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October 31, 2004

二兎

香田証生さんの死亡が確認されたようです。中東の人々は、
かつて西洋の列強に戦いを挑んだ日本に対して、親しみを
感じる人が多いといわれています。結局成果は上がりません
でしたが、交渉に持ち込もうとしたのは、彼らのそうした感情
に訴えかけようとする部分もあったと思います。しかしその
甲斐なく、遺体が発見されました。当初疑われた遺体が香田
さんのものならば、これまでのような斬首でなく銃弾による
殺害であったことや、今のところ殺害の様子がWEBで公開
されなかったりするのは、犯行を行った連中がそうした感情
があったからかもしれません。ですが、許せない行為であり、
日本国民も若者の無謀な行動と一蹴せずに、決して忘れる
ことなく心に留めておく必要があるでしょう。

それにしても、今回の件でも情報が一転、二転しました。
第一報が入った時、別人報道がなされた時、あらためて
本人の遺体が確認された時、こうもコロコロ変わるものかと
報道側の意見も二転、三転しました。最初はあたかも香田
さんが亡くなったような報道を行い、別人報道ではアメリカに
頼らざるを得ない日本政府の情報収集体制を批判し、次の
段階でまた元に戻る…そういう日本政府からの報道にぶら
下がって報道するあなた方は大丈夫なんですか?と思い
たくもなります。

情報に関して、最近も問題が発生しました。長岡市の土砂
崩れ現場での第一報です。「母親生存」「親子3人生存」の
情報が飛び交い、結局は長男のみが救出されました。
現場の混乱ぶりは映像を見ても分かりますが、果たして
こういう情報の伝え方でいいのかとも思います。第一報は
通信社でした。ですが、こういう通信社の情報をもとに新聞
やテレビは報道を行うことも少なくありません。AP、新華社、
ロイターなどもこの通信社の類です。海外からの情報はこう
いったあたりが元ネタのことも多いようです。速報性を求め
られる通信社からのネタは、一方で差し替えなどの訂正も
かなりあります。問題なのは、話が重大になればなるほど
速報性と確実さが求められてしまうという点です。
拉致被害者が帰国する際も何人が帰国するのかを巡って
誤報が飛び交い、混乱の責任をとって通信社の関係者が
処分されました。あの時も結局はチャーター機に何人が
乗っているかの探りあいを報道各社で行っていただけで、
例えば北朝鮮の高官の情報を…という独自ルートでの
取材はなかったといわれています。貧弱な報道体制が続く
限りこうした問題が消えることはないでしょう。今も、企業が
ある件で記者会見を行うというニュースリリースをもとに
ちょこちょこと取材するだけで「速報」とうたったり、会見の
冒頭で外に出て内容を「速報」として伝えたり。ニュース
ソースというものが脆弱で限られたものになっています。
記者会見の場でやたらケータイが鳴っているのは、記者が
会社に呼び出されているからです。あれはうるさい。

香田さんの件では「今後の情報収集体制のあり方に一石
を投じることになるでしょう」と締めくくるニュースもありました。
おそらく、普段はこれといって仕事のない外務副大臣がちょこ
ちょことイラク国内を回って情報収集するだけの体制を非難
したものと思われますが、未だにほとんどの会社がヨルダン
など安全な場所からぬくぬくと火中の栗を拾おうとする自分
たちの報道体制を批判するものでもあるということを肝に銘じ
ておくべきでしょう。アルジャジーラのニュースやWEBのネタ
は我々でも入手できるソースですから。
香田さんの死が決して無駄にならぬよう祈ります。

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October 30, 2004

アホではない発言

「48にもなって分からんかった僕が、アホでした」
島田紳助が先日の会見で言った言葉です。会見の時は
別人のように顔が醜くむくんでいました。一時は芸能界を
やめようと悩み苦しんだ痕跡のようにもみえました。
彼を最初に見たのは、漫才ブームの波に乗った80年代
でした。あの頃は見るからにヤンキーで見るからにアホな
風貌でしたが、仕事等を通じてぐんぐん知識を吸収して
成長していった感じがします。もともと頭の回転が速かった
のでしょう。特にエックステレビでの天才・上岡龍太郎との
共演やその後のサンデープロジェクトでの司会の経験は
彼の人間の幅を大きくしたように思います。ちょうど中卒で
入門し横綱になる頃にはしっかりと社会人の知識を蓄える
力士に似ています(横綱以外はダメという意味ではない)
そんな彼の発言がこれです。学歴社会の中で一流大学を
出て、一流企業に入り役員になる人々や、高級官僚でも
なかなかいえない言葉です。彼はアホではない。

彼と、同じ会社の女性社員との間でトラブルが起きました。
まず、女性に対する暴力は非難されるべきではありますが、
謝罪する島田紳助に対して女性社員は相次いで被害届、
告訴を行いました。この泥沼状態はかなり不快です。
吉本興業は人を笑わせても昔のように人に笑われる会社
ではなくなっています。ジャニーズとともにテレビジャックを
続けながら、お笑い以外にも手広く商売を広げ、一流大学
の卒業生も就職を希望する一流企業になっています。
このことが事件の引き金となっているのではないでしょうか。
芸人の世界は上下関係が厳しいといわれます。特に師弟
制度が色濃く残る落語、漫才等は師匠が厳しく弟子を教育
します。教育制度というものが充実していなかった頃はそこ
が人間としての教育の場ともなります。ところが時代が進む
につれ、教育水準は上がったものの自由と自分勝手の境目
がつかないような教育を受けた若者とのギャップは離れて
いくばかり。この女性社員は40歳ですが帰国子女とのこと。
彼女の経歴は分かりませんが、少なくとも師弟制度のような
厳しさを感じるアンテナは備わっていないと判断します。
芸人を担当するマネージャーではないですが、人と接触する
仕事です。敬語を使えないなど上下関係を判断出来ない
状態で採用する企業を非難したい。日本では何事も外国の
風潮を崇拝するような感がありますが、権利を訴え、謝罪に
聞く耳も持たず、すぐに訴訟を起こすのはあまりにも殺伐と
して寂しく感じます。日本にはまだまだ大切にしなければ
いけないことが沢山あると思うのですが。

島田紳助の行動は、自分の地位のプライドもあったかもしれ
ませんが、ほとんどは会社を思っての行動だとみて間違い
ないでしょう。その行動に対する同情が、謹慎が意外に短か
かったり、一時は番組を再編集し存在自体がカットされる
はずだったのが、収録日時を示すだけで済んだのだろうと
思います。会社は、女性とはメールでした連絡がとれない
状態だそうです。あほか。

それにしても「暴行」という言葉が曖昧です。引っぱたいても
殴っても、髪の毛抜いても、強姦でも全て「暴行」です。今回
の件の第一報でひっぱたいた暴行と思わなかった人も多か
ったのではないでしょうか。ダイレクトでないにしろどうにか
分類できるような表現はないものですかね。こういう曖昧な
ところは日本人のいいところでもあり悪いところでもあります。

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October 28, 2004

いのち

新潟県中越地震にともなう土砂崩れに巻き込まれた
親子3人のうち、長男が救出されました。凄惨な現場は
数年前の豊平トンネルの崩落事故を思い起こさせます。
あの時も中に閉じ込められた方々の生存を祈りつつ、
一方で感じていた絶望感が現実のものになりました。
今回も恐らく、同じような感覚の方が多かったことと思い
ますが、長男が奇跡的に救出されました。その後の
東京消防庁ハイパーレスキュー隊を中心とした捜索隊の
危険もいとわず夜を徹した、言葉は変ですが「執拗」な
捜索は心を打たれるものがありました。残念ながら母親
と長女の命は救うことは出来ませんでしたが、隊長の
遺族を気遣った発言も清々しく潔いものでありました。
これも表現が不適切ですが、かっこよすぎます。

母親と長女は、事故後まもなく死亡した可能性が高い
ですが、肉体は亡くなっても魂となって長男を支え続け
たのでしょう。それが、幼い子供を92時間も生きながら
えさせた大きな要因ではないでしょうか。車の下の空間
に偶然入り込んでいたこと、閉じ込められている間にも
ミルクを飲んだ可能性があること。これらの多くは、幼い
子供一人ではとても出来ない行動のような気がします。
真っ暗闇の中でも何かを見て、何かを聞いて励まされて
いたのかもしれません。「奇跡」と片付けてしまうことも
出来ますが、何か説明出来ないようなものが働いている
ような気がしてなりません。

