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July 25, 2005

2番目

25時間テレビが終わりました。25時間、27時間とタイトルにこだわりがないのが面白いところです。毎回、見終わったときの感想は「今年もまあまあ面白かったな」ということは、ある程度内容がブレているのかな、と思います。事実、その時々の人気番組を中心に構成されています。一方で去年は何をやったかと聞かれると即答に困りますし、一昨年はと聞かれるとさらに困ります。地方局で前年、注目を浴びたキャラクターが登場しても「誰?」と一瞬思ってしまうほどですから。当時は有名人だったはずなのに。時間は流れているんですね。
今年も地方局の紹介時に前年のキャラクターを引っ張り出してくる局もありましたが、いくら昨年話題になったからといって、まだ全国区だろうと堂々と出してくるような局を見ると、「テレビで御馴染みの」と言いながら、そういうCMをさっぱり見聞きしたことのない地方のドライブインとか、自分の店を題材に扱われたからといって、古いドラマをついこの間放送されたように紹介するお店など、小有名(?)な状況にいつまでも浸りまくるローカルチックな寂しさのようなものを感じてしまいます。ともあれ、今年も楽しむことが出来ました。特に三谷幸喜が20年前に書いたサザエさんも楽しめました。何よりも初代カツオ、2代目ワカメの懐かしい声が聞けたことでした。エンディングに名前が出てこなかったのが残念でしたが。
こういうお祭騒ぎを目にすると、趣旨が全く違うのですが、日本テレビの24時間テレビがなおさら地味に思えてきます。かつては、開発途上国や国内の障害者支援施設の現状や、募金がどう使われているかを紹介する内容が多かったように思いますが、いつしかアイドルをメインパーソナリティに起用するようになり、会場をキャーキャー騒ぐ女の子まみれにしてしまったり、タレントに長距離を走らせて感動を集めようとしたり、ひどい時は延々とカラオケ三昧というような年もありました。この2つの番組を比べてはいけないのですが、ボランティア精神と視聴率という矛盾するような要素の狭間でもがき苦しんでいるような気がします。

さて、今年も25時間テレビでクロス中継が行われました。今年はフジテレビ×TBS。TBSは昨年も極楽とんぼ・加藤の護送で絡んでいましたが、今年はアッコにおまかせ!の時間帯でクロス中継が行われました。和田アキ子は「これは凄いことだ」という言葉を連発していましたが、やはり昨年のテレビ朝日とのクロス中継に比べると二番煎じ感が漂います。昨年のクロス中継は初の試みであり、途中で頓挫した民放合同の「ゆく年くる年」以上の出来事だったわけですから。
2番目といえば、不思議なものでその瞬間は印象が残っても、後世の人間の記憶には全く残らなかったりします。例えば宇宙飛行士、世界初の宇宙飛行士は?女性初の宇宙飛行士は?殆どの人が出てくると思います。ガガーリン(ソ連)、テレシコワ(ソ連)。では、2番目は?当時は大ニュースになったはずですが、少なくとも多くの日本人は思い出せないはずです。正解はシェパード(米)、サビツカヤ(ソ連)です。聞いたことのない方も多いと思います。「世界の」2番目でも、2番目とはそういうものなのでしょう。

かつて、アナウンサー試験を受けて落ちた青木さやかのリベンジは、少しホロりとさせられました。きっと、就職活動で思うように勝利を掴めなかった多くの人間のハートを掴んだことと思います。このほか、ライブドアの件を皮肉ったようなドラマや最後の鶴瓶の演説…大団円に終わらせた「はず」のライブドアに対する遺恨が見え隠れするような感じがしたのは、気のせいですかね。繰り返しますが、鶴瓶の演説でホロりとさせて、少し笑わせて、余韻を残しながら終わる。ちょっと映画のような番組でした。
これだけ感想が多くても、今年の番組の内容はきっと、来年、少なくとも再来年にはすっきりさっぱり忘れているんでしょうね。時間は流れているのですから。

