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December 31, 2004

ありがとうございました

今年もあと数時間で暮れようとしています。
不思議なもので、カレンダーによっては普通の日のはずなのに
たまたま大晦日にあたっただけで大きな一日となる…平等に
過ぎるはずの時間も年末は早く感じるような感じがします。
日没前のつるべ落としに似ていますね。

さて、本年もゆーわーるどをご愛顧頂きありがとうございました。
Diaryのココログ移行でコーナー単体の回転は爆発的に増加
していますが、肝心のゆーわーるど本体は以前に比べて逆に
減っている状況です。本来のメインコーナーであるFactoryを
更新しなければいけないと思う今日この頃。
来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

追伸:年賀状を出された方、何も作業をしていないので今年は
「折り返し」にて返信いたします。

snowsnowsnow

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December 29, 2004

8年の時を超えて感じること

「なるほど!ザ・ワールド」が8年ぶりに復活しました。
1981年に放送開始された頃、僕は毎週火曜日9時が
楽しみで仕方がありませんでした。高視聴率の怪物
番組を生み出すプロデューサー王東順の下で番組は
着実に成長、円高不況からバブル景気の波に乗り後に
地球ナントカとか亜種の番組をテレビに沢山発生させた
根源の番組でもあります。単なる猿まねの番組だけでは
なく、世界まるごとHOWマッチ(83年放送開始)や世界
ふしぎ発見!(86年~)のような視聴者の印象に残る
ような番組も次々と生まれました。ちょうど世界が身近に
なり始めた時期とも重なります。

なるほど!ザ・ワールドは、バブル崩壊で制作経費が
削られたのか、後期はトランプマンなどの時間稼ぎに
終始して視聴者に飽きられた挙げ句、終了した感もあり
ます。気合が入ってスタートした番組がネタ枯れで変質
する典型的なパターンです。変質した番組の例でいえば
スタート当初は今の脳内エステIQサプリと全く同じような
番組だったマジカル頭脳パワーは、後にゲームなどの
バラエティ色を強めた番組に変貌しています。伊東家の
食卓も最初は生活ネタで驀進しましたが、ネタが枯れて
くるとゲームで誤魔化す正念場にさしかかっています。
最近の例で言えば、別れてもチュキな人は、本来は
古い友人や恩師との出会いも混ぜたかったものの寄せ
られる依頼が元恋人の話ばかりで迷走した挙げ句に
新婚さんいらっしゃいみたいな番組に変質して終了。
強いといえば、トリビアの泉とか、ブラックバラエティは
本来、どうでもいい話がネタになるというこれまでにない
構造なので長続きするでしょう。これからは素人をいかに
番組に引っ張り込むかがキーワードのような気がします。
所詮、芸能人も素人だらけなので。

さて、本題に戻ります。復活したなるほど!ザ・ワールド
を見て、8年でテレビが大きく変わったことを感じます。
まず、テロップがうるさいぐらいに出ること。二つ目は
盛り上がる場面を切断し、CMを挟み込んでしまうこと。
ここ数年で一般化された番組制作の手法です。
テロップをやたら入れるのは、視聴者に盛り上がった
ような錯覚を起こさせるため、CMを挟み込むのはCMで
チャンネルを変えさせないためです。視聴者にしっかりと
CMを見させることが出来るため、スポンサーもこの方法
支持しているようです。迷惑なのは視聴者と番組制作に
関わる下っ端の人々。少なくとも数年前はこういう下っ端
の人々はテロップ主流の番組作りに対して挨拶代わりに
「もういい加減いいよね」と言っていたと聞いています。
テロップは、耳の不自由な方々にとっては情報の一つと
いう要素もありますが、多くの視聴者にとってはテロップ
のおかげで画面が見辛くなるという弊害が出ます。
「もういい加減いいよね」から数年経ちますがテロップは
なくなるどころか、対極にあると思っていたNHKまでもが
軽はずみにポンポンと表示する始末。決壊した堤防は
誰にも止められないのでしょうか。

CMを挟み込むという方法も視聴者への誤魔化しが潜ん
でいます。CM後にそのまま続きがあるわけではなく少し
戻るわけですから、それだけ情報が重複します。以前は
この重複による時間稼ぎが問題となり、中には番組全体
の1割~2割が重複していたというひどい事例があった
ようです。番組視聴料はないにせよ、視聴者は電気代と
時間をかけて番組を見ているわけですから、そういった
誤魔化しで情報が薄められていることを問題視すべき
なのかもしれません。

8年の時を超えて復活した、なるほど!ザ・ワールドは
今の番組制作の流れにモロに飲み込まれ、バラエティ
かぶれした芸能人がドタバタに騒ぐという目も当てられ
ないような番組に変質していました。当時の番組自体も
放送終了のタイミングを逃した感のあるものでしたが
フジテレビが3冠王や5冠王だのと騒いでいた頃の看板
番組ですから一種のブランドでもあります。そのブランド
を見事に汚してしまったとみるのは考えすぎでしょうか。
snowsnow

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December 27, 2004

ルール

名古屋市交通局の「エスカレーター歩行禁止」が同市議会の
論議となっています。一般的に関東は右、関西は左を開ける
エスカレーターの乗り方、僕は凄く違和感を感じています。
たまたま田舎から上京したような老夫婦がエスカレーターに
並んだり関西から出てきたようなおばちゃんが右側に立って
いると、ためいきまじりに後ろに立ち止まったり、靴をカタカタ
鳴らすおっさんがいます。そういうのを見ると少し乱暴な言い
方ですが、ぶっ殺したくなります。あんたがルールブックか。

動く「歩道」ならまだしも、エスカレーターは本来、歩くように
設計されていないはずです。大勢の人が歩けば、それだけ
大きな衝撃になります。メンテナンス中で舌打ちをしている
サラリーマンも多いですが、自分の行為が巡り巡って一因と
なっている可能性があることを少しでも考えるといいでしょう。
それに効率が良くない。例えば関東では、どうせ駆け上がる
連中が乗る右側を開けるため、左側が異常に混雑します。
特に大荷物を持った利用客が多いJR浜松町駅なんかは
悲惨な状況です。

エスカレーターしか設置されていないような通路は別ですが
少なくとも横に階段があるのなら、もうそろそろ立ち止まって
もいいのではないでしょうか。僕も右側駆け上がりを余儀なく
されることが多いですが、たまに前で立ち止まる人がいると
正直ほっとします。他力本願(用法あってるか、モリキング)
で情けないですが、後ろに続く人たちの顔を見ると同じ気持
ちの人も少なくはないように思えてなりません。

エスカレーターは、本来は高齢者にも優しく車椅子の乗客を
運ぶ時にも効果を発揮する人に優しい乗り物です。これだけ
環境問題が騒がれるなかでわざわざ電気を使って動かして
いるわけですから、効率的に使われなければなりません。
なのに、動いていてもそうでなくてもどうでもいい駆け上がり
客が我が物顔で利用する現状です。せっかちな人もやがて
歳をとり足腰が弱ります。そうなった時に後ろに若者が立ち
ため息をつかれたり、靴をカタカタ鳴らされ「ああ、自業自得
だな」と思って駆け上がる人はどれくらいいるんでしょうか。

oldshimbashistation

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December 26, 2004

優しさとは

六本木「キルビル」での悲惨な事故以来使用が中止されて
いた自動回転扉があちこちで稼動を再開しました。風の強い
日なんかに自動ドアが辛そうに動いているのを見ると、自動
回転扉の機能性の高さを一層感じます。
稼動再開に当たり、例えば汐留界隈では、一つの回転扉に
2人の警備員が配置されるものものしさ。ガラスには何種類
もの注意を促すシール、駆け込むな立ち止まるなだの音声
による注意も完備されています。慣れれば別として、例えば
初めて自動回転扉を経験する人にとっては、かえって混乱
するような気がします。聖徳太子じゃねえっちゅーの。

六本木での事故は、同様の事故が報告されたにもかかわ
らず具体的な対策をとらなかったことや、センサーの感度を
落としたことをメーカーとビル側が言った言わないと鍔迫り
合いをしたことに問題があります。みすみす事故を招いたと
いっても言い過ぎではありません。その後、自動回転扉に
対する安全基準などが整備され晴れて稼動再開に至った
わけです。ところが、ものものしい監視のもと、回転速度は
遅くなるわ、入退場のタイミングでさらに遅くなるので使い
づらいことこの上なしです。事故は防ぐ必要はありますが
過剰にやると滑稽にも見えてきます。一人の利用者に2人
の警備員が「ご注意ください、ご注意ください」と何度も
注意を呼びかけ、アナウンスもひっきりなしに注意を喚起
する光景は異様としかいいようがありません。

差別の項目でも触れましたが、日本の社会は、訴訟国家
ともいわれる米国にかぶれてきたのか、他人の目に過敏
に反応するようになっています。何かあってはいけないと。
自由平等の教育も同じです。社会は決してそうではないの
ですが、とりあえずそう教えておけば反発は来ない。限られ
た人数しか乗ることが出来ないノアの方舟に「みんな乗れ
ますよ」と思い込ませているようなもの。「年金は払うので
皆さんの老後はハッピーですよ。額は別として」という発想
と同じ。

街や駅には標識や音声案内が溢れていますが、施工者が
こういうものを優しさと考えているのなら、問題です。

kaitentobira

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December 23, 2004

戦争のはじめかた

CinemaX25回

戦争のはじめかた

監督:グレゴール・ジョーダン
出演:ホアキン・フェニックス、エド・ハリス
(公式サイトはこちら
(計測時間98分)

1989年西ドイツ駐留の米軍の話。
冷戦も終結に向かい、最近では最も世界が平和ボケ
していた頃の話。日本ではバブル景気が盛り上がって
いた頃。たった10数年前なのに、今とは違う世界が
ありました、と懐かしく思います。

