« 私的ラーメン論 | Main | 概況(17年1月分) »

February 01, 2005

在庫一掃

これも更新のタイミングを逃した日記です。
(1月10日前後に更新予定でした)

『いいもの見ました』

日曜劇場の枠でタイガー&ドラゴンというドラマを
やっていました。宮藤官九郎脚本。池袋ウエスト
ゲートパーク以降、フライング窪塚とのコンビが
あまりに多すぎて辟易した感じもしましたが、この
ドラマは力が抜けて実に面白かった。脂の乗った
長瀬智也演じる異色の落語家もインパクトが強い。
何度も例に挙げてしまいますが、トム・ハンクスの
パンチラインのように視聴者と寄席の観客の笑い
のツボが同じなのもいい。内容を薄めれば連ドラ
でもおかしくないのに…残念。日曜の夜はこういう
明るいドラマのほうがいいのかもしれませんね。
魔性の女のドラマは話も映像も暗く、憂鬱な日曜
の夜に追い討ちをかけられるようです。

少し遡ってこの数日前、TEAM・発砲・B-Zinの
舞台を観に行きました。「ちーむはっぽうびじん」と
読みます。友人に紹介されて観に行ったのがかれ
これ4、5年前。役者も歳を重ね、今回は主宰が
声だけの出演。最近はお涙頂戴のワンパターンの
エンディングが鼻につきましたが、今回は不思議
と嫌味に感じませんでした。正直、チケットも安くは
なくて「もういい加減観に行くのをやめよう」と思って
いましたが少し続ける気になりました。

もっと前、昨年末、今昔桃太郎を観に行きました。
中村勘九郎最後の歌舞伎。最初が桃太郎なので
最後も桃太郎ということのようです。リアルタイムに
歳を重ね、中年太りしたという設定。こういう日テレ
のドラマのような安直なアイデアは観ている側まで
面白さが伝わってこない(つまり寒い)ことが多いん
ですが、実に面白かった…渡辺えり子脚本。
まんま舞台ですが、父、勘九郎の踊りの切れ味も
さることながら、ノリのいい七之助の動きなど随所
に見所があります。歌舞伎や狂言は、堅苦しい能
から派生したもので江戸時代の大衆娯楽でした。
ところが、今では気品高いセレブや、ひょろっと背
が高く不自然に制服・半ズボンのご子息、ブランド
に身を纏ったご令嬢など。もちろん、混雑の中で
あたりかまわずタックルを仕掛けてくるおばちゃん
も健在。着飾ってお出かけというのも庶民にとって
の楽しみかもしれませんが、本当の庶民には少し
かけ離れた世界のようにも思えてきます。歌舞伎
をもっともっと一般的なものにしようとして、あちこち
で中村座を展開する勘九郎の行動は、必要以上に
お高く止まった雰囲気というものを壊そうとしている
のではないかとも思えるぐらい。過去の歴史から
見てもそういう血筋であるといえるわけですが。

時代とともに変化し続けてきたはずの大相撲や
歌舞伎はどこかで時代が止まっているようです。
温故知新、古いものを残すのも大事ですが時代
錯誤の風格や仕来りは変えていってもいいのかも
しれません。何でもかんでも男女平等という考えは
クソくらえですが、せめて表彰などの場で土俵に
女性が立つぐらいは目くじら立てなくてもいいので
はないかと。少なくとも外国人力士に席巻される
前に解決すべき問題だといえるでしょう。