昨年の感想はこちら。タイトルは「バカ」
kissapanda

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Comments

 怒涛の2泊3日の缶詰仕事から帰宅しました・・・温泉地なのに必要最低限しか硫黄の恩恵に浴さず、ずっとずっと仲間とお仕事をしておりました。昨夜もワイン片手に、それでも正気で真夜中まで・・・そして、帰宅の電車の中でもPCを広げ、資料をクワえ・・・ですから、今、眠くてたまりません。イントロが長くなりましたが・・・そんなこんなで今年の25時間TVはほとんど見ることができませんでした。
 でも、青木さやかさんの初見原稿読みは拝見致しました。「夢」をGETできず、それでも様々な道を歩みながらも「夢」を視界に捉えながらの別の道を歩む人生・・・ある意味、過酷で苦痛を伴う時間を選んだ彼女に思いははせました。
 余り好ましいと思う方ではありませんが、その道の苦悩を思えば、よくぞここまで・・・とは思います。けれど、彼女が「夢」を叶えられなかった理由を再確認した時間でもあったな・・・と、私は思います。テクニックを身に付けすぎた・・・そんな印象を受けました。
 
 ところで、あの「さだまさし」さまが、このCXの「24時間テレビ、ちょっと、おちょくってしまいました企画番組」のパーソナリティを2年続けてなさった事、覚えていらっしゃるでしょうか。
 
 あれって、去年だったか一昨年だったか・・・
 
 オッカケなのに、実は、それすらはっきりしない私です。

 前述に「・・・おちょくってしましました企画番組」と書きましたが、私は、この局の、この番組のこの姿勢が嫌いではありません。むしろ、出発点は純粋なパーセンテージが多かったはずの、かの番組が、年を経ていくうちに、その純粋さを「売り物」にし、作り手も、送り手も、実は自分が純粋なのかどうかも見失い、いや、そんなコトを考える事もなく、高いギャランティを取りながら、「ガラス瓶」にいれられた「小銭」に感動して見せている出演者と、それでいい・・・という姿・・・つまり、受け手(視聴者)を「馬鹿にしている」姿に情けなさを感じているだけに、いっそ、さっぱりしていていい!と思っています。
 
 御家人(!)も、同じようなコトを申します・・・かつて関係者であった番組の「衰退」を見るのは、切ないようですね・・・
 
 あ・・・打ち上げです。

Posted by: BANA-CO | July 26, 2005 at 11:38 PM

いっそのこと、タレントはボランティア出演だけ募るとか、あるいは、下手なボランティア色を残さず、大長編バラエティとして再出発するのも手かと。その傍らで募金は続けるという感じで。そういう方法でも番組が成り立つ時代になっているのかもしれません。
かつては日本全国から寄せられる真新しい情報を心から楽しめた、ズームイン!!朝!が今は色あせて感じられるのに似ていますね。当時は朝7時でも早朝だったのが、生活スタイルの多様化で、遅い時間帯となっている人が多くなっています。時代は確実に変化しています。
さだまさし氏の企画は知りませんでした(失礼!)
24時間…の第一回目のパーソナリティは、やすきよだった記憶があるのですが…。

Posted by: yuworldmaster | July 27, 2005 at 07:32 AM

さだまさし氏の・・・27時間テレビの企画は、ぐっさんと宮迫クンの「くず」(だっけ?)と、日本のあっちこっちに歌いに行く・・・と言う企画が初年・・・で・・・2番目は・・・えっと・・・

やっぱり、印象は薄いですねえ・・・

ちなみに、さだ氏が、世間的に認められた「精霊流し」と言う作品は、彼が組んでいた「グレープ」と言うデュオの、2番目のシングルでありました。

当時、今となっては懐かしい「上岡竜太郎氏」が担当されていた、ノースポンサー番組(大阪ローカルのラジオ)で絶賛された作品です。

この番組、本当に、「自分が自由にしゃべるために」ノースポンサーだったのです。リリースされたばかりの曲を彼と作家が丁寧に公平に評論・批評し、翌週は、リスナーからの意見を発表し、ランキングを発表していくと言うものでした。しかも、興が乗れば、時間が延びる・・・という番組。今では考えられないのでしょうか。でも、ある意味、マスコミ文化の原点のような気がします。

・・・私も、2度ほど投稿し、上岡氏にお褒め頂き、記念品を頂きましたです・・・タオル、とか歯ブラシとかだったけど・・・

・・・30年以上前のお話です・・・

最近、急に思い立ち、彼の作品を整理し始めた私・・・先がないのか?

Posted by: BANA-CO | July 28, 2005 at 12:40 AM

上岡氏は、EXテレビでやる数々の実験が面白かったですね。夜中の砂嵐で視聴率を稼ぐとか、数々の実験番組は番組終了時に売りに出され、他局でいくつかの番組に生まれ変わりましたね。確か、なんでも鑑定団は紳助込みで手放したような記憶が…。
ハガキ届きましたよ。

Posted by: yuworldmaster | August 11, 2005 at 11:18 AM

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