終戦60年目にあたりますが、あれだけ大きな出来事でも50年を過ぎるとさすがに色褪せてしまいます。時間が経てば何でも色褪せるものなので、無理に取り繕い続ける必要はないでしょうが、戦争は二度と起こさない、飛行機による惨事を二度と繰り返さないという気持ちだけは決して忘れてはなりませんが。
今年、日本航空の社長が2年ぶりに現場を訪れました。あのような事故を二度と繰り返さないと決意を新たにしていましたが、一歩間違えば大事故に繋がるようなトラブルを連発しておいて空々しい感じもします。皮肉にも福岡空港で日航関連会社の旅客機がトラブルで引き返すという事故も起きました。恐らく今日は、マスコミはどんな小さな事故でも針小棒大に扱っていたでしょうが、最悪なことに普段でもニュースに扱われるレベルの事故が起こってしまいました。
テレビや新聞などでは、8月12日に起こってしまったこの事故を批判しています(明日の朝刊でも批判するでしょう)が、彼らは、航空トラブルが多発していた時期に起こったJR福知山線の事故の過剰ともいえる報道に終始してしまった張本人でもあります。事故直後はまだしも、ネタに詰まるとオーバーランの回数や距離ばかりを追い掛け回して連日報道を繰り返していた人たちに日本航空を批判する資格があるのか、と問いたくもなります。
1985年の夏は、本当に暑かったことを記憶しています。同じ頃、平和台球場で汗が噴出すような暑さの中で阪神-ヤクルトを観戦したことを思い出します。そして、事故の日のこともしっかりと憶えています。夕方の第一報「JAL123便が行方不明」「墜落したもよう」「米軍が救助に向かっている」「自衛隊が救助に向かった」そして明け方に事故現場が映像に映し出されて受けたショック…幼心が受けた衝撃なんか比べ物にならないぐらいのショックを受けたのは、事故に遭った乗客・乗員とその遺族でしょう。彼らの時間は、1985年8月12日のまま止まっています。
fujifuji