長男は救出後、看護師に「ママ」と言いました。
心が痛む話ですが、今では饒舌な入院生活の様子が
報じられる度にほっとします。彼にとっては現実に戻った
これからが大変です。彼には3人分の命が凝縮されて
います。強く生きて欲しい、そう願わずにはいられません。

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October 27, 2004

やり場のない怒り

新潟県中越地震の報道が続いています。
がけ崩れの現場から車の一部が発見され、地震後に
行方不明になっている母子3人が乗車いている可能性も
出ています。無理矢理テレビに引っ張り出された祖父は
孫にエールを送っていました。お嫁さんにもエールを…。
発見現場は普段使わないルートのようです。「何故…」
という夫の声が空しいです。恐らく、このルートを選ぶか
選ばないかは判断のちょっとしたブレが左右しているの
でしょう。ただ、残念ながら時間が戻らない限りその判断
を咎めることは出来ません。
新幹線の復旧作業は午前中の強い余震であっという間に
中止になりました。昨晩の寒波といい、まるで、大自然が
混乱する人間を弄んでいるようにも感じられます。
やり場のない怒りが日本中で渦まいています。

地震から数日経ち、ライフラインなどの復旧にあわせる
ように下らない報道が出てきています。首相の被災地
訪問をゴタゴタと責めてみたり、自衛隊の初動体制を
批判してみたり。人間は神ではありません。自分自身に
置き換えてみれば完璧に行動できたかどうかぐらい判断
出来るはずです。
怒りの矛先が間違った方向に向いています。
報道陣が孤立地帯に入り、自衛隊に救助されるという
事態も発生しています。視聴者はそこまで危険な思いを
して情報が欲しいとは思っていないはずです。この件に
ついては、当時「社」を除き報道各社で批判合戦が
繰り広げられるでしょうが、下らないつばぜり合いに時間
を割くより、明日は我が身として受け止めるほうが利口
なのかもしれません。

こういう時期にタイミング悪く、イラクで日本人が拘束され
ました。今後は家族を含めた地元の人々の救出を求める
声と「自業自得だ」とする世論の戦いとなるでしょう。
イラクへの自衛隊派遣反対する人々も後押しするでしょう。
再び「自己責任」というあやふやな表現が飛び交うこと
にもなるでしょう。確かに「自業自得」かもしれませんが、
彼は謝罪し助けを求めています。見殺しは避けたい一方
で救出に莫大な金を使うのも問題。ならばいっそのこと
自衛隊を一度撤退させてはどうかと思います。国内は
地震や台風の爪あとが残っています。
自浄能力が絶望的に働かないイラクの国民より、自衛隊
を今、一番必要としているのは被災地の人々だということ
を忘れてはならないと思います。

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October 26, 2004

地震、その時

新潟県中越地震の時、僕は青山劇場にいました。
「ビッグ・リバー」手話で展開するブロードウェイ
ミュージカルです。地震は、開演前と開演中の2度
はっきりと体感しました。地震の時にはあたりは
ざわめき、天井のライト(バリライトっつーんですか?)
もグラグラ揺れていましたが、何事もないように
ミュージカルは始まり、舞台は続けられました。

話は、マークトゥエインのハックルベリー・フィンの
冒険のお話のようです。そういえば昔、名作劇場で
トム・ソーヤの冒険がありましたね。あの話の中にも
ジムシーみたいな小汚いハックルベリー・フィンが
登場します。このミュージカルもトム・ソーヤが登場
します。ちなみにマーク・トゥエインは「川の深さは
2ひろ」とかいう意味なんですよね。「2ひろ」って
どういう深さ?1ノットがどれくらい速いのかを説明
するぐらい訳が分かりません。

さて、ビッグ・リバー。キャストは全てアメリカ人?
(日本人はいないようでした)
ろう者と健聴者が混在しています。観客も同じく、
開演前にあちこちで手話が飛び交っていたのを見る
と2~3割、あるいはそれ以上のろう者が観に来て
いたようです。手話は…正直、読み取るのが難しい。
おまけに言葉は全て英語、両端に日本語字幕の
掲示板が出ますが、一度に入る情報が多すぎて
頭がクラクラしました。不思議なことに何も考えない
と自然に話の内容が自然と入って来ますが、意識的
に話を理解しようとするとかえって混乱する…まるで
立体画を見ているようなミュージカルでした。

さて、このミュージカルを観て、恐らく多くの健聴者の
人々が「ミュージカルもバリアフリーだな」などと思った
かもしれませんが、残念ながら手話は万国共通では
なかったりします。非常に表現が似ている手話も多い
ので、直感的に通じる部分もありますが、同じ表現で
別の意味を表すものもあるようなので混乱します。
開演中もろう者の方々は、不思議な表現があると
手話でワサワサと表現方法の確認をしていました。
例えば彼らが字幕を観ず、キャストの手話だけを見た
場合、どれくらい話が理解出来るのでしょうか。
当事者に聞いてみたかったんですが勇気出ず(悔)

手話ミュージカルは貴重な経験となりました。
願わくば、日本語で観てみたいもの。ビッグ・リバーは、
ブロードウェイという看板と手話ミュージカルという物珍
しさなども集客に繋がったといえるでしょうが、やはり
日本人キャスト、日本語、日本の手話で観てみたい。
ビッグ・リバーは24日で終了しましたが、終演時の
スタンディングオベーションなど客席の盛況ぶりを
見ると、日本でも手話ミュージカルが根付く可能性が
あるというきっかけみたいなものを感じました。

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October 25, 2004

新潟県中越地震

時間が経つにつれ深刻な状況が明らかになっています。
大都市を襲った阪神大震災では被災状況が一目で
分かる状態でしたが、生活区域が点在する今回の地震
では状況を把握するのに時間がかかるうえ、農業などに
従事する人も多く、すぐには避難できない人も多くいる
ようです。二次災害、三次災害が心配です。
さて、夕方の各局のニュースでは、時間をもてあました
のか「奇跡の48時間」などというアホなまとめ方をした
ものもありました。もう完結させる気ですか?
お涙頂戴したいのなら、こういうのはもっともっと後に
まとめればいいでしょう。そんなくだらないことに時間を
割くのなら、避難をしている人が今何を求めているのか
そういうものを我々に伝えてください。地震だけではあり
ません、先日の台風の被害はどうなっているのですか?
災害に大小はないでしょう。水没したバスの上で救助を
求めるあの悲惨な光景を風化させないでください。
熊はもう出没していないのですか?

政府は、地震や台風など相次ぐ災害に対して補正予算
の編成に動き出しました。遅きに失した感もありますが、
こうなったら被災者の方々を手厚くケアしてもらいたい
ものです。記憶が少しあいまいですが、少し前に過疎地
と都市部でほぼ同時期に災害があったとき、援助の
内容に大きな差があった記憶があります。奥尻島と
どこかの都市でしたかね?人口が違うので差が出たと
記憶しています。おまけに優しい日本国民は被災地に
古着ばっかり送るので、被災者は捨てるに捨てられず
困っていたと記憶しています。これは、民間ベースの
援助の差ですが、国や自治体の援助でも同様に差を
出してはいけないと思います。

さて、補正予算額ですが、台風などを含めたこれまでの
被害総額が数千億円に達するので、一兆円規模になる
可能性があります。社会保険制度改革や国民年金の
負担増に泣かされてきた我々ですが、こういうことに
金を使うのに反対する人は少ないでしょう。太っ腹で
やってください。ただし、変な公益法人が間に入って
人件費とか事務経費などを吸収することのないよう。
ちなみに、役人がリゾート経営など出来るはずのない
グリー○ピアの損失は数兆円ともいわれます。また、
殆どの人が恩恵を受けていない郵便番号7ケタの導入
に伴う設備投資は2000億円から1兆円。便利だの
権利だの役人と権利好きの人々の意地がぶつかり
合った住基ネットは設備投資400億円、運営は年間
200億円程度かかるといわれています。こういう金額
と比べて監視するのもいいかもしれません。
(金額は少し曖昧なのであくまで目安として)

