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December 22, 2004

ポーラー・エクスプレス

CinemaX第24回目。

ポーラー・エクスプレス

原作/製作総指揮:クリス・ファン・オールズバーグ
監督/脚本/製作:ロバート・ゼメキス
音楽:アラン・シルベストリ
声の出演:トム・ハンクスほか
(公式サイトはこちら
(計測時間115分)

「今年はこの作品で締めたかった」

前回のスピルバーグ&ジョン・ウィリアムスがゴールデン
コンビなら、少し若い(?)シルバーコンビともいえるゼメキス
&シルベストリの作品。シルベストリ、印象的なのはジョン・
ウィリアムスのお株を奪うようなバック・トゥ・ザ・フューチャー
シリーズのテーマが最も印象に残っています。

この作品を観てまず思うのは、アニメーション技術の進化
です。かつてトイ・ストーリーを観て驚いたのも今は昔、この
作品は登場人物の肌の質感なども再現しています。ひと昔
前は無理だと言われた部分です。まだ動きこそぎこちない
部分がありますが、遠景で観ると実写かアニメなのか区別
がつかなくなります。完全なアニメーションが出来る日は
そう遠くないような気がします。

「最終評価A」

絵本のような原作がありますが、そのことを差し引いても
この作品は必見レベルのように思います。出来るなら大きな
スクリーンで観てもらいたい。トム・ハンクスのイカれた声優
ぶりやバック・トゥ・ザ・フューチャーを髣髴とさせるスピード
感と迫真の音楽。「ありえねー」という設定もあるのですが
劇場を一種のアトラクションに変えるところも面白いです。
久々に観終わって手が震えるという「これ面白いぞ」現象が
出ました。マニアックですがエニイ・ギブン・サンデー以来。

さて、いきなり最終評価を出してしまいましたが、それなり
に注文はあります。「小さい子供には観せないこと」です。
「サンタクロースを信じなくなったのはいつからですか」この
テーマは、和洋折衷の日本よりもアメリカのほうが身近な
問題でしょう。ネタばれですが、これがこの作品の柱です。
原作は子供向けのようですが、映画としては、大人向けの
絵本といえるでしょう。それに、どちらかというと不気味にも
思える妖精とかを観ると、かえってトラウマになるかもしれ
ません。例えば、宮沢賢治の童話を、子供の童話として
評価するむきがありますが、あれも大人の童話です。大人
の視線から子供がどう感じるかとかまともに評論できるもの
か…と僕は思うのですが。

この作品は、大人のあなたが観てください。子供に観せる
なら、少し大人になってから。上映は唐沢寿明の吹替版が
圧倒的に多いようですが、やはり作品の趣旨により近いと
いえるトム・ハンクスの声で楽しむことをお勧めします。
僕は作品が面白くないとパンフレットを絶対買わないのです
が、今回はCDも買っちゃいました♪

本当はこの作品で今年を締めたかったのですが、不意に
買ってしまった「ゴジラFINALWARS」の前売券が残って
います。ゴジラはシリーズ復活一発目以来あほくさ…いや
訳あって観ていないのですが、本当の本当に終わるのなら
まあ観てみようかと…近日更新、おたのしみに。

~鑑賞メモ~
鑑賞日:平成16年12月19日
劇場:ワーナーマイカルシネマズ板橋
観客数:40人程度/122席
感涙観客数:30人程度
※感涙観客数は観客の鼻すすり音で推定

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