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August 25, 2004

4年間

鼻息荒かった長嶋ジャパンは銅メダルに終わりました。
今回の結果で、北京五輪は長嶋氏が監督をしない限り、
ドリームチームは実現不可能でしょう。長嶋氏だからこそ
集まった、長嶋氏だからこそ球団が拠出したメンバー
なのです。カリスマ上昇著しい星野仙一が監督をしても
シダックスで虎視眈々とプロ復帰を狙う野村克也が
監督をしてもきっとこうはいきません。

朝、サラリーマンが読んでいた日刊スポーツを覗くと
「長嶋監督、すいません」という見出しでした。
すいません、すみません、どちらも間違いではないと思い
ますが、文字にする場合はすいませんじゃなくて、
すみませんでしょう。こういう変形はたしかイ音便とか
いうんですが、書き言葉をまず把握して壊さないと。
音便は壊されて変化してきたものですから。
「ら抜き」言葉も同じです。使うのは勝手ですが、表記は
正しくしたいものです。武田真治が基礎もクソもなく
ブーブー崩してサックスを吹いているのと同じです。
あれで「うまーい」と思ってはいけません。
ピカソだってまともなデッサンを描いていたのです。
ちなみに、武田真治が今と比べ物にならないくらい
キャーキャーいわれていた頃は、
「武田クンってサックスうまーい」と抜かす女性が多く、
ねるとん紅鯨団の後番組で屁のようなサックスが
びっくりするような高値で落札されたのを憶えています。
あえていいますが、武田真治は嫌いではありません。
かぶりの少ないキャラはバラエティには必要不可欠。
もっとどうでもいいことですが、僕のシナリオ作法は、
ト書きは「ら入り」でセリフは「ら抜き」です。
しっかり使い分け「てます」

さて、策がみえなかった中畑コーチですが、長嶋氏が
監督をしても戦略的には変わりはなかったでしょう。
ただ、カラヤンばりのカリスマで選手が発奮する可能性は
ありました。何せ神様と一緒に野球をするわけですから。
同じ団体競技だと、ソフトボールも負けました。
バレーボールも五輪出場までに力尽きてしまいました。
ここで一つ、ポイントがみえてきます。
「この4年間、何をやってきたのか」ということ。

メダルすら逃したシドニー五輪の野球、上位打線はプロ、
下位打線はノンプロという打順で、下位打線にまわると
「こりゃ、点とれねーなあ」という絶望的な雰囲気に
満ちていたことを今でも憶えています。
まさに地球の昼と夜のような際立った打線でしたが、
全員プロになってもあまり代わりはありませんでした。
長嶋ジャパンは4年間、何をやってきたのでしょう。
土壇場になって即席で成績のいい選手を集めただけ
なような気がします。ここ数年の巨人と同じ。打線が
かみ合えば大勝しますが、湿った時はダメダメ。
それでも投手はシドニーに比べ抜群によかったですが。
野球は、投手さえ何とかなればチームは強くなります。
高校野球ぐらいなら優勝も出来てしまいます。
ですが、ここはオリンピック、高校球児ほどプレッシャーに
負けてエラーすることはありません。打たないと確実に
負けてしまうのです(だから負けました)
北京ではドリームチームは実現しないかもしれませんが、
この悔しさを前向きにもっていけば確実に結果を残して
くれるでしょう。

ソフトボールも同じです。シドニー以降、金メダルを照準に
あわせて来たといいますが、4年間何をやったのでしょう。
メンバーは依然として日立中心。みんなシドニー当時から
4歳年をくっただけのような気がしなくもありません。
もしかしたら「決勝までは簡単に勝ち進める」という
油断があったのではないでしょうか。北京で夢を
叶えるなら、根本的に考えを変える必要があります。
心の底から金メダルとってほしいと思います。

さて、女子バレーボールです。
4年間というより、シドニーで出場を逃し、一度死んで
生まれ変わったチームといえますが、悲しいかな、
オリンピック出場を決めて燃え尽きた感があります。
ただ、かつての日立など一部の強豪チーム中心の偏った
編成ではなく、若手、札付きの選手を多数集めたチームは、
これまでと違うことを試して勝とうとする姿勢が窺えます。
戦力がかみあえば大金星をぶっこ抜く力もあります。
準々決勝進出の強運があったものの、屈辱のストレート
負けを連発した苦い経験は、4年後に向けてきっといい
ステップになることでしょう。