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電車男

発売日の22日に購入、あっという間に読み終わる。
最初は、一連の流れを小説形式に仕立てたのかと
思いましたが、思い切り掲示板そのままでした。
編集の際に行われた作業は、関連のある書き込み
の抜粋と途中に数行入る解説ぐらい。だからこそ
臨場感があるともいえます。見ず知らずの人たちが
一丸となって掲示板やチャットで盛り上がったことが
ある人はまず、臨場感を感じてもらえることでしょう。

電車男のスレは、何度か忍び込んで読んだことが
あります。ただ、あらためて本としてまとめて読むと
恐ろしいまでにピュアな恋愛が表現されています。
構成なんかもないので電車男とエルメス子さんの
恋愛が予想以上に速く進んでしまったりと拍子抜け
の部分はありますが、シナリオの100倍、小説の
10倍は作りこまれて「いない」ストーリーはかえって
新鮮。地元にいる頃、出入りしていた薬局の店主が
恋愛の指南師のような勢いで「今のうちに純粋な
恋愛をしろ。大人になったら出来ないぞ」と言って
いましたが、この本を読めば何を言おうとしていた
のか分かるような気がします。初恋に代表される
ような「純粋な恋愛」は、多くの人々が経験している
ものなので、この「電車男」には共感できる部分が
多いのではないでしょうか。
形態は異質ですが、多くの人々を共感させる可能性
のある作品を、社会を楽して闊歩するイケ面男や
セレブな女性に蔑まれてきたアキバ系など「毒男」
が生み出したのは、かなり痛快な気がします。

本自体は面白かったですが、個人的にこのような
形態の本は最初で最後であって欲しい。ひとつは、
このような形態はもう成り立たないであろうこと。この
話は出版社が何社も飛びつくほどの人気でしたが、
二番煎じはやはり恥ずかしい。それでも著作権が
あいまいなまま手間もかからず、ある程度部数が
見込まれる本ってのは魅力なのでほっといても出て
くるんでしょうけど、出版業界のため、僕は絶対買い
ません。ベスト版で楽して儲ける音楽業界と同じです。
ふたつめは、おそらく数年後には通用しない内容で
あろうこと。ITは日進月歩で技術が進んでいます。
数年後はこうした掲示板の仲間を通じた恋愛の成就
も形式としては成り立たないようになるでしょう。
ポケベルがカギとなるサスペンスやメールを使った
恋愛映画があっという間に骨董品扱いされてしまう
のと同じ。そう考えると「電車男」は賞味期限が短い。
半年後にこの本を読むのは今さら「ダディ」を読むのと
同じ。「電車男」はラフレシアの花なのです。
「電車男」読みたい方は今夜から、いや今すぐ買って
お読みください。

ということで「電車男」の批評はこれまでにします。
この本を本当に評価するのは毒男(=世の毒男)の
人々だと思うからです。この本は、今後、社会現象
として発言に横文字ばかり使うような学者様の方々
が批評することになるでしょう。オタク批評家みたい
な人もいますが、あの人も毒男ではありません。
後から自分の都合のいい方向に引っ張り込んで
評価するのは誰でも出来ますから、僕もこのへんで。

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October 24, 2004

良心と偽善のあいだ

新潟県中越地震の直後から、NHKが教育テレビの
全ての放送を中止して安否情報の提供を始めました。
24日午後9時現在もずっと続いています。
若手から松平(アクセントは「ま」)さんまで、NHKの
アナウンサーがオールキャストでリレーを続けています。
意地悪な見方をすれば昨今の批判を和らげるための
パフォーマンスにも見えてきますが。

さて、この安否情報、ご覧になりましたか?
ほとんどが被災者地域外から、被災者地域に住む
人に「心配です、連絡ください」というものばかり。
連絡手段がないからか、被災地からの「無事です」
という情報を目にするのは「万が一」の状況です。
同姓だから関係が近い、別姓だから遠いと一概には
いえませんが、普段は連絡を取っていない人も含まれ
ている感じがします。これでは本来の安否情報の意味
を成していないといえます。NHKは放送の合間に
「被災地などからの情報をお待ちしています」と呼び
かけていますが、やはり被災地以外から安否情報を
求める情報ばかりです。途中から東京の局番を外した
のも何か意味ありげです。

この安否情報、やってみて初めてわかったことで
しょうが、テレビやラジオから情報を得ることの出来
ない人には意味のないものですし、安否情報は繰り
返し放送されるものではないので、避難所とかで
たまたまトイレに入っていればその情報は意味なく
過ぎ去ってしまうことになります。
仮に「連絡をください」と求められても、回線電話も
携帯電話も使えないことの多い状況でどうやって
連絡をしろというのでしょうか。
阪神大震災の時は、一般車両は走るなというのに
被災地の道路は「緊急車両」で溢れていました。
この時は物見遊山みたいな連中もいましたが、肉親
や知り合いに物資を運ぶ車両が多かったように記憶
しています。ただ、特定の人だけを救おうとすることが
渋滞を一層ひどくして、多くの人々を救う食料輸送車
や、何よりも一刻一秒を争う消防車や救急車の到着
を遅らせる要因にもなりました。そう考えると当事者
にとっては「良心」でも関係のない周囲にはいい迷惑
になってしまいます。安否情報についても同じ感じが
します。とめどなく流れる情報の中には「良心」を
装った「偽善」も沢山あるような気がします。

安否情報の役割を果たしているなと思ったのは、
被災地の高校教諭が「生徒は県寮に全員避難して
います」と父兄にあてたものぐらい。
ただ「頑張ってください」というものもありました。
これは、安否情報ではありませんが「連絡ください」
よりはマシなような気がします。
大変な状況で連絡をくださいというのは、やはり
どこか横柄で勝手な気がします。こういう報道をする
のなら、どうしても連絡をとりたい人と、「そういや知り
合いがいたなあ」ぐらいの人とは区別して、重要な
情報だけ繰り返し放送するのが必要なのでしょう。
…たぶん、区別のしようがありませんが。

安否情報にはNHKの気合が感じられますが、安否
情報にこれほどまで被災地以外からの「連絡よこせ」
情報が集まるとは思わなかったかもしれません。
ただ、これはやってみなければ分からなかったこと。
どうせ始めたのなら、被災地の避難所とか家庭を
回って被災者の声を集め、被災地側からの安否情報
として徹底的に放送すべきでしょう。そこまでの誠意
を見せれば、どんな会長だろうが、悪評は吹っ飛ぶと
思います。暫くの間は。

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地震

新潟県中越地方を中心に地震が続いています。
1回目の6強の時、僕は青山劇場の中にいました。
復旧作業や支援はなかなか進んでいないようです。
災害担当大臣とやらが視察に行くようですが、
はっきりいってお偉方が行くと迷惑です。とりまきを
含めて彼らは炊き出しの飯は食わないでしょうし、
第一、被災者に配給する食糧すら不足している
状況です。大臣は東京に残って指揮をとり、役人を
送り込めばいいでしょう。ただ、県や市町村に気を
つかわせるような役人では全く意味がありませんが。
ボランティアの方々も余震が収まり避難者が帰宅
する今週が勝負でしょう。後からゾロゾロ行っても
意味がない。また、視察という名目で各業界団体の
長みたいな連中が押し寄せることも予想されます。
関係のない人々が行っても意味がありません。
邪魔になるだけです。

あとは報道。被災者の生活にまで立ち入って必要
以上にあれこれ聞くのはやめましょう。
「大変ですか?」と聞かれても被災者は「大変です」と
しか答えようがないのですから。自分たちが食うだけ
の食料を満載して押し寄せて、興味のある部分だけ
好き勝手に取材するだけでなく、被災者は今、何を
求めているのかとか、そういうものを伝えてもらい
たいものです。それがテレビや新聞の使命でしょう。
あとは、この地震ばかり取り上げて、これまでの
台風や大雨で被害にあった人々を見捨てないように
お願いします。特に台風23号で大被害に遭った
中部地方の状況。被害の大小だけで報道の取り
上げ方に差をつけるのは最も恥ずべきことです。
ついでに、熊出没をあんなにさんざん煽ったのです
から、これからも出没したらしっかりと伝えてください。
国民と熊を弄んだ責任だと思って。
それにしても熊の出没が増えているのは、食糧難
だけでなくこの地震との関係があるのかもしれません
…などと勝手な推測をしてしまいますが。