なので作品に登場する米軍も平和ボケ。いろいろな
悪事に手を染めます。画面が暗くて古臭いのが気に
なりますが、テンポはいいように感じられます。シーン
が小刻みに変わるのに違和感がないのは、相当に
脚本が練られているという証拠なのかもしれません。
内容も地味なのかと思いきや、お金を使うところは
使っています。無茶苦茶と思えるシーンも兵隊がやる
から納得できます。南北が対立する構図を描いた
「シュリ」がリアリティがあり、冷戦が終わってしまい
「007」シリーズにリアリティがなくなったのと同じです。

ターン1までの評価「B」

中盤に入って登場人物の対決の構図が現れます。
欲を言えば、恐らく一回観ただけでは完全に把握でき
ない人が多いであろう人物関係です。上官と部下の
対決の構図がもっとはっきりすると、もっともっと面白く
なるのかもしれません。ただ、霞がかかったような映像
とテンポのあるストーリー展開は、この映画の特徴だと
思うのであまりメリハリをつけると作品の雰囲気その
ものを壊しかねませんが。

ターン2までの評価「B」

この作品には問題があります。主人公の心の変化が
ないこと。「悪事はいかんな」と改心するわけでもない。
主人公の心が見えないので、観客はそのまま傍観者
となってしまいます。心の変化がないのはシナリオの
セオリーに反します。例えばこのシナリオをその辺の
シナリオスクールに持って行ったりすると、ボロカスに
批判されるでしょうが、これからはこういう映画も評価
されるべきかもしれません。「心の変化がない映画は
いかん」といいながら、例えばそういう要素が全く感じ
られないアメリカンビューティをたまたまアカデミー賞を
受賞したからといって激賞する人が多いのも事実。
逆に、こういう映画ばかりなのもうんざりです。相変わ
らず邦画ブームに乗って、シナリオのセオリーも勉強
せず「勘」で映画を撮るような若手監督が多いような
気がします。観客が傍観者でいるのが許される映画
というものはそれなりに魅せる映画であり、疑問を感じ
させる隙もないようなテンポのある映画であることを
忘れてはなりません。ホラーの次は純愛ブーム…くそ
くらえです。

最終評価「B」

何となく眺めていれば面白い作品です。例えば大晦日
の夜なんかにやっていたら、眠気も消えていつの間にか
空が明るくなっているような映画です。全国ロードショー
は少しきつい感じがします。アメリや17歳のカルテの
ように宣伝の方法を工夫すれば、大化けする可能性も
あるような気もしますが。

最終評価「B」

この作品は言わんとすることは良く分かる映画(Diary
XXXでもよく取り上げるテーマ)なので、個人的には
A評価でもいいと思うのですが、とにかく邦題とポスター
のセンスが悪すぎました。原題はBuffalo Soldiers。
邦題はイラク情勢にかこつけようとしたのでしょうが
もう少し頭を使って人間の本質を突くようなネーミングを
して欲しかった。でなければ原題のままのほうがマシ。
ポスターもセンス悪すぎです。僕は面白くないオーラを
感じてチケット売り場を何度も離れてしまいましたし。

ちなみに17歳のカルテ、あの邦題も最悪でした。これも
当時話題だった「17歳」にかこつけたのでしょうが本編
には関係ない。セコい蜘蛛の糸を張ってもその場では
集客効果があると思いますが、後々恥ずかしくなります。

~鑑賞メモ~
鑑賞日:平成16年12月21日
劇場:シネカノン有楽町
観客数:30人程度/257席
感涙観客数:皆無
※感涙観客数は観客の鼻すすり音で推定

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December 22, 2004

ポーラー・エクスプレス

CinemaX第24回目。

ポーラー・エクスプレス

原作/製作総指揮:クリス・ファン・オールズバーグ
監督/脚本/製作:ロバート・ゼメキス
音楽:アラン・シルベストリ
声の出演:トム・ハンクスほか
(公式サイトはこちら
(計測時間115分)

「今年はこの作品で締めたかった」

前回のスピルバーグ&ジョン・ウィリアムスがゴールデン
コンビなら、少し若い(?)シルバーコンビともいえるゼメキス
&シルベストリの作品。シルベストリ、印象的なのはジョン・
ウィリアムスのお株を奪うようなバック・トゥ・ザ・フューチャー
シリーズのテーマが最も印象に残っています。

この作品を観てまず思うのは、アニメーション技術の進化
です。かつてトイ・ストーリーを観て驚いたのも今は昔、この
作品は登場人物の肌の質感なども再現しています。ひと昔
前は無理だと言われた部分です。まだ動きこそぎこちない
部分がありますが、遠景で観ると実写かアニメなのか区別
がつかなくなります。完全なアニメーションが出来る日は
そう遠くないような気がします。

「最終評価A」

絵本のような原作がありますが、そのことを差し引いても
この作品は必見レベルのように思います。出来るなら大きな
スクリーンで観てもらいたい。トム・ハンクスのイカれた声優
ぶりやバック・トゥ・ザ・フューチャーを髣髴とさせるスピード
感と迫真の音楽。「ありえねー」という設定もあるのですが
劇場を一種のアトラクションに変えるところも面白いです。
久々に観終わって手が震えるという「これ面白いぞ」現象が
出ました。マニアックですがエニイ・ギブン・サンデー以来。

さて、いきなり最終評価を出してしまいましたが、それなり
に注文はあります。「小さい子供には観せないこと」です。
「サンタクロースを信じなくなったのはいつからですか」この
テーマは、和洋折衷の日本よりもアメリカのほうが身近な
問題でしょう。ネタばれですが、これがこの作品の柱です。
原作は子供向けのようですが、映画としては、大人向けの
絵本といえるでしょう。それに、どちらかというと不気味にも
思える妖精とかを観ると、かえってトラウマになるかもしれ
ません。例えば、宮沢賢治の童話を、子供の童話として
評価するむきがありますが、あれも大人の童話です。大人
の視線から子供がどう感じるかとかまともに評論できるもの
か…と僕は思うのですが。

この作品は、大人のあなたが観てください。子供に観せる
なら、少し大人になってから。上映は唐沢寿明の吹替版が
圧倒的に多いようですが、やはり作品の趣旨により近いと
いえるトム・ハンクスの声で楽しむことをお勧めします。
僕は作品が面白くないとパンフレットを絶対買わないのです
が、今回はCDも買っちゃいました♪

本当はこの作品で今年を締めたかったのですが、不意に
買ってしまった「ゴジラFINALWARS」の前売券が残って
います。ゴジラはシリーズ復活一発目以来あほくさ…いや
訳あって観ていないのですが、本当の本当に終わるのなら
まあ観てみようかと…近日更新、おたのしみに。

~鑑賞メモ~
鑑賞日:平成16年12月19日
劇場:ワーナーマイカルシネマズ板橋
観客数:40人程度/122席
感涙観客数:30人程度
※感涙観客数は観客の鼻すすり音で推定

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December 21, 2004

温度差

日銀の新札すり替え事件で関係者が処分されました。
諭旨免職2名、停職1名、神戸支店長更迭などの内容
です。総裁もその後謝罪。予想以上の処分の重さに
驚いたのは僕だけでしょうか。

お札のすり替えは、今に始まったことではないようです。
今回の関係者もゾロ目とか続き番号とか特徴のある紙幣
をコレクションしていたようです。おそらく日銀内でも明らか
になっている意外に蔓延していた可能性もあります。昔と
今の違いは、間違いなくインターネットの発達です。
ネットオークションなどを通じて希少価値の高い物はタイ
ムリーに評価される世の中になっています。事件の発覚
は役得を批判する一般市民の嫉妬のようなものが助長
したような感じがしてなりません。ただ、日銀は日本銀行
券を幅広く発給する機関ですから、こうした行為は本来
許されないことではあります。盗んだわけではなくすり
替えではあるものの、時代錯誤をした職員の犯罪として
見せしめにはなったのではないでしょうか。

一方、相次ぐ公務員の不祥事に対する処分は甘いもの
が多いような気がします。特に、不正なデータ閲覧や払い
過ぎ、取り過ぎ、未納に手をつけずとか年金に関してポカ
が多い社会保険庁は「こうした問題が二度と起きないよう」
と課長が頭を下げるだけ。その課長もほっとけば異動して
しまい、とかげのシッポ切りになります。他にも45分働いて
15分休憩とか、職員の福利厚生になれば何でも仕事上の
出費にカウントしてしまうので、ゴルフクラブを購入したり
打ちっ放しを作ったりと集めた年金を使い放題という話も
あります。真面目に働いている職員が多いとは思いますが
こうした社会性に欠けた意味不明な行動が批判を浴びて
いるのも事実。事実上の増税で出費にシビアになっている
一般国民の目には余計目立ちます。それに比べれば日銀
の処分がどれだけ重いかが分かります。ほんの少しの遊び
心が職を失い人生を変えてしまったわけですから。

役所よりもっと甘いところがあります。芸能界です。
日曜の昼、田代まさしの絵が紹介されていました。犯罪を
繰り返し、本来なら社会から抹殺されてもおかしくないはず
の人間をまだ暖かく迎えようとする人が芸能界には多い。
確かに、見渡してみると犯罪を起こして逮捕されたり、覚醒
剤などの薬物で逮捕されながらほとぼりが覚めるといつの
間にか復帰して何食わぬ顔で出演を続けている芸能人や
元スポーツ選手がいかに多いことか。芸能界には超大物
女優のどうしようもない息子を引き取る人がいたり、何度も
自分の家に侵入し、金を盗む自分の息子を逮捕してほしい
と警察に懇願する一般市民から見ると理解に苦しむ行動を
する人が多い閉鎖的な世界のように感じられます。
また、前述のような省庁の不祥事を突くメディアも同じです。
問題を起こしても、ほとんどは処分するのは逮捕されたり
事実が明らかになってからで、社内的に片づけられるような
問題なら解雇などの強硬手段を避け、だんまりを決め込むか
人目に触れぬよう異動で批判をかわす事例が多いような気
がします。これで何を報道しようというのか疑問です。

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December 20, 2004

名前


明治安田生命の名前ランキング
男の子上位10位「蓮」 「颯太」「翔太」 「拓海」「大翔」
「颯」「翔」「優斗」「陸」「翼」
女の子上位10位「さくら」「美咲」「凛」「陽菜」「七海」
「未来」「花音」「葵」「結衣」「百花」「ひなた」
不謹慎かもしれませんが、横浜銀蝿か宝塚のような
名前がずらり。海とか山をつければ四股名にもなりそう。
親はおそらく頭をひねったのでしょうがここ数年は例外
なく珍しい名前が上位を占めています。