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August 12, 2005

殿様商法

インペリアルトレジャー汐留が、わずか半年で閉店しました。
店名ではピンと来ないかもしれませんが、汐留のオフィスビル街の一角にある、復元された旧新橋駅の中に入っていた飲食店です。
かつてここにあった新橋駅は、「♪汽笛一声新橋を~」の新橋駅です。現在のサラリーマンのオアシスである新橋駅は、もともとは烏森駅で、旧新橋駅が貨物駅である「汐留駅」に改称された際に由緒ある駅名「新橋駅」を拝借したわけです。
ちなみに実際にあった「新橋」は、この旧新橋駅から銀座に向かう途中にあったはずです。汐留汐留といっても、地名で言えば東新橋ですが。日テレは新社屋が出来る前に電波少年で人間を住まわせたりしてましたね。後の企画でも逃げ出してしまった男性(名前忘れた)と真中瞳が同居生活を断念する時にベロベロのキスをしたのもこの場所でした。あれは一体何だったんだろう。
さて、この旧新橋駅ですが、せっかく復元したのに、実際にいってみるとがっかりした記憶があります。まず、プラットホームに上がれない。動物にしつけでもするように「立ち入り禁止」のプレートがあちこちに立ててあります。線路の切れ端のようなものもあるんですが、これも立ち入り禁止のプレートがベタベタ。これではただの石(のような)造りの建物を見るだけ。何を楽しめというんでしょう。
料理も1000円前後で安くはないんですから、こんな殿様商売で儲かるはずがありません。オフィス街ということもあり、一定の飲食需要(?)はあるはずですが、テレビで紹介された時だけ一般客がズラリと並ぶ、昼間にクソ高いバイキングをやる真っ黒い店を除き、ファーストフードや弁当屋に長だの列が出来てしまう状況から判断すると、戦略そのものが間違っていたといえるでしょう。
駅舎のプラットホーム側にはご丁寧にも自動ドアがあるんですが、開かずの扉。プラットホームにテーブルと椅子でも置いて、店の利用者ぐらいプラットホームに乗せれば面白いと思うのですが、ぼくの記憶の限りでは、そういうことはしていなかったようです。申し訳程度に銀河鉄道999のジオラマのプラモデルのような感じの植木(?)のオブジェが置かれています。クリスマス時期にお目見えしたものですが、今は年中問わず登場します。ということは、生木ではないのでしょう。
少なくとも旧新橋駅に魅力があれば、汐留には土日にも銀座から人が流れて来るわけですから客を呼べないわけではないはずです。新興ベッドタウンや、自治体が整備する公園などには、「何だこれ?」というようなやっつけの建物が必ずあり、いつまで経っても利用されず死に対と化してしまうことが多いのですが、この旧新橋駅もやっつけ感がぷんぷんと漂います。まずは、プラットホームを開放すべきでしょう。
どこの誰が建てて、運営しているのかは分かりませんが、日本の鉄道黎明期を支えた駅が復元されたのですから、もっと開放すべきだと思います。申し訳程度の博物館ではなく、もっと大々的に新橋の歴史が分かるような展示とか、あるいはホテルとして利用するとか。貴重な建物の割りに、思った以上にいろんな場所にまで入り込める東京駅の駅舎を見習えばいいと思います。
汐留エリアは、また全体の整備が完了していないにもかかわらず、新橋駅から遠くなるにつれ、街そのものが廃れていく雰囲気が漂っています。まだ完成していないはずのイタリアの町並みを再現した地区は、誰もいないセットのような雰囲気で、鳴り物入りで入った大手書店は、駅からの距離があるため、いつ行っても閑古鳥。マニアックな本があるので個人的には好きなのですが、この店に来るまでに書店が何箇所かありますから、大概の人はそこで用が足りてしまいます。
最近思うことは、汐留は、開発した人々の予想通りの集客が得られているのでしょうか。そのけん引役となる日テレは、今年もしゃかりきになってイベントをやっています。さすがに最近は、フジテレビのように社屋にお客を招き入れることなく「お前らその辺の庭で遊んでろ」というような殿様の姿勢は薄れてきましたが、毎年、イメージカラーが違うだけで内容は殆ど同じです。これでは人は集められません。新橋エリアで最も混雑しているのは、ポケモンスタンプに親子が群がる新橋駅ですから。
東京は、再開発が進み、晴海、六本木、大崎、品川、そして汐留など、石を投げればおしゃれな(つもりの)街に当たるような状況になっていますが、どこに行っても雰囲気は同じで個性もクソもありません。
東京は、おしゃれな(つもりの)街の過剰供給状態にあるのでしょう。
kyushiodome1

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August 08, 2005

無題

夏休みに入り、ここ新橋はどこの店も遊園地の休憩所状態になっています。
集客のノウハウを確立しつつあるお台場冒険王とまだまだ付け焼刃程度の日テレジャンボリーに行くために、新橋駅周辺は母ちゃんとその子供たちで占拠されます。
普段は静かな喫茶店もガキが駆け回る恐ろしい状態に。大声でダンナの悪口と自分大好き自慢をぶちまける母ちゃんたち。
そういう親がキンキンと叫び声をあげるお子様たちを注意するうような感覚を持ち合わせてはいないかもしれませんが、時折申し訳程度に「しーっ」というパフォーマンスだけではガキは静かになりません。かえって腹が立つ。何故、静かにしなければならないか理由を説明しなければ。ただ、「店の人に叱られるよ」という他人行儀な理由は全く意味がありません。自分が主体となって叱らなければ。
将来の日本を担う子供を産み育てていることは立派ですが、もうちょっと周りの事をみてもらいたいものです。放置して育てれば、隣のおっさんのように平気でゲップをしたり、クチャクチャ音を立てて食う大人になりますよ。

さて、遅ればせながら「北陸紀行」出来ました。時間が経てば経つほど、テンションは下がりネタの新鮮味も失われてしまうもの。賞味期限を過ぎた面白くない話ですが、暇で暇で仕方がないという方はどうぞ。こちらです。
hokuriku0