ちなみに、テレビとかの報道の補足をしてみます。
ライフラインの復旧ですが、電気は早いです。発電所
から家庭までの電線は一本ではありませんから、
ルートと電源が確保できれば復旧します。
ガスですが、報道が混乱しています。供給停止とか
いう言葉を使うのは、多くが都市ガスでしょう。
道路なんかにガス管を埋設して供給するやつ。
あとは、各家庭にボンベで供給されるプロパンガスと
マンションとかに一括でプロパンガスを供給する
ミニ都市ガスみたいな簡易ガスというものがあります。
市町村の全世帯が都市ガスに入っているというのは
考えにくいわけですから、プロパンガスを使っている
一部の家庭では使えるところもあるということになり
ます。ただ、電気がないと作動しないメーターや発火
しない機器もあるのでこういう場合は電気がないと
復旧しないことになります。本末転倒ですが。
今は回線電話や携帯電話も繋がらないところも多い
ようです。水道も電源が確保できなければ取水が
出来ません。水がないと水洗便所は流れません。
「オール電化」など電力会社の広告が目立ちますが、
電気がないと何も機能しない世の中ってのも怖い
ような気がします。

被災者にお見舞い申し上げます。
不幸にも亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
…乳児や子供の犠牲者がいるのが特に辛いですね。

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October 22, 2004

寡占

今日、電車男を買いました。ゲームではありません。本。
書き込みを集約した縦書き文章かと思いましたが、意外にも
横書きで掲示板そのままの表記でした。慣れない人は読み
づらそう。なにしろ、巨大掲示板、2ちゃんねるが生んだ文学
ですから、売り上げは未知数。楽しみです。

さて、国内線の航空運賃が値上げされる見通しとなりました。
ここで注意しなければならないのは、航空業界は大手2社の
寡占状態にあることです。ガラスやゴム、セメント業界と同じ。
航空業界は再編で国際線の競争力強化は図れたかどうか
わかりませんが、少なくとも国内線は無風状態になって
しまいました。スカイマークなどの会社もありますが、ある程度
息がかかっていたり、仮に先行的に価格戦略を導入しても
後追いで潰される状況です。割引設定も2社ほぼ横並び。
以前はJASがユニークな割引制度を設定したりしていましたが、
悲しいかな吸収されてしまいました。これまたどこか家電業界
に似ています。やはり大手メーカーから出ましたね、スチーム
オーブン。適応力の速さは素晴らしいものがあります。

航空運賃の値上げは、原油価格の高騰を要因としています。
ただ、WTI原油の高騰と安易に結び付けてはいけません。
耳タコですが、WTI原油は日本には入ってきません。殆どは
中東原油です。ただ、原油が高いからといって、原油をその
ままドボドボ航空機に給油するわけでもなく、国内で精製して
使用します。ただ、原油からとれる油は多種多様ですから、
一般には到底推測不可能な価格となっていることでしょう。
そのへんを歩いている人がバレルをリットルに換算できない
のと同じ。ですが、この辺の数字のからくりに麻痺するような
報道で一般の人は「ああ、大変だな」と思ってしまいます。
これではミソクソでウヤムヤ。

ジェット燃料は、そのへんのガソリンスタンドで買える代物
ではないので、航空会社が影響すると懸念する金額も実際
に運賃を値上げしなければならないほどの状況かどうかも
分かりません。ただ、性状は灯油と似ているので、これで
勝手に計算すると、国内便で使用される航空燃料を月間
30万キロリットルだとして、今年に入って価格がリットル
あたり10円上昇したとすると、30億円。4月以降9月まで
6ヵ月間で180億円のコストアップになります。計算あって
ますかね?ところが発表はJAL450億円、ANA130億円、
合計580億円。価格はたぶん10円も上がっていないと思う
ので、航空会社の発表も少し疑心暗鬼に思えてきます。
これも寡占のマジック。一人が手を上げれば「半数」になって
しまいます(価格はあくまで勝手な憶測です)。

問題は、寡占の状態で値上げも横並びになってしまう
ことです。これでは規制緩和もクソもないでしょう。
それもそのはず、お役人は雀の涙ほどの規制緩和を小出し
にしながら、批判の目をかいくぐり、その権益にいろんな人が
ぶらさがってチューチュー甘い汁を吸っているからです。
郵政民営化に反対する動きも、サービスの低下を心配する
人たちよりも既得権益を守ろうとする人の「チカラ」が強い
ように思います。人数ではなくて、チカラです。
航空業界では、小さな規制緩和で小さな航空会社が生まれ
ましたが、独自性を発揮したくても様々な規制がハードルと
なり身動きが取れない状況です。マスコミが騒ぐのも最初だけ。
ちなみに、台風で旅客機の欠航が相次ぎましたが、翌日も
機体のやりくりがつかず遅いものは昼過ぎの便まで欠航に
なりました。ローカル便が多いので「予約が少なくて、損をする
から飛ばさなかった便もあるんじゃないの?」と勘ぐってしまい
ます。寡占状態だと何でも出来ます。航空業界は今、そういう
疑いの目を向けられる状況であることを当事者の方々に
知ってもらいたいですね。ものすごく偉そうな物言いですが。

結局は弱者である国民が高いお金を払ってしまうんですね。
やはり動向を注視していく必要があります。

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October 20, 2004

トカゲ

台風23号「トカゲ」が日本列島を縦断中です。すごい時期に
すごい名前の台風です。今、大阪に再上陸しました。
2回目の首都圏直撃の可能性も出てきましたが、新鮮味の
ない「2回目」と台風22号と報道の差をつけることのなきよう。
既にここ、埼玉は22号に比べ雨が物凄いです。全国の被害
が最小限で済むことを祈ります。くれぐれも興味本位で川や
海の様子を見に行ったり、今頃から屋根の修復なんかを
することのなきよう。

さて、社会保険庁で介護保険料の取りすぎが発覚しました。
これまでも度重なる年金の払いすぎ、とりすぎであの役所の
役人が頭を下げる姿を見ましたし、二度とこのようなことの
ないようというコメントも耳にタコが出来るぐらい聞きましたが、
お役所ではこうやって頭を下げればすんでしまいます。
お役所はなかなか非を認めないことが多いのでそれに比べる
とまだまだマシですが結局、責任の所在は人事異動でトカゲ
の尻尾きりになります。キャリア官僚ほど異動のスパンが
短いので責任の所在からすれば厚遇されているといえます。

法務大臣も困ったちゃんです。赤い服を着た元助産婦だか
のおばちゃん。ある程度頭が切れて物分かりがよく、専門的
なことを知らない大臣は、役人にもてはやされるようです。
一方で頑固な大臣も役人にとっては困ったちゃんのようです。
厚生大臣時代の小泉さんとか、菅さんはこっちの部類かも
しれません。ですが、この赤い服のおばちゃんは国民の
困ったちゃん。役人がコントロールしようとしても電波の周波数
が合っていないようです。結局、この人が更迭されても誰も
責任をとることはないでしょう。この人を大臣に指名した人も、
コントロールしようとしたお役人も。いつも酒臭い大臣がいたり
この内閣は評判通りすごいです。

西武グループの総帥、堤義明氏が身を引きました。
西武鉄道がグループ会社の保有株式比率を虚偽記載していた
ことによります。ですが、渡辺恒雄氏しかり、こういう大企業の
人が突然発表する出処進退というのは、往々にして御残立て
が整ってから発表されるようです。渡辺氏も結局は何の痛手も
ないですし、かえってオーナーで残っていたほうが選手会との
交渉で何らかの傷を負っていたかもしれません。儚くもバレて
しまったインサイダー取引疑惑が今後、大きな問題となってくる
でしょうが、結局泣くのは社員の人たちです。渡辺氏の辞任も
一人の有望な野球選手が泣いただけです。
世の中は強気を助け弱気をくじく…不条理ですね。