歴史的に男の名前は漢字の意味、女は響きを重視して
命名されていました。これは古来、漢字は男が使い女は
ひらがなを使う流れからきているとか。最近は世界に通じ
るような発音と言うことでカノン、マロン、レオ、トムとか
いう名前も多いようです。実際に電車の中でお母さんが
子供に「トム、トム」と呼んでいたり、20代で「聖子」とか
いう人がいると「あーあ」という感じになるのは僕だけで
しょうか。個人的には「~太郎」とか「~子」と付く名前が
やはりオーソドックスでいいと思うのですが「~子」で上位
100位に入っているのは。唯一33位に「莉子」が入って
いるだけです。しかも読めない。古くさいことを言いますが
「~子」とは、可愛いとか親の愛情が込められている意
をあらわします。そう考えると少しは増えてもいいと思う
のですが。ちなみに、僕の名前は「ゆうじ」です。小さい
ことはこの濁点が嫌いでしたし、外国の人が発音すると
「ゆじ」とか「ゆち」とか微妙な発音をしてくれる名前でも
ありますが、個人的に響きは気に入っています。
上位100位で「ゆう」という響きを持つ名前は多いです。
やはり優しい響きが人気なのでしょうね。手前味噌。

Every child has a beautiful name
声かけよう名前を 
Every child has a beautiful name
すばらしい名前を
誰かがどこかでこたえてる すばらしい名前を叫ぶ
名前それは燃える命 この世界中に一人づつひとつ

そう歌われると今の珍しい名前のブームは理に叶って
いるのかもしれませんね。
baybridge

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December 19, 2004

ターミナル

久々のCinemaXです。実はこの場所、カテゴリー別に
反映するのを忘れていまして、慌てて修正しました。
やっぱりCinemaXやS・Reportを日記と味噌糞にする
のは違和感ありますね。昔のように別のスペースに移動
しようか迷っているところです。

CinemaX第23回目。

ターミナル

スティーブン・スピルバーグ監督作品
出演:トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
(公式サイトはこちら
(計測時間145分)

「右肩下がり」

スティーブン・スピルバーグ、ジョン・ウィリアムスという
個人的にはゴールデンコンビと思う2人の作品。最近は
そうでもないことが多いんですが、今度こそはと信じて。

設定はある程度ネタばれしているので、そのまま扱い
ますが、架空の国、クラコウジア出身のナボルスキー
(トム・ハンクス)が、米国に向け離陸した後、突然母国
がクーデターに遭い、国籍が中途半端になってしまうと
いう冒頭。この場合は米国がクーデター政権を国と認め
なければ、ナボルスキーの立場がなくなってしまうわけ
で、国と国の中間のような空港に足止めされるわけです。
ミャンマーとか新ユーゴとかの例で考えても案外ありそう
な話。面白いところに目をつけたなと思いました。
空港では全く言葉が通じないんですが、このもどかしさが
悲しい。話が面白いかどうかは後で述べるとして、この
作品は終始、トム・ハンクスの演技力でもっているような
ものです。言葉がほとんど分からないまま主人公はいろ
いろなことを発見して、RPGのように成長していきます。
もともと設定が面白いので話にのめりこむ事が出来ます。

ターン1までの評価「A」

ヒロイン、キャサリン・ゼタ=ジョーンズが出てきます。
ラックスのCMに出ていた人です。主人公がずっと孤立
無縁の状態なので、少しでも優しく接してくれるだけで
もの凄い美人に見えるのが不思議です。
この後はトム・ハンクスの演技が光ります。僕はパンチ
ラインという映画が好きなのですが、トム・ハンクスは
アカデミー主演男優賞に2度輝きながら、一方で大外れ
の映画にも多数出ています。恰幅はよくなりましたが
今でもB級映画に出ていた頃の雰囲気を残してくれて
いるところは貴重です。例えば、このあたりで繰り返し
同じようなシーンがあるんですが、やはり彼の演技が
面白く、とても間延びしているようには感じられません。
話の随所にオチがあるんですが、これはあちこちに伏線
をバラまいて拾うという形式です。だから笑えます。
1時間15分あたりを過ぎて、彼はヒーローになります。
一気に仲間が増える。この辺が作品の「光」の部分と
いえます。例えば、光の部分が強い映画は、終わりに
悲しい部分を持っていくとワッと観客が泣けます。
個人的には、ニューシネマパラダイスとか、ライフイズ
ビューティフルとか。ところがこの映画は…。

ターン2までの評価「A」

実際に本編を観てほしいのですが、ポケベルを投げる
シーンから、人物たちが何を考えているのか分からなく
なります。劇中のキャラが下らない漫才をして劇中の
観客が大爆笑しているような感じ。リアルな観客は置き
去りです。ポカーン。実はこの当たりで最も観客は泣き
そうになるんですが(感涙度数はここら辺が最高でした)
とにかく後の展開が悪い。ヒロインの行動もしっちゃか
めっちゃかですし、主人公も何をやっているのかさっぱり
分からない。理解を示してきた周囲の人間の行動も
意味不明で、敵対してきた人物たちも突然、無茶苦茶
な行動をします。キン肉マンで死んだはずの仲間たちが
突然よみがえるような荒唐無稽さ。挙句の果てにその
ボス(警備局長とかナントカ)は、最後にニヤける始末。
ルパンを取り逃がした銭形がニヤけるのは何となく分か
りますが、この作品は後半に進むにつれ、キャラクター
の性格が壊れていくのが非常に残念でした。

ここまでキャラもストーリーもぶっ壊すのなら、挽回する
ために必要なのはオチだけです。オチが凄いとグッと話
が引き締まるものです。終わりに凄いどんでん返しが
あるのかなと期待していましたが…あとは実際に観
て判断することをおすすめしますが、少なくとも缶の中身
はたいしたことがないと思いました。このエピソードは
なくても映画として成り立つんじゃないかと思うぐらい。

最終評価「C」

とにかく、もったいない。設定も面白く、前半はテンポが
いい作品なのですが、話の途中で誰かが横槍を入れた
としか思えないぐらい変質してしまっています。これだけ
の「光」を持っている映画です。例えば、主人公と仲間の
別れの部分をうまく描けば、観客をワッと泣かせることが
出来ます。作る側がそういう意図がなかったのかもしれ
ませんが、非常にもったいないと感じた作品。
トム・ハンクスの演技力は素晴らしいです。ご覧あれ。

ところで、ジョン・ウィリアムスの映画音楽、最近ショボい
のが多いですね…。ジュラシック・パーク以降、あんまり
いいのがないように思うのですが。スピルバーグも同じ。
A.I.に「ダマされた!」と思ってからかれこれ何年経つ
のでしょう。ゴールデンコンビと信じているだけに悲しい。

~鑑賞メモ~
鑑賞日:平成16年12月18日
劇場:ワーナーマイカルシネマズ板橋
観客数:250人程度/296席
感涙観客数:50人程度(ただし、途中の場面で)
※感涙観客数は観客の鼻すすり音で推定

久々に混雑した劇場でした(平日昼とかが多いので)
シネコンはやはり日本映画の原動力になっていますね。
人々が映画館に戻ってきているのがよく分かります。
その波におごることなく、恥ずかしくないような映画を
作って欲しいものです。特に日本の映画人の方々。

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December 18, 2004

社会

この日記はずっと下書き状態だったのですが、あえて
公開してみます。迷っていたのは、問題が微妙なので。
でも、事件が拡大しないよう削除せず一部を訂正して
掲載しました。今回は精神的に不安定な人を取り上げて
いますが、あえて後天的な人に限定したいと思います。
後天的な方も十把一絡げに出来ませんが、特に先天的に
精神に障害を抱えている方は、症状によって差があります。
もちろん差別を助長するつもりはありませんし、文章中に
無知な表現や内容も多いことと思いますが、難しい問題を
あえて扱ったことを察して頂ければありがたいです。

ドン・キホーテの放火現場から立ち去った女性が逮捕され
ました。放火との関連性はまだ不明ですが、この女性は
前月にも同じ店に侵入しバッグを盗んでいます。ただし
精神鑑定で心神耗弱状態にあり、刑事責任能力がないと
判断されて釈放されています。前々からどこかで触れよう
と思っていたのですが、この事件を期に考えてみましょう。
今の世の中は、精神的に不安定な人が増えています。
近代社会がそういう人を増やしたともいえますが、情報が
発達したおかげで病を自覚出来る人が増えたのではない
でしょうか。例えが変わりますが、スギヒラタケを食べて
亡くなる人が多発した件も、突然変異という説もありますが
病院から県などへの報告義務が強化されたからだという
見方もあります。氷山の高さが増したような感じでしょうか。
言葉の表現が難しいですが、精神が不安定な人は昔は
隔離する方法が多くとられていました。世間体を気にした
家族が家に閉じ込めたりとか。病院では治療よりむしろ
隔離の意味合いが強かったように思います。

この人たちの中には、実際に事件を起こしやすい人もいま
すしそうでもない人もいます。症状が性格に与える影響が
まちまちだからです。だからこそ、先天的な方々も含めて
十把一絡げに隔離してしまうことは問題があったことが
分かります。ただ、今は逆の傾向にあり、精神病は積極的
に治療し患者は社会とともに生きる方法がとられています。
一方で近年の事件では「犯人は精神病院に通院中でした」
「先月まで入院していました」という報道も聞かれます。
自分を精神病院に入院させることを知った息子が逆上して
親を殺す…この人たちが実際に精神的に不安定だったか
は分かりませんが、決して珍しくはない事件だといえます。

