« 概況(16年9月分) | Main | RIMPA展 »

October 02, 2004

世界に認められること

イチローがあっさりメジャー安打記録を更新しました。
節目はホームランだと信じていたのですが、そこだけは
予想外でした。それにしても見事な記録です。
日本のメディアは記録更新で全米が湧いていると手放しで
賞賛していますが、果たしてそうなのでしょうか。
外国の選手に記録を更新されることに抵抗感はやはりある
のではないでしょうか。かつて、近鉄時代のローズに
シーズン本塁打記録を更新させまいとダイエー投手陣に
敬遠されたり、小錦の全盛時に横綱昇進のハードルが
急に高くなったように感じたことに似ています。
メジャーのシーズン本塁打数の更新はドミニカ出身のソーサ
より、ボンズの時が盛り上がったような感じがしましたしね。
もっと言うなら、マグワイアが更新するともっと盛り上がった
でしょう。自由の国といったって、そういう部分はすぐには
変わることが出来ないと思います。
日本人の活躍について「海外メディアはこう扱っています」
という報道も多いですが、どうしてそんなに他人の目を
気にするのでしょうか。そのうえ、地元紙やチームお抱えの
放送局の中継では賞賛するに決まっています。
巨人戦の日テレを100倍濃くしたようなもんです。
それで「ああ、世界に認められたんだな」と判断するのは
短絡的なような気がします。これからの報道が見物です。

日本人は何故か海外の評価をやたら気にします。
ノーベル賞受賞者の多くも受賞後に国内で慌てて賞を
贈ったり、「アメリカではこうやっている」などと海外で成功
した事例が全て正しいと主張する学者も多いです。
特に多くの中央官庁は「回れアメリカ」でありますし。
常任理事国入りも「世界に認められたい」ということの
あらわれです。明治維新以降、世界に追いつけ追い越せ
の精神がこの気質を生んだのでしょうか。

さて、少し心配なことがあります。
アルカイダのナンバー2のナントカって人が日本もテロの
対象にしろと言っていることです。これまで間接的な表現は
ありましたが、単語がダイレクトに出てくるのは初めてでは
ないでしょうか。心配なのはテロの対象とされたことも
そうですが、報道の扱いです。「日本も加えられた」という
ことばかり強調されて、まるで「日本もやっと認められた」
ような報道ぶりです。
海外で起きた重大事故で「日本人の死者はいません」と
報じるだけであとは放置する無責任な報道に似ています。
過剰に煽るのは逆効果ですが、対象になったから気をつけろ
とか、アルカイダの情報を垂れ流すアルジャジーラけしからん
とか言えないものでしょうか。
…まあ、無理でしょう。中東の情報が得られる数少ない
重要なソースですから。海外のテレビや新聞の内容を練り
直すだけでなく、自分の足で探せって感じもしますが。

イチローの記録更新は立派です。こうなったら、残りの
2試合でバカ撃ちして、二度と破られない記録を樹立して
欲しいものです。

iekara.JPG

|

« 概況(16年9月分) | Main | RIMPA展 »

Comments

Very descriptive post, I enjoyed that bit. Will there be a part 2?

Posted by: Carey | May 07, 2014 at 07:35 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/49725/1575159

Listed below are links to weblogs that reference 世界に認められること:

« 概況(16年9月分) | Main | RIMPA展 »