ちなみに、堤義明氏は中小企業の経営者にはウケは良かった
ような気がします。サラリーマン社長が多くの大企業で幅を
利かせるなかでオーナー社長というのは少なくなっています。
欧米のドライな経営も必要ですが、カリスマ性とかそういうもの
が必要だと信じている人も多いです。世襲制で腐りきった会社
も多いですが、ホンダのように世襲を認めなかった大創業者も
いますし、トヨタのように大番頭をサンドイッチのように挟んで
見事に成長を続ける企業もあります。
世襲制の利点は、カリスマ性の効果にあります。雇われ社長
より、創業者一族が締めたほうが会社はまとまることも多い
ようです。後継者がボンクラで会社が傾く例もありますが。
僕が会った経営者の中には、堤氏が最後のオーナー社長と
いう人もいました。サラリーマン社長は辞めるだけで済むが、
オーナー社長は命を掛けている、と。ですが、堤氏の辞任まで
のゴタゴタや体たらくをみると、取り消さざるを得ないような気が
します。結局は身を引くことでトカゲの尻尾きりなんですね。

トカゲに注意。

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October 19, 2004

IT三つ巴

ソフトバンクがダイエーの買収の意向を表明しました。
仮に買収が成立しても福岡からは離れないらしいので
福岡市民から球団を奪う悪夢が甦ることはなさそうです。
もしかしたら、一番現実的な方法なのかも。
孫正義氏をはじめて知ったのは、かなり前でした。
昔、乱立するパソコン規格を統一するためMSXという
規格が登場しました。その一連の話を紹介した漫画で
同様に統一規格を打ち出していた孫氏が降りて、統一
規格というものの大義が保たれたという武勇伝でした。
その時の孫氏の絵は好青年でしたが、後に実物を
テレビで見たときはすでに禿げた若作りのおっちゃんに
なっていました。僕は、幻の名月刊誌「BEEP」も毎月
欠かさず愛読していましたし、速攻で解約しましたが
ヤフーBBにも加入していました。また、セットアップの
アルバイトも何回かやる(サポートがクソで辞めた)など
ソフトバンクにはある程度貢献したつもりです。
買収するのは結構ですが、ヤフーBBスタジアムに
本拠地を移すなんてことはやめてください。
神戸の人とか、かつての南海ホークスファンは
「ホークスが帰ってきた」なんて喜ぶかもしれませんが。

さて、ソフトバンクが名乗りを上げたことで、球界再編は
IT企業の三つ巴となりました。新聞、映画、電鉄、食品
などその時々の波に乗った企業が球団を運営するのは
ものすごく健全なことだと思います。
それにしてもヒアリングの内容はとてもおバカでしたね。
アダルトサイトの話なんか持ち出して、自分らの行動が
よっぽど子供たちの悪い手本になっているというのに。
ITは、エロなしには発展し得なかった業種です。エロを
今後、どうとらえていくかはそれぞれの企業の判断。
今ネチネチ重箱の隅をつついても全く意味がありません。
IT三つ巴…実は三つ巴ではないんですが、言い出しっ
ぺのライブドアが苦戦しているのが悲しいですね。
例えば、楽天やソフトバンクは好きな女性が彼氏と
別れたと知って告白するようなもの。何も知らず先に
告白して砕け散った(過去形にしてはまずいですが)
ライブドアは可愛そうですが、その勇気と根性は認めて
あげるべきです。いじゃないですか、シャツ着てたって、
怪しいGM連れてきたって。

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October 18, 2004

死について

昨夜のEZ!TVが集団自殺について取り上げていた。
自殺系サイト排除などと短絡的に結びつけず、当事者と
連絡を取り合っていた人、自殺志願者サイトの運営者の
意見を取り上げていた。被害者のプライバシーなど余計
な部分には一切触れず、あとは視聴者に考えてもらう
ような内容だった。このなかで集団自殺は「義務感」で
縛られているという見方を紹介していた。練炭は誰、
睡眠薬は誰、車は誰というふうに持ち寄る。いざ実行と
なるといち抜けたとはいかない考えだ。一理ある。
7人の実行者の一部が紐で繋がっていたことからも
脱落者は出さないという強い気持ちを感じた。
しかし、番組では「全員が本当に自殺したいわけでは
なかったのではないか」と締めくくる。少なくとも死への
欲望の差はあっただろう。途中で心が揺れたが抜ける
に抜けられず死んでいった人もいるかもしれない。
首謀者とされる主婦でさえ何度も自殺未遂を繰り返し、
予告をしたりしている。少なからず生への執着があった
のかもしれない。方向性がずれなければ、全員が生に
向かった可能性があるともいえる。そう考えるとやはり
自殺志願者サイトを「悪」と決め付け、一方的に排除
することは問題があるということになる。話がそれるが、
問題の根幹は戦後間際の集団自決に共通する部分が
あるかもしれないとも思う。

愛読書、週刊SPA!で鴻上尚史氏が「人間は、結婚
したり子供を育てないと自殺してしまう生き物なので」
みたいなことを書いていた。この人の発言は小難しい
ことが多くあまり好きではなかったのだが、そういう
先入観を含めても頭の中にビリビリ来た。僕が感じて
いた疑問をこんなにも完結に表現できるとは。
人間は強いという人もあれば、弱いという人もいる。
長い歴史の中で生き続けてきたのは強いといえるが、
ちょっとしたショックでも死んでしまう。例えば人間は
まとまると強いが単体では弱いのかもしれない。
だが世の中には、結婚や子育てもせず、自殺もしない
人もいる。これはどういうことか?
ちょっとオカルトちっくになるが、現世は魂の修行の場
だという人もいる。昔読んだ本だかで結婚や子育てを
通じて魂を磨くというものだ。従って結婚も子育ても
しない人はそれだけ魂が強いのだと書いていた記憶
がある。これらのことを総合的に勘案(お役所風)する
となるほど、説得力はある。

「集団自殺」が社会に広げた波紋について、
暫く考えていこうと思う。

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October 14, 2004

ネットのチカラ

ダイエーが再生機構に支援を要請しました。
最後は金融機関の強い要請に屈した形となりましたが、
要請した側には隠ぺい工作で家宅捜索を受けた銀行も
含まれているわけですから、盗人が盗人に「頑張って
更正しろ」と言っているような感じです。どこか説得力が
ありません。注目は福岡ダイエーホークスの行方です。
動向によっては新規参入を望む2社の同時参入の
可能性も出てきましたが、かつてライオンズを失った
福岡市民から球団を奪うようなことは二度とあっては
なりません。気の毒です。コクドの話は以前から
いろいろと出ては消えたりしていましたね。

ネット仲間による集団自殺がまた起こってしまいました。
昨日から続報が次々と伝えられています。
主婦が仲間を募っただの、過去に同様の集団自殺未遂を
起こしているだの、まるで太宰治ばりです。
太宰治は本気とは思えない自殺未遂を何度も繰り返し
一緒に実行した恋人を殺しています。それを抜きにして
手放しで神聖化する人があまりにも多い…余談。
事件は今後、さらに詳しい事実が分かると思われますが、
素性を明らかにしても親族が傷つくだけで何も出て
こないと思います。この事件をしっかり解明することは
ネットの暗部を探ることですから、ちょっとやそっと
では何も分からないと思いますし、中途半端に報道
すれば多くの犠牲が払われることになるでしょう。
それにしても子供を置いてリアルには殆ど見ず知らずの
人とこの世を去るのはどういうことなんですかね?