日本では、精神が不安定で刑事責任が問えないと判断
すればどういう残忍な犯罪が行われようと無罪になります。
その割に世の中はそういう人たちとともに生きていることを
なかなか知ることが出来ません。差別を助長するつもりは
ありませんが「人権」というものを大きくとらえすぎるあまり
社会の構造がいびつになっているような気がします。
それでもいわゆる健常者と障害のある人がともに社会を
生きていくことは重要で、それぞれの立場の人にとって
価値のあることだといえます。問題はそれだけの土壌が
整っているかどうかにあります。ドンキ・ホーテの女性も
心神耗弱状態にあったのか疑問です。特に問題の多い
埼玉県警が処理した事件ですから。僕も仕事がらみとは
いえ、あまりにも面倒くさがりの警察官が多いことを感じて
いました。例えば、責任をなすりつけ、あちこちの部署を
たらい回しにされた挙げ句、実際の被害者に被害届を
書かせる警察官もいました。住居侵入で明らかに靴跡と
指紋が残っているのに採取せず、こっそり消しているのを
見たこともあります。桶川の事件を聞いて「ああ、やっぱり」
と頷いたのも事実。もちろん、真面目な警察官が大半だと
思いますが、こうした一部の警察官の行動がイメージを
悪くしているといわざるをえません。

前述の禁をあえて解いて考えます。例えば、死傷者が出て
いないのが救いですが、詐欺事件を起こしたニセ殿下は
「知恵遅れ」といわれています。報道の歯切れが悪いのは
この部分を簡単に扱えないからともいわれています。
小学校に乱入し次々と児童を殺傷した宅間守も最初は精神
障害を装い、過去もそれで刑罰を逃れていたことが分かって
います。精神とは目に見えないものだけに判断が難しいの
ですが、その割に簡単に判断されていまいがちです。ドン・
キホーテの件で逮捕された女性も果たして本当に心神耗弱
状態だったのでしょうか。松本サリン事件以降、マスコミは
週刊誌などを除いて完全にクロである場合ではないと犯人
として扱わない風潮にあります。それ故一連の報道に対して
歯切れが悪いのかもしれませんが、この部分は徹底的に
報道してもらいたいものです。もちろん冤罪の問題の可能性
も秘めているといえますが。

近代社会においては「人権」というものを畏れ敬うような風潮
にあると思います。当然の権利であるのならどうして恭しく
奉る必要があるのでしょうか。奈良はやはり犯人は携帯電話
を所持したままでした。他の遺留品も恐らく捨てずに持って
いることでしょう。メディアはすぐに「オタク的」という短絡的な
表現を使いますが、事件の異常性から前述の問題が潜んで
いる可能性もなくはないでしょう。だからメディアも歯切れの
悪い報道を行うのかとも勘ぐりたくなります。水と安全はタダ
といわれた日本ですが、既に水は有料(水道料という意味
ではなく)ですし、世にあふれる凶悪犯罪のことを考えると
決して安全とはいえない国になっています。

神戸の児童殺傷事件の犯人が間もなく社会に出ます。過去
を隠し通せば普通の人間として生活することも出来ます。
いわば人生のリセット。国は犯人に施した更正プログラムに
自信をみせているようですが、実際に効果が出ているかは
本人にしか分かりません。あれだけ異常な事件を起こす犯人
が更正プログラムで更正するのなら、社会に出て別の更正を
受ける可能性もあります。世の中は国が自慢する更正プロ
グラムで動いているわけでもありません。もちろん、彼にも
「人権」はあります。だからといって被害者家族にもどこで何
をしているかを把握できない状況は問題なのかもしれません。
この犯人の事例は氷山の一角です。僕の周囲にも少年時代
に犯を犯し、少年院に入っていた人がいました。彼は商才が
あり、今は信頼を集める人になっています。また、小学校
時代に札付きのワルだった人が問題を起こし少年院を経て
帰ってきた時、別人のように性格が穏やかになっていたこと
にショックを受けたことを思い出します。この2件は間違いなく
更正の成功例だと信じていますが、逆に真面目な友人が
周囲の友人など環境によって札付きのワルに短期間で変貌
した例は決して珍しくはない事例といえるでしょう。

神戸の犯人は目立つ事件故にメディアははやし立てますが
もっと目立たない凶悪事件を起こしながら、更正されたように
振る舞い、いつ牙をむくかわからないような人があなたのすぐ
後ろにいるかもしれません。くれぐれも差別を助長するつもり
はありませんが、そういう社会であることを忘れてはならない
といえるでしょう。

最後に、ドン・キホーテ放火事件の犯人が一刻も早く逮捕
されますように。犠牲となった店員は、一度は外に避難した
ものの、客の安全を確認するために店内に戻り、帰らぬ人に
なったとのことです。彼ら彼女らの勇気を称え、ご冥福を強く
お祈り申し上げます。埼玉ではドン・キホーテを含め連続して
放火事件が発生しています。圧迫陳列は確かに多くの人が
「いざとなったら逃げられないぞ」と恐怖を感じたことだと思い
ますが、だからといって燃やしてしまえというのは論外。事件
後にトイレなどに放火するのは明らかに模倣犯だと思われ
ますが、それを社会現象のようにメディアが騒ぎ立てるだけ
なのは単に助長するだけということを肝に銘じる必要があり
ます。放火の凶悪性をもっともっと伝えるべき。

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December 17, 2004

笑えないS・Report

久々のS・Reportです。依然としてネタは尽きないの
ですが、この人の奇行はM氏とは違い笑えないものも
多いのでなかなか紹介できないのが事実です。
今日もスレスレ。

金曜日、いきなりS氏が話しかけてきました。
「ケイタイ落としちゃったから、連絡はしないでね」
もとより、S氏に連絡するのは年に数回程度。今年も
一回だけだったような気がします。昨夜、居酒屋で落と
したらしいですが、落とした原因は何となく分かります。
どうも最近、彼女(?)が出来たようで、メールとか留守
電をしつこいぐらいチェックしているからです。
必然的にケイタイを取り出す回数が増えて、何かの
弾みで置き忘れたのでしょう。最近彼は、会社の鍵を
かけ忘れて帰ったりしていますし。仕事仲間の間では
「クリスマス限定で、相手はプレゼント奪ってドロンだよ」
という噂も。これまでそういうことがなくはないだけに笑う
ことが出来なかったりします。
これまでの例では、ブランド物のバッグに対して100円
ショップで買ったようなキーホルダー…悲惨すぎます。

さて、警察には一応届け出たようですが、仕事相手にも
律儀に連絡をしていました。特にこの人は、そんなに
親しくない相手でも不在の場合は折り返し電話を求める
うえに、携帯電話にもかけ直させたりするので心配なの
でしょう。ちなみに小心者の僕は、相手が言い出さない
と折り返し電話は求めませんし、携帯電話なんか恐れ
多くて…まあ、個人的なこだわりみたいなものですか。
さて、いつものように104で電話番号を確認して電話を
かけます。「携帯電話を落としてしまったので、連絡は
会社の方にお願いします」そんなこと言わなくても相手
は携帯電話にはかけませんし、かけたとしても出ない
ので会社にかけてくるでしょう。携帯電話を拾った相手
がSさんのフリをすれば話は別ですが。

手持ち無沙汰のSさんは、「見つかりましたか」と何度も
警察に電話していました。その後、僕の携帯電話に
登録されているSさんの携帯番号を聞き出すと、心当た
りの居酒屋や駅などに片っ端から電話していました。
もちろん104で電話番号を調べて。
「ケイタイを落としたみたいなんですが、もし見つけたら
連絡をください。番号は090…」そのやりとりを聞いて
いた僕とか他の社員はバカバカしくて突っ込まなかった
んですが、落とした携帯電話の番号を教えて何の意味
があるんでしょうか…笑えない奇行です。

それよりも彼は肝心なことをやろうとしません。携帯
電話の使用停止です。拾った人間が悪用すれば凄い
ことになります。他の社員が探りを入れたのですが
どうも彼女(?)から連絡があったとき、繋がらないと
困るからみたいです。確かにいきなり携帯電話が使わ
れなくなると、気まずくはなるかもしれません。
もちろん、自分の住所さえ憶えていないSさんが相手
の携帯電話の番号やメールアドレスを暗記している訳
がありませんが、電話番号とメールアドレス意外は何
も知らない相手を彼女といえるかどうか疑問です。
そういえば以前付き合っていた(らしい)彼女は目白に
家を持っていると言っていたらしいです。実際に行った
こともないのに信じ続けるのは、忠犬ハチ公並みの
人格者です。ご立派です。

やっぱりSさんの奇行はどこか笑えません。
オチのあるMさんのほうが暖かみがありましたね。

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December 13, 2004

私的ゲーム論

PSPが発売されました。前日の11日は秋葉原に
いたのですが、既に行列が出来ていました。テレビ局
は新宿に集中したようですが、取材するのならやはり
秋葉原でしょう。先日は、ニンテンドーDSが発売。
発売日は「予約外の発売分は間もなく売り切れる見込
みです」と景気のいい声を聞くことが出来ましたが
今も簡単に手に入れることが出来ます。以前のように
たかがゲーム一機種で長蛇の列が出来るという時代で
はないのかもしれません。
ファミコンが爆発的にブームした頃、子供がゲームを
するには、ゲームセンターのビデオゲームか、ファミ
コンなどのテレホビー機、パソコンを買う方法があり
ました。これは、今も変わりませんが、テレホビーは
機種も少なく、パソコンは高価過ぎてユーザー層は
限られていましたから、今のような過当競争は発生し
得なかったことになります。ゲームセンターに出入り
するのは「不良」でしたから、ゲームに飢えていた
子供たちはテレホビーに集中し、いわゆるクソゲーも
売れまくるわけです。エポック社やセガがゲーム機を
出していましたが、ソフトの企画力とサードパーティ
の多さから実質的に任天堂の圧勝でした。

テレホビー機戦争といえば、PSXやゲームキューブ
Xboxの三つ巴が注目されましたが、意外にパッと
しませんでした。パソコンも含めて家庭でゲームを
する手段が増えていること、父兄などが以前のように
ゲームセンターを目の敵にしなくなったことなども
あげられるでしょう。彼らもゲーム世代ですから。
さて、今回のPSPとニンテンドーDSによる携帯
ゲーム機戦争を勝手ながら分析してみましょう。
なお、僕はPCエンジン以降、ゲームを所有したこと
がありません(ニューファミコンは買いました)し
例えば、ファイナルファンタジーシリーズを一度も
プレイしたことがないなどゲームを評価する資格が
ないと言われる方もいらっしゃるかもしれませんが
ここは個人的見解ということで、参考までに。