<補足>
詳しくは判りませんが昨日のウオッチで「タイガー
&ドラゴンが連ドラに昇格」と紹介されていました。
4月以降に登場ということでしょうか。あちこちの
ブログやホームページでも連ドラ化を望む声が
多いようです。さて、中村七之助が大トラで大暴れ
…逮捕。日記で褒めても更新の時期を逃せば恥ず
かしいことになってしまいます。一方でタイミングが
会えば清々しい気持ちになります。先日のコナミ
スポーツの迷走を紹介した数日後、偶然にも会費
値上げの通知が来ました。詳しく述べると長くなる
ので避けますが、ストレートな値上げの他に例えば
かつて、JRが行った急行を内容も何も変えず特急
に昇格させて料金を底上げする「こっそり値上げ」も
行われているようです(使い勝手が良くなって値上
げは大いに賛成です、もちろん)
ある題材を世の中が注目するより早いタイミングで
題材にすると、それはブロガー(?)冥利に尽きるの
ですがタイミングを逃すと恥ずかしい。ともあれ今回
は2つの題材が改めて話題になったということで
掲載しました。在庫一掃セール。

|

« 私的ラーメン論 | Main | 概況(17年1月分) »

Comments

はじめまして♪タイガー&ドラゴンをはじめとするyuworldmaster様の鑑賞記ログ、興味深く読ませていただきました。面白そうですねタイガー&ドラゴン。私はほとんど日本のドラマは観ない毎日が続いてしまってますが、もしまだ放送してたら挑戦してみたいと思いました。さて、「ターミナル」に関するログも拝見させていただき、この映画もまだ観ていなくて、今後も観ないかな~?なんて思っておりましたが、ログを読ませて頂いて、これまた観てみたくなっちゃいました。私は映画やTV番組の宣伝には決してダンスなぞさせられない自信有り!なのですが…口コミにはかなり弱いので、すぐに観たくなっちゃいます。例え観た方がその映画なり番組をけなしていらしても、です。で、いくつかログを読ませていただいてるうちに、『パンチライン』がお好きと知りまして、大感激!私もあの映画は大好きなんです!ハンクスものでは随一好き。フィールドものでも『ノーマ・レイ』と同じくらい一番好き。でも、私の周囲では観たヤツ誰もいなくて淋しかったりしてたのです…今後も御覧になられた映画やドラマ、メジャー/マイナー問わずにお取り上げの上、私のような観てみたいなって読者を口コミで広げてってください。また、ちょくちょく読みに来ます♪あと、TBさせていただきます。また、近日中にリンクさせていただきます。でも、万一御迷惑でしたら仰ってくださいね。ではでは♪

Posted by: 岡枝佳葉 | February 27, 2005 at 04:24 PM

訪問ありがとうございます。

劇中に観客が登場する場合、リアルな観客も笑いや感動を共有できなければ意味がありません。
観客や視聴者は一般的に登場人物が泣くシーンでもらい泣きしがちですが、単に人物が泣いているのを見て泣いてしまうのか、人物のこれまでのバックグラウンドや感情が積み重なって、人物と一緒になって泣いてしまうのとは重みが違います。
パンチラインのトム・ハンクスほか登場人物の人々の笑いは、劇中の観客もリアルな我々も笑いを共有出来ます。トム・ハンクスは人によって好みが分かれる俳優ですが、ポーラーエクスプレスの吹き替えを通じてエンターティナーだということを強く感じました。
タイガー&ドラゴンも劇中の観客との笑いを共有出来て、ふとパンチラインを思い出した次第です。
脱線が特徴の映画紹介ですが、あらすじを紹介したり、登場人物の思い入れを語るサイトとはまた一味違った楽しみ方も出来るのかなと思う今日この頃です。これからもご愛顧下さい。

リンク、トラックバック大歓迎ですが、トラックバックはいまいちやり方が分からず、これまで引っ張って(?)もらった方々には申し訳ない状態になっています。頑張ってこちらからも引っ張る(?)ように勉強します。

Posted by: yuworldmaster | February 27, 2005 at 05:03 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49725/2755683

Listed below are links to weblogs that reference 在庫一掃:

» スタンダップ・コメディと笑いのツボ
日本で唯一人のGeorge爺ファンより
[Art Grey]
アメリカのスタンダップ・コメディとGeorge Carlin様について…御紹介のようなもの。 [Read More]

Tracked on February 27, 2005 at 04:25 PM

« 私的ラーメン論 | Main | 概況(17年1月分) »