この報道を機に発言時に横文字ばかり使うような学識
経験者という人々がネットを社会問題としてとらえ、対策を
求めるようになるでしょう。プロバイダの対策強化程度の
知恵しか出てこないと思いますが。
逆に言えばそれ以上の手立てはなく、利用者のモラルに
頼るしかないといえます。ネット上は人間の頭の中と同じ
です。だからこそ、日本では規制があるにもかかわらず
ネット上ではモロ出しの映像に遭遇出来る。いくら外側で
規制をしても利用者それぞれのモラルに頼らざるを得ない
わけですから、有害サイトに近寄らないようにしたり、
アクセス出来ないようにしたりする程度の対応しか
なかったりするのです。流行りの自己責任というやつ。

今回の事件でネットでの表現に圧力が高まるのは避け
られないでしょうが、過度に規制しても禁酒法と同じ。
表現の自由という問題もあります。この部分を無視して
ネットの有用な面まで規制しろというのは愚の骨頂です。
「プロバイダの責任」がよく問われますが、彼らは場所を
提供しているだけ。金をとるだけの責任はあるでしょうが、
チェックするのも限界があると思いますし、規制を強化
すればするほどゲームのようにすり抜けようとする人が
増えるかもしれません。明らかに事件に加担している
ような場合は別ですが。
ネット上には自殺志願者のサイトが膨大に存在します。
そのどれもを有害と判断するのは危険です。その中には
きっと、自殺願望のある人同士で集まって、励ましあい、
精神的に救われる人も多いはずですし。規制する側は
そういう芽まで摘んでしまう可能性があることを肝に
銘じるべきでしょう。

宇宙飛行士が地球を見て「国境が見えない」と言い、
平和主義者を喜ばせていますが、ネットは言葉の壁を
除き最初から国境なんかありません。自殺した主婦は
ネットにのめりこんでいたようです。アナログ的ですが、
様子がおかしいと思ったあたりで歯止めを掛ける
チャンスはあったと思います。もはや日常の生身の
出会いで異変を感じる程度の方法しかないのかもしれ
ません。同じく自殺した人の中には、就職に悩んでいたり、
部屋に篭ったりしていたようです。これも一種の自殺の
シグナルともとれますが、栃木で幼い兄弟が殺害された
事件に代表されるように、異変を見る目、注意する意識を
持たないと往々にして現状に流されて事件を芽を摘むこと
が出来なくなるようです。あの事件、幼い兄弟への虐待に
気づいている人はかなりいましたしね。
それだけ、世間にはやっかいなことに巻き込まれたくない
人が多いということなんですかね。

集団自殺の件は今後、核心とは関係ないような余計な
情報が出てくると思います。既に一部では主婦が昔、
インディーズバンドで活動していたことが自殺願望に
つながっているとこじつける見方も出てきているようです。
これは大昔、エレキギター=不良と決めつけていたのと
同じです。そういう余計な部分を含めて精査して事件を
把握していく必要があります。

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October 12, 2004

努力とは

熊があちこちで出没しています。
今年は台風の襲来や害虫による食糧難の影響で
例年より確実に出没件数は多いようですが、だから
といって日本列島熊だらけと単純解釈せずにあくまで
8掛け程度に。何故ならメディアは今、熊に敏感に
なっているからです。これまで地方欄にちょこっと扱う
程度で見向きもしなかった、熊が実際に人間に危害を
加えない段階でもじゃんじゃんニュースに流します。
メディアで同じような内容のネタが連日のように報道
されるのは一種のブームみたいなものです。例えば、
公園の遊具の事故は今も確実に起こっているはず
なのに報道されないのは何故なのかを考えると今は
熊ブームなのだということがわかるでしょう。
被害に逢われた方は本当に気の毒ですが。

さて、F1日本グランプリが開催されました。
やはり、日本人選手が活躍すると盛り上がります。
入賞云々ではなく、表彰台を狙える日本人が参戦する
のは1980年代後半の中嶋悟以来ではないでしょうか。
鈴木亜久里の表彰台は上位の自爆が相次いだ棚ボタ
ですから。運も実力ですが。
それにしても参戦するチームは大きく変わりました。
フェラーリは、チーム育成・強化の意味合いが強かった
シューマッハ兄の移籍を受けて確実に実力をつけ今は
圧倒的な強さを誇ります。フェラーリのチーム名は
スクーデリア・フェラーリなんですね。
昔、スクーデリア・イタリアというフェラーリそっくりの
チーム(強さは似ていない)があってミナルディとともに
念願のフェラーリエンジンを手にしてその後音沙汰ない
と思っていたんですが、一緒になったんですかね?
ちなみにマシンのデザインもノーズを上げてウィングを
吊る構造が主流になっていますが、確かあれは中嶋や
アレジが居た頃のティレルのガルウィングをきっかけと
するデザイン見直しの中でベネトンのなまずひげから
スタートしたものではないですかね。あと、コックピットの
セミオートマはどうなったんでしょうね?記憶が正し
ければアレジの移籍のゴタゴタでセミオートマを導入
したどっかのマシンを一台差し出して、そこから
セミオートマの技術が流出したように記憶しています。
極めてあやふやです。フェラーリ?
バットマンディフューザーってどうなったんですかね?
一時期ハマりまくったので想い出は尽きません。
ベネトンのスポンサーでピケ、ナニーニを迎えて派手な
プレオープニングイベントを行ったオートポリスもF1の
日本GPの後にF1マシンを走らせたものの、F1開催は
夢幻と消え、今はサーキットは残れど建設が予定され
ていたホテルや美術館は手付かずでまさにバブルの
夢の跡です。ところで、日本でF1が2度開催された
パシフィックGPって、オートポリスでやるはずだったん
ですかね?中嶋悟引退以降は入賞すれば万々歳の
弱小チームから日本人選手が次々と参戦していた
だけなので自分なりに盛り上がりに欠けていたせいか
途中の知識がブラックボックスのように抜け落ちています。

前置きが長いですが、ここから本題です。
昨日、イチローがNHKのインタビューを受けていました。
内容は「子供の可能性を大人が摘まないでほしい」という
ような内容でした。彼は身体が決して大きいわけでなく、
プロに行っても二軍どまりだろう…だの言われたようです。
イチローの発言はそうやって大人の価値観で子供の
可能性をつぶすことのないようにとの願いでした。なるほど
説得力があります。このことはメジャーに挑戦する野球
選手に対する価値観に置き換えることが出来ます。
一度引退して、ピークを完全に過ぎたような選手が挑戦
するのは別として、例えば野茂がメジャーに挑戦する時に
「日本人選手はメジャーで通用しない」というような声は、
大人の価値観であり、もしかしたらメジャー先駆者の芽を
潰す可能性もあったわけです。
野茂のトルネード投法やイチローの振り子打法も他の
コーチにいじられて矯正されていれば、この2人のメジャー
リーガーは存在しなかったかもしれません。
「矯正の強制」も往々にして大人の価値観で押し付けられ
ます。統計的にもパターン的にも間違いではない方法です
が全ての人に合うかといえばそうとは限りません。
イチローは「努力すれば報われる」と言いました。
これも説得力があります。ただ、それが全てではないことも
子供に伝えるべきでしょう。例えばF1。
F1は、実力もありますが、実力以上のものも大きく左右
します。佐藤琢磨は実力もありますが、所属チームが
実績を積んだBARで、ホンダのエンジン供給を受けている
からこそ表彰台を狙えるわけで、これまでの日本人選手の
殆どが入賞して万々歳の状態というのは、決してチームに
恵まれてはいないことを示します。外国人選手でいうと、
ピケ、鈴木亜久里と表彰台に乗ったモレノです。実力はある
のに運はない。事故に逢ったナニーニの代わりのドライバー
として涙の表彰台でしたが、その後は弱小チームを転々と
していました。逆に一度きりでも表彰台に乗れたのは運が
いいと取ることも出来ますが。F1ではこれまでどの日本人
選手にも表彰台の期待をかけてきましたが、やはりマシンの
性能でどうしても限界があります。ミナルディが努力や根性で
フェラーリをぶっちぎるなんていう状況はまずないでしょう。
頑張っても報われないことがあることをちゃんと子供たちに
伝えてもいいのではないでしょうか?残念ですが、F1だけで
なく、麻薬で一掃されて数年、また増殖してきた無能な2世
芸能人を見るとなおさら強くそう思います。