PSP…携帯電話SO505を思わせるフォルム。
これがソニーの最近のスタイルなのでしょうか。
描画に特に力を入れたらしく大きな液晶が特徴です。
映像や音楽を楽しむことが出来るとのことですが
あてにしないほうがいいと思います。SO505is
もそうですが、映像や音楽を見るには専用の録画機
とかSONICSTAGEが必要です。これで「TV
を観ることが出来る」とPRするのは詐欺としか思え
ませんが、SONICSTAGEも新しいバージョン
だとメモリースティックに書き込めなかったりと商品
戦略がちぐはぐ。使い勝手はSO502WMより遥か
に劣ります。ソニーは、CDのコピー防止策に力を
入れて以降、今までの路線を180度転換するような
戦略でユーザーを混乱させました。CCCD撤退以降
どのように方向転換するのかは分かりませんが音楽
を聴きたいのなら、他社の携帯電話やⅰPodを買う
のが賢明でしょう。ゲームをやる上でのハードの機能
は申し分ないので、あとはソフトの問題です。今後は
PS、PS2、PSP向けのソフト開発が必要です。
技術的に移植は問題ないのでしょうが、これがソニー
得意の旧ユーザーの切捨てにならないことを祈ります。

PSPは基本的にモニターのついたPS、PS2と
いった感じです。ソフトはこれまでに発売された多く
のラインナップがありますが、一度プレイしたソフト
をユーザーが買うかどうか。やはり通信機能などの
PSPならではの機能を利用したソフト開発が必要に
なるでしょう。ゲームギア、PCエンジンGTなど
家庭用テレホビー機の携帯版のようなゲーム機は
少し趣きの違うゲームボーイを除いてあまり振るわな
かった印象が強いです。単にゲームを外に持ち出す
だけのコンセプトなら、PSPも同じ道を辿りかね
ないような気がします。

ニンテンドーDS…ゲームウォッチマルチビジョンの
ようなフォルム。ペンタブレットのような機能と2つ
のタブレットは、ソフトの開発やユーザーのプレイ
環境を大きく変化します。空振りになると目もあて
られませんが、傑作を生み出す可能性も秘めています。
ソフトスロット型の携帯ゲーム機は、ゲームボーイ
シリーズを除きあまりヒットしなかったような機が
します。ヒットの要因は、機能を重視しなかったこと
にあるのかもしれません。ゲームボーイは、特に
その頃発売されていたゲーム機の最高スペックでは
ありませんでした。性能やデザインが極めてシンプル
なのはファミコンに通じるものがあります。必然的に
ソフトの力に委ねることになりますが、かつてファミ
コンを大ブレイクさせるきっかけとなったスーパー
マリオブラザースと同じようにポケットモンスターが
大きな牽引役となりました。開発に数年を要したと
いわれるポケモンは、口コミでブレイクしました。
これは、スーパーマリオも同じ。鳴り物入りで発売
されるビデオゲームの移植版(ナムコ、コナミなど)
とは違い、地味に発売され、後に伝説のソフトと賞賛
されるようなゲームは任天堂が得意としていました。
よく、クソゲー、クソゲーといわれますが、本当に
クソゲーを連発して価値が暴落した「アタリショック」
を防ぐために任天堂がサードパーティに対して徹底的
にソフト開発の管理をしていたことは有名です。
クソゲーの代表格は「いっき」「スーパーアラビアン」
「燃えろ!プロ野球」などがあります。確かにひどい
ゲームでしたが、実際に発売されたわけですから
これは任天堂が認めるレベル以上のソフトということ
になります。考えてみれば、後からクソゲーという
称号を得たまでのことで、僕の周囲でも発売日には
誰かしらが購入し、先を争って貸し借りしていました。

ニンテンドーDSは、PSPに比べ画像は劣ります。
性能は格段に違いますが、DSを見ると、地味なモノ
クロ画面だった初代ゲームボーイや、遥か前のゲーム
ウォッチを思い出させます。ゲームボーイはその後
機能が段々と充実していきましたが、DSは原点に
立ち帰ったような印象です。ハードの機能にこだわる
路線に反発していたという故横井軍平氏の思いが感じ
られます。言うまでもありませんが、横井氏は任天堂
で様々なヒットを飛ばした人物。バーチャルボーイは
微妙でしたが、ドンキーコング、ゲームボーイなどを
開発しました。その後退社し、地味な携帯ゲーム機
ワイルドスワンを開発しましたが、完成品を見ること
なく志半ばで事故死。遺志を組んで最初のソフトは
グンペイと名づけられました。主を失ったワンダー
スワンはその後大苦戦しましたが、横井氏が存命なら
携帯ゲーム機の流れも大きく変わっていたのかもしれ
ないと思うと残念でなりません。
「枯れた技術の水平思考」は彼の言葉です。決して
最先端の技術を集めたわけではないDSは、この考え
が見事に当てはまります。綺麗な画面やサウンドなど
様々な機能を捨て、2画面という奇妙な特徴を持った
携帯ゲーム機は、その特徴を生かした知恵と工夫が
今後の浮沈のカギを握っているといえるでしょう。

tokyoyukei

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December 11, 2004

ことば・文字・イメージ

おれおれ詐欺の名称が変わったようです。
警察のお偉いさん方のアイデア「振り込め詐欺」
振り袖火事みたいな響きです。語感も悪いし
言いにくい。おれおれ詐欺は誰がつけたか分かり
ませんが、センスのあるネーミングだと思います。
アクセントは、お・お・さ。リズムもいい。一方、振り
込め詐欺は「こめさ」の部分が言いにくい。
「最近の犯人はおれおれとは言わない」とのこと
ですが、振り込みを強要しなくなったらまた名前が
変わるんでしょうか。世の中におれおれ詐欺という
ネーミングは浸透しているようですが、一方で犯人
がおれおれと言ってもいまだににダマされる人も。
ということは、名前を変えても意味がないわけです。
響きのいいネーミングを捨てることで犯罪がさらに
拡大しないことを祈ります。

ネーミングほど難しいものはありません。生茶という
名称がヒットしましたが、あのお茶は別に生なわけ
ではありませんし、生のお茶といわれてもどういう
ものかは想像がつかない。ただ、消費者の頭の中
では何となくしっくりくる。「うまそうだ」と。絶妙です。
ヒントは生ハムだったようですね。
自然発生的なネーミングには、こういうものが多い。
頭でひねり出したのではなくて、何となく出てくる。
コギャルもそうです。マスメディアが派生語として
使ったマゴギャルは、いまいち。コは高校生のコで
子ではない。恐らくコギャルというのは「小娘」とか
そういう語感に近く、イコール「生意気」という感じが
当てはまったのでしょう。もとを辿れば名付け親が
いるはずですが、極めて自然発生的です。
一方で無理のあるネーミングは関係者がいくら努力
しても浸透しない。例えば国鉄民営化を期に国電に
代わるネーミングが検討されました。委員長の小林
亜星が自信を持って発表したのは「E電」でした。
Eは、電気とか良いとか環境とかいろんな言葉を
かけていたように記憶していますが、利用者は別に
「良い」電車とは思っていないので浸透するわけが
ありません。E電は、ラジオなどの鉄道運行情報で
細々と使われていましたが今はどうなのでしょうか。
他にも候補に首都電というものもありました。結局
今は使われていません。地下鉄大江戸線も賛否
両論ありますが、頭の固い都議センセイ方がゴリ
推ししていた東京環状線よりはマシでしょう。
第一、環状ではないのですから。そんなに大阪と
張り合ってどうするんですか。ちなみに、銀河鉄道
999の環状線はマゼラン環状線。666…つまり
マゼラン6号が走っています。

既にあるものと被っていたり、インパクトに欠ける
ものも浸透しません。言葉もそうです。万国共通語
として脚光を浴びたエスペラントは今、使っている
人はほとんどいません。英語などの言葉が共通語
として充分機能するからです。一方で唯一、人間が
作った言語で浸透したものがあります。ハングル。
朝鮮語は古来、音に漢字を当てて使っていました。
15世紀にそれを表す簡潔な文字、ハングルを発明
し使っていますが、韓国では漢字が見直されてきて
いるようです。日本語も漢字を使います。カタカタや
ひらがなは朝鮮語と同じように音で文字を当てはめ
変化したものです。そう考えると漢字というものは
アルファベットと同じく多くの国に影響を与えている
文字だということが分かります。

日本については、明治維新とか第二次大戦終了後
を期にローマ字表記にして漢字を捨てろという意見が
ありました。「当用」漢字というのは、当面使うという
意味だと記憶しています。ということはそのうち見直す
可能性があったということになります。確かに漢字は
ワープロやパソコン開発の大きな妨げになりましたが
結果的に漢字を捨てずに今も使い続けています。
ハングル導入後の朝鮮は漢字を捨てたばかりに古文
研究など断絶した文化もあるようです。中国も漢字を
略した簡体字を使っています。もはや、漢字を守るの
は日本人の役目なのかもしれません。
ただ、今の若者は、本はおろか漫画も読みません。
おまけにIT化の流れで多くの日本人がメールを使い
手で文字を書かないという状況を考えると、かなり
心配だといえます。

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December 10, 2004

超私的笑い論

テレビ各局が積極的に取り上げたお陰で、今年は
お笑いブームの年となりました。お笑いブームと
いうよりは、テレビ局が仕向けた感が強いですね。
特に日テレは地道に種をまき続けた結果、大晦日
もお笑いで攻めるようです。
昨年、視聴率で惨敗した格闘技で対抗するよりは
よっぽどてっとり早いのかもしれません。エンタの
神様がスタートした頃は、まだ麹町で手話講座を
やっていた頃でしたから、ある日ロビーがお笑い
芸人で埋め尽くされた時はびっくりしました。
ほとんど記憶には残っていませんが、やたら腰が
低くて目がキラキラしていたピン芸人が印象的です。
あれは長井秀和だったんでしょうか。