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August 06, 2005

自発と強制

神宮球場に行ってきました。外野自由席です。巨人戦の外野自由席は、恐らく現楽天のホッジスがスワローズ在籍中、ホームランを打った雨天コールドゲーム以来…何年前でしょうか。
神宮球場には何故か、仕事帰りに一人で応援に来るおじさんが多く、まるで誰かと来ているような独り言を言いながら応援する人も少なくなかったりします。
昨日のおじさんは、清原が打席で空振りすると「2割ちょっとで打席に立つな!」だの厳しいヤジを飛ばすのに、やっとスタメンを確保しつつあるリグスが情けない空振りをすると「いいよ、いい振りだ」とにこやか。売り出し中の青木には「あ・お・き・くーん」と追っかけも真っ青なラブリーなヤジを飛ばします。こういうフレンドリーな独り応援は大歓迎ですが、その向こうのおにいさんは目がいっちゃってました。凶暴な人も多い。
こういう独り応援のおじさんは、試合終了を待たずに帰ってしまいます。このおじさんも5回ぐらいで姿を消しました。おじさんの印象的な言葉は、仁志が打席に入る時の掛け声を聞いて「何だ?おじさん?」もちろん独り言。実際には仁志の名前、敏久(としひさ)と叫んでいるのですが、この後の応援は全て「おじさーん!」と聞こえるようになりました。今夜のナイター中継で確認してみてください。

さて、終盤でウェーブを起こす外国人の方がいました。最近は日本からの野球選手の輸出が増えたためか、神宮球場にも外国の方が目立つようになりました。その彼を私設応援団の若者が咎め、殴りかかってしまいました。情けない。首筋に血管を浮かせながらひたすらトランペットを吹く彼らは、決して上手いとはいえませんが、若いのに良く頑張るなあと思っていましたが、この件で僕なりの評価も地の底に。
スワローズの応援に関してもいくつかの私設応援団があるはずですが、よくご覧になれば分かりますが、特攻服のようなコスチュームに身を包んだ若者が周囲を監視しています。つまり、その他一般の観客は、応援しているようで、実は応援させられていることになります。そう考えると球場で応援するのがバカバカしくなって来ました。
本場といわれるアメリカのベースボールでは、鳴り物つきの応援はありません。日本でもメジャーに飛び出す寸前のイチローが要望して自分の打席だけ鳴り物なしの応援となったこともありました。確か。
統制の取れたロッテの応援のようにサポーター自らが望んで選んだ場合は別ですが、野球の応援というものはもっと自発的なものでいいような気がします。ただ、サッカーの応援を見て分かるように、日本人は一体感というものを求めるためか、ある程度統制の取れた応援を求める傾向にあることが分かりますから、全く野放しの応援というものは成り立ちようがないと思います。サッカーの応援もエスカレートして、今ではトランペットなどの鳴り物がない野球の応援みたいになっていますから。
対戦相手は巨人でしたが、最近の応援スタイルの変貌には迷走が感じられます。他球団のジェット風船をおくればせながらパクり、ロッテのような声量勝負の応援を真似る。タオルを回すのも他球団から拝借したものでしたね、確か。きっとジャイアンツファンの中にも、もう少し静かに応援させてくれよと思っている人が多いはず。何かの曲をパクって選手の応援歌としてしまうスワローズや多くの球団と違って、もともと秀逸なオリジナル応援ソングが多かったジャイアンツは、昔のスタイルの応援でもいいのかなと思います。思い違いかもしれませんが、最近「闘魂こめて」を歌うようになりましたね。あれもいいことだと思います。
少し前のニュースで私設応援団を登録制にして暴力団まがいのような人々を排除する動きがあるとの話を耳にしました。それは重要だと思います。おじさんならともかく、特に女性や子供を球場に呼ぶ上で必要です。特攻服の連中はもういらんわ。
jingu050805

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August 02, 2005

HINOKIO

北陸紀行をすっとばし、CinemaX第47回目。

HINOKIO
監督;秋山貴彦
脚本:秋山貴彦、米村正二、末谷真澄
音楽:千住明
出演:中村雅俊、本郷奏多、多部未華子ほか
上映時間111分
(公式サイトはこちら

