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February 10, 2005

ラジオドラマ

昨夜のサッカー、見ましたか。
一夜にしてヒーローが誕生する瞬間を見ましたね。
Jリーグでの成績は素晴らしい大黒選手は
我々一般庶民には馴染みの薄い選手でしたが
たまたま代表合宿に召集されて、そのまま残って
代表初出場。しかも苦境を救ってロスタイムでのたうち
回ってボールをねじ込みました。試合後は各メディアに
引っ張りだこで知名度は全国区になりました。
もし「大黒将志」という検索数がチェック出来たら
何百倍、何千倍に膨れ上がっているのではないかと。
スポーツで国全体の雰囲気が浮いたり沈んだりする
のはサッカーぐらいかもしれませんね。
北朝鮮サポーターの感情を逆撫でしたくないのか
「みんな仲良く」という意見が多かったですが
やはりラモスの「サッカーは国と国との戦争だ」という
言葉を思い出します。

さて、南セントレアという凄い新市名をぶち上げた
愛知県の自治体が抗議が集中したことにより見直しを
決めました。公募の結果も無視してトロピカルな名称を
つけたことに全国から抗議が寄せられましたが
今週、巻頭に問題を扱った週刊SPA!などメディアの
影響が大きかったのかもしれません。
南セントレアは例外ではありません。名前に偽りありの
四国中央市、これから桜を植えるさくら市や
ミネラルウォーターみたいな南アルプス市など特別債を
目当てした合併により数々の悲劇が生まれています。
修学旅行前にバタバタと付き合い始める中高生の
ようです。付け焼刃では長持ちしませんよ。
これは、明治維新の際に藩名や古来の地名などの
多くが排除された廃藩置県に匹敵する惨状です。
そもそも、企業の合併と同様に自治体の合併には
さまざまなエゴが働き、結果として痛みがともないます。
ちなみに、成り上がり精神一杯の自治体のエゴが
足を引っ張り合って合併が進まなかったさいたま市は
その新市名もさることながら区の名称でも揉めました。
公募の結果を無視するあたりがよく似ています。
やはり、娘が大好きだった前知事が公とはいえない
公募の結果すら無視して奥秩父桃湖という名前を
つけた土地柄のようなものもあるんですかね(糞)
僕の出身の豊後高田市は合併後も名前は存続しますが
味のある町名の真玉町、香々地町が消滅します。
真玉は「またま」香々地は「かかぢ」と読みます。
ちなみに、テレビで「スゲーところでスケート」をしていた
断崖絶壁の石橋は市内天然寺の裏にある無明橋だと
思われます。修験者が行く場所で地元民はなかなか
近寄らないんですが、幼なじみのD君の父親はこの橋を
「ケンケン」で、その友人は逆立ちで渡りました。

ここからが本題です。
「君の名は」がラジオドラマでリメイクされるらしいです。
今年3月、数回だけの復刻のようですが、昭和27年に
NHKラジオで放送された「君の名は」は放送時間帯は
女湯が空になったといわれるほど日本の女性を
熱狂させましたドラマなので、テレビ、ブロードバンド
など昔とは大きく変わった状況の中で同じような反響を
得られるかどうか注目です。
ただし、元祖冬のソナタという呼び声も高いドラマを
リメイクし声優もこれまた冬ソナの吹き替えの2人を
起用するあたりはものすごく姑息な感じがしますが。
日活で石原慎太郎が弟を連れてきてヒットした
二匹目のどじょうを狙って、上原謙の子供を引っ張り
出してきた東宝みたいです。
といいながら実は楽しみにしています。
何度か触れたことがありますが、ラジオドラマは
最もリアルな表現が可能なドラマです。
例えば、ラジオは音声だけですから絶世の美女と
いえば各々の絶世の美女が連想されます。
「君の名は」は、聴取者それぞれの絶世の美男美女が
数寄屋橋でやきもきするようなすれ違いを演じることで
盛り上がったわけです。東京に住んでいなくても
それぞれの数寄屋橋をイメージ出来ます。
後のテレビドラマ化で世間一般的な美男美女である
はずの佐田啓二と岸恵子を起用してもなお
「イメージと違う」と苦情が出たのは頷けます。
(今回のナレーションは岸恵子らしいです)
冬ソナがヒットした背景には、日本の女性たちが
ペ・ヨンジュンなどの俳優に対して先入観やイメージを
持っていなかったこともあるのかもしれません。
だからこそ、青春時代の甘い恋愛を思い起こすことが
出来た。そういう点では遠からずラジオドラマと共通する
部分があるのかもしれません。
日本の俳優だと身近過ぎるうえに他のドラマの役の
イメージに影響されることが多いようです。
特にバラエティに出まくられたりするとなおさら。
リメイクされる「君の名は」は、テレビドラマではないので
圧倒的な不評を買って、染み付いた暗いイメージが
何年も払拭されずに主演の鈴木京香を長いことドラマに
使いづらい女優にしてしまった平成3年のリメイク版の
ようになることは考えづらいですが
現代の女性方にラジオドラマが受け入れられるか
どうかが注目です。ラジオの聴取率は小数点以下が
当たり前で整数になると怪物番組と呼ばれるようです。
仮にこのリメイクが整数に到達するようなことがあれば
「君の名は」のオリジナルの素晴らしさと冬のソナタの
パワーを感じずにいられないでしょう。

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