お笑いブームというものは、僕の人生経験の中で
何度かありました。まずは、80年代の漫才ブーム。
次は、ボキャブラ天国を中心として若手お笑い芸人
がチヤホヤされた90年代、そして今年。
ただし、漫才ブームとそれ以降のお笑いブームとは
本質的に異なると思います。漫才ブームの頂点には
横山やすし&西川きよしなどのベテランがいました。
それ以上の超ベテランから見れば、若手かもしれま
せんが、味のある漫才から若手の漫才までバリエー
ションには富んででいました。殆どが吉本芸人だった
ように思うので、やはり仕掛けたブームなんですかね。
ちなみに、ブームのボーダーラインは太平サブロー&
シローだったようです。その後にも漫才コンビは沢山
いたのですが、そこで切ったらしい。切られた筆頭は
い…一休ナントカ?太平シローがテレビで言っていた
のを記憶しています。

漫才ブーム以降のお笑いブームは、芸とはかけ離れ
たものでした。面白い芸人はいましたが、悉く消えて
ちっとも面白くなかったネプチューンが生き残って
番組まで抱えている現状をみると事務所の力加減が
運命を左右したように思えます…考えすぎですか?
さて、今回のお笑いブームは、ピン芸人が多いのも
特長でしょう。ピン芸人は特に自分のカラー出さなけ
ればならないので、努力は並々ならないものですが
芸能人や有名人をいじるだけではやがて飽きられる。
ちょっと天然が入ってそうなタレントを次々にいじって
歌ばっかり作るはなわにはもう飽きました。関係者を
ひたすらいじり続けるだけで視聴者が段々シラけて
いってしまうとんねるずのくだらない笑い(?)を思い
出します。怒鳴る切れるのがウリの芸人も含め、ネタ
で勝負しない芸人は見ていて疲れます。

人数が多いグループも許せない。3人以上だとよほど
存在感がないと一人どうしても余る。それでコントや
漫才をやっても話の流れが確実に途切れる。人数の
多さに甘えている感じもします。意味のないキャラが
多すぎるアルマゲドンとか、キャラクターを増やして
馬車に乗せたものの逆に内容が薄っぺらになって
しまった後期のドラクエのようです。仮装大賞でも同じ。
大人数で大作を仕上げるよりも、一人や二人でピリッ
とした仮装をやられたほうが拍手を送りたくなります。

個人的に笑いの要素は①ネタ②話し方③見た目に
あると思います。見た目で笑わせるのは簡単。
コントをやる芸人が多いですが、見た目で笑わせる
のは飛び道具だと思います。コントだからといって
話し方「話芸」をおろそかにしてはいけない。
ところで、この3要素をひっくり返すものがあります。
「新鮮味」です。例えば、安田大サーカスというのは
3要素に当てはめると最低ランクになりますが3人の
新鮮味が全てをひっくり返しています。波多陽区も
基本は有名人いじりですが、何よりも新鮮味が今の
人気につながっています。ただ、同じことばかり繰り
返すと飽きられるのはアーティストと同じ。面白いか
面白くないかは別として、生きる道を探る懸命さが
痛々しくも感じるいつもここからのような姿勢を見習う
べきでしょう。個人的に注目株は長身が不気味な
二人組、アンガールズ。当たり前のことを言っている
だけなのに笑わされるのは悔しささえ感じています。
一見ダラダラとコントをやっているように思えますが
それは見た目だけで実はネタの完成度が高いことが
分かります。特に話し方。もうひどいもんです(笑)

10年後、いや、5年後は今のお笑いブームの芸人
の殆どは消えているでしょう。たとえ地方の温泉
センターみたいなところで細々と芸を続けていても
勝ちは勝ちです。本来、お笑いというのはどんな場
でも人を笑わせられるものだと思いますから。
願わくば、事務所の力で面白くも何ともない芸人が
生き残っていないことを祈ります。

jetview

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December 09, 2004

弁明

亜細亜大学の野球部の生徒が集団痴漢の疑いで
逮捕されました。事実なら浅はかで馬鹿な行動です。
見張りをつけて犯罪を行うのは、ガキ大将が学校で
クソをする時と同じです。情けない。
教育水準の低下と短絡的に結びつけたくないのです
が、ゆとり教育の蔓延で学力とともに生きていくための
基本みたいなものも置き去りにされているような気も
します。家庭では子供のことを学校や塾に押し付ける
傾向が強いですし、都市部では近所づきあいという
ものもありません。となれば、子供がそのまま大人に
なってしまうということ。前にも述べたとおり怖いのは
ゆとり教育を受けた子供が親になり、教師になること
ゆとり教育はああ失敗したと方向転換してしまいま
したが、問題は失敗した教育を受けた子供の時間は
戻せないということです。

話が逸れてしまいました。集団痴漢の件について、
夕刊紙などが一斉に書き立てています。国士大の
サッカー部の「暴行」事件と関連付けるのは時期が
時期なのであり得ることですが、学長の弁明が歯切れ
が悪いだの、監督が「生徒を信じたい」と言ったことを
批判する記事もあるようです。確かに、現行犯逮捕で
余罪の可能性もあり、主犯格が「やっていないとは
いえない」とか「今日はやっていない」とか、電車に
乗る前の「今日もいい女、いくぞー」みたいなことを
言っているあたり、限りなく犯人の疑いが強いのです
が、まだ決まったわけではない。なので、監督の
発言も決して批判できるものではないと思います。
特に、現行犯は例外として、痴漢は冤罪の事例も
少なくないことを考えると当然だといえるでしょう。
被害者に謝罪してから子供たちを信じていると言う
のはちぐはぐだとは思いましたが、学長は事実なら
退学もやむなしということを言っています。このこと
だけでもスーフリ事件に対する早稲田大学の対応と
はかなり違うものだといえます。メンバーが他大学に
またがっていたこともありますが、早大は現役学生
「あなたたちは関係ないから安心しろ」みたいなこと
を言ったらしい(記憶に少し自信がないですが)
直接関係内にせよ、学生が起こした事件。行動が
あまりにも幼稚です。対応のみで考えると、亜大の
会見は迅速だったと思います。発言はあのレベルが
精一杯だと判断すべきでしょう。

大学により学生の扱い方は違います。家族の一員の
ように扱ったり、自由奔放に対応したり。大学生という
ものは恐らく人生で一番自由を感じる時期ではないか
と思いますが、一方で自由と自分勝手を履き違える人
も多い。学校が大学生という身分を保証しているから
世間で大手を振って過ごせるということを忘れがちだと
思います。身分が保証されず勉強もしていなければ
ただのプータローですから。
学生運動にはさまざまな背景があったようですが僕は
少なくとも現役学生が在籍する大学に楯突くことに
関しては疑問に思います。不満だったら身分の保証を
放棄(=退学)してしまえばいいわけですし、最初から
入学しなければいい…やっぱり屈折してますかね?

世の中は弁明ひとつで会社の運命が大きく左右される
傾向が強くなっています。「俺は寝ていないんだ!」と
社長が逆キレした会社とか、社長がなかなか弁明しな
かった自動車メーカーとか。大学も同じです。事実は
今後明らかになってくるとは思いますが、事実は事実と
してしっかり報道し、くだらない重箱のつつき合いを行う
のなら、少女への集団「暴行」を行ったサッカー部員の
一部は名前も顔も出ないのに電車で集団痴漢を行った
野球部員は何故、顔写真が新聞にデカデカと出るのか
犯罪の軽重を簡単に比べることは出来ませんが、未成
年だと何故こうも守られるのか、少年法と実名報道の
あり方について議論するほうがマシです。

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25分

昨晩、外資系企業の忘年会に行ってきました。
東京アメリカンクラブということで嫌な予感がしたの
ですが・・・やはり的中しました。ここは日本ではない。
英語もろくに喋れないので本当に大変でした。
おまけに知らない人ばかり。片言の英語を使いながら
手では無意識に手話みたいなことをやっていました。
そういえば、僕にとって手話と英語は同レベルの問題
なわけです。「死ぬまでに手話と英語は覚える」これが
長いテーマでした。手話はそこそこ覚えましたが、未だ
に「角行」が落ちた格好ヒヒ。英語覚えんといかんの
かなーと思う今日この頃。大丈夫なのこれ?と我ながら
思う海外資料の翻訳もいつ苦情がくるのかとヒヤヒヤ
している状態だったりします。高校時代は全く違う話を
作り上げてしまう「やっつけ意訳」と言われていたほど。

今日も話がそれました。

志村けんの自宅に空き巣、多額の被害を受けながら
それすらネタにする芸人魂は天晴れです。裏で泣いて
いるんでしょうが犯人にちゃんと働いて稼げとも言って
います。親の七光りでもどこぞの御曹司でもないだけ
に言葉に重みがあります。ヤフーのニュースコーナー
毎日新聞の記事より。
『7日午後7時20分ごろ、志村さん方の警報装置が
作動し、約30分後に警備員が駆け付けると1、2階が
荒らされていた』これ、意外と問題だと思うんです。

<警備業法施行細則>
第8条 法第11条の7の規定による警備員,待機所
及び車両その他の装備の配置は,基地局において
盗難等の事故の発生に関する情報(へき地等に所在
し,かつ,基地局において盗難等の事故の発生に
関する情報を受信した場合に近隣に居住する管理者
に連絡して事実の確認をする等必要な措置を講ずる
ことができると公安委員会が認めた警備業務対象
施設に係るものを除く。)を受信した場合にその受信
の時から25分以内(へき地等に所在する警備業務
対象施設で,公安委員会が認めた場合は30分以内)
に警備員を当該現場に到着させることができるように
行わなければならない。