今日も支離滅裂でした。

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October 09, 2004

台風フィーバー

関東地方を台風22号、マーゴンが通過しました。
朝から各放送局が熱心に報道していましたが、ものの
数時間で一気に風も雨も止みました。拍子抜け。
史上最高の台風上陸数となった今年。いよいよ日本の
首都、キー局が集中する東京を直撃。おまけに昨年から
まともに直撃を受けていない関東地方を直撃すると
あってか狂信的な報道ぶりはまるではしゃいでいるよう。
「いよいよ来たか」みたいな感じで。それにしても気象庁の
現課の会見なんか流して何が嬉しいんでしょうか。
「気象庁では注意を呼びかけています」と報じればいい。
確かに、そのまま流せばニュース原稿を作る手間も省けて
外れた場合の責任も丸投げ出来るので楽でしょうが。
(役人はなかなか責任を取りませんよ)
「東日本に上陸する台風としては過去10年で最も強い」
とか「ここ数年で最も土砂災害の危険性が高い」っちゅう
情報…これでも情報ですか?こんな曖昧な情報を出す側も
真顔で報じる側もどうかしているとしか思えないんですが。

マーゴン、勢力は強いですが暴風域が小さいうえに速度が
速くあっという間に駆け抜ける「豆台風」を、これほどまでに
大げさに報道するのは狂っています。今年はもっと大きくて
勢力の強い台風が北陸地方などを襲いましたが、ここまで
緻密な報道は行われていません。報道する側は、この扱い
の差で犠牲者を増やしている可能性があることを肝に銘じる
べきでしょう。一般市民はテレビや新聞が大きく扱えば扱う
ほど台風が強いと錯覚してしまいがちなわけですから。
地方をかすめるような台風でも人の命がかかっています。
年に数回のことですから、大きなイベントとか取っ払っても
全国報道できっちり取り上げるべきではないでしょうか。

人間は「怖いもの見たさ」という習性があります。
台風が来ると必ず、屋根から落ちたり、川や海の状況を
見に行って流されてしまう人がいます。管理者みたいな
人なら別ですが、単に好奇心とかそういうので近づいて
命を落としてしまう人も少なくはないかもしれません。
(管理者とかそういうプロならよけい用心するでしょうし)
屋根から落ちる人も、台風が来る直前に高いところに
登ればあおられて当たり前です。表現が難しいですが、
人間は普段以上、危険まであと半分ぐらいの冒険を
好むような気がします。そういう意味では、台風は人の
心を動かす身近な天変地異なのかもしれません。
屋根を直すなら前日、あるいは余裕を持って。
台風が来て雨が降れば川は増水し、海は荒れるのは
当たり前ですから決して近づかぬように。
今でこそヘルメットをかぶるようなパフォーマンスもあり
ますが、テレビで必要以上に大荒れの海や氾濫しそうな
川をやたらと報道するのはそういった好奇心を煽る原因の
ひとつになっているのかもしれません。
さっきはきっちり報道しろといっていて支離滅裂ですが。

↓参考までに。無断転載ごめんなさい。
hoshiwo.jpg

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October 07, 2004

高齢化社会を考える

先日、とある老人と話をした。
「最近の若者はどうなっているのかね。電車に乗る時に
譲ってもらおうと思い、シルバーシートの前に立つのだが、
若者は見向きもしない」と顔を真っ赤にしていた。
…こういうじいさんには死んでも譲るものか、と思った。

高齢化社会はもはや使い古された言葉。
以前、Diaryでも触れたことがあるが、シルバーシート
(今は優先席と呼ぶことが多い)が登場した昭和50年代
とは時代が違うのだ。100歳以上のお年寄りがもてはや
された時代は終わり、街でもそんなに手間がかからずに
100歳以上のお年寄りに遭遇することが出来る。
お年寄りをモノ扱いするのは失礼だが、希少価値の高い
商品も流通量が増えれば価値が下がる。
最初は希少価値が高かったものの大量の再発行で
やぶれ傘と呼ばれた切手もあったようななかったような。
つまり、老人は席を譲ってもらうのが当たり前と考える
ような時代ではないのだ。

先日、松屋で豚めしを食べた。新橋界隈はアジア系の
外国人が働く店が多いのだが、最近は目に見えて中高年
の店員が増えた。松屋の店員は60近いであろう
おばちゃんだったが、今までサービス業は何一つやった
ことはないだろうと思えるぶっきらぼうな対応。
食器はガンガンぶつけるし、店長との会話もぞんざい。
今日行ったらんぷ亭では、同じく60は近いであろう男性が
みそ汁と浅漬けのレジ打ちを間違えて混乱していた。

高齢化社会を解決するには、中高年の再就職問題を
考えなければならないが、今回はその難しさを感じた。
確かに、中高年になると頭が固くなる。僕だって、段々と
小難しいことを考えるメカニズムが構築されつつある。
M氏のように小学生のまま脳味噌が氷河に埋もれた
人を相手にする場合はなおさら困難を極める。
だが、僕の周囲でもバタバタと早期退職で中高年が
職場を去っている現状を見ると、よほど莫大な退職金や
新たな就職先をあてがわれていない限り、こういう問題を
避けては通れないだろう。

ただし、今回の店員の対応で少し解決方法が見えた。
2人の店員は、それぞれマニュアル無視の対応をして
いたが、それが帰って新鮮に思えたことだ。
チェーン店などでは「ありがとうございました↑」と茨城人
顔負けの語尾上がりの挨拶とか、「よろしかったですか」
という恐らくマニュアルが歪曲して伝わっているであろう
不思議な日本語が飛び交う状況となっている。
そういう対応よりは、指をつっこまんばかりにみそ汁を
出すおばちゃんや、おどおどしながら挨拶をしまくる
おじさんのほうがよっぽど味があるし、温かみがある。
こういう人々をマニュアル漬けにしてしまうのは、
野茂のトルネード投法やイチローのかつての振り子打法
を改造するぐらい罪なこと…でもないか。

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October 04, 2004

世論調査

イチロー結果は262本でしたね。トマトです。
王貞治も868本。これもトマトです。
最多安打は本人じゃないと抜けないかな?
それと地元出身、川崎憲次郎が引退しました。
県大会や甲子園での豪腕は今でも印象的です。
津久見高校はこのとき、「打線、火噴かず!」
だったんですよね。打線さえよければ優勝に
絡んでいたかもしれません。
昨年は2ちゃんねるの煽りでオールスターの
ファン投票一位になり、問題となりましたが、
マスコミは2ちゃんねるの2の字も報じません。
もはや大きなニュースソースとなっているはず
なのに。ちなみにスイカップさんも2ちゃんねるで
話題になり、マスコミは芋づる式に柱谷氏をも
掘り返してしまいました。かわいそうに。
2ちゃんねるはその名の通り、巨大掲示板です。
使い方を誤れば怖い場所ですが、有用な情報も
多いです。がんばれ。

さて①よろんちょうさ。その名の通り世論の調査。
ちなみによろんはせろんと読んでもOK。
ほっそくをはっそくと読んでもいいのと同じ。
漢音と呉音でしたっけ?よく憶えていませんが。

さて②アメリカではブッシュ対ケリーの世論調査で
ケリーが逆転したそうです。だから何なんだって
感じですが、ここでブッシュが再選するのも危険
ですし、あっさりケリーが勝っても「ブッシュは
何だったんだ?」という焦燥感が残ります。
ゴアが大統領になっていれば、京都議定書は
とっくに発効しているでしょうし、9.11もなかった
はずですから。お騒がせです。

さて③朝のテレビで小泉内閣に対する世論調査の
内容を発表していました。この世論調査という
ものは一癖もふた癖もあります。定点観測として
支持率の調査を続ける程度なら効果はあるかも
しれませんが、質問の仕方によって回答は微妙に
変わってきます。
今回、日テレが行った調査では、
①郵政民営化の前に年金問題を扱って欲しい。
②改造前の内閣のほうがいい。
③山崎拓首相補佐官の就任には疑問。
という方向性が得られたようですが、問題は質問の
仕方だと思います。
④内閣j支持率が下がった。

①については、今さら質問に加えるのも愚かで
しょうし、回答する国民もバカだと思います。
年金問題については、不完全であれ、問題点を
マスコミが指摘してきましたが、結果として年金
問題が争点となった選挙は投票率が低かったでは
ありませんか。投票に行っていないと思われる
決して少なくはない人々に年金問題を語る資格は
ないでしょう。今さらガタガタいうのは、じゃんけん
後出しです。制度そのものは本当にひどいですが。
投票率が低くなるとあの政党と、あの政党と連立を
組む自民党が救われる構図になっています。
それにしても社会にしっかりと浸透しています。
ちなみにあの若手女優(アイドル?)が連ドラや
何かに度々起用されるのは、視聴率の組織票を
狙っているという噂もあります。
僕は可愛いくて魅力ある女性だと思いますが。
そのへんはどうなんでしょうか。