「変質者」

主人公は自室に引きこもり、代わりにロボットが登校するという設定の映画。やがて周囲の友人の欲望は「本人に遭いたい」に向かうという、この設定だけで既にヤバめ(良い意味で)の印象が強い映画ですが、実際に期待通りの作品かどうか。

ネット上でHINOKIOの評価をあちこちでご覧になると分かるように、上半期最高の映画と評する人もいれば、金返せと酷評する人もいます。実際にご覧になるのが一番いいのですが、最後まで読みすすめればおそらくその理由の片鱗のようなものは見えてくるでしょう。

さて、まずまともにツッコミを入れると、HINOKIOそのものの存在にぶちあたります。時代設定が少し曖昧ですが、現在の設定にするならば、上手い事理由を考えて説明しなければならない部分とあえて説明を避けて曖昧にしなければならない部分が出てきます、列記してみましょう。

①HINOKIOは何故、学校に通うことが出来るのか。
映画の中では、文部科学省が引きこもり児童の対策として実験的にロボットを登校させていると説明していますが、冷静に考えると、こういう後ろ向きかつ発展的なことをやるはずがないことが分かります。例えば副作用が少ないものの少子化を助長するという後ろ向きな観点から長いこと認可が下りなかった低容量ピルみたいなものです。逆に心臓が止まっておっさん達が死んでしまおうが、バイアグラはあっという間に認可されましたが、こちらは少子化対策という一見、前向きともとれる理由によるものです。HINOKIOに関してもロボットを登校させれば、引きこもり児童の学力を維持・向上を図ることは出来ますが、不登校という問題の根本は解決していません。この設定にするなら、ある程度自由殿利く私立学校を舞台にするべきかもしれません。この映画の長所である小学生達の野暮ったさは消えるかもしれませんが。

②製作者を明らかにする必要があるか。
HINOKIOの製作に関わる人々が出てきます。つまり、主人公の父親なんですが。ロボット社会になったとはいえ、アシモがやっとこさ歩いたり、経済成長著しい中国でも、旧世代の日本の電話機のような風貌の「最新鋭」のロボットがぎこちなく歩いている時代です。この部分はある程度曖昧にしないと、観客が感情移入が出来なくなります。子供のやわらか頭では理解できても、おじさんには至難の業ですから。

この映画のあらゆる部分に通じることですが、感情移入を促す何かが足りません。例えば、HINOKIOが誕生するまでの経緯。サスペンスのように後半に説明がなされますが、いたって簡単なものでこれでは説明不足です。父親を恨み、父親のことが大嫌いな主人公が、父親が作ったロボットを何の抵抗もなく操縦するでしょうか。この辺の説明もありません。

一貫性のなさは、他の登場人物にも波及しています。特にHINOKIOの周囲のガキ大将とその子分、そしてメガネをかけた娘。こいつらの性格が一貫していません。ほんと、どいつもこいつも支離滅裂。優しいかと思えば突然、別人のように凶悪になる。あるいはその逆。行き当たりばったりで駒を並べているだけのような感じです。特に変化して欲しいのは、多部未華子という少女が演じるガキ大将。名前から推測できるでしょうが、この役はある秘密を抱えています。この事実を伝える時のガキ大将の葛藤や、事実を知った時の主人公の驚きのようなものがあれば面白いのですが、次のシーンであっけらかんと「俺が女だって知らなかったのか」と説明してしまいます…あ、ネタバレ。オーディションで選ばれたというこの女優(?)は若いのにかなり存在感があります。

HINOKIOは、設定が面白くても登場人物の貫通行動が少なく、説明・哲学セリフまみれでセリフの良さを殆ど感じられなかったバランスの悪い映画でもあります。プロレスで例えれば、豪華で強そうなマスクをかぶっていても、肝心のパンツを履いていない変質者のような映画です。