簡単に言うと、機械警備をやって金儲けするんなら
警報装置が作動して25分以内に駆けつけるぐらいの
体制を整えとけよコラ、ということ。ちなみに30分という
のは希なケースで、都道府県公安委員会が定めて
いる。埼玉でいうと、群馬との県境のナントカ村とか。
ということで志村けんの自宅(三鷹市)で30分という
ことはあり得ないですし、それ以前に25分でも遅すぎ。
昨今の治安悪化により、ホームセキュリティが重視
されていますが、「絶対」ではないということを忘れて
はなりません。「なら、警報装置が鳴ったら警察に
連絡すればいいじゃないか」と思うかもしれませんが
金融機関など緊急を要する施設を除きむやみやたら
と通報が出来ないことになっています。機械警備は
まずは警備員が駆けつけて現場を確認するのが
基本。緊急警報の殆どは誤報だったりするのでいち
いち警察に通報していたのではきりがない。
これも意外と知られていないことです。
機械警備は顧客を増やせば増やすほど基地の運営
コストは下がります。一方で緊急警報が多いと対応
が難しくなるという矛盾が発生します。やはり大手の
警備会社だと対応も割としっかりとしていますが
今回のようなことは「絶対」にないわけではない。
一方で中小の警備会社も基地に専任の警備員を
置いて運営するほどの余力を持っていない会社も
多いといわれています。痛し痒しといったところ。
ただ、警備会社のロゴの入ったステッカーは威嚇
効果もあるらしく、大手の会社では管理を厳しくして
いるのは、空ステッカーを乱発すると効果を下げ
かねないからです。ホームセキュリティはガン保険
と同じく、お守り代わりに入るのはいいと思いますが
自分のことは自分で守るということを忘れてはいけ
ないと思います。

ちなみに僕は、警備員指導教育責任者、機械警備
業務管理者、交通誘導検定2級という日常生活でも
今の仕事でも何の役にも立たない資格を持っています。
資格者証でレンタルDVDの会員にもなれませんでした
(試してみました)

tokyotower.JPG

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December 08, 2004

良いやらせ・悪いやらせ

銭形金太郎のやらせ疑惑が浮上しています。
この番組は面白いので毎回見ています。当初は偽善的な
視聴者の苦情に屈してしりとり侍と一緒に姿を消したネプ
投げと同じように、金を掛けて女性が服を脱ぐなんていう
コーナーもあったのですが、これも熱心な視聴者の苦情に
屈服して終わってしまいましたね。「ネプ投げと変わらん」
とスタッフの挑戦的な態度にどうでもいい拍手を送ったもの
ですが、このコーナーがなくなっても番組は続き、さらに
面白くなったような気がします。ただその分貧乏人紹介枠
が増えたので毎週のように沢山の貧乏人を発掘するのは
大変だったのかと思います。その辺でやらせが行われる
ようになったのではないかと。ところが、やらせどころか
大川興業の下っ端が名前と職業を変えて出演していたり
僕の友人の周囲でも貧乏そうな人に(本人は決してそう
ではないらしいですが)スタッフがしつこく出演交渉を迫って
いることを聞いたこともあります(ペーペーのスタッフじゃなく
もっと偉い人のようですが)
ゴールデン進出でさらに「質のいい」貧乏人が必要な状況
にあるようですが、何十万円かを目当てにそんなにゴロゴロ
貧乏人は出て来ないでしょう。それにしても貧乏人の典型
はミュージシャン、劇団員、小説家、シナリオライターという
のもありましたっけ。シナリオライターという職業は、例えば、
僕の嫌いな北川悦吏子氏が綺麗どころを集めたお洒落な
無菌ドラマをボーンとヒットさせると、どこの誰に聞いたアン
ケートだか分からないですが、なりたい職業のランキングで
浮上するそうです。それで毎度のように仕事を辞めて講座
に通う被害者がゴロゴロ現れる…あっ、僕のことですか。

銭形金太郎のスタッフは、やらせ疑惑に「演出上の効果」
と説明しているようです。個人的には、こういう番組は別に
やらせの部分が含まれてもいいと思います。昔、やらせが
発覚して終了した「愛する二人別れる二人」という番組が
ありました。放送開始当初は少し違うような内容だったと
思いますが、次第にエスカレートして結婚・離婚のドロドロ
劇を扱っていました。2週間で引っ張る構成は、あたかも
ドラマ仕立て…いや、ドラマを観ているようでした。
「よくも毎週こんなにドロドロの二人が現れるな」と関心して
いましたし、少なくとも構成にドロドロ劇が描けるシナリオ
ライターが絡んでいるなと思っていました。恐らく視聴者も
日本中を歩けばドロドロ劇にぶつかるような状況を薄々
怪しいとは思っていたはずです。それでも楽しければいい
のだなと納得していました。一方でやらせが発覚して出演
者たちが番組側に一方的に批判していたのはどこか的外
れな感じもしました。「裏切られた」といっても実害はなかっ
たはずですから。少なくとも実情を慮るべき。
実話とフィクションでは視聴者が受けるリアリティは格段の
違いがあります。その点を利用しようとして番組を作ったの
ならば非難すべきですが、視聴者が観て楽しんでいるなら
それはそれで一方的に批判すべきではないと思います。
例えば、やらせでサンゴに落書きをしてダイバーのマナー
低下を批判した新聞報道とか、社会に迷惑をかけるような
やらせは問題だと思いますが、銭型金太郎は誰にも迷惑
がかかっていない。唯一出演者が傷つく可能性があるのが
唯一の難点ですが、この面をクリアすれば何の問題はない
でしょう。目くじら立てる問題ではないと思います。
ドキュメンタリーだって、構成がないと映像垂れ流しです。
その構成だって視聴者の見方を一方向に導くものが多い
わけですから、やらせの一つだと思えませんかね。

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December 07, 2004

速報

…にするほどでもないのですが、昨日の某社会見の席上で
M氏を発見しました。M氏は、新橋の書店や馬込駅構内、
八重洲の新光証券前など様々な場所での目撃情報があり
ましたが、実際に見たのは退社後初めてです。
M氏は会見に遅れて出席しましたが、隣の席にいた他社の
記者が教えてくれました。それほど彼は有名なわけです。
(印象が強烈なので当然といえば当然ですが)
1年半ぶりに見る彼は少し太ったようですが、相変わらず
ガムを噛みながら落ち着きのない様子。トレードマークの
指鉄砲を振りかざしてはいませんでしたが、何を撮影する
でもなくデジカメを構えて立ったり座ったり…モグラたたき。
会見後の写真撮影で記者がドッと立ちました。M氏も恐らく
ずっと電源ONで激しく電池を消耗したであろうデジカメを
構えて走り、テレビ局のカメラマンの脚立を使おうとして
怒られていました。本当に意味不明な行動が目立ちます。

僕は、一番後ろに立ってM氏の後姿を撮影していました。
他社の記者が呆れて「そんなんで何が撮れるの?」と
言っていましたが、M氏を撮影していることを伝えると納得
していました。彼の存在自体が免罪符(?)なのです。
おかげで会見の写真を撮影することは出来ませんでした。
…今、一連の行動や文章が変なことに気がつきました。
いかんいかんいかんいかんいかんいかんいかんいかん!

miumiu.JPG
写真中央がM氏。彼の奇行を擬似体験したい方は
S・ReportにGO!

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亡国の構図

来年の税制改正に向けて定率減税廃止や雑酒の税率
引き上げなど増税一色の議論が繰り広げられました。
根強い慎重論がある一方で環境税は業界団体などの
反対で議論が尽きて封印したはずの道路特定財源の
流用に話が戻っているようです。国民に選ばれた議員
ですが、初戦は一個人であるので、正義に満ちあふれ
本当に国を良くしようと考える希少価値の高い議員か
大きな利権がない限り動くことはないでしょう。
その一方で官庁の無駄な出費が問題視されています。
霞ヶ関の平日夜、アリの行列のように延々と続くタクシー
の車列を見ると、一晩でこれだけの需要があるのかと
気が遠くなります。タクシーの運転手も何時間も待って
乗客を待つぐらいですから、ワンメーターとかではないの
は確かです。深夜まで仕事を続ける公務員の方々の
苦労は大変なもの(特にノンキャリ)でしょうが、それと
無駄な出費は別物です。お願いします。

さて、相次ぐ国民の負担増大に政治に対する批判が
集中しています。再び訴えます。投票に行っていない
連中は批判する権利はない、と。
今の国会は、投票率が下がると与党が圧勝するシス
テムが確立しています。その与党は次の選挙を気に
して首相が打ち出した構造改革に逆らえない状況です。
これでは小泉さんの理論ばかりが通って当たり前。
その首相も仕事は殆どが丸投げです。だから役人も
やりたい放題。一般国民から見て明らかに怪しい政策
はさすがにブレーキがかかるようですが、うまいこと
批判をかわしながら赤字を垂れ流す状態です。
自民党にくっついている与党は、自民党の政策に迎合
するあまり、今後、野党に転落した場合に説明のつか
ない矛盾をたくさん抱えてしまっています。バックが
とてつもなく強いので社会党のように崩壊することは
ないでしょうが、一層の毛嫌いを招くことは確実だと
思います。それなりに政策を推進する力はあると思う
ので、先のことを考えて行動すべきでしょう。

この状態にうんざりしたなら、投票をしていない人は
少しは投票所に行って変えようとすべきだと思います。
「どうせ変わらないから」は言い訳。最近の選挙で
自民党に肉薄している民主党も結局議席一つでも
負ければ野党ですから。民主党は日本を真っ二つする
ぐらいの指示を集める勢力なのに、政策に関しては
与党に無視され続けている状態を見ると「勝てば官軍」
と言わざるを得ません。ひどい。

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December 06, 2004

蓋をするな

今回は差別用語について取り上げます。過去、何度か
取り上げたこともありますが、個人的な意見として掲載
しました。浅はかな知識だけで意見を述べた部分もあり
問題を本質的にとらえて活動している方々には不快に
思われるかもしれませんが、差別用語について考える
場を少しでも増やしたいと思い取り上げています。

「封印作品の謎」(安藤健二著・太田出版)という本を
読んでいます。テレビ番組や映画、漫画などで封印され
たものについて取材したものです。封印作品の中には
ねじ曲がった解釈で封印されたものもあるはずですが
作者は一方的にどちらかを批判することなく取材を進め
ています。商品とは思えないほど誤植が多いですが
読者に考える余地を残すいい本だと思います。
この本では差別用語についても扱われています。