②もくだらない質問です。世間的に知られている
閣僚がいないからでしょう。小泉密室政治といわれ
ますが、外野がガヤガヤいう内閣にしたってどうせ
進まないんです。こっちのほうがマシかも。

③もくだらん。確かに山崎氏がフッと入ってくるのは
異様かもしれません。正月に親戚同士で集まったら
何故か蕎麦屋のオヤジが混じっていたような感じ
です。だったら蕎麦を打たせればいい。質問する
側も何の意図があったのでしょうか。基本料金を
いくら値下げするといったって電話代はバカになり
ません。

④は、①~③に関連した結果として下がったと
報じています。数%下がったぐらいでこじつける
のはやはり無理があります。誤差です。

世論調査というものは無作為に電話をかけまくって
調査をする場合が多いですが、この場合は積極的
に回答をする人と受動的な人も含まれます。
受動的な人は質問の趣旨にのみこまれてしまう
ことが多いようです。それだけに質問の仕方が重要
であり、効果のない質問もあるはずです。
逆に、Web上で意見を募ると積極的な人の意見
ばかり集まってしまいます。今は、その積極的な
人々の意見を薄めて判断するような方法もあるよう
ですが(ない?)いずれにしても世論調査だけで
全てを判断するのはやめましょう。
あくまで、話半分ってことで、あとは自分の頭で
考えることが重要なのです。

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October 03, 2004

RIMPA展

先日、RIMPA展というものに行ってみました。
東京国立近代美術館、今日まで。
リンパといっても東京国際フォーラムで二匹目のどじょうを
狙うあの展示にありそうなリンパ線ではなくて、尾形光琳を
はじめとする「琳派」です。RIMPAなんか書き方をすると
RAMPOみたいですね。ちなみに僕は両方見ましたが、
チャチな感じはすれど黛バージョンに軍配です。
奥山バージョンは派手なだけで自分のセンスだけを信じて
映画を作るのは金をかけた自主映画みたいな感じです。

さて、RIMPA展は平日の午前中だというのにごった返して
いました。特にお年寄りが多く、よそ見をしてゴチゴチぶつ
かってくるので不快です。男子トイレにもおばちゃんが
入っていますし。客寄せはあの風神雷神図屏風でしたが、
あとは意味が分かりませんでした。ウォーホルとか
外人画家の作品も琳派として引っ張り出す始末。
美術史にはとんと疎いので何ともいえませんが強引すぎや
しませんか?誰か教えてください。
さて、足早に作品を見て回ります。美術展の類は自分の
気に入ったものを見つければめっけものです。有名な
作品にはやはり気を引かれますが、どの作品も均等に
集中して見られるわけがありません。
こういう見方は間違っているのでしょうか?芸術に明るい
(と思う)とおせんぼの管理人はそれでいいと言って
くれましたが。僕が気に入ったのは、後半にある青い
朝顔の屏風でした。でも「これだ!」って感じでも
ありませんでした…がっ、発見しました。
常設展の「星をみる女性」(太田聴雨)戦前のでっかい絵
(なんと表現が貧弱な)なんですが、真ん中で望遠鏡を
覗く女性の眼差しを見ていると「何が見えるの?」と
問いたくなります。小一時間、じーっと眺めていました。
残念ながらミュージアムショップに絵葉書とかの類は
置いてありませんでした。人気があって品切れなのか、
絵葉書にするほどの作品ではないとみられているのか。
調べてみると、切手になっているみたいですので探して
買ってみようと思います。
RIMPA展、本日までですが、是非。

hoshi.jpg

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October 02, 2004

世界に認められること

イチローがあっさりメジャー安打記録を更新しました。
節目はホームランだと信じていたのですが、そこだけは
予想外でした。それにしても見事な記録です。
日本のメディアは記録更新で全米が湧いていると手放しで
賞賛していますが、果たしてそうなのでしょうか。
外国の選手に記録を更新されることに抵抗感はやはりある
のではないでしょうか。かつて、近鉄時代のローズに
シーズン本塁打記録を更新させまいとダイエー投手陣に
敬遠されたり、小錦の全盛時に横綱昇進のハードルが
急に高くなったように感じたことに似ています。
メジャーのシーズン本塁打数の更新はドミニカ出身のソーサ
より、ボンズの時が盛り上がったような感じがしましたしね。
もっと言うなら、マグワイアが更新するともっと盛り上がった
でしょう。自由の国といったって、そういう部分はすぐには
変わることが出来ないと思います。
日本人の活躍について「海外メディアはこう扱っています」
という報道も多いですが、どうしてそんなに他人の目を
気にするのでしょうか。そのうえ、地元紙やチームお抱えの
放送局の中継では賞賛するに決まっています。
巨人戦の日テレを100倍濃くしたようなもんです。
それで「ああ、世界に認められたんだな」と判断するのは
短絡的なような気がします。これからの報道が見物です。

日本人は何故か海外の評価をやたら気にします。
ノーベル賞受賞者の多くも受賞後に国内で慌てて賞を
贈ったり、「アメリカではこうやっている」などと海外で成功
した事例が全て正しいと主張する学者も多いです。
特に多くの中央官庁は「回れアメリカ」でありますし。
常任理事国入りも「世界に認められたい」ということの
あらわれです。明治維新以降、世界に追いつけ追い越せ
の精神がこの気質を生んだのでしょうか。

さて、少し心配なことがあります。
アルカイダのナンバー2のナントカって人が日本もテロの
対象にしろと言っていることです。これまで間接的な表現は
ありましたが、単語がダイレクトに出てくるのは初めてでは
ないでしょうか。心配なのはテロの対象とされたことも
そうですが、報道の扱いです。「日本も加えられた」という
ことばかり強調されて、まるで「日本もやっと認められた」
ような報道ぶりです。
海外で起きた重大事故で「日本人の死者はいません」と
報じるだけであとは放置する無責任な報道に似ています。
過剰に煽るのは逆効果ですが、対象になったから気をつけろ
とか、アルカイダの情報を垂れ流すアルジャジーラけしからん
とか言えないものでしょうか。
…まあ、無理でしょう。中東の情報が得られる数少ない
重要なソースですから。海外のテレビや新聞の内容を練り
直すだけでなく、自分の足で探せって感じもしますが。

イチローの記録更新は立派です。こうなったら、残りの
2試合でバカ撃ちして、二度と破られない記録を樹立して
欲しいものです。

iekara.JPG

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October 01, 2004

概況(16年9月分)

中日が優勝しました。隣のマンションの住人が
叫んだり応援歌をうたったりしています。
巨人戦で騒ぐことが多かったのでてっきり巨人
ファンかと思っていたのですが。
中日の優勝は5年ぶり。これで優勝から一番
遠ざかっているのは広島になりますかね。
さて、9月の概況です。

9月の重心指数
普段の仕事:30(-10)
シナリオ:5(±0)
その他:65(+10)
(カッコ内は前月比ポイント増減)

~9月の概況~
「普段の仕事」10ポイント続落
最近、Sさんの奇行が多くかなり疲れます。
毎回、プログラミングされたように同じ行動を
繰り替えされるとドッと力が抜けます。

「シナリオ」増減なし
果たして10月末のコンクールに間に合うか。

「その他」10ポイント続伸
スポーツクラブに通ったのはゼロ、前月比2日減。
ついにゼロです。大変です。
DELL機はHDD8GBの壁を何とか乗り越えて
30GBを認識しました。合計36.5GB。
VAIOのメモリはともかく、このへんのパーツは
みんな「勘」で買っているというのが我ながら
凄いと思います。それだけパーツや機器の
技術が高いんですね。

~体位の変化(それは、意味が違います)~
「身長」±0cm
「体重」±0㎏
秋口から冬までの期間は痩せやすいです。
代謝が活発になるせいか、腹も減りやすいので
コントロールが難しい。

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