« 私的アナウンサー論 | Main | 在庫一掃 »

January 31, 2005

私的ラーメン論

各地でラーメン屋花盛りです。失敗するという声も多かった
新横浜ラーメン博物館の成功の後、各地にテーマパークが
誕生しました。ご当地ラーメンのブームも訪れ、その他にも
若者が財産を叩いてスタイリッシュなラーメン屋を建て数々
の創作ラーメンを世に生み出しています。最近、品川駅近く
に品達というラーメン屋を集めたコーナーが誕生しました。
オープン前には、駅構内にはデカデカとした広告が登場し
盛り上げていました。きっと、サラリーマンがゴロゴロと網に
かかってしまうのでしょう。僕は、決してラーメンが嫌いでは
ないのですが、やれ達人だの、やれ老舗だのと崇めるのが
物凄くバカバカしく思えたりします。特に東京は人口が多い
ので、よほど不味かったりしなければたいがいの店は生き
残ることが出来ます。これが大問題。僕は九州出身でとん
こつラーメンで育ったクチですが東京にあるとんこつラーメン
はニセモノが多く、なかには豚骨を情け程度に使ってコクも
なく白く着色しただけのラーメンが「博多ラーメン」として堂々
と売られています。例えばラーメンとは縁遠い「天神」という
地名を使ったチェーン店は、店員もエセ博多弁を使う悪質さ
(笑)ちなみに博多ラーメンではなく一般的には長浜ラーメン。
僕の地元のシンボル的なラーメン屋だった来々軒は久留米
ラーメンでした。今では店を閉め、暖簾分けの店があちこちに
残っていますがどれも問題外。関東でも鶴見に地元の人が
ラーメン屋を出しているのですがこれも違う(すみません)
ただ、この店も関東では、雑誌の人気店ランキングの上位に
入ってしまいます。来々軒…今は久留米で再出店したという
情報もあります。死ぬまでにもう一度食べたいラーメンです。
ほんとに美味かった。

話が逸れました。
ラーメンは、嗜好を変えた丼のようなものだと考えています。
そこそこのスープを作り、具を入れれば簡単に出来る。丼と
違い麺のタイプを変えることでバリエーションを増やすことも
出来ますが、基本的にはスープを具と麺を一緒に口の中に
入れることで調味される食べ物です。だからこそ奥が深いと
いう見方も出来ますが、裏を返せば誰でも出来るということ
にもなります。手打ちといっても大概は自分で打つわけでは
ないですし、スープは出来合いのものでも結構美味く作る
ことが出来ます。味覇を入れたりとか。本来は手軽で安価に
楽しむようなラーメンを神格化するのは奇妙な感じがします。
具にこだわっても往々にしてその分価格が高くなりますし。
なかには奇をてらいすぎて「麺にそば粉を入れました」という
「じゃあ蕎麦じゃねえか」と突っ込みたくなるようなものとか
「スープの味に合わせて、かんすい無しの麺にしました」と
「そりゃうどんだろう」と文句をいいたくなる麺もあります。
人の好みはそれぞれですが多くの人がびっくりするぐらい
不味いと感じるようなラーメンも、一度テレビや雑誌で紹介
されれば長蛇の列です。例えば近所のラーメン屋にあった
「牛骨ラーメン」という不気味なラーメンは、味はそこそこな
ものの人糞のような強烈な匂いがしてとても食べられる
ようなものではありませんでした。ところがこんなラーメンも
雑誌に紹介されると人気ラーメンに大変身。犠牲者が沢山
罠にはまるわけです。狂牛病騒ぎで消えてしまいましたが
ひょっとしたらクセになる人もいたかもしれませんが。

ラーメン…美味けりゃいいんでしょうが、最近のラーメンは
決して安くはありません。不景気のなか、サラリーマンは
少ない小遣いをはたいて、例えば、黒を貴重にしてデザイン
性が高いように「見せかけた」ようなスタイリッシュな店で
頭にバンダナを巻いて不味いラーメンを食わせる妙に若々
しい店長なんかを見ていると犯罪者のように思えてきます。
加えて鼻にかかった甘ったるい声で「チャーシューめんで
よろしかったですか」と無茶苦茶な敬語を使う女子高生の
アルバイト定員なんかがいたら怒り倍増です。マニキュア
落とせっちゅうの(フィクションです)

castle

|

« 私的アナウンサー論 | Main | 在庫一掃 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49725/2749311

Listed below are links to weblogs that reference 私的ラーメン論:

« 私的アナウンサー論 | Main | 在庫一掃 »