この本の取材で座頭市のセリフ「めくら」「どめくら」を
「目の不自由な人」に変えると作品そのものの雰囲気
を変えてしまうということをいう話がありました。
確かにそうだと思いました。今の世の中は差別用語を
簡単に使うわけにもいかないのですが、メディアで
扱わないにせよ、今の子供には少なくとも差別用語の
存在と種類、何故使ってはいけないかを伝える必要が
あるのではないでしょうか。今は、差別用語を知らない
子供も多いのではないでしょうか。僕が小さい頃、差別
用語を知った時は衝撃的でした。「めくら」のほかに
「つんぼ」「おし」「かたわ」など。もちろん、時代背景は
今と全く違うのですが、昔は差別用語はアニメや漫画
にも普通に使われていました。手塚治虫の作品にも
多くの用語が使われています。数年前に人気が再燃
した「アストロ球団」は復刻にあたり差別用語の部分を
削除したらしいです。「釣りキチ三平」のキチの意味は
そのまんまです。例えば、釣りバカは良くて、釣りキチ
はだめだとしたら、これはまさにとんちの世界です。
「裏日本」もだめなようです。だったら山陽に対する
「山陰」もまずいのではと思うのですが。そう考えると
線引きが厳密には行われていないということが分かり
ます。抗議を受けて自粛する用語から抗議を受けそう
だから自粛する用語まで。それが積もり積もって山の
ようになっています。今は「ブラインドタッチ」も問題に
なるようです。「タッチタイピング」を使うとか。ただで
さえカタカナ言葉が氾濫する中で、少し過剰な反応
だとも受け取れます。少し前では、骨髄スープを使用
した一平ちゃんのCMの「こ・つ・ず・い」の部分が
「エ・キ・ス」に差し替えられたり、築地のマグロの
尾っぽのステーキを大物タレントが食べる場面で
骨の中に詰まったコラーゲンたっぷりの「骨の髄」と
解説。まるで一休さんです。

僕は子供の頃、差別用語という言葉を知り、何故使って
はいけないかを教えてもらいました。差別用語の教育の
場は、家庭であり学校でした。高校の社会科で「土人」
という言葉を使う先生もいました。あらかじめ「土着人」
という解説を加え、地域に土着する人々を愛称として
呼ぶだけで差別用語になるということにもチクッと触れて
いました。今思えば、氾濫する差別用語へのせめてもの
反抗だと考えるのは少し踏み込みすぎでしょうか。
人種差別で言えば、カルピスの印象的なイラストが消え
てしまいました。シンプルで味気ない今のカルピスの
デザインを見ると、あのイラストがちょっとしたスパイス
だったのかなと思います。確かに、おいしそうに飲んで
いましたから。そのほか、ちびくろサンボやジャングル
黒ベエはこのままでは二度と日の目を見ないでしょう。
子供たちは差別的な部分よりストーリーを楽しんでいる
わけですから、その機会を奪うことの方が問題のような
気がします。

今では、差別用語を知らない世代が親になろうとして
いますし、学校で下手に差別用語を扱おうものなら
本質を全く理解していない父兄に叩かれる始末です。
仮に学校で教育したとしても、差別用語についてろくに
教育を受けていない教師が扱うと、ゲーム感覚でねじ
曲がった教育をしてしまいがちだと聞きます。特に関西
以西を中心に同和教育がさかんに行われていますが
これも同和教育の浸透や時代の流れにより差別意識が
薄れていくなかで縮小傾向にあるといわれています。
それはそれで悪い流れではないと思うのですが、何か
本質的なものを置き忘れていないか、これからの子供
たちにも教え続けなければいけないことはないかを
しっかりと考えるべきではないかと思います。

この本では「テレビが世間に神経質になりすぎている」
と発言する関係者の言葉も取り上げています。それは
テレビだけでなく、社会全体に広がっているともいえる
でしょう。問題になりそうな芽を徹底的につぶすことは
逆差別に繋がり何の意味もありません。世の中は平等
でもありませんし、真っ白で綺麗でもありません。それを
あたかも楽園のように子供たちを無菌状態で育てるのは
問題だと思います。
北野武の座頭市では「めくら」という言葉を使っています。
それ故R-15指定になったようですが、これこそが臭い
ものに蓋をする考え。性教育と同じ。今どき寝た子なんて
いないのですから、真っ正面で話をすべきだと思います。

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December 05, 2004

建前の言葉

少し前になりますが、大学生による少女への集団暴行
事件で大量の逮捕者が出ました。スーフリ事件といい
この種の事件が多発していると思われますが。氷山の
一角だとみるむきもあります。事件の発端を生んだのは
少女だと批判する声もありますが、その思想こそが
これまで買春でなく売春を犯罪としてきた思想に繋がる
ものです。古くは既婚者の姦通で女性ばかりが処罰
されてきた前時代と同じ思想。時代にそぐわないので
真っ先にあらためる考えでしょう。まずは、被害者に
お見舞いを申し上げるとともに、加害者たちの断罪を
望みます。話はそれますが「氷山の一角」に関して。

僕は中学から大学まで地味に吹奏楽をやっていました。
少子化が進むなか、大量の人員を要する吹奏楽は
よほど上手い大学でない限り人材難に陥っていました。
楽器経験者というのは比較的多いはずなのですが、
やはりナンパ系サークルを中心とした半ば強引とも
とれる勧誘に多くの有望株(と勝手に思っている)が
一本釣りされていきました。ルックス重視の勧誘は、
まさに勧誘という名を借りたナンパでした。なかには
勧誘された上級生と付き合いそのまま結婚した人も
います。そういうのを見ると「勧誘一つでも運命が
変わってしまうんだなあ」と思ってしまいます。本人
たちはそういう重みを感じているわけはないでしょうが。
これらの話は、集団暴行とは直接関係ないのですが、
いろいろとゴタゴタが起きるのは学内サークルより
複数の大学をまたがるグループだと聞いたことが
あります。僕が通っていた大学はかなり田舎にあった
ので、あまり見かけることはありませんでしたが、
ある日突然、勧誘に現れた真っ黒のユニフォーム(?)
に身を包んだ見慣れない人々の集団の異様さが
今でも印象に残っています。
ちなみに、僕が「あいのり」を見てちっとも感動しない
のは、簡単に人の運命を変えてしまう軽薄さに
あります。発情期の男女を車に乗せれば恋愛感情が
湧くのは当たり前。動物の種付けと同じです。
外国映画のようにちょこっとでも共通体験をすると
すぐにセックスしてしまわないのがせめてもの救い
だとは思いますが、それで一喜一憂する出演者や
視聴者の感覚が分からない。

今回の事件も「暴行」という言葉が使われています。
やはりこの響きには違和感を感じます。乱暴な例え
ですが、高校生の卒業リンチや暴走族のヤキ入れも
集団暴行です。島田紳助の一連の事件でも取り上げ
ましたが、暴行はいろんな状況に当てはまる。これでは
真実が伝わらない。淫行という難しい言葉も使われます。
この言葉を噛み砕いたのか、淫らな行為(そのままだと
思いますが)という違和感のある言葉も使われています。
この言葉には、他人の行動として非難する響きがある
のであまり好きではありません。例えば、ニュースを
読み上げるアナウンサーもよほどの事情がない限り、
淫らな行為を行っているはず。人間の絶滅に関わる
ような大きな行為なのに、実験動物の行動のように
吐き捨ててしまうのはやはり違和感を感じます。
もちろん、行為の発生するシチュエーションが問題
なのですが、言葉そのものは大事にしてもらいたい。

日本語には本音と建前というものがあります。
今の世の中は周囲にあまりにも神経を使うあまり建前の
言葉ばかりはびこっています。政治家や役人が多用する
「遺憾」もそう。これでは何を言いたいのか受け手が
混乱してしまいます。暴行という言葉も極めてあいまい。
あまりにも多くの意味を詰め込むことが出来るこの言葉を
使うことの是非について、真剣に考える必要があるの
ではないでしょうか。

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December 01, 2004

概況(16年11月分)

11月の重心指数
普段の仕事:35(+5)
シナリオ:5(-5)
その他:60(±0)
(カッコ内は前月比ポイント増減)

~11月の概況~
「普段の仕事」5ポイント上昇
繁忙期に突入。12月はもっと多忙だと思われます。
仕事量はおそらく昨年の倍になっています。
M氏退職後の補充がないので大変です。

「シナリオ」5ポイント反落
最低水準は年明けまで続きそうです。

「その他」増減なし
11月中、スポーツクラブに通ったのは13日です。
前月比9日増。大幅に上昇しましたが、12月はさらに
多忙になるためほぼ同水準か少なくなりそうです。
ところで、11月はスタッフとして巻き込まれてしまった
「はんどまいむ」の第2回公演がありました。
この団体は、素人集団ながら芸能人が何人か見に
来たり、テレビ局が取材に来たりとプチメジャーになる
芽があちこちにあります。メンバーにそういう人脈が
あるからといえばそれまでですが、地道に活動を
続けているからこそ今に繋がっているともいえます。
当日はテレビ局のカメラと並んで撮影するため会場は
混雑して戦場のようになっていました。
この集団がメジャーになるのは、戦略次第だと思い
ますが、営利主義になると手話コーラスを扱う手前、
批判があちこちから出ます(妙なことだと思いますが)
一方で赤字垂れ流しだと活動そのものが出来なく
なります。舵取りが難しいものですね。
その公演は今回も僕が撮影&編集をすることになり
ました。途中、刺客にコンセントを抜かれてしまうという
アクシデントもありましたが、納期一ヶ月後を目指して
編集作業を進めています。前回公演の編集や6月の
モリキングの結婚式関連のビデオ編集もなかなかの
反響があったので気を良くして頑張ろうと思います。
素人だからこそ伸び伸びとやれるんですね。

~体位の変化(それは、意味が違います)~
「身長」±0cm
「体重」-1㎏
本格的な減量に着手しました。
12月、1月と忘年会やら懇談会やら賀詞交歓会など
「食」の誘惑がウヨウヨしていますので。

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