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November 23, 2004

次の25年へ

ドラえもんの主役級声優陣が来年3月で降板することが
明らかになりました。思い起こせば小学校入学と同時に
現在のシリーズが放送開始、最盛期は平日18:50~、
日曜8:30~(後に9:30~)と毎日ドラえもん漬けの日々を
送った我々の世代には避けられない日がついに来たと
いう感じです。この頃は月刊化された(当初は不定期刊、
隔月刊だった)コロコロコミックも軌道に乗った頃でした。
この後、A、F問わず藤子アニメの放映が相次いで開始、
まさに藤子不二雄時代といえる時代でした。

主役級声優陣は、大山のぶ代(68)、小原乃梨子(69)、
野村道子(66)、たてかべ和也(70)、肝付兼太(69)の各氏。
いずれも高齢化しています。このままのメンバーで続け
てもいずれは体調を壊して引退したり、亡くなったりする
人も出てきます。五月雨式に声優を入れ替えたりする
よりは一気に後進に道を譲るほうがいいかもしれません。
ドラえもん以上の長寿番組、サザエさんで声優が変わる
たびに批判が出ていることを考えると一層、そのほうが
いいように思います。視聴者って勝手なものですね。
このまま続けると超主役級の前記2名の降板の場合は、
状況によって一旦放送を終了する可能性もあります。
ちびまるこちゃんでの名優、富山敬氏のケースのように。
ドラえもんはこれまで作者の藤本弘氏が死去して以降、
セルからピカピカのアニメーションに変わり、テーマ曲で
大杉久美子氏の歌声が聞けなくなった時など節目節目
で視聴者からさんざん叩かれてきていますから、免疫は
とっくに出来ていることでしょう。ネタ切れ感の強くなった
ストーリーも新たなネタを発掘すべく方々に手を出して
いるようですが、一方でイメージが崩れるなどと叩かれ
大変なようです。やはり視聴者って勝手なものですね。

ドラえもん、後任の声優はまだ未定ですが、勝手ながら
ちょっと考えてみましょうか。
ドラえもん…野沢雅子
のび太…池田昌子
ジャイアン…神谷明
スネ夫…八奈見乗児
しずか…増山江威子
問題はちっとも若返っていないこと(失礼ながら皆さん
存命なのかも未確認です)超主役級の2名は銀河鉄道
999の組み合わせです。ドラえもんの声は世代によって
風大左衛門、鬼太郎、星野鉄郎、孫悟空などさまざまな
イメージを確立している野沢雅子氏なので相当な違和感
がありそうですが、しっとりのび太、ニヒルなジャイアン、
一層トボけたスネ夫、セクシーなしずかちゃんは話題には
なるでしょう。のび太は古谷徹もいいですね。星飛雄馬や
やアムロのように、のび太にも成長する要素を加えれば
アメリカ人にもウケるかもしれません。勝手なことを。

ちなみに現シリーズ以前に僅か半年で打ち切りになった
日テレ版ドラえもんの声優は次の通り。
ドラえもん…富田耕生 → 野沢雅子
のび太…太田淑子
ジャイアン…肝付兼太
スネ夫…八代駿
しずか…恵比寿まさ子
のび太のママ…小原乃梨子
のび太のパパ…村越伊知郎
スネ夫のママ…高橋和枝
ガチャ子…堀絢子

野沢雅子版ドラえもんは既にあったんですね。のび太は
現シリーズのセワシの声なので今ののび太と比べても
そんなに違和感はないですね。ちなみにリボンの騎士の
サファイヤ、ヤッターマンのガンちゃんといえばイメージ
しやすいでしょうか。富田氏は、元祖天才バカボンのパパ
などの声優です。スネ夫がジャイアンの声だったり今の
シリーズと比べるとかなり大胆です。ガチャ子って何です
かね?声優はハットリ君の人です。ニンニン。スネ夫の
声は何といなかっぺ大将の西一。分かりやすくいえば
トムとジェリーの初代のトム、くまのプーさんの声優です。
故人。プーさんの声は、僕には西一のイメージが強く
「はちみつ食べたいな」と言っても黒ぶちメガネの西一が
かけ茶色の学生服を着て跳ねながら喋っているように
しか聞こえなかったりします。同じくトムの声優を務めた
先代カツオの高橋和枝氏も故人。いずれも名優です。

さて、ドラえもんは来年4月に声優が一新されますが、
一方で危惧していることがあります。下手クソな芸能人が
入ってしまうことです。話題にはなるでしょうが、これでは
後進に道を譲ったことにならない。Diaryで何度も触れた
ことですが、声優という仕事は、不況のせいで仕事が
少なくなったためか、芸能人に侵食されつつあります。
現状では劇場版アニメなどを中心に主役級は芸能人で
占められ、脇役の少ない食い扶持を本職の人々が分け
合う状況です。中にはずっと声優と二刀流でやってきた
器用な俳優(戸田恵子氏とか)がいたり、初心者で飛び
込んでも勘のいい芸能人もいますが、大抵はひどい。
アニメではありませんが、話題性はあったものの評価
もろとも沈没したテレビ吹替版タイタニックが典型的な
例だといえます。思えばあの試みが今の悪しき流れの
先駆けではないかと。

最近でもやめると言ってなかなかやめない宮崎駿の新作
アニメも主役は木村拓也と倍賞千恵子というヘタレぶり。
個人的見解ですがかつての名作アニメを支えた声優は
高齢化し、若手は昔の焼き増しのようなアニメに群がって
いるような状況です。コスプレをして半ばアイドル化した
若手声優を見ていると、まるで行き場を失っているように
思えてなりません。深夜枠でアニメも多く声優の需要は
それなりにあるようですが、人材を育てるという意味では
ゴールデン枠のアニメを増やして、若手にもっとやる気と
責任を与えるべき。ヘタレ芸能人はもういい。

ドラえもんはゴールデン枠に残されたアニメの一つです。
今回の声優陣刷新は若手育成の格好のチャンスだと
思います。決して目先の話題や利益、横やりやしがらみ
に振り回されることなく、次の25年を担えるような有望な
若手声優を発掘して欲しいものです。

無名でもいいじゃないですか。
世界に誇るジャパニメーションのためにも。

shinagawa.JPG

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