心配なのは、柔道と水泳です。これほどの躍進を
4年先で再現するには、やはり明確な目標を持つ
必要があります。それを叶えるには相当な精神力が
必要となります。柿など果実を実らせるような木には
裏年というものがあります。F-1だって、強いチームが
何年も強く居続けるのは困難なことです。
4年間の目標設定、モチベーションの維持・管理が
大きな課題となるでしょう。

これから、シンクロ、女子デュエットの決勝です。
女子チームもいよいよ始まります。シドニーでロシアの
高い壁に泣いた彼女らとアメリカを倒せなかった
ソフトボール日本代表がどこか重なってしまいます。
4年間、何をしてきたのか真価が問われます。
ロシアばかりに目をむけていては、かつての王者、
アメリカに足元をすくわれかねないでしょう。
さて、どうなるか…競技に注目!

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Comments

 当方、武田真治をKEYにしてここにヒットしたものである。
彼の過去の栄光など全く知らず、フリージャズ関連の邦楽を追っていく道すがら「saxophpne player 武田真治」に出会った。確かに技術的には不安定な要素もあるが、なかなかよい感性と聴かせるツボをしっている魅力的なプレイヤーである。
貴君の上記の記述とは全く異なる印象を持ったので、問いたい。貴君はいつ、どこで武田のPLAYを知ったのだろうか?日記の日付をみれば新しいから現在の彼の音楽を知った上での意見であろう。お聞かせ願いたい。
 素通りするのが常であるが、貴君が物書きで有る故あえてこだわった。蛇足ながら文末の 使い分け「てます」は「使う」と「いる」の複合動詞に「ます」が組み合わされているものである。使い分けて「います」が正しい表記であると思われるが如何。周知の上でのシャレであれば失礼。51才・元教師

Posted by: yadoking | September 23, 2004 at 08:03 AM

↑「分ける」が抜けていた。重ねて失礼。

Posted by: yadokinng | September 23, 2004 at 08:14 AM

コメント、ありがとうございます。
武田氏の演奏を聴いたのは今から10年以上前で
しょうか。彼がまだアイドルのような黄色い声援
を浴びていた頃です。
サックスは他の楽器に比べ音が出やすい楽器だと
思いますが当時、ちょこっとかじったような腕前で
テレビに出て吹くことが出来るのは「役得だなあ」
と思ったものです。
確かに、先日テレビで演奏を聴いた時は「上手く
なったなあ」と思いましたが、出だしがそこにある
ので、どうしても斜に構えて見てしまいます。
このログに流れてくるキーワードは「武田真治」が
多いので彼の人気の高さに驚いているところです。
滅多やたらなことは書けないなと思いつつ、毒を
吐くのがここのログの味でもあるので色は変えない
つもりです。

「てます」はシャレです。

Posted by: yu-worldmaster | September 23, 2004 at 09:18 AM

早速のご回答感謝する。10年以上前ならば納得。実は武田真治を知って日は浅く、彼が芸能人であることを知ったのは更に最近である。忌野清志郎、村上秀一、HARRY、中村達也など今では邦楽界のベテラン陣のアルバムにPLAYERとして参加しており、当方にとってはミュージシャンとしての認識。
 ピカソについても、彼の父は画家であったが子どものピカソがあまりに正確なデッサンをするのを見てその才能に驚愕し、自らを恥じ筆を折った、というエピソードがあることも加えたい。「ピカソだって」の記述に反応した。

日記という極めて私的な空間に踏み込んだ無礼をご容赦願いたい。貴君の文章が読みやすく、我が老眼にも優しかったので。

Posted by: yadoking | September 23, 2004 at 11:41 AM

ピカソのそのエピソードは知りませんでした。
yadokingさんのコメントを励みに今後も頑張って
更新を続けます。ありがとうございました。

Posted by: yu-worldmaster | September 23, 2004 at 02:15 PM

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