映画を観ながら感じたのは、この話は脚本家の独りよがりで練り直しが足りないままに突っ走ってしまったか、周りから何本もの横槍が入っていろいろな設定やエピソードを詰め込みすぎたかのどちらかのように思いましたが、脚本家が3名のところをみると、どうも後者のようです。アルマゲドンのように話の中心に中途半端に絡んでくる余計なキャラも多く、何人かの登場人物がハマるゲームの存在はまだしも、そのゲームと現実の世界の境目が曖昧になるという設定は、プリンに醤油を垂らすぐらい浮いています。

おまけにメガネの女の子がネットを検索してHINOKIOのメーカーの実態を暴くエピソードにはうんざり。確かに、ネット上には情報は氾濫していますが、核心を突くような情報は意外に少ないことを忘れてはなりません。ゲームやインターネットという、使い方によっては設定をより面白くする可能性もある飛び道具をあまりにも安易に、稚拙に使ってしまっています。

最終評価「C」

ボーイッシュな女の子を演じる多部美華子は、将来が楽しみな女優といえるでしょう。全体の雰囲気もさることながら声がいい。HINOKIOのデザインも見ているうちに愛着が湧いてきます。周囲のガキの演技もいい。冒頭、この映画の評価が分かれると書きましたが、恐らく絶賛する人は、素材や設定などの部分的な要素を見て判断しているのでしょう。逆に酷評する人は、全くそれを活かしきれなかった映画そのものをこき下ろしているのでしょう。素材は良くても一緒に混ぜれば美味くなるとは限りません。強打者を集めてもただ並べるだけでは勝てず、Bクラスに甘んじてしまう巨人打線のようです。

そんなHINOKIOにも、ホロりとさせられるシーンがありました。最後にHINOKIOが主人公を背負って走るシーンです。終わり良ければ全て良し。ここで終わればもうワンランク評価を上げていました。誰がHINOKIOを操縦しているのかとか、そういう説明はいりません…ところが、ニヤッと笑う中村雅俊。「夜逃げですか?」と文句を言いたくなるぐらい良い雰囲気をぶち壊してくれています。少女に豹変する多部未華子を見られたというオトク感はありますが、無理に感動を誘うような後日談は不要です。かえって後味が悪くなる。

ただ、バレバレの合成は味がありました。HINOKIOについては、あまり違和感を感じなかったのですが、最後の煙突に登るシーンはバレバレ。まるで、輪郭浮きまくりの合成で空から落っこちるという、迫力のある(?)シーンを演じた平幹二朗が印象的だった黛版RAMPOのようでした。ちなみにRAMPOは、この黛版のほうがまだマシだと信じているのですが。

~鑑賞メモ~
鑑賞日:平成17年8月1日
劇場:丸の内プラゼール
観客数:40/540席
感涙観客度数:50%程度か
※感涙観客数は観客の鼻すすり音で推定

ついでに紹介!

ロボット映画三冠王。期待外れの強打者たち。

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August 01, 2005

概況(17年7月分)

概況(17年7月分)

7月の重心指数
普段の仕事:45(+5)
シナリオ:35(-5)
その他:20(±0)
(カッコ内は前月比ポイント増減)

~7月の概況~
「普段の仕事」5ポイント増。
年間で最も忙しい時期でしたが、無意味な打ち合わせを避けているため、少なくとも2、3年前よりは精神的にラクだったりします。会議の回数を重ねることこそが仕事と考えているSさんには不満なようですが。

「シナリオ」5ポイント反落。
8月頃に集中する映画のシナリオを除けば7、8月はシナリオ公募シーズンの中休みに当たります。後半は締め切りが9月から10月に変更されたフジテレビヤングシナリオ大賞、11月のテレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞が中心となります。

「その他」5ポイント続落。
スポーツクラブに通ったのは15日です。前月比3日減。いろいろと準備しなければならないことが多く、手話からは遠のいています。

~体位の変化(それは、意味が違います)~
「身長」±0cm
「体重」±0㎏
一応の目安となる大台割れ(100㎏ということではない)が2度ありました。結果的に±0ですが、変動レンジは明らかに以前より低めに推移しています。

北陸紀行、面倒くさくなってきました(笑)
flower200501

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