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November 15, 2004

紀宮様ご婚約

日本国民の多くが心配していた紀宮様のご婚約が内定
しました。マスコミはこぞって旦那様候補に殺到しましたが、
これまたノーベル賞の田中さんばりの真人間のような人で、
本人が出てくるまでは車に乗っている間違い探しのような
激粗の映像しかありませんでした。
元銀行員、東京都職員、趣味は車。オープンカーに乗る
時は雨でもオープン、同乗者がいるとそっと屋根を閉じる
「やさしさ」を強調する報道もありましたが、どこか小馬鹿
にしているようにも感じられます。谷夫妻のように。

さて、今回の一連の報道について少し勘ぐってみましょう。
報道各社が同じタイミングで一斉に内定報道を報じた一方、
正式発表は今月末だか来月末になるとのこと。
この点から、国内メディアの一つの決意が見えてきます。
「皇太子殿下の時の二の舞を踏まないぞ」
報道を断片的に集めてみると、今月初めに発表する予定
だったらしいですが、新潟県中越地震で被災者の心情を
慮って延期したらしいです。
あくまで推測ですが、今月初旬の発表にあわせて報道
管制が敷かれていたと推測されます。それが延期された。
ちなみに、皇太子殿下のご婚約の第一報は海外メディア
でした。各社が守っていた報道管制をかいくぐってすっぱ
抜かれたものでした。今回もこれ以上延期するとまた前回
の二の舞になる可能性があるため、内定という中途半端な
報道でお茶を濁した。僕はそういう風に勘ぐりますが、
いかがなものでしょう。

報道管制とは、例えば誘拐事件などで犯人を刺激しない
ため、事件を報道をしない報道協定みたいなものも含まれ
ます。あと、叙勲とか褒賞も予め記者クラブに投げ込まれ、
何月何日付の朝刊とか、テレビ・ラジオは午前5時解禁と
いう規制がつけられます。これを「縛り」というのですが、
これを破ると記者クラブを出入り禁止になったり、希に追放
されたりします。縛りのあるニュースには、凶悪事件や叙勲、
褒賞などどうしても必要なものもありますが、どうでもいい
ものも結構多かったりするようです。つまり、縛りとは報道
各社が横並びを望み、抜け駆けを許さないために作った
ようなルールで、それでいて他方で報道を規制するような
問題があれば報道の自由、表現の自由を訴えるわけです。
この2つはかなり矛盾していることが分かります。
メディアが全部が全部、タブロイド紙のように無法地帯に
なっては困りますが、ある程度自由度のきく取材は必要
です。それが報道の自由というものでしょう。
今では個人や企業をよってたかって攻撃する際の抗弁に
なりつつありますが。

長野県庁で問題になった記者クラブの廃止もこうした一部の
メディアに情報が独占されてしまうことを危惧したもののよう
です。既得権益を守るため、当時の議会と協力してこうした
方針を打ち出した田中県知事を攻撃したメディアの姿は
あまりにも醜かった。
古い記者は、夜討ち朝駆けが当たり前だった事態と違い、
今は記者クラブにいて黙っていてもニュースが手に入り温々
と記事が書ける状況を嘆いていると聞きます。
インターネットを駆けめぐるニュースは、アナログの紙面より
遙かに早い。場合によってはテレビやラジオより早い。
マスメディアというものは、そろそろ転換点に来ているの
かもしれません。

紀宮様、お幸せに。

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